『バクマン。』のテレビアニメは、2010年から2013年にかけてNHK教育テレビ(現・NHK Eテレ)で放送されました。第1シリーズ、第2シリーズ、第3シリーズがそれぞれ全25話、合計75話で構成されています。
まずは、各シリーズの主題歌を放送順に確認しましょう。
※最終話では一部のOP・EDが入れ替わるなど、通常回とは異なる使用があります。上表は通常の担当区分と使用話数を基本に整理しています。
この一覧から分かるように、主題歌は第1期が3曲、第2期が3曲、第3期が4曲。合計10曲です。第2期の「パラレル=」も忘れずに押さえておきたい楽曲です。
【第1期】コブクロ「Blue Bird」とYA-KYIM、高橋優の楽曲

第1期の主題歌を代表するのが、コブクロの「Blue Bird」です。
2010年に始まった第1シリーズでは、真城最高と高木秋人が漫画家を目指し、作品づくりや編集者とのやり取りを通して成長していく姿が描かれました。
OP「Blue Bird」/コブクロ「Blue Bird」は第1話から第24話までオープニングに採用された楽曲です。
歌唱を担当したのは、黒田俊介と小渕健太郎による音楽デュオ、コブクロ。作詞・作曲は小渕健太郎が担当しています。
注目したいのは、同じ楽曲でも前半と後半で使用する歌詞が異なることです。
- 第1~13話:1番の歌詞
- 第14~24話:2番の歌詞
- 第25話:エンディングとして使用
同じメロディーを維持しながら歌詞を切り替えることで、シリーズの進行に合わせて作品を見返す楽しみが生まれています。
ED「BAKUROCK ~未来の輪郭線~」/YA-KYIM第1~13話のエンディングは、YA-KYIMの「BAKUROCK ~未来の輪郭線~」です。
曲名に作品タイトルの「BAKU」が含まれていることもあり、『バクマン。』を象徴する楽曲のひとつとして知られています。
オープニングの「Blue Bird」と合わせて聴くと、夢を追いかける若者たちの勢いや、まだ形になっていない未来への期待を感じられます。
ED「現実という名の怪物と戦う者たち」/高橋優第14話から第24話までのエンディングを担当したのは、高橋優の「現実という名の怪物と戦う者たち」です。
夢を追うことは、楽しいことばかりではありません。競争、評価、結果への不安など、漫画家を目指す最高と秋人には現実的な壁が立ちはだかります。
この曲は、そうした物語の展開と重ねて聴きたい一曲です。
なお、最終話の第25話では通常とは異なり、「現実という名の怪物と戦う者たち」がオープニング、「Blue Bird」がエンディングとして使われています。
この入れ替わりは、検索で主題歌情報を調べた際に混乱しやすいポイントです。
【第2期】伊藤祥平「Dream of Life」とTommy heavenly6の「monochrome rainbow」
2011年から2012年に放送された第2シリーズでは、オープニングが伊藤祥平の「Dream of Life」に変更されました。
エンディングも途中で切り替わり、Tommy heavenly6と指田郁也の2組が担当しています。
OP「Dream of Life」/伊藤祥平「Dream of Life」は、第2シリーズ全25話で使用されたオープニングテーマです。
歌唱は伊藤祥平。作詞には伊藤祥平とカワムラユキが参加し、作曲も伊藤祥平が担当しています。
タイトルの「Dream of Life」は、直訳すると「人生の夢」。漫画家として成功することを目指し、作品を世に送り出そうとする主人公たちの目標にも通じる言葉です。
第1期の「Blue Bird」から引き継がれた夢への挑戦というテーマを、第2期では新しい楽曲で表現しています。
ED「monochrome rainbow」/Tommy heavenly6第1~16話のエンディングは、Tommy heavenly6の「monochrome rainbow」です。
Tommy heavenly6名義で活動する川瀬智子の音楽プロジェクトによる楽曲で、作詞・歌唱をTommy heavenly6、作曲・編曲をMark and Johnが担当しています。
オープニングの「Dream of Life」とは異なる音楽的な印象を持ち、作品のエンディングに独自の雰囲気を与えています。
ED「パラレル=」/指田郁也第17話から第24話までは、指田郁也の「パラレル=」がエンディングテーマとして採用されました。
ここで注意したいのが、アーティスト名の表記です。
正しくは指田郁也(さしだふみや)です。「指田フミヤ」という表記で探している場合もありますが、アーティスト名の漢字表記は「指田郁也」となります。
また、第25話では「パラレル=」が通常のエンディングではなく挿入歌として扱われています。一方、「Dream of Life」は最終話のエンディングにも使用されました。
