柳楽優弥の『クローズ』シリーズへの出演を確認するうえで、押さえておきたい作品が『クローズEXPLODE』だ。
同作は、髙橋ヒロシの漫画『クローズ』を原作とする実写映画シリーズの第3作。2014年4月12日に劇場公開され、上映時間は129分。監督は豊田利晃、配給は東宝が担当した。
日本映画データベース(JFDB)の作品情報とTBSの番組紹介にも、柳楽優弥の出演と強羅徹役が記載されている。所属事務所スターダストプロモーションの公式プロフィールにも、2014年の出演作品として『クローズEXPLODE』が掲載されている。
つまり、柳楽の出演はネット上の噂やファンによるキャスト予想ではなく、公式プロフィールでも確認できる映画出演歴だ。
強羅徹はどんな立ち位置の人物なのか強羅徹は、鈴蘭男子高校の新3年生を中心とした勢力争いにおいて、頂点に最も近いと評価される人物だ。
映画の公式キャラクター紹介では「KING」という異名が付けられている。映画情報サイトのインタビューでも、柳楽は強羅を鈴蘭高校の最大派閥を率いるリーダーとして紹介されている。
この設定から読み取れる強羅の特徴は、次の3点だ。
- 派閥を率いる統率力: 個人のケンカの強さだけではなく、仲間をまとめる立場にいる。
- 頂点争いの中心性: 高木哲次らと並ぶ有力候補であり、校内の勢力図を左右する存在。
- 新勢力への対応: 鏑木旋風雄や加賀美遼平の登場によって、従来の力関係が変わっていく。
特に重要なのは、強羅が単独で頂点を目指すだけの人物ではないという点だ。彼の背後には派閥があり、その勢力そのものが物語の緊張感を生み出している。
柳楽優弥の演技が作品にもたらすもの『誰も知らない』で第57回カンヌ国際映画祭の男優賞を受賞した柳楽優弥は、若い頃から強い存在感を持つ俳優として知られてきた。
『クローズEXPLODE』では、その存在感を不良高校生のリーダーという役柄に重ねている。
強羅の魅力は、単に乱暴な人物として描かれることではない。鈴蘭の中で一定の地位を築き、周囲から頂点候補として認識されていることにある。
2014年のシネマカフェのインタビューでは、柳楽と永山絢斗の共演についても取り上げられた。実生活では以前から親交があった2人だが、作中では対立する立場。撮影中は役柄に合わせて距離を取っていたというエピソードも紹介されている。
【あらすじと勢力図】『クローズEXPLODE』で鈴蘭高校に何が起きた?

『クローズEXPLODE』の物語は、滝谷源治や芹沢多摩雄ら前作の主要人物が卒業した後の鈴蘭高校から始まる。
これまで学校内で大きな影響力を持っていた先輩たちがいなくなり、鈴蘭の頂点は空席となった。新3年生たちは、その座を手に入れようと動き始める。
ところが、強羅徹や高木哲次らが築いていた勢力関係は、2人の新たな人物によって大きく揺らぐ。
鏑木旋風雄と加賀美遼平が勢力図を変える最初の人物は、東出昌大が演じる鏑木旋風雄。
3年生として鈴蘭に転入してくるが、本人は頂点争いに強い関心を示さない。自由気ままに生きたいという姿勢を持ち、周囲の野心的な生徒たちとは異なる立ち位置にいる。
もう1人は、早乙女太一が演じる加賀美遼平。こちらは新1年生で、好戦的な性格と激しい行動によって校内に波紋を広げていく。
この2人の登場が、強羅たち新3年生の争いをさらに複雑にする。
鈴蘭高校だけでは終わらない外部勢力との抗争物語のもう一つの軸が、近隣の黒咲工業高校と藤原一をめぐる問題だ。
岩田剛典が演じる柴田浩樹は、黒咲工業高校を束ねるリーダー。一方、永山絢斗が演じる藤原一は、暴力事件をきっかけに学校から離れ、バイクチームの関係者とともに周辺の不良高校生を襲撃していく。
その動きは鈴蘭にも及び、学校内部の争いと外部からの侵攻が重なっていく。
つまり、本作の抗争は単純な鈴蘭内部のランキング争いではない。複数の学校や人物の思惑が絡む構造になっている。
