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【福岡人志とは?】松本人志と黒瀬純が生み出した異色の福岡ローカル番組

時任 沙也加 時任 沙也加 • 更新: • 公開: • 読了約 19 分
目次

番組が始まったきっかけは松本人志の福岡愛

「福岡人志、」の始まりは、2015年に松本人志がテレビ番組で口にした「福岡で番組やりたいなぁ~」という一言だった。

FBS福岡放送と吉本興業による異例の企画として実現し、同年11月に第1弾が放送された。

番組の最大の特徴は、一般的な旅番組とは異なる制作スタイルにある。

- 台本なし
- アポイントなし
- 事前の段取りなし
- 松本人志の希望を優先して行き先を決定
- 福岡の街や飲食店を実際に巡る

FBSの番組紹介でも、撮影が始まるまで何が起こるかわからないアドリブドライブとして説明されている。

観光スポットを予定どおり紹介する旅行番組ではなく、移動中の会話や突発的な出来事そのものが笑いになる構成だ。

黒瀬純は単なる案内役ではない


パンクブーブーのメンバー。福岡県篠栗町出身。松本人志の後輩芸人として番組の案内役を務める。

黒瀬純の役割は、福岡の観光名所を紹介するだけではない。

松本人志の突然のリクエストに応え、地元の飲食店や知人、地域の魅力をつなぐことも重要な仕事だった。

松本の自由な発想と、黒瀬の地元知識やツッコミ。この組み合わせが番組の笑いを生み出していた。

また、第7弾ではバイきんぐの小峠英二、第8弾ではクロスバー直撃の渡邊孝平、第9弾ではバッドボーイズの清人など、福岡にゆかりのある芸人も参加している。

【全9回の放送一覧】2015年から2019年までの内容と見どころ

福岡人志

「福岡人志」は全9弾が制作・放送されたシリーズだ。

放送時期は2015年11月から2019年6月まで。2017年まで比較的短い間隔で続いた一方、第8弾から第9弾までは約1年8か月の空白があった。

FBS福岡放送の番組資料、吉本興業のDVD発売情報、放送当時の報道を照合すると、各回の内容は次のように整理できる。

回 放送時期 主な舞台・見どころ 第1弾 2015年11月14日 福岡市・天神。居酒屋や昭和歌謡のスポットを巡る初回。 第2弾 2016年3月12日 篠栗町。黒瀬の地元や巨大な涅槃像、地元グルメを満喫。 第3弾 2016年7月2日 博多・福岡城跡。黒田官兵衛の話題や街歩き、喫茶店など。 第4弾 2016年9月 北九州市・小倉。飛行機の欠航を受け、新幹線で現地入り。 第5弾 2016年12月 糸島。冬の味覚や牡蠣小屋、福岡のうどんを楽しむ。 第6弾 2017年3月25日 太宰府天満宮・だざいふ遊園地。梅の季節の観光とグルメ。 第7弾 2017年6月24日 筑豊・田川。バイきんぐ小峠英二が参加し、実家を訪問。 第8弾 2017年10月14日 北九州市・スペースワールド。閉園前の遊園地を満喫。 第9弾 2019年6月29日 志賀島・西新・ヤフオクドーム。シリーズ初の2時間スペシャル。

放送年月はFBSの公表資料を基本とし、日付まで確認できる回は具体的な放送日を記載。第9弾は115分の特別番組。

特に見ておきたい3つのエピソード

第4弾:飛行機の欠航から始まった北九州編

第4弾では、台風の影響で松本人志が搭乗予定だった飛行機が欠航するというトラブルが発生。

撮影中止も心配されたが、松本は新幹線に乗り換えて小倉へ向かった。

この予想外の展開は、番組のアドリブ性を象徴するエピソードの一つだ。

第6弾:太宰府で遊園地を満喫

太宰府天満宮を訪れた第6弾では、隣接するだざいふ遊園地にも立ち寄った。

レトロな遊具を楽しむ松本人志の姿や、天ぷらひらお、天神の屋台など、福岡らしい食と観光が詰まった回となっている。

第9弾:約1年8か月ぶりの復活スペシャル

2019年6月29日に放送された第9弾は、FBS開局50周年記念の115分特番。

志賀島や西新商店街、ヤフオクドームなどを巡り、バッドボーイズの清人もゲスト出演した。

当日は大雨という予想外の状況だったが、志賀島の名物さざえ丼や西鉄バスへの乗車など、見どころの多い内容になった。

【ロケ地を徹底紹介】糸島・太宰府・志賀島は何が見どころだった?

