2026年の横浜DeNAベイスターズは、レギュラーシーズン143試合を戦い、71勝69敗3分、勝率.507でセ・リーグ3位となった。
優勝した阪神タイガースとは7.5ゲーム差。2位の読売ジャイアンツにも届かず、リーグ優勝という目標は達成できなかった。
一方、チーム全体の数字を見ると、単純に打線が低迷したシーズンではないことが分かる。
チーム打撃と投手成績NPBの公式記録と球団のシーズン成績によると、DeNAの主なチーム成績は次のとおり。
| 項目 | 2026年成績 |
|---|---|
| 試合数 | 143 |
| 勝利 | 71 |
| 敗北 | 69 |
| 引き分け | 3 |
| 勝率 | .507 |
| セ・リーグ順位 | 3位 |
| チーム打率 | .246 |
| 総得点 | 557 |
| 総失点 | 512 |
| 本塁打 | 125 |
| チーム防御率 | 3.27 |
注目したいのは、557得点という攻撃力に対して、最終順位が3位だったことだ。
本塁打は125本。打線には一定の長打力があり、牧秀悟を中心に得点を生み出す力もあった。しかし、シーズンを通して勝ち越しを維持するには至らなかった。
2027年に向けては、打撃力をさらに高めるだけでなく、接戦での失点を減らし、得点を勝利につなげる試合運びが課題になる。
クライマックスシリーズでは阪神を4連勝で撃破レギュラーシーズン3位からの逆襲を見せたのが、10月のクライマックスシリーズだった。
ファーストステージでは巨人と対戦。10月10日に2対1、翌11日に4対1で勝利し、2連勝でファイナルステージに進出した。
続く阪神とのファイナルステージでは、さらに勢いが加速する。
- 10月14日:阪神に2対0で勝利
- 10月15日:阪神に1対0で勝利
- 10月16日:阪神に4対0で勝利
- 10月17日:阪神に8対5で勝利
阪神に対して4連勝。レギュラーシーズン3位のチームが、首位チームを相手に日本シリーズ進出を決めた。
このシリーズでは牧秀悟が最優秀選手賞を獲得。度会隆輝も「灯セ、みんなで。」JERA賞に選ばれた。
レギュラーシーズンの順位だけでは測れない、短期決戦での勝負強さを発揮した期間だった。
【日本シリーズ2026の結果】ソフトバンクに4連敗、何が起きたのか

2026年のSMBC日本シリーズで、DeNAはパ・リーグの福岡ソフトバンクホークスと対戦した。
しかし、結果は厳しいものとなった。
ソフトバンクが4勝0敗で日本一。DeNAは4連敗でシリーズを終えた。
NPB公式記録に掲載された4試合の結果は次のとおり。
| 試合 | 日付 | スコア | 結果 |
|---|---|---|---|
| 第1戦 | 10月24日 | DeNA 1-3 ソフトバンク | 敗戦 |
| 第2戦 | 10月25日 | DeNA 3-4 ソフトバンク | 敗戦 |
| 第3戦 | 10月27日 | DeNA 1-2 ソフトバンク | 敗戦 |
| 第4戦 | 10月28日 | DeNA 2-4 ソフトバンク | 敗戦 |
今回の日本シリーズで特に印象的だったのは、第1戦から第3戦まで、3試合連続で延長戦に突入したことだ。
第1戦は延長11回、第2戦は延長10回、第3戦も延長10回。いずれも1点差以内の接戦だった。
第1戦では牧秀悟が8回に本塁打を放ったものの、延長戦でソフトバンクに勝ち越された。
第2戦では筒香嘉智が8回に3点本塁打を放ち、DeNAが一度は同点に追いついた。しかし延長10回に勝ち越しを許した。
第3戦も1対1で迎えた延長10回、ソフトバンクの正木智也にサヨナラ本塁打を浴びた。
