『相棒』の面白さを支えているのは、右京と相棒だけではない。
特に捜査一課の刑事たちは、特命係と対立しながらも事件解決に協力する重要な存在だ。season25でも、伊丹憲一、芹沢慶二、出雲麗音の3人が引き続き登場する。
伊丹憲一(演:川原和久)
警視庁捜査一課の刑事
特命係を厄介者扱いする熱血刑事。特に右京に対しては露骨に反発することが多い。
しかし、警察官としての正義感は強く、理不尽な命令には従わない一面もある。
伊丹と右京の関係は、シリーズを通じた名物の一つだ。
捜査方針や手柄をめぐって対立するものの、伊丹は事件の真相を追う特命係の能力を認めている。亀山の復帰時には、特命係に戻るための口利きをするなど、意外な協力関係も見せている。
芹沢慶二(演:山中崇史)
警視庁捜査一課の刑事
伊丹の後輩で、捜査一課のコンビを組む人物。先輩を立てながらも、軽妙な発言で伊丹を怒らせることがある。
伊丹ほど特命係を敵視しておらず、事件によっては右京たちに情報を提供する。
芹沢は、特命係と捜査一課の間をつなぐ存在でもある。
伊丹の反発と芹沢の柔軟さが組み合わさることで、捜査一課の場面には独特のテンポが生まれる。
出雲麗音(演:篠原ゆき子)
警視庁捜査一課の刑事
伊丹・芹沢とともに行動する女性刑事。2020年10月からシリーズに加わり、従来の捜査一課の人間関係に新しい風を吹き込んだ。
伊丹と芹沢に出雲が加わったことで、従来の2人組から3人のチームへと変化した。
テレビ朝日の2026年10月の公式ニュースでも、3人は「トリオ・ザ・捜一」として紹介されている。season25で7年目を迎えるレギュラー陣だ。
角田六郎(演:山西惇)
薬物銃器対策課の課長
「ヒマか?」というおなじみの言葉とともに特命係へ現れる人物。右京たちにコーヒーを飲ませてもらいながら雑談する姿が印象的だ。
角田は、警察組織の中では珍しい特命係の理解者である。
何気ない会話から捜査のヒントを提供することもあり、事件解決に欠かせない脇役の一人となっている。
鑑識・捜査支援を担う人物season25には、捜査一課以外にも事件を支えるレギュラーがいる。
- 益子桑栄(田中隆三): 鑑識担当。現場に残された証拠や物証の分析を通じて特命係を支える。
- 土師太(松嶋亮太): サイバー関連の捜査に関わる人物。デジタル情報が絡む事件で存在感を発揮する。
- 大河内春樹(神保悟志): 首席監察官。警察内部の規律や不祥事に関係する場面で登場する。
- 内村完爾(片桐竜次): 警視庁刑事部長。特命係の行動に厳しい態度を取る。
- 中園照生(小野了): 警視庁刑事部参事官。内村の部下として組織内の調整役を担う。
特命係は少人数の部署だが、事件解決には鑑識、捜査一課、警察幹部など多くの人物が関係する。この組織的な広がりが、一般的な刑事ドラマとは異なる『相棒』の魅力だ。
【警察上層部と周辺人物】甲斐峯秋・社美彌子・美和子の役割

『相棒』では、警察内部の権力関係も重要なテーマになっている。
特命係は自由に捜査を進める一方、組織の上層部から常に監視されている。そのため、警察幹部や国家機関の人物が事件の展開を大きく左右する。
甲斐峯秋(演:石坂浩二)
警察庁長官官房付
甲斐享の父親。警察組織の中で強い影響力を持ち、特命係の動向にも深く関わる人物。
峯秋は、単純な味方でも敵でもない。
特命係の能力を評価しながらも、警察組織全体の利益や権力関係を考慮して行動する。右京とは異なる価値観を持つため、両者の駆け引きが物語に緊張感を生み出している。
息子の甲斐享が特命係に所属していたこともあり、歴代相棒の物語とも深くつながる人物だ。
衣笠藤治(演:杉本哲太)
警視庁副総監
警視庁の上層部に位置する人物。特命係の存在を快く思っておらず、その失脚を狙う野心家として描かれている。
衣笠は、右京の独自捜査を警察組織の秩序という観点から問題視する。
甲斐峯秋との関係も重要であり、警察内部の主導権争いが事件の背景に影響することもある。
社美彌子(演:仲間由紀恵)
国家情報局のトップ
冷静沈着で、情報収集や政治的な駆け引きに長けた女性。season25では新設された国家情報局のトップとして登場する。
社美彌子は、警察内部だけでなく国家レベルの情報戦にも関係する重要人物だ。
season25では、従来の内閣情報調査室から新設された国家情報局へと舞台が広がり、右京たちが向き合う問題も国家規模へと発展している。
小出茉梨(演:森口瑤子)
