香港・珠海・マカオという三つの都市を陸路で結ぶ「港珠澳大橋(こうじゅおうおおはし)」は、全長約55kmに及ぶ世界有数の海上橋梁・トンネル複合プロジェクトです。2018年10月の開通以来、香港と中国本土、マカオを移動する旅行者やビジネス関係者にとって重要な交通インフラとなっています。
2026年11月現在も24時間運行のシャトルバスが利用でき、香港口岸・珠海口岸・マカオ口岸の三つの出入境施設を経由して移動できます。香港国際空港からのアクセス、バス料金、時刻表、所要時間に加え、2026年11月に実施されている道路工事に伴う交通規制も、旅行前に把握しておきたい情報です。
【基礎知識】港珠澳大橋とは?全長55kmの巨大インフラと海底トンネルの秘密

港珠澳大橋は、香港(Hong Kong)、珠海(Zhuhai)、マカオ(Macao)の三地域を結ぶ越境交通インフラです。英語ではHong Kong-Zhuhai-Macao Bridge、略称HZMBと呼ばれています。
珠江デルタの海域を横断するこのプロジェクトは、香港と中国本土西岸との陸上交通を改善し、広東・香港・マカオ大湾区の経済的な結び付きを強化する目的で整備されました。
全長55kmの内訳はどうなっている?まず押さえておきたいのが、55kmという数字の意味です。港珠澳大橋は、単純に55kmの橋桁が海上に架かっているわけではありません。香港側の連絡道路、本橋、珠海側の連絡道路を合わせた総延長が約55kmです。
- 香港連絡道路:約12km
- 本橋:約29.6km
- 珠海連絡道路:約13.4km
この三つを合計すると約55kmになります。香港政府の高速道路局が公表している資料でも、この構成が示されています。
海底トンネルはなぜ必要だったのか港珠澳大橋の技術的な見どころは、橋と海底トンネルを組み合わせた構造にあります。
本橋29.6kmのうち、海上高架橋は約22.9km、海底トンネルは約6.7kmです。トンネルの両側には人工島が設けられ、橋梁部分と海底部分を接続しています。
海底トンネルを設けた大きな理由は、珠江河口を航行する大型船舶の通行空間を確保するためです。海上に橋だけを建設すると、大型船舶が通過するための高さに制約が生まれます。そこで、船舶が航行する主要な水域では海底トンネルを採用する設計が選ばれました。
香港政府の技術資料によると、海底トンネルは沈埋トンネル方式で構築され、33個の大型沈埋トンネルセグメントなどで構成されています。各標準セグメントは長さ約180m、幅約38m、高さ約11m、重量約8万トンという巨大な構造物です。
つまり、港珠澳大橋は単なる長大橋ではなく、海上交通、道路交通、地盤条件、人工島建設などの課題を一体的に解決した複合インフラなのです。
【歴史と建設経緯】2018年10月24日の開通までに何があった?