福岡人志の魅力は、松本人志のトークだけではない。

福岡県内の観光地や地元グルメが、番組の進行に合わせて自然に登場するところも大きな魅力だった。

糸島:第5弾で松本人志が移住を考えた街

第5弾の舞台となったのが、福岡県西部の糸島市だ。

海と山に恵まれた糸島は、海産物や農産物、自然景観などで知られる地域。番組では地元のうどんや漁港の牡蠣小屋を訪れた。

この回で印象的なのは、松本人志が糸島を気に入り、福岡への移住を考えるような発言を見せたことだ。

もちろん番組内のトークを実際の移住計画と混同することはできないが、普段のテレビ出演とは違うリラックスした松本の姿が楽しめる回となっている。

案内役には黒瀬純に加え、ケン坊田中も参加した。

太宰府天満宮:梅の季節とだざいふ遊園地

第6弾の舞台は太宰府。

太宰府天満宮は菅原道真公を祭る福岡を代表する観光名所で、梅の季節には多くの参拝客が訪れる。

番組では、太宰府天満宮の参拝だけでなく、だざいふ遊園地での遊びも大きな見どころとなった。

松本人志がレトロな遊具に挑戦する場面は、普段のスタジオトークとは違う表情が見られる内容だった。

加えて、天ぷらひらおや屋台も登場。観光と食を一緒に楽しめる構成だった。

志賀島:第9弾で訪れた海の幸の名所

第9弾の中心となったのが志賀島だ。

志賀島育ちのバッドボーイズ・清人が案内役の一人として登場し、地元の名物であるさざえ丼を紹介した。

また、西鉄バスへの乗車や福岡ヤフオクドームでのホークスとの企画も実現。

雨によって松本人志のテンションが下がるところから始まったものの、地元グルメやサプライズによって盛り上がりを取り戻す展開が印象的だった。

そのほかの代表的なロケ地

- 篠栗町:黒瀬純の出身地。第2弾で地元の魅力を紹介。
- 福岡城跡:第3弾で黒田官兵衛にまつわる話題が登場。
- 北九州市・小倉:第4弾と第8弾の舞台。地元グルメも楽しんだ。
- 筑豊・田川:第7弾で小峠英二の地元を訪問。
- スペースワールド:第8弾で閉園前の施設を訪問した。

こうして振り返ると、福岡市内だけではなく、県内のさまざまな地域に足を運んでいたことが分かる。

【2026年最新】福岡人志は現在どこで見られる?DOWNTOWN+とHuluを検証

公式作品ページ掲載あり

2026年に「福岡人志」を見たい場合、まず確認したいのがDOWNTOWN+とHuluだ。

DOWNTOWN+は2025年11月1日にサービス開始

吉本興業が発表した新配信サービス「」は、2025年11月1日夜に配信を開始した。

当初の公式発表による料金と視聴環境は以下のとおり。

項目 サービス開始時の内容
配信開始日 2025年11月1日
月額料金 1,100円(税込み)
年額料金 11,000円(税込み)
スマートフォン アプリ視聴
テレビ アプリ視聴
パソコン ブラウザ視聴
主なカテゴリー ダウンタウン・松本人志・浜田雅功

そして、サービス開始直後の2025年11月3日午後5時には、「福岡人志、松本×黒瀬アドリブドライブ」の配信が告知された。

最初に配信されたのは次の2エピソードだ。

- 第1話「松本人志が福岡登場」
- 第2話「松本人志 福岡に再び」

ENCOUNTも、DOWNTOWN+公式Xによる配信告知を報道している。

2026年11月時点でも、DOWNTOWN+には番組の公式作品ページが掲載されている。したがって、現在の視聴先として最初に確認したいサービスの一つだ。

ただし、最初の2話の配信告知と全9回の配信完了は別の話である。全エピソードの視聴可否は、ログイン後の最新作品一覧で確認したい。

Huluにも公式作品ページが存在する


公式作品ページに「福岡人志、松本×黒瀬アドリブドライブ」が掲載されている。

Huluでは過去に「福岡人志」の配信が行われていた。

現在も公式作品ページが確認でき、第1話「松本人志が福岡登場」の作品情報には46分という収録時間や番組のあらすじが掲載されている。

Apple TVの作品情報にも、Huluで配信された番組として紹介されている。

ただし、作品ページが存在することと、全9回を現在すべて視聴できることは同じではない。契約状況や配信対象エピソードをHuluのアプリ内で確認するのが確実だ。

DVDでも全9回を振り返れる

見落とされがちなのがDVDの存在だ。

「福岡人志」はDVD化も実現しており、3回に分けて全9弾が発売された。

DVDシリーズ 収録回 発売時期
第1シリーズ 第1~3弾 2019年1月23日
第2シリーズ 第4~6弾 2019年6月
第3シリーズ 第7~9弾 2020年6月17日