小料理屋「こてまり」の女将
特命係のメンバーが訪れる小料理屋の店主。捜査の緊張感から離れた日常的な場面を作り出す存在。
「こてまり」は、右京や薫が事件の合間に立ち寄る場所だ。
事件の情報を直接扱う場面だけでなく、登場人物の人間性や日常を描く舞台としても重要な役割を果たしている。
亀山美和子(演:鈴木砂羽)
ジャーナリスト・亀山薫の妻
薫の人生を長く支えてきた人物。記者としての取材活動を通じて、特命係とは異なる角度から事件に関わることもある。
美和子は、薫とともにサルウィンから帰国した人物でもある。
警察官である夫とは異なる立場から社会や事件を見るため、物語に報道関係者の視点を加えている。
右京・薫の刑事としての関係だけでなく、夫婦としての生活や価値観も作品の人間ドラマを構成する要素だ。
相棒の登場人物相関図を理解するポイントseason25の人物関係は、大きく5つのグループに整理できる。
杉下右京(水谷豊)
物語の中心・警視庁特命係
相棒として協力・対立
亀山薫(寺脇康文)→ 神戸尊(及川光博)
season25で実現する相棒のバトンタッチ
捜査一課
伊丹憲一・芹沢慶二・出雲麗音
対立しながら協力する関係
警察上層部
甲斐峯秋・衣笠藤治・内村完爾
組織の論理と権力関係
国家情報局
社美彌子
国家規模の情報と政治的な思惑
日常・民間の関係者
小出茉梨・亀山美和子
生活や人間関係を支える存在
この構造を理解すると、事件の犯人探しだけでなく、誰がどの立場から事件に関わっているのかも把握しやすくなる。
【season25最大の注目点】亀山薫から神戸尊への交代発表と今後
2026年10月13日、テレビ朝日はseason25で亀山薫から神戸尊への相棒交代を正式発表した。
これはシリーズにおける約5年ぶり5度目の相棒バトンタッチとなる。
発表内容の要点は次のとおりだ。
2026年10月13日に発表された内容- 亀山薫役の寺脇康文から神戸尊役の及川光博へ交代する。
- 神戸尊は2代目から6代目として復帰する。
- 交代はseason25の途中で実施される。
- 具体的な交代時期や話数は発表時点で明らかにされていない。
- 亀山薫が特命係を離れる理由も発表時点では未公表。
テレビ朝日の公式ニュースでは、右京を演じる水谷豊、薫役の寺脇康文、尊役の及川光博が、それぞれ今回の交代についてコメントを寄せている。
水谷豊・寺脇康文・及川光博のコメント水谷豊は今回の交代について、長い歴史を重ねてきた『相棒』だからこそ実現できる展開だという趣旨のコメントを発表した。
寺脇康文は、神戸へのバトンタッチまで亀山薫を誠心誠意演じる姿勢を示し、薫がどのように特命係を離れるのかにも注目してほしいと伝えている。
一方、及川光博は復帰の知らせに驚いたことを明かし、亀山からのバトンを受け取る意気込みを語った。
特に注目したいのは、及川が演じる神戸尊が、かつての2代目相棒として単純に再登場するのではなく、正式に6代目を引き継ぐという点だ。
神戸尊は何話から登場する?神戸尊がseason25の途中から6代目相棒になることは確定している。
ただし、交代する具体的な放送回や日付については、10月13日のテレビ朝日公式発表では明らかにされていない。
season25は2026年10月21日に初回拡大スペシャル「PMクライシス」でスタート。初回では現職総理大臣をめぐる国家レベルの危機が描かれた。
したがって、現段階で「神戸尊が第何話から登場する」と断定することはできない。公式発表と実際の放送内容を区別して受け止める必要がある。
今回の交代はシリーズの終了を意味するのか?亀山薫の復帰は、シリーズの集大成を連想させる出来事だった。
しかし、season25ではさらに神戸尊への交代が発表されている。
これは、歴代相棒という過去の財産を現在の物語に再び生かす試みと捉えられる。
長期シリーズでは、主要人物を交代させることで新しい視聴者を取り込みながら、過去のファンにも懐かしさを提供できる。
しかも『相棒』の場合、歴代の相棒が完全に物語から消えるわけではない。神戸尊のように、特命係を離れた後も必要に応じて事件に関わる人物がいる。
そのため、今後の展開を考えるうえでは、単純な卒業や復帰だけでなく、人物同士の関係がどう変わるのかにも注目したい。
【相棒の登場人物】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:相棒の歴代相棒は全部で何人ですか?
