今回の招集メンバーはGK3人、DF8人、MF・FW17人の合計28人。森保一監督は、経験豊富な主力を残しながら、長期離脱から復帰した選手と新しい攻撃の選択肢を加えた。
Jリーグ公式サイトが掲載した11月4日の発表メンバーは以下の通りだ。
GK(ゴールキーパー)3人- 早川友基(鹿島アントラーズ)
- 小久保玲央ブライアン(シントトロイデンVV)
- 鈴木彩艶(アストン・ビラ)
- 板倉滉(ボルシア・メンヘングラートバッハ)
- 渡辺剛(フェイエノールト)
- 町田浩樹(ホッフェンハイム)
- 伊藤洋輝(バイエルン・ミュンヘン)
- 瀬古歩夢(ル・アーヴル)
- 中野就斗(サンフレッチェ広島)
- 菅原由勢(カリアリ)
- 鈴木淳之介(FCコペンハーゲン)
- 伊東純也(KRCゲンク)
- 南野拓実(ASモナコ)
- 鎌田大地(クリスタル・パレス)
- 坂元達裕(コベントリー・シティ)
- 相馬勇紀(FC町田ゼルビア)
- 小川航基(FC町田ゼルビア)
- 前田大然(イプスウィッチ・タウン)
- 堂安律(アイントラハト・フランクフルト)
- 田中碧(リーズ・ユナイテッド)
- 中村敬斗(オリンピック・リヨン)
- 佐野海舟(マインツ05)
- 久保建英(レアル・ソシエダ)
- 鈴木唯人(SCフライブルク)
- 松木玖生(サウサンプトンFC)
- 佐野航大(PSVアイントホーフェン)
- 福田師王(カールスルーエSC)※初招集
- 後藤啓介(SCフライブルク)
今回の顔ぶれで特徴的なのは、攻撃的なポジションに複数のタイプがそろっていることだ。久保建英や堂安律のように局面を打開できる選手に加え、伊東純也、前田大然、中村敬斗など、スピードと突破力を持つ選手も選ばれている。
加えて、小川航基、福田師王、後藤啓介という異なる特徴を持つFWがそろったことで、上田綺世が不在のセンターフォワード争いも見どころになった。
今回の28人は、単に主力を集めた編成ではない。ブラジルのような個人能力の高い相手に対抗する戦力と、パラグアイ戦で新しい組み合わせを試すための選択肢を同時に確保した構成といえる。
【ブラジル戦・パラグアイ戦】日本代表の予想スタメンとフォーメーション

最も気になるのが、11月の2試合で森保監督が誰を先発に選ぶかという問題だ。
2026年11月4日のメンバー発表時点で、JFAから両試合の公式スタメンは発表されていない。以下は招集状況、直近の試合での起用、選手の特徴を踏まえた予想である。
ブラジル戦の予想スタメン日本代表 予想フォーメーション
ブラジル戦・2026年11月14日
小川航基
※戦術配置を示す予想図。公式発表の先発メンバーではない。
ブラジル戦では、守備の安定を優先した3バックを予想する。板倉滉、渡辺剛、町田浩樹を中央に置き、両ウイングバックが攻撃と守備を切り替える形だ。
ブラジルはFIFAランキング6位の強豪。日本は同17位で、過去の対戦成績も1勝2分け12敗と厳しい数字が残る。個人技に優れる相手に対して、中央の守備ブロックを維持できるかが大きなポイントになる。
攻撃では久保建英と堂安律の2人を前線のシャドーに配置する予想だ。久保には狭い局面でのボール保持とラストパス、堂安にはゴール前への侵入とシュートを期待したい。
ワントップには小川航基を予想する。上田綺世が不在となったことで、前線でボールを収められる選手の価値が高まっている。小川が先発し、福田師王や後藤啓介が途中出場でアピールする展開も考えられる。
パラグアイ戦の予想スタメンパラグアイ戦では、ブラジル戦から選手を入れ替え、4バックを採用する可能性もある。特に前線の選手層を考えると、久保や堂安を中心とした攻撃的な配置が考えられる。
日本代表 予想フォーメーション
パラグアイ戦・2026年11月17日
※戦術配置を示す予想図。公式発表の先発メンバーではない。
この布陣の狙いは、久保を中央の攻撃的MFとして使い、左右から中村敬斗と堂安律がゴールに迫る形だ。
4バックなら両サイドバックの攻撃参加も重要になる。菅原由勢のクロスや伊藤洋輝のビルドアップを生かせれば、中央に人数を集める相手に対して攻撃の幅を作れる。
ただし、南野拓実がどこまでコンディションを上げているかによって、トップ下や左の攻撃的ポジションの組み合わせは変わる。復帰直後の南野を無理に先発させず、途中出場から試合勘を取り戻させる選択肢もある。
