2021年12月31日に放送された「第72回NHK紅白歌合戦」は、紅組・白組合わせて43組の出場歌手が発表され、初出場10組や松平健の特別企画など、幅広い世代が楽しめる構成となりました。司会を務めたのは大泉洋、川口春奈、和久田麻由子の3人です。番組テーマは「Colorful~カラフル~」。新型コロナウイルスの影響が続くなか、2年ぶりに有観客で開催されたことも大きな特徴でした。
一方、出演者発表後には藤井風の追加出場や松田聖子の出場辞退など、番組内容に関わる変更もありました。この記事では、2026年時点で第72回の記録を振り返り、発表時の43組、紅組・白組の出演者と出場回数、初出場歌手、実際の曲目・曲順、司会者、特別企画まで整理します。
【第72回NHK紅白歌合戦】2021年の出演者は誰?発表時の43組と当日の変更

第72回NHK紅白歌合戦は、2021年11月19日に出場歌手が発表されました。
発表時点の内訳は次のとおりです。
- 紅組:22組
- 白組:21組
- 合計:43組
- 初出場:10組
加えて、特別企画として松平健の出演も発表されました。したがって、松平健を含めて出演枠を数える場合は、43組の出場歌手に特別企画1枠を加えた構成になります。
ただし、11月の発表内容がそのまま大みそかの最終出演者になったわけではありません。
12月24日に藤井風の白組追加出場が発表され、翌25日には松田聖子の辞退が発表されました。
つまり、当日の通常の紅白対戦枠は、紅組21組・白組22組という構成になりました。
2021年の紅組出演者一覧(発表時)発表された紅組22組は以下のとおりです。
| 出場歌手 | 発表時の出場回数 |
|---|---|
| AI | 4回 |
| あいみょん | 3回 |
| 石川さゆり | 44回 |
| Awesome City Club | 初 |
| 上白石萌音 | 初 |
| 坂本冬美 | 33回 |
| 櫻坂46 | 2回 |
| 天童よしみ | 26回 |
| 東京事変 | 2回 |
| NiziU | 2回 |
| 乃木坂46 | 7回 |
| Perfume | 14回 |
| BiSH | 初 |
| 日向坂46 | 3回 |
| 松田聖子 | 25回 |
| MISIA | 6回 |
| 水森かおり | 19回 |
| milet | 2回 |
| millennium parade × Belle(中村佳穂) | 初 |
| 薬師丸ひろ子 | 2回 |
| YOASOBI | 2回 |
| LiSA | 3回 |
※松田聖子は当初出演予定でしたが、12月25日に辞退を発表しています。表の出場回数は発表時点のものです。
紅組では、石川さゆりが44回目という圧倒的な出演歴を誇りました。坂本冬美や天童よしみ、水森かおりなど、演歌・歌謡曲の実力派も顔をそろえています。
一方、Awesome City Club、上白石萌音、BiSH、millennium parade × Belleといった新しい世代のアーティストも初出場を決めました。
特に映画『花束みたいな恋をした』のインスパイアソングとして知られる「勿忘」を歌うAwesome City Clubや、映画『竜とそばかすの姫』の楽曲「U」に関わったmillennium parade × Belleは、2021年の音楽シーンを象徴する出演者でした。
2021年の白組出演者一覧(発表時)白組の発表時の出演者21組は次のとおりです。
| 出場歌手 | 発表時の出場回数 |
|---|---|
| KAT-TUN | 初 |
| 関ジャニ∞ | 10回 |
| King & Prince | 4回 |
| 郷ひろみ | 34回 |
| GENERATIONS | 3回 |
| 純烈 | 4回 |
| 鈴木雅之 | 4回 |
| SixTONES | 2回 |
| Snow Man | 初 |
| DISH// | 初 |
| BUMP OF CHICKEN | 2回 |
| 氷川きよし | 22回 |
| 平井大 | 初 |
| 福山雅治 | 14回 |
| 星野源 | 7回 |
