「となりのトトロ」や「千と千尋の神隠し」をNetflixやAmazonプライムビデオで見たいと思っても、検索してみると配信作品が見つからない。そんな経験をした人は少なくないはずだ。2026年11月現在、日本国内ではスタジオジブリの映画作品をまとめて見放題で楽しめる動画配信サービスは存在しない。例外はNetflixで配信された高畑勲監督の「火垂るの墓」だ。2026年7月15日に国内で再配信が始まり、11月15日が配信終了予定日として報じられている。
一方、Amazon Prime Video、U-NEXT、Hulu、ディズニープラスでは、ジブリの主要映画作品を見放題で楽しむことはできない。では、配信されていない作品を今すぐ見るにはどうすればいいのか。TSUTAYA DISCASやゲオ宅配レンタルの料金、金曜ロードショーの放送予定、サブスク解禁の可能性まで、2026年11月4日時点の情報をもとに整理する。
【結論】ジブリ映画はサブスクで見られる?2026年11月の最新事情

まず結論から整理すると、2026年11月現在、日本国内でジブリ映画を見放題視聴できるサービスは限られている。
Netflixでは「火垂るの墓」が2026年7月15日から国内配信されている。一方、「となりのトトロ」「天空の城ラピュタ」「魔女の宅急便」「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」など、代表的な長編作品はNetflixでも配信されていない。
Netflix「火垂るの墓」は2026年も夏季配信2026年6月14日、Netflixは「火垂るの墓」の国内再配信を発表した。配信開始日は7月15日。前年に続き、日本国内での配信は2年目となった。
そもそもNetflixが同作を世界配信したのは2024年9月16日だ。ただし、当初の対象は日本を除く190以上の国と地域だった。海外では配信初週にNetflix週間グローバルTOP10の映画・非英語部門で7位に入るなど、1988年公開の作品が改めて世界的な注目を集めた。
日本国内で初めて配信されたのは2025年7月15日。2026年はその翌年の再配信にあたる。
なお、2026年のNetflix公式発表は配信開始日を明示している一方、終了日は発表本文に記載していない。2026年11月時点では、Netflixの作品ページに11月15日の終了予定が表示されているとの報道がある。視聴を予定している場合は、実際の契約地域における作品ページの表示を確認したい。
海外Netflixでジブリが見られるのに日本では見られない理由ジブリ作品は海外で配信されている地域があるため、「日本でもNetflixに全作品が追加されるのでは」と期待する人もいる。
しかし、動画配信の権利は国や地域によって異なる。海外でNetflixが配信権を取得しているからといって、日本国内でも同じ契約が適用されるわけではない。
実際、Netflixの公式発表でも「火垂るの墓」は2024年から日本を除く190以上の国と地域で独占配信されていたと説明されている。2025年に日本国内の配信が実現したこと自体が、地域別の権利処理の違いを示す事例だ。
【配信状況一覧】Netflix・Amazonプライム・U-NEXT・Huluを比較
ジブリ映画を探す際に利用者が候補に挙げやすい主要サービスについて、2026年11月4日時点の状況を整理した。
| サービス・視聴方法 | ジブリ作品の配信・取扱状況 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| Netflix(日本) | △ 火垂るの墓のみ | 2026年7月15日から国内再配信。11月15日終了予定との表示情報あり |
| Amazon Prime Video | × 原則なし | 見放題・デジタルレンタルとも主要作品の取扱いなし |
| U-NEXT | × なし | ジブリ映画の見放題配信なし |
| Hulu | × なし | 日本テレビ系列のサービスだが、ジブリ映画の配信は別問題 |
| ディズニープラス | × なし | 国内でジブリ映画の見放題配信なし |