第1シリーズは吉本興業のニュースセンター、第2シリーズはFBSの告知、第3シリーズはTV LIFEが発売情報を掲載している。

DVDには放送でカットされた未公開映像や特典映像も収録された。

現在、新品の在庫や中古品の流通状況は販売店によって異なるものの、ストリーミング以外の視聴手段として覚えておきたい。

2026年の視聴方法を比較
視聴方法 特徴 確認ポイント
DOWNTOWN+ 公式作品ページあり 各話の現在の配信対象
Hulu 公式作品ページあり 現在の視聴可否・対象回
DVD 全9回の発売実績あり 在庫・中古品の状態
FBS地上波 過去に不定期放送 再放送の告知

おすすめは、まずDOWNTOWN+とHuluの作品ページを確認し、見たい回が見つからなければDVDを探す方法だ。

違法アップロード動画や出所不明の切り抜きではなく、正規の配信・映像商品を選ぶことで、画質や収録内容の面でも安心して楽しめる。

【番組終了の経緯】なぜ2019年の第9弾以降、新作が放送されないのか

「福岡人志は打ち切りになったの?」「松本人志と黒瀬純の共演はもう見られない?」という疑問も多い。

この問題を考えるうえで重要なのが、第8弾と第9弾の間に生じた空白期間だ。

第8弾から第9弾まで約1年8か月のブランク

第8弾の放送は2017年10月14日。

その後、続編がなかなか放送されず、FBSには視聴者から問い合わせが寄せられた。

2019年6月の第9弾発表時、FBSは続編を望む声が多かったことや、インターネット上で番組終了説まで出ていたことを説明している。

つまり、少なくとも2019年6月の時点では、番組が正式に終了したと受け取られていたわけではなく、続編への期待が残っていた。

その声に応える形で、第9弾はFBS開局50周年記念の2時間スペシャルとして放送された。

第9弾以降に新作が発表されていない背景

第9弾は2019年6月29日に放送された。

その後、2026年11月時点まで、新しい第10弾の地上波放送は確認できない。

ただし、FBSや吉本興業から番組の打ち切り理由を具体的に説明する公式発表があったわけではない。

考えるうえで重要なのは、もともと毎週放送されるレギュラー番組ではなく、制作・放送時期が不定期の特別番組だったという点だ。

また、松本人志を取り巻く芸能活動やテレビ制作環境の変化も、現在の番組状況を考える際の背景にはなる。しかし、それらを「福岡人志の終了理由」と直接結びつける公式説明は出ていない。

