椎名林檎が初めて紅白の舞台に立ったのは、2011年12月31日放送の第62回NHK紅白歌合戦です。
披露したのは、NHK連続テレビ小説『カーネーション』の主題歌「カーネーション」。ドラマの主演を務めた尾野真千子も応援に駆けつけ、初出場を彩りました。日本経済新聞社系の報道ではなく、当日の様子を伝えた日刊スポーツの記事にも、初出場と歌唱曲が記録されています。
その後、2014年から2019年まで出演を重ね、2023年に復帰。2024年には通算9回目の出場を果たしました。
特に押さえておきたいのは、2018年の宮本浩次との共演です。この年は通常の紅組歌手としてではなく、特別企画での出演でしたが、椎名林檎の出場回数には6回目として計上されています。ユニバーサルミュージックの公式発表でも、2018年は5年連続・6回目の出場と説明されています。
出場回数の数え方で注意したいこと紅白では、通常の紅組・白組の出場枠だけでなく、特別企画として出演するケースもあります。
椎名林檎の場合、2018年の「獣ゆく細道」は宮本浩次との特別企画でした。しかし、出場実績としては6回目に含まれます。
したがって、2011年から2024年までの出演を数える際は、通常枠と特別企画を合わせて9回と考えるのが正確です。
椎名林檎の紅白出演を振り返ると、毎年同じような選曲を繰り返すのではなく、その時期の作品や音楽的な方向性を反映したステージが並びます。
歴代歌唱曲を出演順に整理しました。
※歌唱曲の表記は各年の番組情報をもとに整理しています。2018年は特別企画での出演です。2019年の7回目、2023年の8回目、2024年の9回目についても、当時の出場歌手・曲目資料で確認できます。
2011年「カーネーション」|初出場を飾ったNHKとの縁2011年・第62回
初出場で歌ったのは「カーネーション」です。
この楽曲は、NHK連続テレビ小説『カーネーション』の主題歌として制作されました。
ドラマの世界観と椎名林檎の歌声が結びついたステージであり、紅白初出演の選曲としても印象的なものとなりました。
当時の日刊スポーツは、ソロでは約2年半ぶりのシングルだったことや、尾野真千子が応援に駆けつけたことも報じています。
2014年「NIPPON」|日本を象徴する楽曲で再登場2014年・第65回
2012年、2013年は出場せず、2014年に2回目の出演を果たしました。
披露したのは「NIPPON -紅白ボーダレス篇-」。
「NIPPON」は日本のサッカーをテーマにした楽曲としても知られ、スポーツと音楽を結びつける力強い作品です。
2011年の「カーネーション」とは異なる方向性を示し、椎名林檎の表現の幅を感じさせる選曲でした。
2015年「長く短い祭」|華やかさと独自の音楽性2015年・第66回
3回目の出演では「長く短い祭 ~ここは地獄か天国か篇~」を披露。
夏の高揚感とどこか退廃的な空気を併せ持つ楽曲で、椎名林檎らしい美意識が表れています。
この時期は、東京事変の活動を経たソロアーティストとしての存在感も強く、楽曲のアレンジやステージ演出にも注目が集まりました。
2016年「青春の瞬き」|過去の作品に新たな表情を与える2016年・第67回
4回目の出演曲は「青春の瞬き -FROM NEO TOKYO 2016-」。
単にその年のヒット曲を披露するのではなく、過去の作品を紅白という大舞台に合わせて再構成する選曲でした。
楽曲の持つ繊細な感情表現と、紅白の特別な舞台設定が重なったステージです。
2014年から2016年にかけては、選曲の方向性が毎年異なり、椎名林檎が一つの音楽ジャンルにとどまらないアーティストであることを示していました。
【共演者・関係者】トータス松本、宮本浩次、ももとの特別なステージ

椎名林檎の紅白出演を語るうえで欠かせないのが、ほかのアーティストとの共演です。
特に2017年、2018年、2024年は、共演者との組み合わせが楽曲の魅力を大きく引き出しました。
2017年「目抜き通り」×トータス松本2017年の第68回紅白では、トータス松本との共演で「目抜き通り」を披露しました。
この楽曲は、銀座の大型商業施設GINZA SIXのオープニングテーマとして制作されたものです。
ユニバーサルミュージックの公式発表によると、椎名林檎からトータス松本にデュエットをオファーし、銀座と2人の声をモチーフに書き下ろされました。
2人の歌声は異なる個性を持ちながら、楽曲の中で自然に交わります。
単独での歌唱とは異なる魅力を引き出した共演であり、椎名林檎のコラボレーション能力を印象づけるステージでした。
2018年「獣ゆく細道」×宮本浩次2018年の第69回紅白では、エレファントカシマシの宮本浩次と共演しました。