久保建英の日本代表でのポジションは?久保建英は右ウイングと攻撃的MFの両方をこなせる選手だ。クラブでの役割や代表のフォーメーションに応じて、タッチライン際で仕掛ける役割と、中央で攻撃を組み立てる役割を使い分けられる。
今回の予想では、ブラジル戦は堂安と並ぶシャドー、パラグアイ戦はトップ下を想定した。
久保を中央に置けば、左右の選手との連係を生かしやすくなる。一方、右サイドに配置すれば、左利きの久保が内側へ切り込んでシュートやスルーパスを狙える。
どちらが正解というわけではなく、相手の守備配置に応じてポジションを変えられることが久保の強みだ。
【復帰組・初招集・選外】南野拓実と福田師王、上田綺世の現状
今回の招集で大きな話題となったのは、南野拓実と町田浩樹の復帰、福田師王の初招集、そして上田綺世の選外だ。それぞれの背景を整理すると、今回のメンバー構成の意図が見えてくる。
南野拓実は約1年ぶりの代表復帰
ASモナコ/攻撃的MF・FW
南野は左膝前十字靱帯断裂による長期離脱を経て、今回の代表メンバーに戻ってきた。代表復帰は約1年ぶりとなる。
南野の特徴は、前線からの守備、相手の最終ラインと中盤の間でボールを受ける動き、そしてゴール前への飛び出しだ。
久保や堂安がボールを持った際、南野が相手DFの背後に走り込めば、攻撃の選択肢は増える。単なる得点役ではなく、前線の連係を成立させる選手として期待される。
もっとも、長期離脱明けの選手にとって代表戦はコンディションを慎重に見極める場でもある。招集されたことと、90分間プレーできる状態にあることは別問題だ。
福田師王が日本代表に初招集された理由
カールスルーエSC/FW
今回の新顔として最も注目したいのが、ドイツ2部カールスルーエでプレーする福田師王だ。
福田は神村学園で活躍した後、ドイツへ渡り、ボルシアMGを経てカールスルーエで経験を積んできた。2026年11月の招集発表時点では、リーグ戦8試合に出場して3ゴールを記録している。
森保監督は福田について、次のように評価した。
「毎試合見るたびにできることが増えていって、インテンシティ高くプレーしながらも、クオリティを発揮していっている」
監督が評価したのは得点数だけではない。強度の高いプレーを続けながら、技術的な質も発揮できるようになっている点だ。
また、森保監督は福田のポテンシャルについて、ドイツ1部でも通用する可能性を評価している。初招集の背景には、現在の所属リーグだけでなく、将来の成長を見据えた選考もある。
今回の2試合では、福田が代表デビューを果たせるかが注目点になる。先発候補として固定的に見るよりも、試合展開に応じて途中投入され、持ち味を示す機会が与えられる可能性に注目したい。
町田浩樹と坂元達裕も代表に復帰町田浩樹も左膝前十字靱帯断裂から復帰し、約1年5か月ぶりに日本代表へ戻ってきた。3バックの中央や左側を担当できるため、守備陣の組み合わせに幅をもたらす存在だ。
一方、坂元達裕は約5年ぶりの代表復帰。コベントリー・シティでプレーするサイドアタッカーで、縦への突破や運動量を武器にする。伊東純也や相馬勇紀とは異なる選択肢として、右サイドの競争を活性化させる。
上田綺世が招集外になった理由は?
LOSCリール/FW
上田綺世が今回のメンバーに入らなかった主な理由は、負傷による離脱だ。
森保監督は11月1日の取材で、上田について次回の代表には基本的に招集しない方針を説明した。左足を痛めており、クラブで試合に出場できていないことが判断の背景にある。
「基本的には招集しない方針。プレーしていないですし」
つまり、今回の選外を単純な実力不足や代表構想からの除外と解釈するのは適切ではない。負傷からの回復と実戦復帰が優先されている。
上田が不在となったことで、小川航基、福田師王、後藤啓介らにセンターフォワードのポジションを争う機会が生まれた。上田が復帰すれば、再び先発争いは激しくなるだろう。
そのほか、三笘薫や冨安健洋も負傷離脱の影響で選外となった。前回の活動から継続して招集されなかった選手には、塩貝健人、佐藤龍之介、田中聡らもいる。
選手同士の関係と今回のポジション争い今回のメンバーをポジションと役割の関係から整理すると、特に次の組み合わせが重要になる。
この表から分かるのは、今回の争いが単なる先発メンバーの入れ替えではないということだ。復帰組のコンディション、新戦力の適応、既存主力の役割変更が同時に進むシリーズになる。
【森保一監督の最新フォーメーション】3バックと4バックのどちらを採用する?