| TSUTAYA DISCAS | ◎ DVDレンタル | ジブリ作品をディスクで宅配レンタルできる |
| ゲオ宅配レンタル | ◎ DVDレンタル | 作品ごとの在庫・レンタル条件を確認して利用 |
| 金曜ロードショー | ○ テレビ放送 | 放送作品・日程は不定期 |
Amazon Prime Videoでは、「となりのトトロ」「ハウルの動く城」「千と千尋の神隠し」などの主要なジブリ映画は、国内向けの見放題作品として配信されていない。
Amazonでジブリ映画を検索すると、DVDやBlu-rayの商品が表示されることがある。しかし、これはAmazonの通販で購入できるパッケージ商品であり、Prime Videoの配信作品とは別物だ。
作品ページが表示されたからといって、プライム会員なら追加料金なしで再生できるとは限らない。デジタル配信とディスク販売を区別して確認する必要がある。
U-NEXT・Hulu・ディズニープラスも未配信U-NEXT、Hulu、ディズニープラスについても、ジブリの長編映画を見放題で楽しめる状況にはなっていない。
特にHuluについては、日本テレビとの関係からジブリ映画の配信を期待する声もある。しかし、日本テレビとスタジオジブリの資本関係が変化したことと、Huluでの配信契約が成立することは別の話だ。
また、U-NEXTやHuluで「火垂るの墓」と検索した際、同名の実写作品が表示されるケースにも注意したい。探しているのが高畑勲監督による1988年公開のアニメ映画なのか、別作品なのかを確認することが大切だ。
【配信されない理由】なぜジブリ映画はサブスク解禁されないのか
ジブリ作品が国内の動画配信サービスで長く見られない背景には、単純な人気や需要の問題だけでは説明できない、映画の権利管理と流通の構造がある。
理由1:映画の配信権は地域や契約によって異なる映画作品には、著作権、配給権、テレビ放送権、動画配信権、商品化権など、複数の権利が関係する。
Netflixの公式ヘルプセンターも、国によって作品が視聴できない理由として、配信権の地域的な制限や他社の独占契約、権利保有者との契約状況などを挙げている。
つまり、海外のNetflixでジブリ作品が配信されている事実だけでは、日本国内の配信開始を予測できない。
理由2:日本テレビとジブリの長年の関係スタジオジブリと日本テレビには、長年にわたる関係がある。
日本テレビは1985年に「風の谷のナウシカ」をテレビ初放送して以来、「金曜ロードショー」を通じてジブリ作品を放送してきた。「魔女の宅急便」では映画製作への出資も行い、2001年に開館した三鷹の森ジブリ美術館の設立も支援している。
加えて、2023年9月21日には日本テレビとスタジオジブリが株式取得・子会社化に関する共同発表を行った。日本テレビは議決権所有割合42.3%の筆頭株主となり、経営面でジブリを支援することになった。
この発表で説明された主な目的は、ジブリの後継者問題への対応と、映画づくりやブランド価値を長期的に守ることだった。
ただし、この資本関係だけで国内の動画配信方針が決まるわけではない。Huluを含め、どのサービスにどの作品を提供するかは、個別の権利契約や事業判断に左右される。
理由3:映画のブランド価値と公開・放送戦略ジブリ作品は、映画館での上映、テレビ放送、DVD・Blu-ray販売などを通じて長く視聴者に届けられてきた。
特に金曜ロードショーでの放送は、家族が同じ時間に作品を楽しむ機会として定着している。テレビ放送のたびに作品が話題となり、過去の名作が新しい世代に届くという特徴もある。
こうした流通経路と動画配信の契約条件がどのように調整されているかについて、スタジオジブリが国内配信を全面的に行わない理由を一つに限定した公式説明は公表されていない。
そのため、「日本テレビが配信を禁止している」「ジブリがサブスクを全面禁止している」と断定するのは正確ではない。権利管理、作品の提供方針、放送やパッケージ販売との関係を総合的に見る必要がある。
【今すぐ見る方法】TSUTAYA DISCASとゲオ宅配レンタルを徹底比較
サブスクで配信されていないジブリ映画を今すぐ見たいなら、DVD宅配レンタルが有力な選択肢になる。