披露した楽曲は「獣ゆく細道」です。
この出演は通常の紅組出場枠ではなく、特別企画として実施されました。
当時の報道によると、宮本浩次とのユニット名義は「椎名林檎と宮本浩次」。同曲は日本テレビ系『news zero』のテーマソングとしても知られています。
ステージでは、宮本浩次の激しく躍動する歌唱と、椎名林檎の静けさを感じさせる表現が対照的でした。
日刊スポーツも、2人のパフォーマンスを「静と動」という対比で伝えています。
この共演は、椎名林檎の紅白出演の中でも特に印象的な組み合わせの一つです。
2024年「ほぼ水の泡」×もも(チャラン・ポ・ランタン)2024年の第75回紅白では、チャラン・ポ・ランタンのボーカル・ももと共演しました。
披露曲は「ほぼ水の泡」。
出演者名義は「椎名林檎ともも」で、椎名林檎単独の歌唱ではありません。
2024年12月の曲目発表時点から共演が告知されており、実際の本番でも2人によるデュエットが披露されました。
この共演で興味深いのは、椎名林檎が以前からもものパフォーマンスに関心を寄せていたことです。
2024年の紅白出演時の紹介では、チャラン・ポ・ランタンのライブを以前に観たことが共演のきっかけとして語られました。
2017年のトータス松本、2018年の宮本浩次、2024年のもも。
共演相手の音楽的背景がそれぞれ異なることからも、椎名林檎のコラボレーションが単なる話題づくりではなく、音楽的な相性を重視したものだと読み取れます。
【2023年の復帰と2024年の出演】「さすがに諸行無常篇」「ほぼ水の泡」の意味
椎名林檎は2019年の出演後、2020年、2021年、2022年の紅白には出場していません。
3年間の空白を経て、2023年の第74回で復帰しました。
2023年「㋚~さすがに諸行無常篇~」2023年は椎名林檎にとってデビュー25周年の節目に当たる年でした。
披露したのは「㋚~さすがに諸行無常篇~」。
このステージでは、1999年に発表された「歌舞伎町の女王」と「丸の内サディスティック」をメドレー形式で披露しました。
日刊スポーツの2023年12月31日の報道でも、8回目の出場であることと、2曲のメドレー歌唱が確認できます。
注目すべきなのは、最新作だけに頼らず、長年のキャリアを代表する楽曲を選んだ点です。
25周年という節目に、初期の代表曲を現在の表現で届けたことは、長年のファンにとっても興味深い構成でした。
2024年「ほぼ水の泡」2024年は「ほぼ水の泡」を披露し、通算9回目の出演となりました。
共演したのは、チャラン・ポ・ランタンのももです。
第75回の出場歌手一覧でも「椎名林檎(9)ともも」と記載され、出場回数が9回であることが確認できます。
2023年が25周年を意識した過去の楽曲の再構成だったのに対し、2024年は新たな共演によって別の音楽的な表情を見せたステージでした。
この2年間を比較すると、椎名林檎の紅白出演には、過去のキャリアを振り返る演出と、新しい音楽的な関係性を披露する演出の両方が存在していることが分かります。
【2025年は出場なし】なぜ椎名林檎は紅白に選ばれなかった?
2025年12月31日に放送された第76回NHK紅白歌合戦に、椎名林檎の名前はありませんでした。
2025年11月14日に発表された出場歌手一覧には、紅組20組、白組17組の計37組が掲載され、特別企画には堺正章と氷川きよしが名を連ねています。
その中に椎名林檎は含まれていません。
したがって、2025年は紅白に出場していないという整理になります。
不出場の理由は公表されている?気になるのは、なぜ2025年に出演しなかったのかという点です。
しかし、NHKから椎名林檎個人の不出場理由が公式に発表された事実は確認できません。
紅白の出場者選考については、一般に次のような要素が考慮されます。
- その年の音楽活動や作品の実績
- CD・配信などの販売、再生実績
- 世論の支持や視聴者の関心
- 番組全体の企画や演出との適合性
2025年の出場者発表に関する報道でも、紅白の選考はその年の活躍、世論の支持、番組の企画・演出という観点から総合的に判断されると説明されています。
ただし、これらは一般的な選考基準であり、椎名林檎が選ばれなかった具体的な理由を示すものではありません。
不出場をもって人気の低下やNHKとの関係悪化と結びつける根拠もありません。
紅白は毎年、番組全体のテーマや出演者の構成に応じて顔ぶれが変わります。過去に9回出演した歌手であっても、毎年の出場が保証されるわけではないのです。
【2026年最新情報】椎名林檎の紅白出場は発表された?
