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世界陸上棒高跳び2026最新記録は?東京2025男女決勝と北京2027日程を徹底解説

三国 颯真 三国 颯真 • 更新: • 公開: • 読了約 20 分
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2026年11月4日現在、世界陸上の棒高跳びは男子・女子ともに歴史的な記録と実力者たちの競演が続いている。男子の世界記録はスウェーデンのアルマンド・デュプランティスが2026年3月に更新した6m31。女子の世界記録はエレーナ・イシンバエワが2009年に樹立した5m06である。東京2025では男子がデュプランティスの6m30、女子がケイティ・ムーンの4m90で決着した。

東京大会の男子決勝では6m30という新世界記録が誕生し、女子決勝ではムーンがサンディ・モリスとの接戦を制した。一方、日本代表の諸田実咲は女子予選で4m25を記録。次回の世界陸上は2027年9月10日から19日まで中国・北京で開催される。最新世界記録、東京大会の順位、日本選手の結果、棒高跳びのルール、歴代王者まで、2026年の公式記録を基に整理する。

【2026年最新】世界陸上の棒高跳び世界記録は男子6m31・女子5m06

世界陸上棒高跳び

世界陸上の棒高跳びを語るうえで、まず押さえておきたいのが男女の世界記録だ。

男子はデュプランティスが6m31を保持し、女子はイシンバエワの5m06が長期間にわたって頂点に君臨している。

男子の世界記録はデュプランティスの6m31

男子棒高跳びの世界記録保持者は、スウェーデン代表のアルマンド・デュプランティス(Mondo Duplantis)。

2026年3月12日、スウェーデンのウプサラで開催された「モンド・クラシック」で、6m31を成功させ、自身の世界記録を1cm更新した。

世界陸連の公式レポートによると、デュプランティスは5m65、5m90、6m08をいずれも1回目で成功。その後、6m31にも1回目で成功した。

この更新は自身15度目の世界記録更新にあたる。東京2025で樹立した6m30から、わずか半年ほどでさらに1cm高く跳んだことになる。

2026年の男子棒高跳びでは、ギリシャのエマヌイル・カラリスも6m20を記録。デュプランティスに迫るライバルとして存在感を示している。

出典:World Athletics「Duplantis breaks world pole vault record in Uppsala」、2026年シーズン男子ランキング。

女子の世界記録はイシンバエワの5m06

女子棒高跳びの世界記録は、ロシアのエレーナ・イシンバエワが保持する5m06。

2009年8月28日、スイス・チューリヒで記録された。

イシンバエワは女子棒高跳びの歴史を切り開いた選手の一人であり、オリンピック2連覇、世界選手権3度の優勝を達成している。

2005年には女子選手として初めて5mを突破。2009年には5m06まで記録を伸ばした。

2026年11月現在、この記録は更新されていない。

一方、2026年シーズンの女子最高記録はオーストラリアのニナ・ケネディが7月10日に記録した4m95。世界記録との差は11cmとなっている。

男女の世界記録を比較
項目 男子 女子
世界記録 6m31 5m06
記録保持者 アルマンド・デュプランティス エレーナ・イシンバエワ
樹立日 2026年3月12日 2009年8月28日
樹立地 スウェーデン・ウプサラ スイス・チューリヒ
2026年の注目記録 6m31 4m95
2026年の世界記録更新 更新あり 更新なし

ここで注意したいのは、女子の4m90と5m06は別の意味を持つ数字だということ。4m90は東京2025の優勝記録であり、5m06は世界記録である。

大会優勝記録と世界記録を混同しないことが、棒高跳びの記録を正しく理解する第一歩になる。

【東京2025男子決勝】デュプランティスが6m30の世界新記録で優勝

2025年9月15日、東京の国立競技場で行われた世界陸上男子棒高跳び決勝は、大会を象徴する名勝負となった。

優勝したのはスウェーデンのデュプランティス。記録は6m30の世界新記録だった。

東京2025男子棒高跳び決勝の結果

世界陸連の公式リザルトによる上位成績は次のとおり。

順位 選手 国 記録
1位 アルマンド・デュプランティス スウェーデン 6m30 WR
2位 エマヌイル・カラリス ギリシャ 6m00
3位 カーティス・マーシャル オーストラリア 5m95
4位 サム・ケンドリックス アメリカ 5m95
5位 ティボー・コレ フランス 5m90
6位 ソンドレ・グットルムセン ノルウェー 5m90

2位のカラリスは6m00を成功させ、3位のマーシャルは5m95で表彰台に立った。

デュプランティスは6m30を成功させ、世界選手権の舞台で自身の記録を更新。東京大会は単なる優勝ではなく、棒高跳びの歴史に残る記録更新の場となった。

なお、東京での6m30は当時の世界記録だったが、2026年3月に6m31へ更新されている。

男子棒高跳びの世界記録はどう変わった?