つまり、第2期はオープニングが一貫している一方、エンディングが途中で変わる構成です。
【第3期】nano.RIPE「もしもの話」からJAM Project「夢スケッチ」まで
2012年から2013年に放送された第3シリーズは、アニメ『バクマン。』の最終シリーズにあたります。
主題歌は前半と後半でOP・EDの両方が変更され、合計4曲が採用されました。
OP「もしもの話」/nano.RIPE第1~13話のオープニングを担当したのは、nano.RIPEの「もしもの話」です。
作詞・作曲はきみコ、編曲・歌唱はnano.RIPEが担当しています。
タイトルからも想像できるように、作品に登場する人物たちが思い描く未来や、実現するか分からない夢を連想させる楽曲です。
第3期前半のOPを探している人は、まずこの曲を確認するとよいでしょう。
ED「Pride on Everyday」/スフィア前半のエンディングは、声優ユニット・スフィアの「Pride on Everyday」です。
スフィアは、寿美菜子、高垣彩陽、戸松遥、豊崎愛生による4人組ユニットです。
作詞は畑亜貴、作曲・編曲は高田暁が担当しています。
声優としても活動するメンバーが参加するユニットの楽曲が、アニメのエンディングを彩っている点も特徴です。
OP「23時40分 feat. Base Ball Bear」/ヒャダイン第14話以降のオープニングは「23時40分 feat. Base Ball Bear」に切り替わります。
歌唱名義はヒャダインで、作詞・作曲は前山田健一、編曲はBase Ball Bearが担当しています。
楽曲名にある「feat. Base Ball Bear」も見落とせないポイントです。
曲名を検索するときは「23時40分」だけでなく、「Base Ball Bear」まで含めると見つけやすくなります。
ED「夢スケッチ」/JAM Project第14~24話のエンディングは、JAM Projectの「夢スケッチ」です。
作詞・作曲は影山ヒロノブ、編曲は須藤賢一が担当しています。
アニメソング界で活躍する実力派ボーカルユニットのJAM Projectが歌う楽曲であり、夢に向かって進む作品の最終章を彩っています。
なお、第25話では「もしもの話」がエンディングとして使われ、「夢スケッチ」は通常のED使用区間である第14~24話までとなっています。
【要注意】バクマン。の挿入歌とOP・EDは何が違う?
『バクマン。』の楽曲を調べていると、OP・ED以外にも多くの曲名が出てきます。
その理由は、劇中で登場人物が制作・出演する架空のアニメや作品に関連した楽曲も使用されているためです。
挿入歌は、オープニングやエンディングのように毎回決まった位置で流れるものではありません。ストーリーの特定場面や劇中作品の演出に合わせて使われます。
代表的な挿入歌一覧| 曲名 | 歌手・担当 | 使用シリーズ |
|---|---|---|
| 超ヒーロー伝説 | 影山ヒロノブ | 第1・2期 |
| GET UP | KOOGY(森久保祥太郎) | 第1期 |
| EUPHORIA | KOOGY(森久保祥太郎) | 第1期 |
| 絶対少女主義!! | 聖ビジュアル女学院合唱部 | 第1期 |
| 夜明け寸前のシンフォニー | 聖ビジュアル女学院合唱部 | 第1期 |
| FAKER TRICK! | 小桃音まい | 第2期 |
| CROW's SKY | 喜多修平 | 第2期 |
| WE WISH A MERRY CHRISTMAS | 亜豆美保(早見沙織) | 第2期 |
| ラッコ11号の歌 | ヒャダイン・日高里菜 | 第2期 |
| アイ・愛・ビクトリー | Noria | 第3期 |
| Frame in Flame | OLDCODEX | 第3期 |
特に知っておきたいのが、次の3曲です。
「ラッコ11号の歌」
第2期の第25話で使用された楽曲です。ヒャダインと日高里菜が歌唱を担当しています。通常のOP・EDとは異なり、劇中の作品に関連した歌として登場します。
「アイ・愛・ビクトリー」
第3期の第22話で使用された挿入歌です。Noriaが歌唱を担当しています。
「Frame in Flame」
第3期の最終話で使用された挿入歌で、歌唱はOLDCODEXです。
このように、主題歌一覧に含まれない楽曲にも作品ならではの見どころがあります。
主題歌と挿入歌を間違えやすい理由混同が起きる大きな理由は、最終話で通常の主題歌とは異なる使われ方をする楽曲があることです。
例えば、第1期では「Blue Bird」が最終話のEDに、「現実という名の怪物と戦う者たち」がOPに登場します。
第2期では「パラレル=」が最終話の挿入歌として使用され、第3期では「もしもの話」が最終話のEDになります。
楽曲名だけで分類すると、こうした例外を見落とす可能性があります。