鈴蘭男子高校の勢力図を整理映画の人物関係を整理すると、次のようになる。
- 強羅徹:最大派閥を率いる頂点候補。
- 高木哲次:強羅のライバルとされる実力者。
- 小岐須健一:お調子者を装う切れ者。
- 鏑木旋風雄:頂点争いに関心を示さない転校生。
- 加賀美遼平:新たに鈴蘭へ入ってくる好戦的な1年生。
- 山下甲兵:鈴蘭に転入してくる新たな脅威。
※勢力図は登場時点の人物の立場を整理したもの。最終的な勝敗順位を示すものではない。
この構造を理解すると、強羅が物語の中でどれほど重要な位置にいるのかが見えてくる。
【キャスト相関表】東出昌大・早乙女太一・KENZOらの役柄一覧
『クローズEXPLODE』の見どころは、柳楽優弥だけではない。2010年代に活躍した俳優やアーティストが多数出演し、それぞれ異なる立場の人物を演じている。
以下は、作品紹介や公式キャスト情報をもとにした主要人物の関係整理だ。
| 俳優 | 役名 | 所属・立ち位置 |
|---|---|---|
| 柳楽優弥 | 強羅徹 | 鈴蘭の最大派閥を率いる頂点候補 |
| 東出昌大 | 鏑木旋風雄 | 鈴蘭に転入する3年生 |
| 早乙女太一 | 加賀美遼平 | 好戦的な新1年生 |
| KENZO | 高木哲次 | 強羅のライバル候補 |
| 勝地涼 | 小岐須健一 | お調子者を装う切れ者 |
| 岩田剛典 | 柴田浩樹 | 黒咲工業高校のトップ |
| 永山絢斗 | 藤原一 | 黒咲に因縁を持つアウトサイダー |
| ELLY | 山下甲兵 | 鈴蘭に転入する新たな脅威 |
| 深水元基 | 林田恵 | リンダマン |
| やべきょうすけ | 片桐拳 | 前作から続くシリーズの登場人物 |
鏑木旋風雄は、強羅たちの勢力争いに新たな変化をもたらす転入生だ。
ケンカの実力を持ちながら、学校の頂点に立つこと自体には執着しない。強羅のように派閥を率いる人物とは対照的な存在であり、物語の展開を左右する。
早乙女太一:加賀美遼平加賀美遼平は新1年生。好戦的で、衝動的な行動が目立つ人物だ。
上級生中心だった鈴蘭の勢力争いに、下級生という立場から新しい緊張を持ち込む。
KENZO:高木哲次高木哲次は、強羅のライバルとして名前が挙がる人物。公式キャラクター紹介では「王の切り札」という異名が付けられている。
強羅と高木の関係は、鈴蘭の頂点争いを理解するうえで欠かせない。
勝地涼:小岐須健一小岐須健一は、一見するとお調子者。しかし実際には頭の切れる人物として設定されている。
腕力だけで序列が決まる世界において、情報や状況判断に長けた人物がどのような役割を果たすのかも、本作の見どころだ。
岩田剛典:柴田浩樹柴田浩樹は、鈴蘭の近隣にある黒咲工業高校のリーダー。
過去の内部抗争で負った火傷の跡が残る人物で、藤原一との間にも因縁がある。鈴蘭の外側に存在する勢力を代表する重要人物だ。
永山絢斗:藤原一藤原一は、暴力事件を経て学校から離れた人物。バイクチームとともに周辺の不良高校生を襲撃し、抗争を激化させる。
柳楽優弥との関係では、2014年の共演インタビューが興味深い。実生活では親交があった2人が、作中では対立する人物を演じていた。豊田監督の演出もあり、撮影中は役柄に合わせて距離を保っていたという。
【徹底比較】『クローズZERO』と『クローズEXPLODE』の違い
『クローズZERO』を知っている人ほど気になるのが、前2作と『クローズEXPLODE』の違いだ。
3作品は同じ鈴蘭男子高校を舞台にしているが、中心人物や物語の構造には違いがある。
1. 主役となる世代が変わった『クローズZERO』と『クローズZERO II』では、小栗旬演じる滝谷源治や山田孝之演じる芹沢多摩雄らが物語の中心だった。
一方、『クローズEXPLODE』では、彼らの卒業後の鈴蘭が舞台になる。