自宅にDVDプレーヤーや対応するパソコンなどがあれば、インターネットで作品を予約し、郵便で受け取って視聴できる。動画ファイルをダウンロードする方式ではないものの、配信されていない旧作を探しやすいというメリットがある。
TSUTAYA DISCASはジブリ映画をまとめて探したい人向けTSUTAYA DISCASは、DVD・Blu-ray・CDなどを自宅に届ける宅配レンタルサービスだ。スタジオジブリ作品もレンタル対象として取り扱っている。
公式の料金案内では、主な定額プランは次のようになっている。
- 定額レンタル4:月額1,100円(税込)、月最大4枚。
- 定額レンタル8ダブル:月額2,200円(税込)、月最大8枚。
- 単品レンタル:月額料金0円。借りた枚数に応じて料金と送料が発生。
単品レンタルの旧作DVDは1枚99円(税込)。送料は1~2枚で300円、3~6枚で400円となる。
例えば、旧作DVDを1枚だけ借りる場合、レンタル料金99円と送料300円を合わせて399円が目安になる。複数作品をまとめて借りれば、送料を作品ごとに負担する必要がないため、効率的だ。
単品レンタルの期間は1~6枚で12泊13日、7~16枚で20泊21日。配送・返送期間も含まれるため、返却期限には注意したい。
ゲオ宅配レンタルは単発利用も検討できるもう一つの選択肢がゲオ宅配レンタルだ。店舗に出向かなくてもDVDを自宅で受け取れるため、近くにレンタル店がない人にも便利なサービスとなっている。
公式サービスでは、月額990円(税込)からの定額レンタルコースが案内されている。また、作品ごとに料金を支払うスポットレンタルも利用できる。
ただし、スポットレンタルの料金や送料、貸出期間は作品や注文枚数によって異なる。借りたいジブリ映画を検索し、作品ページに表示される価格と在庫状況を確認してから注文したい。
どちらを選ぶべき?利用目的で判断- ジブリ映画を何本も見たい人:TSUTAYA DISCASの定額プランが候補になる。
- 1~2作品だけ見たい人:TSUTAYA DISCASの単品レンタルやゲオのスポットレンタルを比較する。
- ジブリ以外の映画も借りたい人:両サービスの作品数や在庫、月額料金を比較して決める。
- DVDを再生する環境がない人:レンタルを申し込む前に、再生機器の準備が必要。
重要なのは、月額料金だけで決めないことだ。ジブリ映画を1本だけ見たいのか、複数作品を連続して楽しみたいのかによって、最終的な費用は変わってくる。
【テレビ放送】金曜ロードショーのジブリ放送予定は?
DVDレンタル以外に、ジブリ作品を無料で視聴できる代表的な方法が日本テレビ系の金曜ロードショーだ。
ただし、放送作品は毎週固定されているわけではなく、ジブリ映画の放送間隔も一定ではない。見たい作品が必ず近いうちに放送されるとは限らない。
2026年11月の金曜ロードショー放送予定日本テレビの金曜ロードシネマクラブで公表されている2026年11月のラインナップは、次のとおりだ。
- 11月6日:『ライオン・キング:ムファサ』
- 11月13日:『モアナと伝説の海2』
- 11月20日:『SING/シング』
- 11月27日:『SING/シング:ネクストステージ』
11月4日時点で発表されている11月の放送予定には、ジブリ作品は含まれていない。
今後のジブリ作品の放送についても、正式な番組ラインナップが発表されるまでは確定情報として扱えない。放送を待つ場合は、日本テレビの公式番組情報を定期的に確認するのが確実だ。
テレビ放送とDVDレンタルはどちらがお得?費用をかけずに視聴したい人にとって、金曜ロードショーは魅力的だ。テレビがあれば追加のレンタル料金を支払わずに楽しめる。
一方で、放送日時や作品が指定できない。見逃した場合にTVerなどで必ず見逃し視聴できるわけでもない。
好きな作品を好きなタイミングで見たい人には宅配レンタル、費用を抑えながら放送を楽しみたい人には金曜ロードショーが向いている。
【よくある質問】ジブリ映画のサブスクに関するFAQ
Q1:2026年現在、ジブリ映画を見られるサブスクはどこですか?