正確に調べたい場合は、曲名だけでなく、使用されたシリーズと話数まで確認するのがおすすめです。
【プロの結論】バクマン。の主題歌を振り返るなら、この3つに注目
『バクマン。』の音楽を整理すると、単純に人気アーティストの楽曲を集めた作品というだけではありません。
シリーズごとの物語の進展と、主題歌の切り替わりが重なっている点が興味深いところです。
1. 第1期は「夢を追う青春」が中心コブクロの「Blue Bird」は、第1期を象徴する楽曲です。
漫画家を目指す最高と秋人の出発点から、創作活動の厳しさに直面する展開まで、同じ楽曲の異なる歌詞を通して物語を振り返れます。
YA-KYIMと高橋優のEDの交代も、物語の前半と後半の雰囲気を比較する手掛かりになります。
2. 第2期はOPを固定し、EDを変更第2期では「Dream of Life」を継続して使用しながら、EDを「monochrome rainbow」から「パラレル=」へ変更しています。
この構成によって、シリーズを通した一貫性と、物語の進行に伴う変化の両方が表現されています。
3. 第3期は前半・後半の4曲が印象的最終シリーズでは、OP・EDともに前半と後半で楽曲が切り替わります。
- 前半:nano.RIPE「もしもの話」、スフィア「Pride on Everyday」
- 後半:ヒャダイン「23時40分 feat. Base Ball Bear」、JAM Project「夢スケッチ」
最終章まで視聴した人なら、4曲を続けて聴くことで作品の展開を思い出すきっかけにもなります。
どの曲から聴くのがおすすめ?初めて『バクマン。』の主題歌を聴く人には、次の選び方がおすすめです。
- 作品を代表する曲から聴きたい人:コブクロ「Blue Bird」
- 第2期の楽曲を楽しみたい人:伊藤祥平「Dream of Life」
- 第3期の前半を振り返りたい人:nano.RIPE「もしもの話」
- 最終シリーズの後半を楽しみたい人:JAM Project「夢スケッチ」
- 劇中の音楽まで知りたい人:「ラッコ11号の歌」「アイ・愛・ビクトリー」
主題歌だけを探している人は、まず10曲の一覧から確認し、劇中の歌まで楽しみたい人は挿入歌を追加で調べると効率的です。
【バクマン。の主題歌】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:バクマン。の第1期のOP主題歌は何ですか?
A1:コブクロの「Blue Bird」です。第1話から第24話までオープニングに使用されました。最終話ではエンディングとして流れています。
Q2:バクマン。第2期のEDはmonochrome rainbowだけですか?
A2:いいえ。第1~16話はTommy heavenly6の「monochrome rainbow」、第17~24話は指田郁也の「パラレル=」です。最終話では通常のEDとは異なる使用になっています。
Q3:バクマン。第3期のOPは何ですか?
A3:前半はnano.RIPEの「もしもの話」、後半はヒャダインの「23時40分 feat. Base Ball Bear」です。
Q4:夢スケッチを歌っているのは誰ですか?
A4:JAM Projectです。第3期の第14~24話でエンディングテーマとして使用されました。影山ヒロノブが作詞・作曲を担当しています。
Q5:ラッコ11号の歌は主題歌ですか?
A5:通常のOP・EDではなく挿入歌です。第2期の第25話で使用され、ヒャダインと日高里菜が歌唱しています。
Q6:バクマン。の主題歌は全部で何曲ありますか?
A6:OP・EDの楽曲を重複なく数えると全10曲です。第1期が3曲、第2期が3曲、第3期が4曲です。挿入歌はこの10曲には含まれません。
『バクマン。』のアニメ主題歌は、第1期から第3期まで全10曲。それぞれのシリーズでOP・EDが切り替わり、物語の進行に合わせて異なるアーティストの楽曲が採用されました。
特に押さえておきたい代表曲は次のとおりです。
- 第1期:コブクロ「Blue Bird」
- 第2期:伊藤祥平「Dream of Life」
- 第3期:nano.RIPE「もしもの話」
- 第3期後半:ヒャダイン「23時40分 feat. Base Ball Bear」
- 第3期後半ED:JAM Project「夢スケッチ」
また、「BAKUROCK ~未来の輪郭線~」「現実という名の怪物と戦う者たち」「monochrome rainbow」「Pride on Everyday」も、それぞれの時期を彩った重要なエンディングテーマです。
2026年に改めて『バクマン。』を振り返るなら、OP・EDだけでなく「ラッコ11号の歌」や「アイ・愛・ビクトリー」といった挿入歌にも注目してみてください。
主題歌と挿入歌の違い、そして最終話ならではの使用変更まで知っておくと、『バクマン。』の音楽をより深く楽しめます。