『HUGっと!プリキュア』の最終話は、第49話「輝く未来を抱きしめて」。2019年1月27日に放送された。
最終回では、はぐたんたちが未来へ帰る日が近づき、はなたちは一緒に過ごす最後の時間を楽しむ。
買い物や映画、食事など、何気ない日常を共有する一方で、別れが避けられないことも分かっている。未来へ帰る汽車が完成すると、はなたちは悲しみを抱えながらも、再会を約束してはぐたんたちを見送る。
しかし、本作の結末は別れだけでは終わらない。
はぐたんの正体は、未来のはなの娘・はぐみにつながる存在最終話で特に注目されるのが、2030年のエピローグだ。
そこでは、成長したはなたちの姿が描かれる。
- はなは大人になり、アカルイアス社の社長として活躍している。
- えみるは、ドクター・トラウムによって完成した幼いアンドロイドのルールーと再会する。
- さあやは医師として、はなの出産に立ち会う。
- ほまれは出産の知らせを受けて駆けつけ、はなに金メダルを手渡す。
- はなは女の子を出産し、その子に「はぐみ」と名付ける。
そして、はなは生まれたばかりの赤ちゃんに、優しく「はぐたん」と語りかける。
この描写によって、物語の序盤から登場していたはぐたんと、未来のはなが産む娘・はぐみとのつながりが示される。
つまり、はぐたんは単に未来からやって来た不思議な赤ちゃんではない。はなの未来と深く結びついた存在だったのだ。
序盤から続いてきた「はぐたんを守りたい」というはなの思いは、最終的に自分自身の未来にもつながっていた。
ルールーとえみるの再会も描かれるもう一つ見逃せないのが、ルールーの未来だ。
本編では、ルールーはアンドロイドとして生まれ、えみるとの交流によって心や友情を知っていく。
最終話では、2030年にドクター・トラウムが幼いアンドロイドのルールーを完成させ、えみるが再びルールーと出会う。
この展開は、2人の関係が時間の経過によって失われるのではなく、新たな形で続いていくことを示している。
また、はな、さあや、ほまれがそれぞれ大人になっている姿も描かれるため、5人の成長を最後まで見届けられる構成になっている。
最終回のキュアスターは誰?第49話には、次作『スタートゥインクルプリキュア』のキュアスターも登場する。
これは次のシリーズへのバトンタッチを表現した演出だ。
キュアスターは『HUGっと!プリキュア』の5人目・6人目の仲間という位置づけではなく、次のプリキュアシリーズを担うキャラクターである。
作品の枠を越えて未来へつなぐ演出も、最終話の見どころになっている。
【プロの結論】HUGっと!プリキュアが今も見返す価値を持つ理由

『HUGっと!プリキュア』を評価するうえで重要なのは、作品が単純な成長物語にとどまっていない点だ。
本作には、3つの大きな視点がある。
第一に、未来は誰かから与えられるものではなく、自分たちでつくっていくものだという考え方。
ミライクリスタルは、その考えを象徴する。はなや仲間たちは、困難に直面しても未来を諦めない。希望を持つことそのものが、物語を動かす力になっている。
第二に、違いを認めることが友情や信頼につながるという視点。
さあやとほまれは、それぞれ異なる悩みを持っている。えみるとルールーに至っては、人間とアンドロイドという違いがある。それでも互いを理解しようとすることで、仲間としての関係を築いていく。
第三に、成長した未来まで描くことで、物語のテーマを完成させている点。
多くの作品が主人公の勝利や敵との決着で終わるなか、本作はその先の人生まで描いた。
2030年のはなたちの姿は、彼女たちが戦いの後も人生を歩み続けていることを示す。特に、はぐたんとの関係が未来の出産につながる構成は、全49話を見終えたときに序盤の意味を改めて考えさせる。
こんな人におすすめの作品- 友情や仲間との成長を楽しみたい人: 5人の関係性が変化していく過程を楽しめる。
- 感動的なストーリーが好きな人: はぐたんとルールーを中心に、別れや再会が丁寧に描かれる。
- プリキュアシリーズを初めて見る人: 未来や希望という分かりやすいテーマがあり、作品単独でも楽しみやすい。
- 大人になった登場人物の姿まで見たい人: 最終話の2030年のエピローグが大きな見どころになる。
反対に、日常パートや登場人物の心理描写よりも、戦闘中心のテンポの速い作品を求める人には、少しドラマ性が強く感じられるかもしれない。
【HUGっと!プリキュア】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:HUGっと!プリキュアは全部で何話ありますか?
A1:全49話です。2018年2月4日に第1話が放送され、2019年1月27日の第49話「輝く未来を抱きしめて」で完結しました。
Q2:はぐたんの正体は何ですか?
A2:最終話の2030年の描写では、野乃はなが女の子を出産し、「はぐみ」と名付けて「はぐたん」と呼びかけます。この展開によって、はぐたんが未来のはなの娘と深く結びついた存在であることが示されます。
Q3:HUGっと!プリキュアの声優は誰ですか?
A3:主要な5人の声優は、キュアエール役が引坂理絵、キュアアンジュ役が本泉莉奈、キュアエトワール役が小倉唯、キュアマシェリ役が田村奈央、キュアアムール役が田村ゆかりです。はぐたん役は多田このみです。
『HUGっと!プリキュア』は、2018年2月から2019年1月まで放送された全49話の作品だ。
野乃はながはぐたんを守るためにキュアエールへ変身し、薬師寺さあや、輝木ほまれ、愛崎えみる、ルールー・アムールとともに、クライアス社に立ち向かう。
ミライクリスタルは明日をつくる力・アスパワワの結晶であり、作品全体を貫く希望の象徴でもある。
そして最終話では、はぐたんの正体につながる未来の描写や、成長した仲間たちの姿が明かされる。
2026年に改めて本作を見るなら、注目したいのは第1話と第20話、そして第47話から第49話までの流れだ。 主人公の決意、5人の絆、そして最終回の未来が一本の線につながっていく。
子どもたちに向けた応援の物語でありながら、大人が見ても夢や人生について考えさせられる。それこそが『HUGっと!プリキュア』が持つ大きな魅力である。