| 布袋寅泰 | 初 |
| まふまふ | 初 |
| 三山ひろし | 7回 |
| 宮本浩次 | 2回 |
| 山内惠介 | 7回 |
| ゆず | 12回 |
白組では、郷ひろみが34回目、布袋寅泰が初出場という対照的な顔ぶれが注目されました。
また、KAT-TUNはデビュー15周年の節目で初出場。Snow Manは前年に新型コロナウイルスの影響で出場を辞退しており、2021年に念願の初出場を果たしました。
DISH//や平井大、まふまふなど、異なる音楽ジャンルからの初出場も特徴的です。
なお、11月19日の発表には含まれていなかった藤井風が、12月24日に白組として追加されました。
【初出場10組】2021年に紅白デビューを果たした歌手と注目ポイント
2021年の紅白で発表時に初出場が決まったのは、紅組4組、白組6組の合計10組です。
紅組の初出場4組1. Awesome City Club
映画『花束みたいな恋をした』のインスパイアソング「勿忘」が大きな注目を集め、初出場を決めました。男女ツインボーカルを生かした音楽性が特徴です。
2. 上白石萌音
俳優・歌手として活躍する上白石萌音は、NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』への出演でも注目されていました。披露したのは「夜明けをくちずさめたら」です。
3. BiSH
「楽器を持たないパンクバンド」として知られたBiSHは、「プロミスザスター」を披露。独自の音楽性とライブパフォーマンスで支持を集めました。
4. millennium parade × Belle(中村佳穂)
細田守監督の映画『竜とそばかすの姫』のメインテーマ「U」を担当した組み合わせです。音楽プロジェクトと映画作品のつながりが、紅白のステージでも注目されました。
白組の初出場6組1. KAT-TUN
デビュー15周年を迎えたタイミングで初出場。「Real Face #2」を披露しました。
2. Snow Man
前年は新型コロナウイルスの影響で出場を辞退しましたが、2021年に初出場が実現。「D.D.」を披露しました。
3. DISH//
北村匠海がボーカルを務めるバンドで、「猫」を披露。楽曲の持つ感情表現とバンドとしての演奏が見どころとなりました。
4. 平井大
サーフミュージックやアコースティックなサウンドを特徴とするシンガーソングライター。「Stand by me, Stand by you.」を歌いました。
5. 布袋寅泰
日本を代表するギタリスト。世界的な活動歴を持つ布袋寅泰の初出場は、音楽ファンからも注目されました。
6. まふまふ
インターネットを中心に支持を広げてきたアーティスト。「命に嫌われている。」を披露し、ネット発の音楽文化を象徴する出演となりました。
追加出場の藤井風も初出場だったここで押さえておきたいのが、藤井風の追加出場です。
2021年12月24日、NHKは藤井風の白組初出場を発表しました。
当初の10組には含まれていませんが、実際の大みそかの出演者まで含めれば、通常の紅組・白組の初出場者は合計11組となります。
藤井風は「きらり」を岡山の実家から歌い始め、その後、東京国際フォーラムのステージにサプライズ登場。「燃えよ」も披露しました。
自宅からの映像と会場での生パフォーマンスを組み合わせた演出は、第72回の印象的な場面の一つです。
【曲目・曲順一覧】紅白歌合戦2021で披露された全ステージ
2021年12月27日、NHKは第72回紅白歌合戦の曲順を発表しました。
紅組のトップバッターはLiSA、白組の最初の出演者は郷ひろみ。白組のトリは福山雅治、番組全体の大トリはMISIAでした。
以下、当日の進行順にまとめます。
前半の曲目・曲順| 順番 | 出演者 | 曲目 |
|---|---|---|
| 1 | LiSA | 明け星 |
| 2 | 郷ひろみ | 2億4千万の瞳-エキゾチック・ジャパン- |
| 3 | DISH// | 猫 |
| 4 | NiziU | Take a picture |
| 5 | 山内惠介 | 有楽町で逢いましょう |