港珠澳大橋の建設計画は、香港・珠海・マカオの交通接続を強化する国家規模のプロジェクトとして進められました。本橋の建設は2009年12月に始まり、香港側の連絡道路や口岸施設も段階的に整備されました。
建設開始から開通までの主な出来事- 2009年12月:港珠澳大橋の本橋建設が開始。
- 2012年5月:香港連絡道路の建設が開始。
- 2018年10月23日:珠海で開通記念式典が開催。中国の習近平国家主席が開通を宣言しました。
- 2018年10月24日:一般交通への供用が開始されました。
- 2026年:三地域を結ぶ越境交通ルートとして運行が続き、道路工事に伴う一部車線規制などが実施されています。
2018年10月23日の式典には、習近平国家主席や当時の香港行政長官・林鄭月娥(キャリー・ラム)らが出席しました。香港政府の発表では、翌24日から実際の交通供用が始まることが説明されています。
このため、開通日を調べる際には、式典が行われた10月23日と、一般交通への供用が始まった10月24日を区別する必要があります。
三地域の共同プロジェクトとしての意味建設上の特徴は、香港・広東省・マカオの三つの政府が関係する広域プロジェクトだったことです。道路を物理的につなぐだけでなく、それぞれ異なる法制度や出入境管理を調整する必要がありました。
実際、港珠澳大橋の口岸は一か所に集約されていません。香港、珠海、マカオのそれぞれに独立した出入境施設が設置されています。この「別々の場所で審査する方式」は、利用者の旅行手続きにも直接関係する重要な特徴です。
香港政府の入境事務関連資料でも、三地域それぞれの管轄区域内に出入境施設を設ける方式が採用されたことが説明されています。
【三つの口岸を徹底比較】香港口岸・珠海口岸・マカオ口岸の役割と位置関係
港珠澳大橋を利用する際、最も間違えやすいのが三つの口岸の違いです。橋の名前には三都市が含まれていますが、シャトルバスは各都市の中心街に直接到着するわけではありません。
到着するのは、それぞれの地域に設置された専用の出入境施設です。その後、目的地に応じて市内バス、タクシー、鉄道などに乗り換える必要があります。
| 施設・エンティティ | 位置・役割 | 到着後の主な移動手段 |
|---|---|---|
| 港珠澳大橋 | 香港・珠海・マカオを結ぶ全長約55kmの交通インフラ | 越境シャトルバス、認可された越境バスなど |
| 香港口岸 | 香港国際空港に近いランタオ島北東側の人工島に設置 | 空港連絡バスB4、B5、B6、タクシーなど |
| 珠海口岸 | 珠海側の人工島に設置された中国本土側の出入境施設 | 珠海市内行きのバス、タクシーなど |
| マカオ口岸 | マカオ側の人工島に設置された出入境施設 | 市内バス101X・102X、タクシーなど |
| 港珠澳大橋シャトルバス | 香港口岸と珠海口岸・マカオ口岸を結ぶ公共交通 | 24時間運行の越境バス |
香港口岸は、香港国際空港に近いランタオ島北東側に位置しています。空港との接続が良く、香港に到着した旅行者が珠海やマカオへ移動する場合の重要な出発地点です。
口岸には旅客出入境施設や公共交通の乗り換えスペースが設けられています。空港からはB4系統のバスでアクセスできます。
珠海口岸:中国本土側の移動拠点珠海口岸は、中国広東省珠海市側の出入境施設です。珠海市内への移動だけでなく、広東省西部方面への旅行やビジネスにも利用されています。
珠海側から香港へ向かう場合も、口岸で出境手続きを済ませてからシャトルバスに乗車します。中国本土側では人民元による支払いに対応しています。
マカオ口岸:マカオ半島やタイパ方面への接続拠点マカオ口岸は、マカオ側に設けられた出入境施設です。香港からシャトルバスで到着した後は、マカオ市内へ移動するために路線バスやタクシーを利用します。
マカオ政府観光局の案内では、口岸到着後の移動手段として101X・102X系統のバスなどが紹介されています。
旅行計画では「香港からマカオへ行く」という大きな移動だけでなく、マカオ口岸からホテルや観光地までの移動も含めて考えることが大切です。
【利用方法を完全解説】港珠澳大橋シャトルバスの乗り方と香港国際空港からのアクセス
一般旅行者にとって、港珠澳大橋を利用する最も分かりやすい方法は、通称「ゴールドバス」と呼ばれる港珠澳大橋シャトルバスです。
香港口岸と珠海口岸を結ぶ路線、香港口岸とマカオ口岸を結ぶ路線の二つがあり、どちらも24時間運行しています。
シャトルバスの基本的な乗車手順- 香港口岸へ移動する:空港バス、接続バス、タクシーなどで香港口岸の旅客出入境施設に向かいます。
- 香港側の出境手続きを行う:有効な旅券などの渡航書類を提示して出境審査を受けます。
- シャトルバスの乗車券を購入する:窓口、自動券売機、オンライン購入などを利用します。
