2026年、誕生50周年を迎えた「OSAMU GOODS(オサムグッズ)」。イラストレーター・原田治が生み出した愛らしいキャラクターたちを振り返る記念展「The 50th Anniversary OSAMU GOODS展」が、横浜、京都を経て、いよいよ名古屋市美術館にやってきます。
2026年11月4日現在、横浜のそごう美術館での開催は8月31日に終了し、大丸ミュージアム〈京都〉での展示も10月5日に終了。次の開催地となる名古屋会場は、2026年12月10日から2027年1月22日までの開催です。チケット料金は一般前売1,800円、当日2,000円。加えて、特設ショップやキャラクターとコラボしたカフェも予定されています。
【2026年最新】オサムグッズ展50周年の開催日程は?横浜・京都・名古屋を総整理
今回の展覧会は、OSAMU GOODSの誕生50周年を記念した全国巡回型の企画です。1976年にスタートしたブランドの歴史を、当時の資料や歴代商品とともに紹介します。
2026年の国内開催は、横浜、京都、名古屋という順番で展開。すでに終了した会場と、これから訪問できる会場を混同しないように確認しておきましょう。
横浜・そごう美術館:8月1日~8月31日最初の開催地となったのは、神奈川県横浜市のそごう美術館です。会期は2026年8月1日から8月31日まで。そごう横浜店6階で開催されました。
入館料は一般1,400円、大学・高校生1,200円、中学生以下無料。公式オンラインチケットなどを利用した場合、一般1,200円、大学・高校生1,000円という割引料金も設定されていました。
横浜会場では、原田治のアートワークや原画、版下など、商品が完成するまでの制作過程を感じられる展示が話題になりました。また、原田治が敬愛していた洋画家・鈴木信太郎の作品10点を紹介するコーナーも併設。単なるキャラクターグッズの展示にとどまらない、美術的な視点が盛り込まれていました。
そごう美術館の学芸員による公式レポートでは、幅広い世代の来場者が集まり、若い学生にも新鮮なデザインとして受け入れられていたことが紹介されています。
京都・大丸ミュージアム〈京都〉:9月13日~10月5日2会場目は、大丸京都店6階の大丸ミュージアム〈京都〉。2026年9月13日から10月5日まで開催されました。
京都会場の大きな特徴は、原田治のデザイン哲学が色濃く反映された「DUSTY MILLER」の商品を中心に、圧倒的な物量で見せたことです。
公式レポートによると、展示されたDUSTY MILLERのOSAMU GOODSは1,600点以上。文房具やバッグなど、アイテムのカテゴリーごとに配置され、歴代のマグカップやイラスト原画も楽しめる構成でした。
京都ならではの企画として、キービジュアルを使用したアクリルスタンド付き入場券や、購入特典の限定ステッカーも登場。対象売場での買い物に応じて、OSAMU GOODSとROOTOTEのコラボトートバッグがプレゼントされる企画も実施されました。
初日の午前中は日時指定券が完売し、入場制限が設けられるほどの盛況だったと公式サイトが報告しています。
名古屋・名古屋市美術館:12月10日~2027年1月22日次の開催地は、愛知県名古屋市の名古屋市美術館です。
会期は2026年12月10日(木)から2027年1月22日(金)まで。白川公園内にある名古屋市美術館の企画展示室1で開催されます。
名古屋市と東海テレビ放送の公式発表では、50年間のキャラクターの変遷、原田治が憧れた1960年代アメリカの生活雑貨を取り入れたデザイン、日常のアイテムに宿る普遍的なかわいさを主な見どころとして紹介しています。
加えて、名古屋会場では特設ショップに加え、館内コーヒーショップでのコラボカフェも予定されています。キャラクターをデザインしたグッズを添えた新メニューが登場するため、展示鑑賞と食事を合わせて楽しめるのも魅力です。
なお、名古屋会場の具体的な展示点数やカフェメニューの詳細は、公式発表で確認できる範囲ではまだ明らかになっていません。京都会場の1,600点以上という数字を、そのまま名古屋会場の展示点数として扱わないようにしたいところです。
【会場比較】入場料金・開催日程・アクセスはどう違う?