今回のスタメン予想で重要なのが、森保ジャパンのフォーメーションの変化だ。
森保監督は2024年6月のワールドカップ・アジア2次予選以降、3バックを中心とする布陣を採用してきた。しかし、2026年10月のニュージーランド戦では4バックを試している。
10月5日のニュージーランド戦では、中野就斗、瀬古歩夢、伊藤洋輝、鈴木淳之介が4人のDFとして先発。これまでの3バック中心の戦い方から、明確な変化を見せた。
この変更について、森保監督は次のように説明している。
「相手ではなく、自分たちの戦術の幅を増やすというところで」
この発言は、11月のブラジル戦・パラグアイ戦を考えるうえで重要だ。相手に合わせて守備的になるだけではなく、自分たちから試合を動かすために複数のフォーメーションを使えるようにする狙いがある。
3バックを採用するメリット3バックの利点は、中央の守備人数を確保しながら、ウイングバックを高い位置に押し出せることだ。
板倉滉、渡辺剛、町田浩樹といった選手を組み合わせれば、中央の守備を厚くしつつ、両サイドから攻撃に参加できる。
特にブラジルのような個人技の高い相手に対しては、中央のスペースを簡単に使わせない守備が求められる。3バックは、そのための有力な選択肢となる。
4バックを採用するメリット4バックでは、サイドバックが攻撃に参加することで、攻撃の幅を作りやすくなる。中盤の人数配置も変わるため、久保建英や堂安律を中央寄りに配置する戦術も選択できる。
ただし、サイドバックが前に出た際には、その背後を相手に狙われるリスクがある。10月のニュージーランド戦後、森保監督も4バックの課題としてサイドの守備について言及している。
したがって、ブラジル戦で3バック、パラグアイ戦で4バックという使い分けは十分に考えられる。ただし、これは現時点での戦術予想であり、採用が確定したわけではない。
日本代表のポジション争いで注目したい4つのポイント1.GKは鈴木彩艶が軸
鈴木彩艶は今回も招集され、10月5日のニュージーランド戦でも先発した。早川友基と小久保玲央ブライアンも選ばれているが、現時点では鈴木が先発候補の中心と考えられる。
2.DFは3バックと4バックの両方を想定
板倉、渡辺、町田を中心とする3バックと、菅原や鈴木淳之介らを加えた4バックでは必要な役割が異なる。町田の復帰によって、中央の守備の選択肢が増えた。
3.中盤は久保・堂安・鎌田・佐野の組み合わせ
攻撃を組み立てる鎌田、ボール奪取に強みを持つ佐野海舟、局面を変えられる久保と堂安。誰をどの位置に置くかによって、日本の攻撃の性格は大きく変わる。
4.FWは上田不在によって競争が激化
小川航基が経験値で先行する可能性がある一方、福田師王と後藤啓介には新しい選択肢としての期待がかかる。前田大然もスピードと前線からの守備で起用方法を広げられる。
【日本代表の試合日程・キックオフ】ブラジル戦とパラグアイ戦はいつ?
11月の日本代表は、シンガポールで開催される「MIZUHO BLUE CHALLENGE THE KALLANG FOOTBALL SERIES SINGAPORE」に参加する。
大会には日本、シンガポール、ブラジル、パラグアイの4か国が参加。会場はシンガポールナショナルスタジアムだ。
日本代表の11月試合日程
11月14日(土)日本対ブラジル19:15
日本時間/現地時間18:15
テレビ朝日系・全国生中継、U-NEXT無料ライブ配信
11月17日(火)日本対パラグアイ22:10
日本時間/現地時間21:10
日本テレビ系・全国生中継、TVerライブ配信、U-NEXT配信
会場はいずれもシンガポールナショナルスタジアム。キックオフは日本時間。
上記の時間はJFAが発表した現地時間に、シンガポールと日本の1時間の時差を加えたものだ。放送予定もJFAの公式案内で確認できる。
ブラジル戦はワールドカップ以来の再戦ブラジル戦は、2026年夏のFIFAワールドカップ北中米大会以来の再戦となる。日本にとっては、世界トップクラスの攻撃力を持つ相手に対して、自分たちの現在地を確認する重要な試合だ。
ブラジルの個人技に対抗するためには、守備陣だけでなく中盤の選手が連動してボールを奪う必要がある。久保や堂安が攻撃に専念できる状況をどれだけ作れるかも勝負を分ける。
パラグアイ戦は選手層と戦術の確認が焦点パラグアイはブラジルとは異なる南米の強豪だ。日本との過去の対戦成績は5勝5分け2敗と、日本が勝ち越している。
ブラジル戦で主力を起用した場合、パラグアイ戦では選手を入れ替える可能性がある。福田師王や後藤啓介など、若い選手に出場機会が与えられるかにも注目したい。
なお、この大会は通常のノックアウト方式の大会ではない。各試合は90分で終了し、同点の場合は延長戦やPK戦を行わない。大会としての最終順位も決定しない形式だ。
【日本代表の歴代スタメン比較】森保ジャパンはどう変わった?