| 6 | 櫻坂46 | 流れ弾 |
| 企画 | YOASOBI with ミドリーズ | ツバメ |
| 8 | Awesome City Club | 勿忘 |
| 9 | GENERATIONS | Make Me Better |
| 10 | 日向坂46 | 君しか勝たん |
| 11 | 純烈 | 君がそばにいるから |
| 12 | SixTONES | マスカラ |
| 13 | 天童よしみ | あんたの花道~ブラバンSP~ |
| 14 | KAT-TUN | Real Face #2 |
| 15 | 上白石萌音 | 夜明けをくちずさめたら |
| 16 | King & Prince | 恋降る月夜に君想ふ |
| 17 | milet | Fly High |
| 18 | まふまふ | 命に嫌われている。 |
| 19 | 水森かおり | いい日旅立ち |
| 20 | Snow Man | D.D. |
| 企画 | 松平健 | マツケンサンバII |
※表の順番は通常の出場歌手の並びに企画ステージを挟んだ進行順です。
前半ではYOASOBI with ミドリーズの「ツバメ」と、松平健の「マツケンサンバII」が特に目を引く企画でした。
後半の曲目・曲順後半は、アニメ・ゲーム作品と音楽を組み合わせた特別企画から始まりました。
| 順番 | 出演者 | 曲目・内容 |
|---|---|---|
| 企画 | 東京都交響楽団・LiSA・高橋洋子 | 明日への勇気をくれる歌 |
| 23 | AI | アルデバラン |
| 24 | 関ジャニ∞ | Re:LIVE |
| 25 | BiSH | プロミスザスター |
| 26 | 三山ひろし | 浮世傘~第5回けん玉世界記録への道~ |
| 27 | 平井大 | Stand by me, Stand by you. |
| 企画 | ケツメイシ | ライフイズビューティフル |
| 29 | Perfume | ポリゴンウェイヴ |
| 30 | millennium parade × Belle(中村佳穂) | U |
| 31 | 宮本浩次 | 夜明けのうた |
| 32 | 乃木坂46 | きっかけ |
| 企画 | 細川たかし | 望郷じょんから・北酒場 |
| 34 | 坂本冬美 | 夜桜お七 |
| 35 | 藤井風 | きらり |
| 36 | YOASOBI | 群青 |
| 37 | 鈴木雅之 | め組のひと 2021紅白ver. |
| 38 | ゆず | 虹 |
| 39 | 星野源 | 不思議 |
| 40 | あいみょん | 愛を知るまでは |
| 41 | BUMP OF CHICKEN | なないろ・天体観測 |
| 企画 | さだまさし | 道化師のソネット |
| 46 | 東京事変 | 緑酒 |
| 47 | 薬師丸ひろ子 | Woman“Wの悲劇”より |
| 48 | 石川さゆり | 津軽海峡・冬景色 |
| 49 | 氷川きよし | 歌は我が命 |
| 50 | 布袋寅泰 | さらば青春の光 <紅白SP> |
| 51 | 福山雅治 | 道標 ~紅白2021ver.~ |
| 52 | MISIA | 明日へ 2021 |
※順番欄は当日の番組進行上の位置を示す参考表記です。企画枠には通常の出場順が設定されていないものがあります。
このほか、藤井風は「きらり」に続いて「燃えよ」を披露。BUMP OF CHICKENも当初予定されていた「なないろ」に加えて「天体観測」を歌うスペシャルメドレーを披露しました。
トップバッター・トリ・大トリは誰?当日の締めくくりを担当した出演者も、紅白を振り返るうえで重要です。
- 紅組トップバッター: LiSA「明け星」
- 白組最初の出演者: 郷ひろみ「2億4千万の瞳」
- 白組トリ: 福山雅治「道標 ~紅白2021ver.~」
- 紅組大トリ: MISIA「明日へ 2021」
MISIAは前年に続く2年連続の大トリでした。最後を飾った「明日へ 2021」は、2021年の締めくくりにふさわしい選曲として位置づけられました。