3会場は同じ50周年記念展でも、開催期間や入場料金、会場独自の企画が異なります。特に名古屋会場は、前売券の購入期間が12月9日までとなっているため、訪問を予定している人は早めに確認しておきましょう。
| 比較項目 | 横浜・そごう美術館 | 京都・大丸ミュージアム | 名古屋市美術館 |
|---|---|---|---|
| 開催期間 | 8月1日~31日 | 9月13日~10月5日 | 12月10日~1月22日 |
| 一般料金 | 1,400円 | 1,300円 | 前売1,800円 当日2,000円 |
| 学生・子ども料金 | 高校・大学生1,200円 中学生以下無料 |
高校・中学生1,000円 小学生800円 |
高校・大学生1,300円(前売) 小中学生500円(前売) |
| 主な見どころ | 原画・版下・鈴木信太郎作品 | 1,600点以上の歴代グッズ | 50年の歴史・特設ショップ・コラボカフェ |
| 最寄り駅 | 横浜駅東口 | 阪急烏丸駅・地下鉄四条駅 | 伏見駅・大須観音駅 |
| アクセス | 徒歩約5分 | 徒歩約1~2分 | 徒歩約7~8分 |
※料金は各会場の開催時に公表された通常料金を記載。横浜・京都は開催終了済みです。京都は一般・大学生1,300円(前売1,100円)、中高生1,000円(800円)、小学生800円(600円)。名古屋は税込。会場や券種によって割引条件が異なります。
名古屋会場の料金とチケット購入方法名古屋市美術館の観覧料は以下のとおりです。
- 一般:前売1,800円/当日2,000円
- 高校・大学生:前売1,300円/当日1,500円
- 小学生・中学生:前売500円/当日700円
- 未就学児:無料
前売券の販売期間は2026年9月25日10時から12月9日23時59分まで。当日券は12月10日から2027年1月22日まで販売予定です。
購入できる場所は、アソビュー!、ミュージアムチケット、ローソンチケット、名古屋市美術館の窓口です。ローソンチケットのLコードは43735です。
また、20人以上の団体は当日料金から100円引き。名古屋市交通局の一日乗車券、ドニチエコきっぷ、地下鉄全線24時間券を利用した人も当日料金から100円引きになります。名古屋市美術館の常設展定期観覧券を提示した場合は200円引きです。割引の併用はできません。
展覧会の観覧券で、会期中は美術館の常設展も鑑賞できます。せっかく訪れるなら、企画展だけでなく常設コレクションも合わせて楽しみたいところです。
【展示内容・見どころ】原画や当時の資料、歴代グッズの魅力とは?
今回の50周年記念展で注目したいのは、キャラクターのイラストだけでなく、それがどのように日常生活の道具へと展開していったのかを確認できる点です。
1. イラストが商品になるまでの制作過程横浜会場の公式レポートでは、原田治のアートワークや原画、版下などが展示されたことが紹介されています。
完成した商品だけを見ると、シンプルな線や色の組み合わせが印象に残ります。しかし、原画や制作資料を通して見ることで、キャラクターの表情や色使い、商品としての仕上がりに至るまでの工夫を読み取れます。
京都会場では、壁面に原画を配置し、歴代マグカップと見比べられる展示も実施されました。キャラクターが時代とともにどのように商品へ取り入れられたのかを確認できる、ファンには見逃せない構成です。
2. 文房具やバッグなど、生活雑貨の豊かなバリエーションOSAMU GOODSの魅力は、イラストそのものだけではありません。
スクールバッグ、タオル、歯ブラシ、ポーチ、グラス、ショップバッグなど、身近な生活用品にキャラクターの魅力を落とし込んだことが、長く愛されてきた理由の一つです。
京都会場の公式レポートでは、1990年代中頃までにDUSTY MILLERの商品が約1万種類に達したことも紹介されています。イラストの制作だけでなく、素材や形状、色、ロゴ、パッケージまで原田治が関わっていた点も興味深いところです。
3. キャラクターの歴史とデザインの変遷今回の展覧会では、初期から続くキャラクターの歴史をグッズの変化からたどれることもポイントです。
特に歴代マグカップの展示は、同じキャラクターでも商品によって表情や色使い、デザインの印象が変わることを発見できる内容でした。
名古屋市の開催発表でも、キャラクターの歴史と変遷をグッズで表現することが見どころとして挙げられています。
【原田治とは?】マザーグースから生まれた「かわいい」の原点
OSAMU GOODSを語るうえで欠かせないのが、イラストレーターの原田治です。