日本代表のスタメンを長い時間軸で見ると、フォーメーションの変化と選手層の広がりが大きな特徴となっている。
かつての日本代表では4バックを基本とする試合が多く、攻撃的MFやサイドアタッカーを組み合わせた4-2-3-1などが使われてきた。森保ジャパンも第2次政権の初期には4バックを採用していた。
その後、2024年6月からは3バックを中心とする戦い方へ移行。中央に守備人数を確保し、ウイングバックを高い位置に押し上げるスタイルが定着していった。
そして2026年10月のニュージーランド戦では、再び4バックを採用。これは単なる昔のスタイルへの回帰ではなく、試合開始時から戦術を選べるようにする試みだった。
今回の28人を歴代の代表メンバーと比較した際に注目すべきなのは、欧州クラブでプレーする選手の多さだけではない。右サイド、中央、左サイドを複数の選手が兼任できるため、同じメンバーでも戦い方を変えられる点だ。
例えば久保建英は右ウイングとトップ下、南野拓実は攻撃的MFとFW、堂安律は右サイドと中央寄りのポジションを担当できる。これにより、試合途中のポジション変更にも対応しやすくなる。
歴代スタメン比較で見るべきなのは、名前の豪華さだけではない。各選手の特徴がチームの戦術とどう結びついているかが、本当の比較ポイントになる。
【日本代表スタメン最新】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年11月の日本代表のスタメンは確定していますか?
A1:11月4日時点で確定しているのは招集メンバー28人です。ブラジル戦とパラグアイ戦の公式先発メンバーはまだ発表されていません。掲載した布陣は予想です。
Q2:日本代表の正ゴールキーパーは誰ですか?
A2:現時点では鈴木彩艶が先発候補の中心です。早川友基、小久保玲央ブライアンも招集されていますが、鈴木は直近のニュージーランド戦でも先発しています。
Q3:南野拓実はなぜ代表に復帰したのですか?
A3:左膝前十字靱帯断裂による長期離脱から復帰し、所属クラブでプレーできる状態に戻ったためです。今回は約1年ぶりの代表復帰となりました。
Q4:福田師王は日本代表に初招集されたのですか?
A4:はい。2026年11月のブラジル戦・パラグアイ戦に向けて初めてA代表に招集されました。カールスルーエでの成長と得点力が評価されています。
Q5:上田綺世が日本代表にいない理由は何ですか?
A5:左足の負傷でクラブの試合に出場できていないことが主な理由です。森保監督も、プレーできていない状態では招集しない方針を示しています。
Q6:日本代表のブラジル戦とパラグアイ戦は何時からですか?
A6:日本時間でブラジル戦は11月14日19時15分、パラグアイ戦は11月17日22時10分です。会場はいずれもシンガポールナショナルスタジアムです。
Q7:森保ジャパンの最新フォーメーションは何ですか?
A7:3バックを軸としてきましたが、2026年10月のニュージーランド戦では4バックも採用しました。11月の2試合でどちらを使うかは、公式の先発発表まで確定していません。
2026年11月4日に発表された日本代表の招集メンバーは28人。久保建英、堂安律、鎌田大地、鈴木彩艶ら主力に加え、南野拓実と町田浩樹の復帰、福田師王の初招集が大きなポイントになった。
ブラジル戦では3バックを軸とする守備的な安定感、パラグアイ戦では4バックを含む戦術の幅が注目される。久保建英のポジション、南野のコンディション、小川航基と福田師王のFW争いも見逃せない。
一方、上田綺世、三笘薫、冨安健洋らは負傷の影響で招集外となった。彼らの復帰時期も今後の日本代表の戦力を左右する要素になる。
今回の2試合で注目すべきなのは、単に誰が先発するかだけではない。森保ジャパンが3バックと4バックを使い分けられるのか、復帰組がどこまで本来の力を取り戻しているのか、そして新戦力が主力争いに食い込めるのかという点だ。
2026年11月の日本代表は、完成されたスタメンを確認するだけでなく、次のチームを形作る競争を見るシリーズになる。公式のスタメン発表と試合当日の選手配置が、最終的な答えを示すことになる。