A1:キャラクターとしては4人です。亀山薫、神戸尊、甲斐享、冠城亘が担当しました。season25では亀山が5代目、神戸が6代目として数えられるため、代数は6代まであります。
Q2:2026年のseason25で現在の相棒は誰ですか?
A2:season25は亀山薫役の寺脇康文からスタートしています。シーズン途中で神戸尊役の及川光博に交代することが公式発表されています。
Q3:亀山薫から神戸尊に交代するのはなぜですか?
A3:交代そのものはテレビ朝日が2026年10月13日に正式発表しています。ただし、薫が特命係を離れる劇中の理由や神戸が復帰する理由、具体的な交代話数は発表時点で明らかにされていません。
Q4:伊丹憲一と芹沢慶二はどんな関係ですか?
A4:2人は警視庁捜査一課の先輩・後輩で、捜査でもコンビを組む間柄です。伊丹は特命係に反発することが多い一方、芹沢は右京たちに協力することもあります。
Q5:小出茉梨と亀山美和子はどんな人物ですか?
A5:小出茉梨は小料理屋「こてまり」の女将で、亀山美和子は亀山薫の妻であるジャーナリストです。どちらも刑事として捜査する人物ではありませんが、特命係の日常や人間関係を描くうえで重要な役割を担っています。
Q6:神戸尊と甲斐享は同じ人物ですか?
A6:別人です。神戸尊を演じるのは及川光博、甲斐享を演じるのは成宮寛貴です。神戸は2代目、甲斐は3代目の相棒を担当しました。
『相棒』の登場人物は、杉下右京を中心に、歴代相棒、捜査一課、警察上層部、民間の関係者がそれぞれの立場から事件に関わる構造になっている。
2026年のseason25では、亀山薫と杉下右京のコンビが再び注目を集める一方、神戸尊へのバトンタッチという大きな転換点が用意された。
歴代相棒を整理すると、作品の変化も理解しやすい。
- 亀山薫:人情と行動力を象徴する初代・5代目。
- 神戸尊:知性と組織への理解を持つ2代目・6代目。
- 甲斐享:若さと情熱、正義の危うさを描いた3代目。
- 冠城亘:柔軟な発想と行動力を持った4代目。
『相棒』を深く楽しむための判断基準は、登場人物を単純な味方・敵に分類しないことだ。
伊丹は右京に反発しながらも正義を共有し、甲斐峯秋は警察組織の利益を考えながら特命係を支えることもある。神戸も最初は右京を監視する立場だったが、最終的には互いを認める関係になった。
『相棒』の本当の魅力は、事件の真相だけでなく、異なる正義を持つ人物同士がどう向き合うかにある。
season25では、亀山から神戸への交代が新たな人間関係を生み出す。歴代シリーズを知っている視聴者はもちろん、初めて作品を見る人にとっても、右京と神戸の再タッグは見逃せない展開となる。
今後の放送では、相棒交代の具体的な時期と理由、そして歴代キャラクターがどのように物語に関わっていくのかが注目される。