したがって、現状を正確に表現するなら、第9弾を最後に新作放送が確認できない状態であり、正式な打ち切り理由は公表されていないということになる。

番組終了と配信終了は別の問題

ここは混同しやすいポイントだ。

- 地上波で新作が放送されないこと
- Huluなどの配信契約が変わること
- DOWNTOWN+で過去作品が配信されること
- DVDとして販売されたこと

これらはそれぞれ別の出来事だ。

実際、地上波の新作が止まった後もDVD化は続き、2025年にはDOWNTOWN+への登場も実現した。

放送が止まったからといって、番組そのものが視聴できなくなったわけではない。

【番組の評判と魅力】なぜ今も福岡人志を見たい人がいるのか

「福岡人志」が今も話題になる理由は、単に松本人志が出演しているからだけではない。

番組の魅力は、テレビの演出から少し離れた自然な会話と、福岡という地域の個性が組み合わさっていることにある。

1. 松本人志の普段とは異なる表情

全国ネットのスタジオ番組では、出演者が決められたテーマや企画に沿って進行することが多い。

一方、「福岡人志」では車内の会話や行き先の決定に自由度がある。

観光地での反応、食事中の会話、予想外のハプニングなど、予定調和ではない展開が楽しめる。

2. 黒瀬純との掛け合い

黒瀬純は松本人志の後輩でありながら、地元福岡を案内する立場でもある。

松本の自由な発言に対し、黒瀬が地元の事情を交えながら反応することで、単なる旅行番組ではない笑いが生まれる。

特に、黒瀬が松本をどこへ連れていくのか、松本がその場所をどう評価するのかという掛け合いはシリーズの核になっている。

3. 福岡の魅力を観光ガイドとは違う視点で伝える

糸島の牡蠣小屋、太宰府の遊園地、北九州のうどん店、志賀島の海鮮料理など、地域の食文化や観光資源が自然に登場する。

観光地を順番に紹介するのではなく、芸人たちが実際に訪れて楽しむことで、視聴者にも現場の空気が伝わる。

4. DOWNTOWN+での再配信が新しい視聴者を呼んだ

2025年11月のDOWNTOWN+配信開始は、番組を知らなかった視聴者にとっても再発見の機会になった。

ENCOUNTが配信開始時のSNS反応として紹介したのは、「これが見れるとは」「ずっと見たかった」といった歓迎の声だ。

福岡限定のローカル番組だった作品が、地域を越えて視聴できるようになったことの意味は大きい。

【プロの結論】福岡人志はどんな人におすすめ?

特におすすめできる人

- 松本人志のアドリブトークや自然体の姿を楽しみたい人
- 黒瀬純のツッコミや後輩芸人との掛け合いが好きな人
- 福岡のグルメや観光スポットに興味がある人
- 台本どおりに進まない旅番組が好きな人
- 2010年代のバラエティー番組を振り返りたい人

あまり向いていない人

- きれいに編集された旅行ガイドを求める人
- 観光地の住所や料金などの実用情報だけを知りたい人
- テンポの速いゲーム企画やスタジオ中心の番組を期待する人

この番組は、観光情報を効率的に集めるための作品ではない。芸人2人の会話と、福岡の街で起きる偶然を楽しむ作品だ。

その性格を理解して視聴すると、シリーズの面白さがより伝わってくる。

【福岡人志に関するよくある質問(FAQ)】

Q1:福岡人志は全何回放送されましたか?

A1:2015年11月に第1弾が放送され、2019年6月の第9弾まで、全9弾が制作・放送されました。第9弾はFBS開局50周年記念の115分スペシャルでした。

Q2:福岡人志は2026年現在、どこで見られますか?

A2:DOWNTOWN+とHuluに公式作品ページがあります。DOWNTOWN+では2025年11月3日に第1話と第2話の配信開始が告知されました。全9回の配信状況は各サービス内で確認してください。DVDも過去に全9弾が発売されています。

Q3:福岡人志は打ち切りになったのでしょうか?

A3:2019年6月の第9弾以降、新作放送は確認できません。ただし、正式な打ち切り理由を説明する発表は確認できず、番組終了の経緯は明らかになっていません。

Q4:糸島や太宰府は何回目に登場しますか?

A4:糸島は第5弾、太宰府天満宮とだざいふ遊園地は第6弾です。志賀島は第9弾の主な舞台になっています。

Q5:黒瀬純以外に出演した芸人は誰ですか?

A5:第7弾にはバイきんぐの小峠英二、第8弾にはクロスバー直撃の渡邊孝平、第9弾にはバッドボーイズの清人が参加しています。また、第4弾ではパタパタママの下畑博文、第5弾ではケン坊田中も案内役として登場しました。

「福岡人志、松本×黒瀬アドリブドライブ」は、2015年秋にFBS福岡放送で始まった、松本人志と黒瀬純による福岡ローカルのアドリブ旅番組だ。

全9回の中では、糸島の冬の味覚、太宰府天満宮やだざいふ遊園地、北九州のスペースワールド、志賀島の海鮮料理など、福岡各地の魅力が紹介された。

2019年6月の第9弾以降、新作放送は確認できないものの、正式な番組終了理由は公表されていない。

2025年11月にはDOWNTOWN+での配信が始まり、過去のローカル番組を改めて楽しめる環境も広がった。Huluの作品ページやDVDという選択肢もある。

福岡人志の本当の魅力は、松本人志と黒瀬純が予定どおりに動かないからこそ生まれる笑いと、福岡の街そのものが番組の舞台になっていることだ。

新作の復活を期待しつつ、まずは全9回の旅を振り返ってみる価値は十分にある。

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時任 沙也加

アイドルとライブ情報を担当。公式サイトの告知、リリース、本人の投稿を照合してから記事を書いています。

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