そして第4戦では、佐野恵太が初回に2ランを放ち先制したものの、ソフトバンクが4回に3点を挙げて逆転。そのまま2対4で試合終了となった。
東克樹は敢闘選手賞を受賞チームとしては4連敗に終わったものの、東克樹には明るい話題があった。
10月28日、NPBは東を日本シリーズの敢闘選手賞に選出。球団も同日に受賞を発表した。
東は受賞について、自身の投球を評価されたことへの喜びと、チームが勝てなかった悔しさをコメントで表明。翌年のリーグ優勝と日本一を目指す意欲も示した。
今回のシリーズで見えた課題は、接戦を勝ち切るための終盤の総合力だ。
延長戦を3試合続けて戦いながら、いずれも勝利を逃したことは、2027年の戦力整備を考えるうえで重要な材料になる。
【牧秀悟・東克樹の2026年成績】打撃と投手陣を支えた主力の実績
2026年のDeNAを語るうえで、牧秀悟と東克樹の存在は欠かせない。
両選手ともNPBの個人成績で球団の中心的な数字を残しており、2027年もチームの成績を左右する重要な存在となる。
牧秀悟は30本塁打・75打点を記録30本
本塁打数
打率.283、75打点、108試合出場
NPBの個人年度別成績によると、牧の2026年の打撃成績は以下のとおり。
| 項目 | 成績 |
|---|---|
| 試合 | 108 |
| 打席 | 474 |
| 打数 | 420 |
| 安打 | 119 |
| 打率 | .283 |
| 本塁打 | 30 |
| 打点 | 75 |
| 出塁率 | .363 |
| 長打率 | .564 |
特筆すべきは30本塁打という数字だ。
108試合の出場で30本塁打を記録しており、出場した試合での長打力は際立っていた。
また、打率.283はセ・リーグの規定打席到達者のランキングでも上位に入る数字で、リーグ6位だった。
牧はクライマックスシリーズでも最優秀選手賞を獲得している。レギュラーシーズンだけでなく、ポストシーズンでも中心選手として結果を残した。
2027年に向けた注目点は、年間を通した出場試合数の増加と、打線の中核としての安定性だ。
東克樹は12勝、防御率2.402.40
防御率
12勝6敗、161回1/3、120奪三振
東の2026年の投手成績は次のとおり。
| 項目 | 成績 |
|---|---|
| 登板 | 25 |
| 勝利 | 12 |
| 敗北 | 6 |
| 勝率 | .667 |
| 投球回 | 161回1/3 |
| 奪三振 | 120 |
| 被本塁打 | 12 |
| 防御率 | 2.40 |
防御率2.40はセ・リーグの規定投球回到達者の中で6位。12勝を挙げ、シーズンを通じて先発ローテーションの柱として活躍した。
特に161回1/3を投げたことは重要だ。先発投手に求められるのは、単に試合を作るだけでなく、年間を通して一定の投球回を確保することでもある。
東はその役割を果たした。
日本シリーズでも敢闘選手賞を受賞しており、2026年の投手陣を代表する存在だった。
NPB個人成績ランキングで見るDeNAの注目選手牧と東以外にも、2026年は複数の選手が球団の戦力として存在感を示した。
- 度会隆輝: 129安打、打率.2738、9本塁打、51打点。
- 佐野恵太: 打率.263、8本塁打、54打点。
- 三森大貴: 16盗塁でチームの盗塁部門をリード。
- レイノルズ: 17セーブを記録。
- 伊勢大夢: 52試合に登板し、25ホールドを記録。
牧の長打力、度会の安打数、東の先発能力、伊勢やレイノルズの救援実績。こうした役割分担をさらに強化できるかが、来季の上位進出に直結する。
【相川亮二監督の続投と選手契約】2027年のチーム編成はどう変わる?