【司会者・特別企画】大泉洋、川口春奈、和久田麻由子と松平健の見どころ
司会は大泉洋・川口春奈・和久田麻由子2021年10月29日、NHKは司会者を発表しました。
| 司会者 | 2021年の担当 | 当時の注目ポイント |
|---|---|---|
| 大泉洋 | 司会 | 2年連続の司会 |
| 川口春奈 | 司会 | 紅白初司会 |
| 和久田麻由子 | 司会 | 2回目の紅白司会 |
この年の大きな変更は、司会の呼称です。
それまで使われていた「紅組司会」「白組司会」「総合司会」という区分を廃止し、3人全員を「司会」と呼ぶ方式に変更しました。
出演歌手は従来どおり紅組・白組に分かれていましたが、司会者は両組を横断してすべての出演者を応援する役割になったのです。
大泉洋は前年に続く出演で、持ち味である軽妙なトークが期待されました。
川口春奈は紅白初司会。NHK大河ドラマ『麒麟がくる』での帰蝶役など、NHK作品との関わりもありました。
和久田麻由子はNHKアナウンサーとして番組の進行を支えました。
松平健「マツケンサンバII」が特別企画で復活第72回紅白の象徴的な企画の一つが、松平健の「マツケンサンバII」です。
松平健の紅白出演は2004年以来、17年ぶり2回目。通常の紅組・白組とは別の特別企画として登場しました。
「マツケンサンバII」は、時代劇俳優として知られる松平健のイメージと、華やかな衣装、明るいリズムを組み合わせた楽曲です。
この曲が特別企画として選ばれたことには、世代を問わず楽しめるステージを届けるという番組の方向性も表れていました。
初出場の若手アーティストが並ぶ一方、誰もが知る楽曲で会場を盛り上げる構成は、紅白ならではの演出でした。
YOASOBI with ミドリーズ「ツバメ」も注目されたYOASOBIは通常の紅組出場者として「群青」を披露しただけではありません。
特別企画では、子どもたちによるユニット「ミドリーズ」と共演し、「ツバメ」を歌いました。
「ツバメ」はNHKの子ども向けSDGs番組シリーズ「あおきいろ」に関連する楽曲です。
この共演は、子どもたちと音楽を通して環境や社会について考えるという番組の趣旨にもつながっています。
YOASOBIが紅組の出場者として歌うステージと、ミドリーズとの企画ステージを別々に設けたことも、第72回の特徴でした。
そのほかの主な特別企画2021年は松平健以外にも、企画枠や追加出演者によるステージが充実していました。
- 東京都交響楽団・LiSA・高橋洋子: 「カラフル特別企画~明日への勇気をくれる歌~」。『ドラゴンクエスト』『鬼滅の刃』『新世紀エヴァンゲリオン』に関連する音楽を取り上げた。
- 細川たかし: 「望郷じょんから」「北酒場」を披露。2015年以来、約6年ぶりの紅白出演となった。
- さだまさし: 「道化師のソネット」をカウントダウンコンサート会場から生中継で披露。
- ケツメイシ: 特別企画で初出場。「ライフイズビューティフル」を歌唱した。
特にケツメイシは、メジャーデビュー以来初めてのNHKテレビ出演が紅白だったという点でも注目されました。
【松田聖子の出場辞退】2021年12月25日までの経緯とNHKの対応
第72回紅白を振り返る際、避けて通れない出来事が松田聖子の出場辞退です。
松田聖子は当初、紅組として25回目の出場が発表されていました。しかし、娘で俳優・歌手の神田沙也加さんが2021年12月18日に急逝したことを受け、最終的に出演を辞退しました。
松田聖子の辞退に至るまでの時系列| 日付 | 出来事 | 内容 |
|---|---|---|
| 11月19日 | 出場発表 | 紅組25回目の出場が発表される |
| 12月18日 | 神田沙也加さん急逝 | 娘の訃報が伝えられる |
| 12月19日 | 所属事務所がコメント | 松田聖子が現実を受け止められない状態であると説明 |
| 12月21日 | 曲目発表 | 松田聖子の歌唱曲は後日発表とされた |
| 12月22日 | NHK定例会見 | 本人側の気持ちを最大限尊重する考えを示す |