原田治は1946年生まれ。多摩美術大学のデザイン科を卒業し、1970年に雑誌『an・an』の創刊号でイラストレーターとしてデビューしました。雑誌や広告など幅広い分野で活動し、2016年に亡くなるまで、日本のイラストレーション文化に大きな足跡を残しました。
1976年に誕生したOSAMU GOODSは、イギリスの伝承童話「マザーグース」に着想を得たブランドです。
マザーグースと1960年代アメリカのカルチャーデザインの背景には、マザーグースだけでなく、1960年代アメリカのファッションや生活文化もありました。
原田治はアメリカの雑誌『Seventeen』に登場する女の子や、ハリウッド映画の女優たちの姿、彼女たちが身につけている小物や生活雑貨にも注目していました。
その影響は、OSAMU GOODSの明るい色彩やシンプルな造形、どこか海外のヴィンテージ雑貨を思わせる雰囲気に表れています。
原田治が考えた「かわいい」の定義原田治のデザイン哲学を理解するうえで重要なのが、本人が掲げた「かわいい」の考え方です。
「明るく、くったくがなく、健康的な表情」
公式資料で紹介されるこの言葉には、単に明るく愛らしいだけではなく、わずかな寂しさや切なさを含ませるという考え方もあります。
そのため、OSAMU GOODSのキャラクターには、元気いっぱいの表情のなかにも、どこか人間らしい繊細さが感じられます。
かわいいものをかわいいまま描くのではなく、少しの余白や感情を残す。その独特のバランスが、誕生から50年たった今も新鮮に映る理由と考えられます。
ジャック・ジル・ベティなど歴代キャラクターOSAMU GOODSには、マザーグースの世界観を背景にした個性的なキャラクターが登場します。公式キャラクター紹介で取り上げられている代表的な5キャラクターを整理しました。
- ジャック(JACK):少し気弱で心優しい性格。ジルの友人。
- ジル(JILL):しっかり者で、ジャックの友人として知られる代表的キャラクター。
- ベティ(BETTY):よそゆきの靴を片方なくしてしまった女の子。
- ドッグ(DOG):マザーグースの「HEY! DIDDLE, DIDDLE」に登場する、牛を見て大笑いする犬。
- キャット(CAT):同じく「HEY! DIDDLE, DIDDLE」に登場するバイオリンを弾く猫。
なかでもジャックとジルは、OSAMU GOODSを象徴する存在です。キャラクター単体のかわいさだけでなく、性格や関係性を含めて親しみを感じられるところも魅力です。
【限定グッズ・物販】名古屋会場で買えるものと50周年記念アイテム
オサムグッズ展を訪れる人にとって、展示と同じくらい気になるのが物販コーナーです。50周年の記念展では、会場限定のアイテムや購入特典も企画されてきました。
名古屋限定のオリジナルグッズ付き入場券は販売終了名古屋会場では、非売品のオリジナルトートバッグと入場券をセットにした特別チケットが3,600円で販売されました。
ミュージアムチケット限定、名古屋会場限定の数量限定商品でしたが、東海テレビの公式案内によると、予定数に達したため販売終了となっています。
そのため、11月4日現在、この特別チケットを新たに購入することはできません。通常の前売券・当日券とは別の商品なので、混同しないよう注意してください。
名古屋の特設ショップには豊富な商品ラインナップ名古屋市の公式発表では、会場内に特設ショップを設け、世代を超えて楽しめる豊富なグッズを販売すると案内されています。
ただし、個別の商品名や販売価格、名古屋会場限定商品の全ラインナップは、現段階で公表されている情報だけでは確定できません。
過去の会場では、京都限定のアクリルスタンド付き入場券、税込3,000円購入ごとの限定ステッカー、対象売場での購入者向けROOTOTEコラボトートなどが企画されました。こうした実績からも、会場ごとに異なる記念アイテムが用意されることは、50周年記念展の楽しみの一つです。
名古屋会場限定のコラボカフェにも注目名古屋会場のもう一つの特徴が、館内コーヒーショップで予定されているコラボカフェです。
名古屋市の報道発表によると、OSAMU GOODSのキャラクターをデザインしたグッズを添えた新メニューが登場する予定です。
展示を見るだけでなく、キャラクターの世界観をカフェタイムでも楽しめる企画となっています。
なお、メニューの具体的な内容や価格、提供期間については、来場前に名古屋会場の最新案内を確認しておくと安心です。
【アクセス・訪問攻略】名古屋市美術館へ行く前に確認したい注意点
名古屋市美術館へのアクセス名古屋市美術館は、名古屋市中区栄2丁目、白川公園内にあります。
- 地下鉄東山線・鶴舞線「伏見駅」5番出口から南へ徒歩約8分