2026年10月以降、球団から発表された重要なニュースの一つが、相川亮二監督の続投だ。
相川亮二監督は2027年も指揮を執る
球団発表:2026年10月5日
2027年シーズンの監督契約を締結。
横浜DeNAベイスターズは10月5日、相川亮二監督と2027年シーズンの監督契約を結ぶことを発表した。
南場智子オーナーは、故障者が多く想定した戦力がそろわない状況でも、捕手出身の洞察力を生かして粘り強く戦ったこと、7月以降の立て直し、若手選手の台頭などを評価したと説明している。
この発表から読み取れるのは、球団が2026年の3位という結果だけで監督人事を判断しなかったことだ。
若手育成とチームの立て直しを継続し、2027年にリーグ優勝を目指す方針が示された。
2027年シーズンの選手契約に関する発表一方、選手編成については9月29日と30日に重要な発表があった。
球団は複数の選手に対し、翌シーズンの契約を結ばない旨、または支配下選手契約を結ばない旨を通知している。
主な発表内容を整理すると次のとおり。
| 関係者・選手 | 発表日 | 内容 |
|---|---|---|
| 小園健太、藤浪晋太郎ら | 9月29日 | 10選手に2027年シーズンの契約を結ばない旨を通知 |
| 大貫晋一、橋本達弥ら | 9月30日 | 5選手に支配下選手契約を結ばない旨を通知 |
| 中川颯 | 9月30日 | 2026年シーズン限りで現役引退 |
| 相川亮二 | 10月5日 | 2027年シーズンの監督続投決定 |
| 川島慶三 | 10月30日 | 2027年シーズンのコーチ契約決定 |
9月29日の発表対象には、小園健太、藤浪晋太郎、佐々木千隼、堀岡隼人、井上絢登らが含まれていた。
9月30日の支配下選手契約に関する発表では、大貫晋一、橋本達弥、益子京右、東妻純平、濱将乃介の名前が公表された。
ただし、支配下契約を結ばないという発表と、選手の現役引退や他球団への移籍決定は同じ意味ではない。今後の契約形態や進路については、個別の発表を区別して見る必要がある。
中川颯は現役引退を発表中川颯は9月30日、今シーズン限りで現役を引退することを発表した。
オリックスを経て2024年にDeNAへ入団。アンダースローから繰り出す投球を武器に、先発とリリーフの両方でチームに貢献した。
球団は、プロ初勝利や初ホールド、初セーブに加え、プロ初本塁打も記録した選手として功績を紹介している。
川島慶三氏が新たにコーチ契約10月30日には、川島慶三氏との2027年シーズンのコーチ契約が発表された。
川島氏は日本ハム、ヤクルト、ソフトバンク、楽天でプレーし、引退後は楽天やオリックスで打撃コーチを経験している。
DeNAでのコーチポジションと背番号は、10月30日の発表時点では未定とされていた。
選手の入れ替えだけでなく、指導者の陣容にも変化が出ている。2027年のチームづくりでは、若手の育成と打撃面の強化がどのように進むか注目したい。
【ウインターリーグ参加選手】海外挑戦するDeNAの若手・中堅6選手
2026年10月30日、横浜DeNAベイスターズは海外のウインターリーグに参加する選手を相次いで発表した。
今回発表されたのは、メキシコ、オーストラリア、コロンビア、ドミニカ共和国の4地域でプレーする計6選手だ。
井上朋也・梶原昂希
メキシコ/ヤキス・デ・オブレゴン
2選手が同じ球団で2026~2027年シーズンに参加。
関根大気
メキシコ/アギラス・デ・メヒカリ
リーガ・メヒカーナ・デル・パシフィコに参加。
坂口翔颯
オーストラリア/ブリスベン・バンディッツ
オーストラリアン・ベースボールリーグに参加。
森敬斗
コロンビア/カイマネス・デ・バランキージャ
コロンビアのウインターリーグに参加。
中川虎大
ドミニカ共和国/ティグレス・デル・リセイ
ドミニカ共和国のプロ野球リーグに参加。
ウインターリーグは、シーズン終了後も公式戦に近い環境でプレーできる貴重な機会だ。
国内の秋季トレーニングとは異なり、異なる野球文化や投手、打者との対戦を通じて、実戦経験を積める点に価値がある。
球団の発表にある参加選手のコメントにも、海外で経験を吸収し、翌シーズンの飛躍につなげたいという意欲が表れている。
特に森敬斗は、コロンビアでの挑戦を通じて成長し、翌シーズンの一軍でチームに貢献したいという考えを示した。
坂口翔颯も、入団前のトミー・ジョン手術を経て実戦復帰した経緯を説明し、海外での経験を翌シーズンにつなげる意欲を示している。
2027年に向けた育成面の注目ポイント海外派遣は単なるオフシーズンの活動ではない。
- 若手野手が異なる投手との対戦を通じて打撃の幅を広げられるか。
- 投手が慣れない環境で制球力や試合運びを磨けるか。
- 海外での実戦経験を日本の公式戦にどう生かすか。