- 目的地のバスに乗車する:珠海行きまたはマカオ行きを選びます。
- 到着後に入境手続きを行う:目的地側の口岸で入境審査を受けます。
- 市内交通へ乗り換える:バスやタクシーなどでホテル、駅、観光地へ移動します。
重要なのは、シャトルバスに乗るだけで移動が完了するわけではないことです。香港から中国本土またはマカオへ移動する際には、出境と入境の手続きが必要です。帰路でも同様に、それぞれの地域の出入境審査を受けます。
香港国際空港から香港口岸へのアクセス方法香港国際空港から港珠澳大橋を利用する場合、便利なのが空港と香港口岸を結ぶバスB4です。
- B4:香港国際空港と香港口岸を結ぶ接続バス。
- B5:欣澳(Sunny Bay)公共交通インターチェンジと香港口岸を結ぶ路線。
- B6:東涌(Tung Chung)方面と香港口岸を結ぶ路線。
香港の交通局が公表する案内でも、B4・B5・B6は香港口岸への接続交通として掲載されています。空港から直接向かう場合はB4が分かりやすい選択肢です。
香港国際空港のSkyPier乗り継ぎサービスとは?飛行機を利用する旅行者には、香港国際空港のSkyPier(スカイピア)から珠海・マカオ方面へ向かう乗り継ぎバスもあります。
ただし、これは通常の空港アクセスバスとは異なります。香港国際空港の公式案内によると、SkyPierは乗り継ぎ旅客専用で、香港を出発地とする一般旅行者は利用できません。
利用には、原則として同日到着便の航空券または搭乗券、対象地域への有効な渡航書類、乗り継ぎバスの乗車券などが必要です。出発前に入境審査を通過したり、一般到着エリアで荷物を受け取ったりすると、この乗り継ぎサービスを利用できなくなる場合があります。
また、空港の案内では、通常、バス出発時刻の60分前までに乗り継ぎカウンターへ到着することが案内されています。航空便との接続時間や参加航空会社などの条件も確認してください。
【2026年最新】港珠澳大橋のバス料金・時刻表・運行間隔を解説
旅行者が最も気になるのが、シャトルバスの料金と運行時間です。2026年11月現在、香港側の運賃は昼間と夜間で異なります。運行自体は24時間体制です。
港珠澳大橋シャトルバスの料金香港口岸発の公式運賃は、香港・珠海線と香港・マカオ線で共通です。
- 昼間(06:00~23:59):65香港ドル
- 夜間(00:00~05:59):70香港ドル
- 昼間の割引運賃:33香港ドル
- 夜間の割引運賃:35香港ドル
割引対象は、12歳未満または身長1.2m未満の子ども、対象となる障害者、高齢者(65歳以上)などです。割引対象の判定や適用条件は購入窓口で確認してください。
一方、珠海口岸で購入する場合は人民元建ての運賃が案内されています。公式シャトルバス運行会社の掲載料金は、通常運賃が昼間58人民元、夜間63人民元、割引運賃が昼間29人民元、夜間32人民元です。
このように、乗車する口岸によって表示通貨が異なる場合があります。旅行中は香港ドルと人民元の両方の決済方法を準備しておくと安心です。
2026年のシャトルバス時刻表シャトルバスは定刻発車の長距離バスというより、一定間隔で運行される公共交通に近いサービスです。公式運行会社が公表している時間帯別の運行間隔は次のとおりです。
香港口岸からマカオ口岸
- 00:00~06:14:30分間隔
- 06:15~08:59:15~20分間隔
- 09:00~23:59:5~10分間隔
マカオ口岸から香港口岸
- 00:00~05:59:30分間隔
- 06:00~07:59:20~30分間隔
- 08:00~23:59:5~10分間隔
香港口岸から珠海口岸
- 00:00~06:59:30分間隔
- 07:00~07:59:15~20分間隔
- 08:00~23:59:5~10分間隔
珠海口岸から香港口岸
- 00:00~06:14:30分間隔
- 06:15~07:59:15~20分間隔
- 08:00~21:59:15~20分間隔
- 22:00~23:59:20~30分間隔
上記は運行会社が掲載する時間帯別の運行間隔であり、特定日の確定発車時刻を保証するものではありません。混雑状況や悪天候によって運行が変更される可能性もあります。
乗車券の購入方法と支払い乗車券は、口岸内の窓口や自動券売機、公式オンライン購入サービスなどで購入できます。混雑する時間帯や大型連休には、事前購入も選択肢になります。
珠海口岸では人民元のほか、WeChat Pay、Alipay、UnionPay、Visa、Mastercardなどの決済手段が案内されています。香港側では香港ドル建ての料金が設定されています。
旅行者は、出発する口岸で利用できる決済手段を確認してから購入すると、現地で慌てずに済みます。
【移動時間を比較】香港・珠海・マカオは橋とフェリーのどちらが便利?