| 12月25日 | 出場辞退発表 | NHKが公式サイトで辞退を発表 |
2021年12月25日、NHKは公式サイトで松田聖子の出場辞退を発表しました。
発表内容は次のとおりです。
紅組で出場予定の松田聖子さんは、このたび出場をご辞退されることになりました。
NHKの公式発表は、辞退という事実を伝える簡潔なものでした。
一方、日刊スポーツの報道では、音楽関係者の話として、松田聖子は当初、仕事に前向きな気持ちも示していたものの、多くの歌手が参加する紅白のステージに影響を与えないよう、最終的に辞退を決めたと伝えられています。
この報道内容とNHKの公式発表は区別して理解する必要があります。
また、NHKは12月21日の曲目発表時点で松田聖子の歌唱曲を明らかにしていませんでした。出場するかどうかについて、本人側の意向を尊重する姿勢を示していたためです。
松田聖子の辞退によって当日の出演者はどう変わった?松田聖子は発表時の出場回数が25回目でしたが、実際の大みそかのステージには出演していません。
そのため、2021年の出演者一覧を調べる際には、次の2点を分けて考える必要があります。
- 11月19日の発表時点:松田聖子を含む43組。
- 12月31日の通常対戦枠:松田聖子の辞退と藤井風の追加により、紅組21組・白組22組。
発表時の名簿に松田聖子が載っていること自体は間違いではありません。しかし、当日の出演者として紹介する場合には、辞退の事実を併記する必要があります。
この違いこそ、2021年の紅白出演者を調べる際に最も注意したいポイントです。
【歴代出演者と比較】2021年の紅白歌合戦が特別だった理由
2021年の第72回は、出演者の顔ぶれだけでなく、開催形式や番組構成にも変化がありました。
2020年と2021年の違い| 比較項目 | 2020年第71回 | 2021年第72回 |
|---|---|---|
| 開催形式 | 無観客 | 2年ぶりの有観客 |
| メイン会場 | NHKホール | 東京国際フォーラム ホールA |
| 番組テーマ | 今こそ歌おう みんなでエール | Colorful~カラフル~ |
| 司会の呼称 | 紅組司会・白組司会・総合司会 | 全員を司会に統一 |
| 初出場 | NiziUなど | 発表時10組、後日藤井風を追加 |
| 特別企画 | 無観客開催に合わせた企画 | 松平健、YOASOBI with ミドリーズなど |
2021年はNHKホールが改修中だったため、東京国際フォーラム ホールAがメイン会場になりました。
加えて、前年の無観客開催から一転して観客を入れたことも、大きな変化です。
ベテランと新世代が共存した出演者構成2021年の出演者一覧を見ると、紅白が幅広い世代の音楽を扱う番組であることがよく分かります。
特に目立ったのは、次のような世代を超えた出演者の組み合わせです。
- 石川さゆり:44回目
- 郷ひろみ:34回目
- 坂本冬美:33回目
- 天童よしみ:26回目
- 松田聖子:25回目(発表時)
- 氷川きよし:22回目
- 布袋寅泰:初出場
- まふまふ:初出場
- 上白石萌音:初出場
- Awesome City Club:初出場
長年にわたって紅白を支えてきた歌手と、動画配信やストリーミングを通じて人気を広げた新世代のアーティストが同じ番組に並びました。
この構成は、従来の歌謡曲・演歌を中心とした視聴者だけでなく、若い音楽ファンにも番組を楽しんでもらうための工夫として読み取れます。
NHKの出演者選考基準から見る2021年2021年11月19日の発表時、NHKは出演者の選考について、次の3つを中心に総合的に判断すると説明していました。
1. 今年の活躍
2. 世論の支持
3. 番組の企画・演出
今年の活躍については、CD・DVD・Blu-rayの売り上げ、インターネットでのダウンロードやストリーミング、ミュージックビデオの再生数、SNS、有線・カラオケのリクエスト、ライブ・コンサートの実績などが参考資料として挙げられています。
また、世論の支持についても、全国を対象とした電話調査やウェブアンケートの結果を参考にしていました。