男子の世界記録の歴史を振り返ると、記録更新の節目には時代を代表する選手が存在する。

年 選手 記録 歴史的な意味
1985年 セルゲイ・ブブカ 6m00 6mの大台を突破
1994年 セルゲイ・ブブカ 6m14 長く世界記録として残る
2014年 ルノー・ラビレニ 6m16 約20年ぶりの記録更新
2020年 デュプランティス 6m17 新たな記録時代の始まり
2025年 デュプランティス 6m30 東京世界陸上で更新
2026年 デュプランティス 6m31 ウプサラで再更新

特に注目したいのは、ブブカの時代から続く6m台の攻防だ。

ブブカは1983年から1997年まで世界選手権で計6度優勝。男子棒高跳びの歴代王者として圧倒的な実績を残した。

その後、ラビレニが記録を塗り替え、2020年以降はデュプランティスが世界記録を次々に更新している。

東京2025の6m30は、その長い歴史のなかでも特別な到達点だった。

【東京2025女子決勝】ケイティ・ムーンが4m90で優勝、モリスが4m85で2位

女子棒高跳びの決勝は2025年9月17日に開催された。

優勝したのはアメリカのケイティ・ムーン。記録は4m90だった。

2位には同じアメリカのサンディ・モリスが4m85で入り、3位はスロベニアのティナ・シュテイが4m80で獲得した。

東京2025女子棒高跳び決勝結果
順位 選手 国 記録
1位 ケイティ・ムーン アメリカ 4m90
2位 サンディ・モリス アメリカ 4m85
3位 ティナ・シュテイ スロベニア 4m80
4位 アマリー・シュヴァビコバ チェコ 4m75
5位 アンジェリカ・モザー スイス 4m65
6位 ハナ・モル アメリカ 4m65
6位 アマンダ・モル アメリカ 4m65