港珠澳大橋の大きな利点は、香港と珠海・マカオの間を陸路で移動できることです。ただし、橋を渡る時間と都市の中心部から目的地までの所要時間は同じではありません。
シャトルバスとフェリーの所要時間比較港珠澳大橋の公式案内では、香港口岸から珠海口岸・マカオ口岸までの約42kmの区間は、移動時間の目安が約40分とされています。
一方、香港観光局の案内では、香港・マカオ間のターボジェットのフェリー所要時間は約55分です。コタイ・ウォータージェットについても、マカオ政府観光局は約1時間と案内しています。
- 港珠澳大橋:口岸間の移動時間は約40分。
- 香港・マカオ間のフェリー:航海時間は約55~60分。
ただし、これらは交通機関そのものの移動時間の比較です。口岸までのアクセス、出入境審査、待ち時間、到着後の市内移動は含まれません。
フェリーは香港島の上環などから出発できるため、香港中心部に滞在している人には便利な場合があります。一方、空港周辺やランタオ島方面から移動する場合は、香港口岸を利用するルートが候補になります。
どの交通手段を選ぶべき?港珠澳大橋のシャトルバスが向いているのは、次のような旅行者です。
- 香港国際空港から珠海やマカオへ直接移動したい人
- 交通費を抑えながら三地域を旅行したい人
- 深夜や早朝にも移動する可能性がある人
- 橋と海上トンネルを通過するルートを体験したい人
一方、香港中心部からマカオのフェリーターミナル周辺へ移動する場合は、フェリーの方が乗り換えを少なくできることがあります。
移動時間だけでなく、出発地点と到着地点、乗り換え回数、出入境手続き、運賃を合わせて判断するのが合理的です。
【2026年11月の最新交通情報】車線規制・通行止め・台風による運休に注意
港珠澳大橋は24時間利用できる交通インフラですが、常に全区間が通常どおり走行できるとは限りません。2026年11月4日時点では、香港側の連絡道路などで道路工事に伴う一時的な車線規制が公表されています。
2026年11月に実施されている主な交通規制香港運輸署の交通告知によると、香港連絡道路の香港方面では、2026年11月2日から2027年1月15日まで、毎日9時から18時にかけて段階的な車線規制が実施されます。
対象区間は、香港方面の距離標0.0Eから4.7Eまでの一部で、左車線と中央車線が一時閉鎖され、右車線は通行可能とされています。
また、珠海・マカオ方面でも2026年9月7日から11月30日まで、9時から18時の間に段階的な車線規制が予定されています。対象区間ごとに閉鎖する車線が異なり、残る車線を利用する交通運用です。
これらは橋全体の全面通行止めではなく、道路工事に伴う一部車線の規制です。ただし、交通状況によって所要時間が延びる可能性があります。自家用車や越境バスを利用する場合は、余裕を持った計画が必要です。
台風や悪天候による運休にも注意珠江河口は台風の影響を受ける海域です。強風や悪天候などの状況によっては、港珠澳大橋の通行やシャトルバスの運行が一時停止されることがあります。
実際に2026年7月25日には台風に伴うシャトルバス運行停止の告知が掲載され、翌26日には運行再開の案内が掲載されました。
このように、通常の時刻表だけで旅行を判断するのは危険です。特に航空便への乗り継ぎがある場合は、運休・再開の最新告知を確認し、代替交通手段も検討しておきましょう。
出発前に確認したい公式情報- 香港運輸署の交通告知:車線規制、道路工事、通行状況
- 港珠澳大橋シャトルバス公式サイト:運行間隔、運賃、運休・再開情報
- 香港政府の交通情報サービス:口岸へのアクセス、バス路線、交通状況
- 香港国際空港:SkyPierの乗り継ぎ条件と運行情報
なお、通常の観光客が自家用車やレンタカーで自由に橋を走行できるわけではありません。越境車両には許可や通行条件があるため、一般旅行者にはシャトルバスや認可された越境バスの利用が現実的です。
Q1:港珠澳大橋は全長何kmですか?