この基準から見ると、2021年の出演者には、テレビでの知名度だけでは測れない音楽活動の実績や、ネット上で支持を広げたアーティストが含まれていたことが分かります。
【プロの結論】2021年紅白を正しく振り返る3つの視点第72回NHK紅白歌合戦を調べる際には、次の3つの視点が重要です。
1. 発表時と当日の出演者を混同しない
松田聖子の辞退と藤井風の追加によって、発表時の43組と実際の対戦枠の顔ぶれは異なっています。出演者一覧を引用する場合は、どちらの時点の情報なのかを確認することが大切です。
2. 初出場10組と追加出演者を区別する
11月19日に発表された初出場は10組ですが、後日追加された藤井風も初出場でした。さらに特別企画のケツメイシなど、通常の紅組・白組とは別枠で初出演したアーティストもいます。
3. 出場回数と実際の出演実績を分ける
松田聖子のように出演予定だったものの辞退した歌手もいるため、出場回数の一覧だけでは当日のステージを完全には把握できません。
2021年の紅白は、発表時の名簿、追加発表、辞退、特別企画を整理することで、初めて全体像が見えてくる大会でした。
【紅白歌合戦2021】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2021年の紅白歌合戦の出演者は何組でしたか?
A1:2021年11月19日の発表時点では、紅組22組・白組21組の合計43組でした。別枠の特別企画として松平健の出演も発表されています。その後、藤井風が追加され、松田聖子が辞退したため、当日の通常対戦枠は紅組21組・白組22組となりました。
Q2:2021年の紅白歌合戦で初出場した歌手は誰ですか?
A2:発表時の初出場10組は、紅組がAwesome City Club、上白石萌音、BiSH、millennium parade × Belle(中村佳穂)。白組がKAT-TUN、Snow Man、DISH//、平井大、布袋寅泰、まふまふです。その後、藤井風も追加で初出場しました。
Q3:松田聖子はなぜ2021年の紅白を辞退したのですか?
A3:2021年12月18日に娘の神田沙也加さんが急逝したことを受け、12月25日に出場辞退が発表されました。NHKは本人の辞退を公式サイトで報告しています。
Q4:2021年の紅白歌合戦の司会者は誰でしたか?
A4:大泉洋、川口春奈、和久田麻由子の3人です。大泉洋は2年連続、川口春奈は初司会、和久田麻由子は2回目の司会でした。
Q5:松平健は何を歌いましたか?
A5:特別企画で「マツケンサンバII」を披露しました。2004年以来17年ぶり、2回目の紅白出演でした。
Q6:YOASOBIは2021年の紅白で何を歌いましたか?
A6:紅組の出場歌手として「群青」を披露したほか、特別企画ではミドリーズと共演し「ツバメ」を歌いました。
Q7:2021年の紅白歌合戦で大トリを務めたのは誰ですか?
A7:紅組のMISIAです。「明日へ 2021」を披露しました。白組のトリは福山雅治で、「道標 ~紅白2021ver.~」を歌いました。
2021年12月31日に放送された第72回NHK紅白歌合戦は、43組の出演歌手の発表から始まり、初出場10組、藤井風の追加出場、松田聖子の辞退など、発表後にも重要な動きが続いた大会でした。
司会は大泉洋、川口春奈、和久田麻由子。松平健の「マツケンサンバII」やYOASOBI with ミドリーズの「ツバメ」、ケツメイシや細川たかしの特別企画など、通常の紅組・白組の対戦だけでは語れない多彩なステージも実現しました。
また、石川さゆりや郷ひろみといったベテラン歌手と、KAT-TUN、Snow Man、BiSH、まふまふなどの新世代が同じ舞台に立ったことも、2021年の大きな特徴です。
2026年に過去の紅白歌合戦を振り返る際も、単純な出演者一覧だけでなく、発表時と当日の変更、出場回数、特別企画を区別して確認することが大切です。
第72回は、コロナ禍からの有観客開催への転換と、世代やジャンルを超えた音楽の共演が重なった、紅白歌合戦の歴史を振り返るうえでも印象深い一回でした。