この3点が、派遣の成果を評価するうえで重要になる。
2026年のチームはリーグ3位。2027年に優勝を目指すには、既存の主力選手だけでなく、控え選手や若手が一軍の戦力として成長する必要がある。
海外派遣組が来季の競争にどこまで食い込むかは、オフシーズンから追いたいニュースだ。
【プロの結論】2027年の横浜DeNAベイスターズを左右する5つのポイント
2026年の横浜DeNAベイスターズを振り返ると、単純な戦力不足だけでは説明できない特徴が見えてくる。
リーグ3位という結果に対し、牧の30本塁打、東の12勝、防御率2.40、CSでの阪神4連勝など、個人と短期決戦では高い競争力を示した。
一方、日本シリーズではソフトバンクに4連敗。シーズンを通じた安定感と、頂上決戦で勝ち切る力には改善の余地が残った。
2027年の注目点は次の5つだ。
1. 牧秀悟の年間稼働率牧は108試合で30本塁打を記録した。出場試合数が増えれば打線への貢献も期待できるため、コンディション管理が重要になる。
2. 東克樹に続く先発投手の確立東は12勝を挙げたが、優勝争いをするには複数の先発投手が年間を通して安定した成績を残す必要がある。
3. 終盤の継投と接戦での勝負強さ日本シリーズでは3試合連続の延長戦を勝ち切れなかった。救援陣の運用や終盤の得点力を含めた総合的な改善が求められる。
4. 海外派遣組と若手の一軍定着ウインターリーグ参加選手が実戦経験を持ち帰り、チーム内競争を活性化できるか。若手の成長が選手層の厚さを左右する。
5. 相川監督の2年目のチームづくり続投が決まった相川監督には、2026年に進めた若手育成とチームの立て直しを、リーグ優勝という結果につなげる役割が期待される。
特に川島慶三氏のコーチ就任など、新しい指導体制がどのような効果を生み出すかも注目したい。
【横浜ベイスターズ最新ニュース】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:横浜DeNAベイスターズの2026年シーズン順位は何位ですか?
A1:セ・リーグ3位です。143試合で71勝69敗3分、勝率.507でした。リーグ優勝は阪神タイガースです。
Q2:横浜DeNAベイスターズは日本シリーズ2026で優勝しましたか?
A2:優勝していません。福岡ソフトバンクホークスと対戦し、1対3、3対4、1対2、2対4で4連敗。ソフトバンクが2年連続13度目の日本一となりました。
Q3:牧秀悟の2026年の打率・本塁打・打点は?
A3:打率.283、30本塁打、75打点です。108試合に出場し、クライマックスシリーズでは最優秀選手賞を獲得しました。
Q4:東克樹の2026年の成績は?
A4:25試合に登板し、12勝6敗、防御率2.40、161回1/3、120奪三振でした。日本シリーズでは敢闘選手賞を受賞しています。
Q5:相川亮二監督は2027年も続投しますか?
A5:続投します。球団は2026年10月5日に、2027年シーズンの監督契約を結ぶことを正式発表しました。
Q6:2026年にウインターリーグへ参加するDeNAの選手は誰ですか?
A6:井上朋也、梶原昂希、関根大気、坂口翔颯、森敬斗、中川虎大の6選手です。メキシコ、オーストラリア、コロンビア、ドミニカ共和国の各リーグに参加します。
Q7:2027年に向けた選手契約の変更はありましたか?
A7:ありました。球団は9月29日と30日に複数選手への契約に関する通知を発表し、中川颯は現役引退を発表しています。また、10月30日には川島慶三氏とのコーチ契約も公表されました。
2026年の横浜DeNAベイスターズは、71勝69敗3分でセ・リーグ3位。クライマックスシリーズでは巨人と阪神を破り、日本シリーズに進出したものの、ソフトバンクに4連敗してシーズンを終えた。
個人成績では牧秀悟が30本塁打・75打点、東克樹が12勝・防御率2.40と活躍。チームを支える主力の実力は示された。
シーズン終了後には相川亮二監督の続投、複数選手の契約に関する発表、川島慶三氏のコーチ就任、6選手の海外ウインターリーグ参加など、2027年に向けた動きも相次いでいる。
2027年の最大のテーマは、短期決戦で見せた強さを143試合のレギュラーシーズンでも発揮できるチームになることだ。
牧と東を中心とする主力の安定、若手の成長、投手陣の層の強化。この3つがかみ合えば、リーグ優勝を狙えるチームづくりにつながる。
横浜DeNAベイスターズの最新ニュースを追う際は、球団公式発表で契約や選手の動向を確認し、NPB公式記録で試合結果や個人成績を照合することが、正確な情報を把握する近道となる。
2026年の悔しさを2027年の結果に変えられるか。ベイスターズの新シーズンに向けた動きから目が離せない。