- 地下鉄鶴舞線「大須観音駅」2番出口から北へ徒歩約7分
- 地下鉄名城線「矢場町駅」4番出口から西へ徒歩約10分
複数の駅からアクセスできるため、名古屋駅方面から向かう場合は伏見駅を利用すると便利です。
なお、美術館には来館者用の専用駐車場がありません。車で訪れる場合は、周辺の有料駐車場を利用してください。
開催時間と休館日- 通常開館時間:9時30分~17時
- 金曜日:祝休日を除き20時まで
- 最終日1月22日:17時閉館
- 入場締切:閉館30分前
休館日は毎週月曜日と、2026年12月29日~2027年1月2日、2027年1月5日、1月12日です。
ただし、2027年1月3日・4日は特別開館、1月11日(月・祝)も開館します。年末年始に訪れる予定の人は、通常の休館日と異なる日程に注意してください。
物販だけの利用や再入場はできる?名古屋会場では、物販コーナーの利用にも展覧会の入場券が必要です。グッズだけ購入する目的でショップに入ることはできません。
加えて、一度退場すると展覧会場・物販会場のどちらにも再入場できません。展示を見終わってから買い物をする予定なら、欲しい商品を購入する時間も含めてスケジュールを考えておきましょう。
小学生以下の子どもだけでの入場もできず、保護者の同伴が必要です。未就学児は無料ですが、物販の利用には入場券が必要になる場合があるため、購入条件も確認してください。
どんな人におすすめ?訪問前の判断基準今回の展覧会は、次のような人に特におすすめです。
- 1980~90年代にオサムグッズの文房具やバッグを愛用していた人
- ジャックやジルなどのキャラクターが好きな人
- 原田治の原画や制作資料を見たい人
- レトロ雑貨や昭和のデザイン文化に関心がある人
- 親子で世代を超えたキャラクター文化を楽しみたい人
一方、特定のキャラクター商品だけを購入したい人や、物販だけを利用したい人には、入場券が必要という条件があるため注意が必要です。
また、京都会場のように展示点数や展示構成が明確に紹介されている情報と、名古屋会場の公式発表を区別しておくと、期待する内容との食い違いを避けられます。
オサムグッズ展に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年のオサムグッズ展は次にどこで開催されますか?
A1:2026年12月10日から2027年1月22日まで、名古屋市美術館で開催されます。横浜のそごう美術館と大丸ミュージアム〈京都〉での開催はすでに終了しています。
Q2:名古屋会場の入場料金はいくらですか?
A2:一般は前売1,800円、当日2,000円です。高校・大学生は前売1,300円、小中学生は前売500円で、未就学児は無料です。
Q3:名古屋限定のグッズ付きチケットはまだ買えますか?
A3:非売品トートバッグ付きの3,600円の入場券は、予定数に達したため販売終了しています。通常の前売券は別途販売されています。
Q4:オサムグッズ展では原画も見られますか?
A4:横浜会場では原画や版下などの展示が公式レポートで紹介されています。名古屋会場については、当時の資料とともに50年間のブランドの魅力を紹介すると発表されています。
Q5:チケットを持たずにグッズショップだけ利用できますか?
A5:名古屋会場ではできません。物販の利用にも展覧会の入場券が必要で、一度退場すると再入場もできません。
2026年に誕生50周年を迎えたOSAMU GOODS。横浜、京都と巡ってきた「The 50th Anniversary OSAMU GOODS展」は、12月10日から名古屋市美術館で開催されます。
今回の記念展の魅力は、ジャックやジルなどの懐かしいキャラクターに再会できるだけではありません。原田治が大切にしたデザイン哲学、マザーグースから生まれた発想、生活雑貨にまで徹底された美意識を、当時の資料やグッズを通じて体感できることです。
名古屋会場では、特設ショップやコラボカフェも予定されています。通常の前売券は12月9日まで販売予定ですが、数量限定のグッズ付き入場券はすでに終了しています。
かつて文房具やバッグを愛用していた世代には懐かしく、初めてOSAMU GOODSに触れる若い世代には新鮮な発見があるはずです。誕生から半世紀を経ても色あせない原田治の「かわいい」を、名古屋の会場で改めて味わってみてはいかがでしょうか。
主な情報確認資料: 名古屋市公式発表、名古屋市美術館・東海テレビの開催案内、そごう美術館の展覧会記録、大丸松坂屋百貨店の京都会場発表、OSAMU GOODS公式サイトの展示レポートおよびキャラクター紹介。