そのため、柳楽優弥の強羅徹や東出昌大の鏑木旋風雄など、新しい世代の人物が物語を動かしていく。
2. 鈴蘭の頂点争いの構図が変化した前2作では、滝谷源治が鈴蘭の頂点を目指す過程が大きな軸だった。
『クローズEXPLODE』では、最初から複数の有力候補が存在する。
強羅、高木、小岐須という人物たちがそれぞれ異なる個性と立場を持ち、さらに鏑木や加賀美が加わることで、従来の序列が揺らいでいく。
3. 外部勢力との関係がより複雑になった『クローズEXPLODE』では、黒咲工業高校や藤原一、バイクチームの存在が抗争の重要な要素になる。
鈴蘭内部の争いだけではなく、周辺勢力との対立が同時進行する点が特徴だ。
| 比較項目 | クローズZERO | クローズZERO II | クローズEXPLODE |
|---|---|---|---|
| 公開年 | 2007年 | 2009年 | 2014年 |
| 中心となる世代 | 滝谷源治ら | 滝谷源治ら | 強羅・鏑木ら |
| 主なテーマ | 鈴蘭の頂点を目指す戦い | 鈴蘭をめぐる新たな抗争 | 新世代の頂点争い |
| 主な出演者 | 小栗旬・山田孝之 | 小栗旬・山田孝之 | 柳楽優弥・東出昌大ら |
| 物語の位置 | シリーズ第1作 | 第1作の続編 | 第2作の続編 |
もう一つ押さえておきたいのが、映画と原作漫画の関係だ。
映画『クローズZERO』シリーズは、髙橋ヒロシの漫画『クローズ』を原作としながら、映画独自のストーリーを展開している。
TBSの作品紹介でも、映画『クローズZERO』はオリジナルストーリーとして映画化された作品と説明されている。
したがって、強羅徹を含む『クローズEXPLODE』の人物関係を、漫画の登場人物や原作の勢力図とそのまま同一視するのは適切ではない。映画独自のキャラクター設定を理解することが、作品を楽しむポイントになる。
【映画の時系列】クローズシリーズはどの順番で見るべき?
柳楽優弥の出演作品を探しているなら、『クローズEXPLODE』だけを見ても強羅徹の立ち位置は理解できる。
ただし、鈴蘭の世代交代や前作とのつながりを把握したいなら、公開順に鑑賞するのがおすすめだ。
映画シリーズ3作品の順番
2007年:『クローズZERO』
滝谷源治を中心に、鈴蘭高校の頂点を目指す戦いを描くシリーズ第1作。
2009年:『クローズZERO II』
前作の続編。鈴蘭をめぐる抗争がさらに展開する。
2014年:『クローズEXPLODE』
前作から約1か月後。強羅徹や鏑木旋風雄ら新世代の人物たちが物語の中心となる。
基本的には、次の順番で理解すればよい。
1. 『クローズZERO』
2. 『クローズZERO II』
3. 『クローズEXPLODE』
特に重要なのは、『クローズEXPLODE』が『クローズZERO II』の約1か月後を描いていることだ。
前作で活躍した人物たちが卒業したことで、鈴蘭の勢力構造が変わり、新しいリーダー候補が台頭する。この世代交代こそが、強羅徹の登場につながっている。
マイナビニュースのシリーズ鑑賞順の解説でも、公開順と物語の時系列順はこの3作品の順番で整理されている。
【プロの結論】柳楽優弥の強羅徹を理解する3つのポイント
『クローズEXPLODE』における柳楽優弥の存在感を理解するには、単に出演者の一人として見るのではなく、作品全体の構造から捉える必要がある。
1. 強羅徹は主人公ではなく、頂点争いの有力な中心人物強羅徹は、作品の中で鈴蘭最大派閥を率いるリーダーだ。
しかし、物語の中心人物として紹介されているのは東出昌大演じる鏑木旋風雄ら新たな登場人物たちでもある。
強羅は、新世代の鈴蘭における既存の有力者という立ち位置にある。主人公と混同しないことが、作品理解の第一歩だ。
2. 強さだけでなく、派閥を持つことが重要『クローズ』シリーズでは、個人のケンカの強さが注目されがちだ。
