『ブラッサム』は、2026年9月28日にスタートしたNHK連続テレビ小説第115作。11月4日は第6週「ふたり、北へ」の第3回に当たる第28話が放送された。
放送時間は次のとおり。朝の本放送を見逃した場合も、昼の再放送やインターネット配信で視聴できる。
放送予定はTVガイドWebの番組情報やNHK番組表の掲載内容に基づく。NHK総合では昼12時45分から同じ回を再放送するため、朝の時間帯に視聴できなかった人はこちらが便利だ。
見逃し配信については、旧NHKプラスの後継サービスに当たるNHK ONEが同時配信・見逃し配信を担っている。放送から1週間が経過した番組は、NHKオンデマンドでの配信に移る仕組みだ。
【第28話あらすじ】失意の珠に保が伝えた北海道への決断

※ここからは第28話の重要なネタバレを含みます。
第27話では、札幌への移住を決めた珠に予期せぬ悲劇が訪れた。早産によっておなかの子を失い、珠は深い悲しみと自責の念に沈んでしまう。
第28話は、その出来事を受け止められない珠の姿から始まる。
珠を取り巻く人々の温かな支え珠のそばには、保だけでなく、大家の辰五郎と娘のマキもいる。彼らは珠の気持ちを考えながら、少しずつ元気を取り戻せるように見守り続ける。
しかし、周囲がどれほど気遣っても、珠の悲しみは簡単には消えない。自分を責める珠に対して、保は強く否定し、彼女を抱きしめる。
ここで描かれるのは、悲しみを急いで解決しようとするのではなく、本人が立ち直れるまでそばにいる人々の姿だ。
保が提案したのは札幌への早期移住保は珠の状態を見て、親戚の木村正吾に手紙を書く。そして、当初予定していた時期を待たず、北海道へ移ることを提案する。
珠にとって東京は、仕事を通じて文芸の世界に近づき、保と生活を築いてきた場所でもある。一方で、今回の悲劇によって、これまでの暮らしを続けることが難しくなっていた。
保は環境を変え、何も分からない土地で一から生活を始めようと考える。加えて、札幌で正吾の紹介による仕事に就くため、東京帝国大学を卒業する前に大学を離れる決断まで示した。
保の提案を受け、二人は北海道へ向かう。汽車での移動を経て札幌に到着し、正吾にこれから暮らす家を案内される。珠は北の大地の空気に触れ、東京とは異なる新しい世界を感じるのだった。
【珠と保の関係】第28話で明らかになった二人の絆
今回の物語を読み解くうえで重要なのが、珠と保の関係の変化だ。
保は、珠の悲しみを消すことができないと理解したうえで、彼女が新しい環境で暮らせるように行動を起こす。単に励ますだけではなく、自分の将来設計まで変更するところに、二人の関係の深さが表れている。
保にとって大学を離れる決断は何を意味するのか保は東京帝国大学で学んできた。卒業を目指す道を続けることもできたはずだが、今回は札幌で働き、珠と新生活を始めることを優先した。
これは単なる引っ越しではない。学業を続けるという個人の目標から、二人の生活を安定させるという新しい目標への転換でもある。
もちろん、大学を離れることは小さな決断ではない。学歴や将来の選択肢を手放す可能性を含む。それでも保が行動した背景には、珠を一人にせず、二人で人生を立て直したいという思いがある。
環境を変えることは悲しみから逃げることなのか今回の展開で注目したいのは、札幌への移住が単純な問題解決として描かれていない点だ。
住む場所を変えても、失った命への悲しみがなくなるわけではない。しかし、慣れ親しんだ景色や生活習慣から距離を置き、新しい人々と関わることで、日常を再構築するきっかけは生まれる。
保の選択は、珠に「早く元気になってほしい」と求めるものではなく、二人で新しい生活を始めるための具体的な行動だ。そこに第28話の人間ドラマとしての深みがある。
【ブラッサムのキャスト一覧】石橋静河・金子大地ら主要人物の関係
『ブラッサム』は、主人公の珠を中心に、岩国の家族、東京で出会う文芸関係者、北海道で生活を共にする人々が物語を彩る。
第6週では舞台が東京から北海道へ移るため、これまでの登場人物に加えて、札幌での人間関係にも注目したい。
このほかにも、北海道の近所の人々や岩国時代の友人など、多彩な登場人物が登場する。NHK公式の人物相関図を紹介したMANTANWEBの記事でも、東京・北海道の人物を含む新しい相関関係が公開されている。
『ブラッサム』の作品情報本作は、明治から昭和にかけて活躍した作家・宇野千代(1897~1996年)をモデルとしたオリジナルストーリー。主人公の葉野珠が故郷の山口県岩国を離れ、さまざまな出会いや困難を経て作家としての道を切り開いていく。
脚本は櫻井剛と小松與志子。主題歌はYOASOBIの「咲き誇れ」、語りはNHK大阪放送局の三條雅幸アナウンサーが担当する。
宇野千代の人生をそのまま再現する伝記ではなく、実在の作家をモデルにしながら、主人公の人生を再構成したフィクションとして楽しむのが作品の見方のポイントだ。