全長は約55kmです。香港連絡道路約12km、本橋約29.6km、珠海連絡道路約13.4kmで構成されています。
Q2:港珠澳大橋のシャトルバスは24時間運行ですか?
はい。香港・珠海線と香港・マカオ線は24時間運行です。ただし、深夜は日中より運行間隔が長くなり、悪天候などによる臨時運休もあります。
Q3:香港からマカオまでバスで何分かかりますか?
香港口岸からマカオ口岸までの移動時間は約40分が目安です。出入境審査や待ち時間、マカオ市内への移動時間は別途必要です。
Q4:シャトルバスの料金はいくらですか?
香港口岸発の場合、通常運賃は昼間65香港ドル、夜間70香港ドルです。割引運賃はそれぞれ33香港ドル、35香港ドルです。珠海口岸発は人民元建ての料金が設定されています。
Q5:香港国際空港から港珠澳大橋を利用できますか?
利用できます。一般旅行者は空港からB4バスで香港口岸へ移動し、出境手続き後にシャトルバスへ乗車できます。航空機の乗り継ぎ旅客には、条件付きのSkyPier専用乗り継ぎバスもあります。
Q6:港珠澳大橋を歩いて渡ることはできますか?
一般旅行者が橋の車道を歩いて渡ることはできません。香港・珠海・マカオ間の移動には、シャトルバスや認可された越境交通サービスを利用します。
Q7:港珠澳大橋の利用にはパスポートが必要ですか?
香港・中国本土・マカオ間の出入境手続きがあるため、有効な渡航書類が必要です。日本国籍の場合も、訪問先の入境条件や滞在資格を事前に確認してください。
Q8:2026年11月現在、港珠澳大橋は通行止めですか?
2026年11月4日時点で公表されているのは、主に香港連絡道路の一部車線規制です。橋全体の全面通行止めとは異なります。ただし、工事や台風などによる変更があり得るため、出発当日の交通告知を確認してください。
港珠澳大橋は、香港・珠海・マカオを結ぶ全長約55kmの海上交通インフラです。約29.6kmの本橋には約6.7kmの海底トンネルが組み込まれ、2018年10月24日の供用開始以来、三地域の移動を支える重要な役割を担っています。
旅行者にとって特に便利なのは、24時間運行のシャトルバスです。香港口岸から珠海口岸・マカオ口岸まで約40分で移動でき、香港ドル建ての通常運賃も昼間65ドル、夜間70ドルと比較的利用しやすい料金設定になっています。
ただし、実際の旅行では三つの口岸の位置関係、出入境手続き、到着後の市内交通を考慮する必要があります。香港国際空港から移動するならB4バス、香港中心部からならMTRや接続バスを組み合わせるなど、出発地点に応じたルート選びが重要です。
加えて、2026年11月現在は香港連絡道路の一部車線規制が続いています。台風などによる運行停止も想定し、運行会社と香港運輸署の最新情報を確認しておきましょう。
港珠澳大橋を利用する際の判断基準は、単純な移動時間の短さだけではありません。料金、口岸までのアクセス、出入境審査、最終目的地までの移動を含めて比較することが、香港・珠海・マカオ旅行をスムーズに進めるポイントです。
巨大インフラとしての見どころと、実際の旅行での利便性。その両方を理解しておけば、港珠澳大橋は三地域を巡る旅の強力な移動手段になります。
主な情報確認資料: 香港政府運輸署、香港政府高速道路局、港珠澳大橋公式サイト、港珠澳大橋シャトルバス運行会社、香港国際空港、マカオ政府観光局の2026年掲載情報。