A1:日本国内ではNetflixで「火垂るの墓」が例外的に配信されています。その他の主要なジブリ長編映画は、Netflix、Amazon Prime Video、U-NEXT、Hulu、ディズニープラスでは基本的に見放題配信されていません。
Q2:火垂るの墓のNetflix配信はいつまでですか?
A2:2026年7月15日に国内再配信が始まり、2026年11月時点では11月15日終了予定との作品ページ表示が報じられています。Netflixの公式発表本文には終了日の明記がないため、視聴前に日本向け作品ページで最新の表示を確認してください。
Q3:ジブリ映画がAmazonプライムビデオで見られないのはなぜですか?
A3:日本国内向けの動画配信権が提供されていないためです。AmazonでDVDやBlu-rayが販売されていても、Prime Videoの見放題・レンタル配信とは別扱いです。
Q4:ジブリ映画のサブスク解禁予定はありますか?
A4:2026年11月4日時点で、「火垂るの墓」以外のジブリ作品について、国内主要サブスクでの全面解禁を知らせる公式発表はありません。具体的な解禁日も発表されていません。
Q5:ジブリ映画のDVDレンタルは1本いくらですか?
A5:TSUTAYA DISCASの単品レンタルでは旧作DVDが1枚99円(税込)で、別途送料が必要です。1~2枚の送料は300円なので、旧作1枚なら合計399円が目安です。作品の区分や在庫によって条件が変わる場合があります。
Q6:TSUTAYA DISCASとゲオ宅配レンタルならどちらがおすすめですか?
A6:複数のジブリ映画を定期的に借りるならTSUTAYA DISCASの定額プラン、特定の作品を単発で借りたいならゲオのスポットレンタルも比較対象になります。借りたい作品の在庫、送料、レンタル期間を確認して選ぶのがおすすめです。
Q7:金曜ロードショーでジブリ映画はいつ放送されますか?
A7:放送日は不定期です。2026年11月の発表済みラインナップにはジブリ作品はありません。今後の予定は日本テレビの公式番組表で確認してください。
2026年11月現在、ジブリ映画を日本国内の動画配信サブスクだけで自由に楽しむのは難しい。Netflixの「火垂るの墓」は例外的な配信事例だが、「となりのトトロ」「魔女の宅急便」「もののけ姫」などの人気作品まで一斉に解禁されたわけではない。
視聴方法を選ぶ際の判断基準は、次の3つに集約できる。
- 今すぐ好きな作品を見たい:TSUTAYA DISCASやゲオ宅配レンタルでDVDの在庫を確認する。
- できるだけ費用を抑えたい:金曜ロードショーの放送を待つ。
- 配信サービスだけで楽しみたい:Netflixの「火垂るの墓」のように、対象作品と配信期間を個別に確認する。
特に覚えておきたいのは、日本テレビによるスタジオジブリの子会社化と、国内サブスク全面解禁は同じ意味ではないということだ。2023年の資本関係の変化はジブリの経営体制を支えるためのものであり、動画配信の契約が自動的に変わるわけではない。
ジブリ作品は、何度見ても新しい発見がある映画ばかりだ。配信解禁を待つだけでなく、宅配レンタルやテレビ放送という選択肢も活用すれば、見たい作品に出会える機会は広がる。今後の配信方針や放送ラインナップの正式発表にも注目したい。
主な情報確認資料
- Netflix公式・2026年「火垂るの墓」再配信発表
- Netflix公式・2025年国内初配信発表
- スタジオジブリ・日本テレビ共同発表(2023年9月21日)
- 日本テレビ・金曜ロードシネマクラブの放送ラインナップ
- TSUTAYA DISCAS公式料金・利用ガイド
- ゲオ宅配レンタル公式サービス情報
- アニメ!アニメ!による2026年11月の配信状況報道