2026年の第77回NHK紅白歌合戦について、椎名林檎の出場が発表されたという公式情報は確認できません。
ここは検索時に注意したいポイントです。
「椎名林檎 紅白 2026 出場発表」という検索キーワードが存在していても、それだけで出演が決まったことにはなりません。
2026年の出場歌手発表はいつ?2026年11月3日時点の紅白情報をまとめた報道・情報記事では、NHKから出場歌手の正式発表はまだ行われていないとされています。
過去の発表時期からは11月中旬ごろが目安とされていますが、これは例年の傾向に基づく予測であり、2026年の正式な発表日ではありません。
そのため、11月4日時点で椎名林檎の出演が決定したとする情報は、公式発表と区別する必要があります。
2026年に出場する可能性は?過去の実績を振り返れば、椎名林檎は紅白で複数回の出演経験があり、2017年、2018年、2024年には他のアーティストとの共演も実現しています。
また、2023年には過去の代表曲をメドレー形式で披露しており、キャリアを振り返る演出との相性もあります。
ただし、これらは過去の出演実績から考えられる可能性にすぎません。
2026年の出演を判断するには、NHKの出場歌手発表や特別企画の追加発表を確認する必要があります。
現段階では「出場決定」でも「出場辞退」でもなく、正式発表待ちというのが正確な状況です。
【よくある質問】椎名林檎の紅白出場に関するFAQ
Q1:椎名林檎の紅白出場回数は何回ですか?
A1:2024年までの通算9回です。2011年に初出場し、2014年から2019年にかけて出演を重ね、2023年と2024年にも出場しています。
Q2:椎名林檎の紅白初出場は何年ですか?
A2:2011年の第62回NHK紅白歌合戦です。「カーネーション」を披露しました。
Q3:椎名林檎と宮本浩次が紅白で共演したのは何年ですか?
A3:2018年の第69回です。特別企画で「獣ゆく細道」を披露しました。
Q4:椎名林檎とトータス松本が紅白で歌った曲は何ですか?
A4:2017年の第68回で「目抜き通り」を披露しました。GINZA SIXのオープニングテーマとして制作された楽曲です。
Q5:2023年の紅白で歌った曲は何ですか?
A5:「㋚~さすがに諸行無常篇~」です。「歌舞伎町の女王」と「丸の内サディスティック」をメドレー形式で披露しました。
Q6:2024年の「ほぼ水の泡」は誰との共演ですか?
A6:チャラン・ポ・ランタンのボーカル・ももです。「椎名林檎ともも」名義で出演しました。
Q7:椎名林檎は2025年の紅白に出場しましたか?
A7:出場していません。第76回の出場歌手発表に名前はなく、特別企画の出演者にも含まれていませんでした。
Q8:椎名林檎は2026年の紅白に出場しますか?
A8:2026年11月4日時点では、NHKから正式な出場発表はありません。今後の出場歌手発表や特別企画の発表を待つ必要があります。
椎名林檎の紅白出場歴を振り返ると、2011年の初出場から2024年までに通算9回の出演を果たしています。
「カーネーション」での初出場を皮切りに、「NIPPON」「長く短い祭」「青春の瞬き」などを披露。2017年にはトータス松本、2018年には宮本浩次、2024年にはももとの共演を実現しました。
特に2018年の「獣ゆく細道」は、特別企画でありながら6回目の出場として記録されている点が重要です。
2023年の「さすがに諸行無常篇」では代表曲を振り返り、2024年の「ほぼ水の泡」では新しい共演を披露しました。
一方、2025年は不出場。2026年11月4日時点でも、第77回の正式な出演発表はありません。
今後の情報を確認するときは、次の3点を基準にすると誤情報を避けやすくなります。
- NHKの公式発表: 出場歌手一覧や特別企画への掲載があるか。
- 発表の時期: 内定報道や出演予想と正式決定を混同していないか。
- 出場回数: 通常枠だけでなく、2018年のような特別企画も含めて数えているか。
椎名林檎の紅白出演は、歌唱曲だけでなく、共演者や演出によって毎回違った魅力を見せてきました。2026年の第77回で再びそのステージが実現するのか、今後のNHKからの正式発表が注目されます。