ムーンとモリスの差はわずか5cm。

女子棒高跳びは、男子と同様にバーを越えた高さだけでなく、試技の失敗数やパスの判断が順位を左右する競技だ。

4m90という記録だけでなく、最後まで高さを競い合う選手たちの戦略にも注目したい。

ケイティ・ムーンは世界選手権3連覇を達成

ムーンの東京大会での優勝は、単独のタイトル獲得にとどまらない。

彼女は2022年オレゴン大会、2023年ブダペスト大会、2025年東京大会で世界選手権の金メダルを獲得している。

2023年大会ではオーストラリアのニナ・ケネディと同記録の4m90で並び、両者がジャンプオフを行わず金メダルを分け合った。

そして2025年には単独優勝を達成。女子棒高跳びで3大会連続の世界選手権タイトルを獲得した初の選手となった。

サンディ・モリスと2026年の女子勢力図

2位のサンディ・モリスも、女子棒高跳びを代表する実力者だ。

東京2025では4m85を成功させ、銀メダルを獲得した。

2026年シーズンには4m90を記録しており、依然として世界トップレベルの競技力を維持している。

一方、2026年シーズンの最高記録はニナ・ケネディの4m95。ハナ・モルも4m90台の記録を持ち、女子棒高跳びは複数の選手が世界記録に迫る競争環境となっている。

現在の女子棒高跳びでは、ムーンの経験、モリスの安定感、ケネディやモルの勢いが大きな見どころだ。

【日本代表・諸田実咲】東京2025女子棒高跳び予選の結果と決勝進出条件

東京2025では、日本の諸田実咲も女子棒高跳びに出場した。

世界のトップ選手が4m90前後の高さを争う一方、日本選手が世界選手権の決勝に進むには、予選を突破することが最初の課題となる。

諸田実咲の東京2025予選結果

世界陸連の公式結果によると、諸田実咲は2025年9月15日の女子予選で4m25を記録した。

全体順位は14位タイ。決勝進出はならなかった。

女子の自動通過標準記録は4m70だったため、標準記録による突破には届かなかった。

ただし、棒高跳びの予選は標準記録を突破する方法だけではない。標準記録に届かなかった選手でも、全体の上位12人に入れば決勝に進める仕組みがある。

棒高跳びの予選通過標準記録

東京2025の男女の予選通過標準記録は次のとおり。

種目 自動通過標準記録 もう一つの通過条件
男子棒高跳び 5m80 上位12人
女子棒高跳び 4m70 上位12人

標準記録を突破した選手は自動的に決勝進出が決まる。

一方、標準記録を突破した選手が12人に満たない場合は、残りの枠を予選の成績上位者が埋める。

そのため、標準記録だけで決勝進出の可能性が決まるわけではない。

諸田実咲の4m25という結果は、世界選手権の予選がどれほど高い水準で争われているかを示している。

【歴代優勝者と関係者一覧】世界陸上の棒高跳びを支えてきた名選手たち

世界陸上の棒高跳びは、男子と女子で異なる歴史を持っている。

男子は1983年の第1回世界選手権から実施され、女子は1999年から正式種目となった。

その歴史のなかで、世界記録保持者と世界選手権の優勝者が必ずしも同じ人物ではないことも、競技の面白さだ。

世界陸上棒高跳びの主要選手と記録の関係
選手 国 主な実績・記録 関係する大会・人物
セルゲイ・ブブカ 旧ソ連・ウクライナ 世界選手権6度優勝、6m14 男子棒高跳びの歴史的王者
ルノー・ラビレニ フランス 2014年に6m16 ブブカの記録を更新
アルマンド・デュプランティス スウェーデン 2026年世界記録6m31 東京2025男子優勝者
エマヌイル・カラリス ギリシャ 東京2025男子2位、6m20 デュプランティスの主要ライバル
エレーナ・イシンバエワ ロシア 女子世界記録5m06 女子棒高跳びの歴史的王者
ケイティ・ムーン アメリカ 世界選手権3大会連続優勝 東京2025女子優勝者
サンディ・モリス アメリカ 東京2025女子2位、4m85 ムーンのライバル
ニナ・ケネディ オーストラリア 2026年シーズン最高4m95 2023年世界選手権共同優勝者
諸田実咲 日本 東京2025女子予選4m25 日本代表選手
歴代優勝者から見る男子と女子の違い

男子では、セルゲイ・ブブカが1983年から1997年まで6度の世界選手権優勝を達成した。

その後、サム・ケンドリックスが2017年と2019年に優勝し、デュプランティスが2022年、2023年、2025年のタイトルを獲得している。

女子では、1999年の初代世界選手権王者スタシー・ドラギラ、2005年・2007年・2013年の優勝者イシンバエワが歴史に名を残す。

加えて、2022年から2025年までの世界選手権ではムーンが存在感を示した。

男女を比較すると、男子は6m台を突破する選手が複数登場する一方、女子では4m90台が世界トップの争いの中心となっている。

ただし、男女の記録差だけで選手の技術や競技の難易度を単純に比較することはできない。助走速度、踏み切り、ポールの反発、空中姿勢など、複数の要素が組み合わさって記録が決まる競技だからだ。

【棒高跳びのルール】試技回数・パス・失敗の判定をわかりやすく解説

棒高跳びは、ポールを使ってバーを越え、成功した最高の高さを競う陸上競技だ。

競技の基本ルールを理解すると、世界陸上の決勝で選手がなぜ試技をパスするのか、なぜ一度失敗した高さに戻らないのかがわかる。

1つの高さにつき最大3回の試技

選手は設定された高さに対して試技を行う。

バーを落とさずに越えれば成功。バーを落とした場合などは失敗となる。

原則として、同じ高さで最大3回まで試技できるが、重要なのは3回連続の失敗で競技終了というルールだ。

3回の失敗は、必ずしも同じ高さで発生する必要はない。

例えば、次のようなケースも失格となる。

- 4m80で1回失敗
- 4m90で1回失敗
- 5m00で1回失敗

この場合、3回連続の失敗となるため競技を続けられない。

パスとは?失敗せずに次の高さへ進める仕組み

棒高跳びには「パス」という重要な戦略がある。

パスとは、その高さへの試技を行わず、次の高さに進むことだ。

例えば、4m80で1回目を失敗した選手が、残りの試技をパスして4m90に進むこともできる。

この場合、4m80での失敗は1回として記録されるが、パスした試技は失敗にはならない。

ただし、一度パスした高さには原則として戻れない。

このため、選手は現在の高さで試技を続けるか、次の高さに挑戦するかを慎重に判断する。

同じ高さで並んだ場合の順位決定方法

複数の選手が同じ最高記録を出した場合、順位は単純に同着とはならない。

原則として次の順番で比較する。

1. 最後に成功した高さでの試技回数が少ない選手。
2. 競技全体の失敗数が少ない選手。
3. それでも1位が決まらない場合はジャンプオフなどで決着をつける。

このルールがあるため、同じ高さを成功させた選手同士でも、試技の失敗数によって順位が変わる。

棒高跳びを見るときに注目したいポイント

テレビ中継や現地観戦では、次の3点に注目すると競技が理解しやすくなる。

- バーの高さ: 選手がどの高さから競技を始め、どこまで記録を伸ばすか。
- 試技の回数: 同じ高さを何回目で成功させたか。
- パスの判断: 失敗を残して次の高さに進む戦略を選んだか。