しかし、『クローズEXPLODE』の勢力争いを見ると、個人の実力と集団をまとめる力は別の要素として描かれている。
強羅が最大派閥のリーダーであるという設定は、彼の存在感を理解するうえで重要だ。
3. 前2作を知っているほど世代交代の意味が分かる滝谷源治や芹沢多摩雄が卒業した後の鈴蘭では、これまでの序列が通用しなくなる。
その空白を埋めようとする強羅たちと、新しく登場した鏑木や加賀美との関係が、本作の大きな見どころだ。
鑑賞をおすすめできる人
- 柳楽優弥の出演作品を幅広く見たい人。
- 『クローズZERO』シリーズの続編を楽しみたい人。
- 東出昌大、早乙女太一、岩田剛典らの若い頃の出演作を見たい人。
- 鈴蘭高校の世代交代や勢力争いに興味がある人。
注意したい人
- 小栗旬演じる滝谷源治を主人公とした物語の直接的な続編だけを期待している人。
- 原作漫画のキャラクターや設定がすべて映画にも登場すると考えている人。
こうした違いを理解しておくと、前2作とは異なる作品として『クローズEXPLODE』を楽しめる。
【クローズ柳楽優弥】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:柳楽優弥は『クローズZERO』に出演していますか?
A1:柳楽優弥が出演したのは『クローズZERO』ではなく、続編にあたる2014年公開の『クローズEXPLODE』です。演じた役は強羅徹です。
Q2:柳楽優弥が演じた強羅徹はどんな人物ですか?
A2:鈴蘭男子高校の最大派閥を率いるリーダーで、校内の頂点に最も近いとされる実力者です。「KING」という異名でも紹介されています。
Q3:『クローズEXPLODE』の主演は誰ですか?
A3:東出昌大が鏑木旋風雄役を演じています。柳楽優弥は強羅徹役として出演し、鈴蘭の勢力争いにおける重要人物を担っています。
Q4:『クローズEXPLODE』で柳楽優弥と共演した俳優は誰ですか?
A4:東出昌大、早乙女太一、勝地涼、KENZO、岩田剛典、永山絢斗、ELLYらが出演しています。
Q5:『クローズEXPLODE』は『クローズZERO II』の続編ですか?
A5:はい。『クローズZERO II』の約1か月後が舞台です。滝谷源治や芹沢多摩雄らが卒業した鈴蘭高校で、新たな頂点争いが始まります。
Q6:強羅徹は鈴蘭高校の最強の男ですか?
A6:強羅は頂点に最も近いとされる有力候補ですが、作品紹介での設定はあくまで頂点候補です。最終的な強さの順位と同一視することはできません。
Q7:『クローズEXPLODE』を見る前に前2作を見る必要はありますか?
A7:必須ではありません。独立した新世代の物語として楽しめます。ただし、前2作を見ておけば、鈴蘭の世代交代や強羅たちが置かれた状況をより深く理解できます。
柳楽優弥は、2014年公開の映画『クローズEXPLODE』で強羅徹を演じている。
強羅は、鈴蘭男子高校の最大派閥を率い、頂点に最も近いとされる有力人物。高木哲次や小岐須健一らとともに、新世代の鈴蘭の勢力争いを担う存在だ。
作品では、東出昌大演じる鏑木旋風雄や早乙女太一演じる加賀美遼平の登場によって、従来の勢力図が変化していく。加えて、岩田剛典演じる柴田浩樹や永山絢斗演じる藤原一が関わることで、鈴蘭の外にも抗争が広がる。
『クローズZERO』との最大の違いは、主人公世代が交代し、新たな人物たちが鈴蘭の頂点を争う点にある。
柳楽優弥の出演作を探しているなら、『クローズEXPLODE』が該当作品。 強羅徹というキャラクターの立場を理解してから鑑賞すれば、単なる不良映画ではなく、世代交代によって変化する鈴蘭の人間関係や勢力争いも楽しめるはずだ。
主な情報参照先:スターダストプロモーション公式プロフィール、TBSテレビ作品紹介、日本映画データベース(JFDB)、LDH関連キャスト紹介、シネマカフェの2014年出演者インタビュー。