【今日の見どころ】開始11分後の主題歌と札幌への場面転換
第28話で特に話題になったのが、通常とは異なるオープニング映像のタイミングだ。
異例の構成で表現した珠と保の新しい出発通常、朝ドラのオープニング映像は番組の冒頭付近に流れる。しかし、第28話では物語が始まってから約11分後に主題歌「咲き誇れ」のタイトル映像が登場した。
その直前には、保が珠に北海道への移住を提案する場面がある。そして主題歌が終わると、二人はすでに汽車の中。東京を離れ、札幌へ向かう展開へと移っていく。
この構成は、悲しみの場面から新しい人生の始まりへと移る物語の節目を、映像と音楽で印象づける演出になっている。
MANTANWEBが紹介した放送後の反応でも、主題歌が流れるタイミングへの驚きや感動が取り上げられた。朝ドラ『カムカムエヴリバディ』の印象的なオープニング演出を思い出したという声も紹介されている。
北海道の寒さが象徴する新しい生活札幌に到着した二人を待っていたのは、東京とは異なる気候と生活環境だった。
正吾に案内された家で、保は北海道の春先の寒さに驚く。正吾からは、札幌の寒さは油断すると危険だと説明され、薪や当面の燃料についても助言を受ける。
珠は新しい土地の空気に触れ、これまでとは違う世界に来たことを実感する。悲しみの直後に描かれる北海道の風景は、単なる舞台変更ではなく、珠の人生が次の段階に入ったことを象徴している。
今回の見どころは、悲しい出来事そのものだけではない。人が再び歩き始める瞬間を、時間の使い方や風景の変化によって描いた点にもある。
【ブラッサム最新ストーリー】第29話から始まる札幌編
第28話で東京を離れた珠と保。11月5日(木)放送予定の第29話では、いよいよ札幌での新生活が本格的に描かれる。
保は銀行で働き、珠は仕立て屋を始める保は正吾が勤める銀行で働き始める。大学を離れるという大きな決断をした保にとって、札幌での仕事は二人の暮らしを支える新たな基盤となる。
一方、珠は正吾の妻・浪江や近所の主婦であるクニ、トミたちと交流しながら、少しずつ日常を取り戻していく。
さらに浪江のすすめによって、珠は自宅で仕立て屋を始めることになる。これまで接客や文芸関係者との交流を通じて社会とつながってきた珠が、今度は自分の技術を生かして新しい仕事を始める展開だ。
注目したいのは珠が再び自分の居場所を作れるか珠にとって、東京での生活は作家としての夢に近づく重要な時間だった。悠樂軒での仕事や文芸誌の関係者との出会いを通じて、文学の世界との接点を持つようになっていたからだ。
札幌での仕立て屋は、一見すると作家への道から遠ざかる選択にも見える。しかし、自分の仕事を持ち、人々と交流し、生活の中で新しい経験を積むことは、珠の人生にとって別の意味を持つ可能性がある。
第29話以降は、珠が札幌でどのような人間関係を築くのか、そして小説家になる夢と新しい暮らしをどう両立していくのかが焦点になる。
【今日の朝ドラ】ブラッサムに関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年11月4日の朝ドラは何話ですか?
A1:NHK連続テレビ小説『ブラッサム』第28話です。第6週「ふたり、北へ」の物語で、失意の珠と、彼女を支える保の決断が描かれました。
Q2:ブラッサム第28話の放送時間と再放送時間は?
A2:NHK総合の本放送は午前8時から8時15分まで。再放送は同日12時45分から13時までです。
Q3:保が珠に提案したことは何ですか?
A3:北海道・札幌への移住を早めることです。保は東京帝国大学の卒業を待たずに働く決断をし、珠と新しい土地で一から生活を始めようとします。
Q4:ブラッサムの見逃し配信はどこで見られますか?
A4:放送後1週間の見逃し配信はNHK ONEで視聴できます。放送から7日後以降はNHKオンデマンドでの配信も利用できます。
Q5:ブラッサムの主人公にモデルはいますか?
A5:主人公・葉野珠のモデルは、作家の宇野千代です。明治・大正・昭和を生きた宇野千代の人生を背景に、自由を求めて生きる女性の姿を描いています。
2026年11月4日の『ブラッサム』第28話は、珠が経験した深い悲しみと、保が選んだ札幌への早期移住を描く重要なエピソードだった。
保は東京帝国大学を離れる決断をし、珠と二人で新しい生活を始める。約11分後に流れた主題歌も、東京から北海道へという物語の大きな転換を印象づけた。
今回のエピソードを理解するうえで大切なのは、札幌への移住を悲しみの解決と捉えないことだ。失ったものを抱えながら、それでも新しい生活を築こうとする二人の姿こそが、この週の中心にある。
次回第29話では、保の銀行勤務と珠の仕立て屋という新しい生活が始まる。珠が再び自分らしい生き方を見つけ、文学への夢とどう向き合っていくのか。第6週「ふたり、北へ」は、二人の未来を考えるうえで見逃せない展開が続いている。