特に世界記録への挑戦では、選手がどの高さまで試技を続けるかが大きな見どころになる。

【北京2027】次回の世界陸上は9月10日から19日まで開催

東京2025の熱戦を経て、次の世界陸上は2027年に中国・北京で開催される。

世界陸連の公式発表によると、開催期間は2027年9月10日(金)から19日(日)までの10日間。

会場となる北京は、2015年にも世界陸上を開催した実績を持つ都市だ。

北京2027の開催概要
項目 内容
大会名 世界陸上競技選手権大会・北京2027
開催都市 中国・北京
開催期間 2027年9月10日~19日
大会日数 10日間
大会回数 第21回
注目種目 男子・女子棒高跳びなど

当初の日程から変更され、2026年9月10日の世界陸連の発表で、9月10日から19日までの開催が正式に確認された。

棒高跳びの男女それぞれの競技日・開始時刻については、大会の詳細な競技日程の発表を確認する必要がある。

北京2027の棒高跳びで注目したい選手

男子では、引き続きデュプランティスが最大の注目選手となる。

東京2025で6m30、2026年には6m31と記録を更新しており、北京でさらなる世界記録更新があるのかが焦点だ。

一方、カラリスは2026年に6m20を記録。デュプランティスとの差を縮めており、優勝争いの有力候補となる。

女子では、ムーン、モリス、ケネディ、ハナ・モルらの競争が注目される。

特に世界記録5m06に対して、2026年のシーズン最高記録は4m95。北京までに5mの壁を突破する選手が現れるかどうかも大きな見どころになる。

日本勢についても、諸田実咲らが世界のトップ選手とどこまで競えるかが注目される。

【よくある質問】世界陸上の棒高跳びに関するFAQ

Q1:2026年現在、男子棒高跳びの世界記録は何m?

男子の世界記録はデュプランティスの6m31。2026年3月12日、スウェーデンのウプサラで開催されたモンド・クラシックで樹立された。

Q2:女子棒高跳びの世界記録は何m?ケイティ・ムーンの4m90は世界記録?

女子の世界記録はイシンバエワの5m06。ケイティ・ムーンの4m90は東京2025の世界選手権優勝記録であり、女子世界記録ではない。

Q3:東京2025で諸田実咲は決勝に進出した?

決勝には進出していない。女子予選で4m25を記録し、14位タイだった。女子の自動通過標準記録は4m70で、標準記録に届かない場合も上位12人に入れば決勝進出が可能だった。

Q4:棒高跳びは何回失敗すると失格になる?

3回連続で失敗すると競技終了となる。異なる高さでの失敗も連続失敗に含まれる。途中でパスして次の高さに進むこともできる。

Q5:次回の世界陸上はいつ、どこで開催される?

2027年9月10日から19日まで、中国・北京で開催される。第21回大会にあたり、棒高跳びの男女決勝の日程は詳細な競技スケジュールの発表を待つ必要がある。

2026年の世界陸上棒高跳びを理解するうえで、最も重要なのは男子と女子の世界記録、そして東京2025の決勝結果を区別して把握することだ。

男子はデュプランティスが東京2025で6m30を記録し、2026年3月には6m31へ更新。女子はムーンが東京2025で4m90を記録して優勝したが、世界記録5m06はイシンバエワが保持している。

日本代表の諸田実咲は東京大会の予選で4m25を記録し、決勝進出には届かなかった。世界のトップレベルとの記録差を考えるうえで、予選通過標準記録や試技の仕組みも押さえておきたい。

今後の注目舞台は北京2027だ。

男子ではデュプランティスとカラリスの記録争い、女子ではムーン、モリス、ケネディらの競争が見どころになる。

世界記録だけでなく、試技回数、パスの判断、予選から決勝への進出過程まで見ること。 それが棒高跳びという競技の奥深さを理解し、世界陸上をより楽しむためのポイントだ。

主な情報源: World Athletics公式競技結果、世界記録・選手プロフィール、2026年版競技規則、北京2027公式開催発表。

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三国 颯真
コンテンツディレクター 三国 颯真
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