『けものフレンズ2』は、2019年1月から4月にかけてテレビ東京系列などで放送されたテレビアニメです。サーバルとカラカルが人間の子供キュルルと出会い、ジャパリパークで自分の「おうち」を探す旅に出る全12話の物語として制作されました。
しかし、本作は単なる人気アニメの続編という枠には収まりません。第1期を手掛けたたつき監督と制作会社ヤオヨロズが続投しなかったこと、木村隆一監督・ますもとたくや脚本・トマソン制作という新体制への変更、ストーリーやキャラクターの描写をめぐる批判、さらにテレビ東京社員のSNS発言に対する公式謝罪など、放送前後に複数の問題が重なりました。2026年現在も、シリーズの評価を語る際に取り上げられる作品です。
【あらすじ】けものフレンズ2はどんなアニメ?キュルルとサーバルの冒険

『けものフレンズ2』は、けものフレンズプロジェクトを原作・原案とするテレビアニメです。テレビ東京系列などで2019年1月14日に第1話が放送され、同年4月1日に第12話「ただいま」で最終回を迎えました。
舞台は、動物たちが人間の女の子のような姿になった「フレンズ」として暮らす巨大な総合動物園、ジャパリパークです。前作と同じ世界観を引き継ぎながら、新しい主人公と旅の目的を設定しています。
キュルルが自分の「おうち」を探す物語物語は、森の中で迷子になっていた人間の子供をカラカルが発見するところから始まります。
その子供はキュルルと呼ばれ、手元には自分の過去や居場所につながる手掛かりとなるスケッチブックがありました。サーバルとカラカルはキュルルを助けるため、一緒にジャパリパークを旅することになります。
旅の途中では、ジャイアントパンダやレッサーパンダ、バンドウイルカ、カリフォルニアアシカなど、さまざまなフレンズと出会います。それぞれの動物の特徴を取り入れたキャラクターとの交流を通して、キュルルは自分の記憶や帰る場所について考えていきます。
物語が進むにつれ、ジャパリパークではセルリアンに関係する異常な現象が発生します。キュルルのスケッチブックも重要な意味を持ち、単純な冒険物語からパーク全体の謎に迫る展開へと変化していきます。
全12話のエピソード一覧テレビ東京の公式エピソード情報によると、各話のタイトルは次のとおりです。
- 第1話「きおくのかなた」
- 第2話「ぱんだとぱんだ」
- 第3話「うみのけもの」
- 第4話「いろんなおうち」
- 第5話「ひとのちから」
- 第6話「あたらしいあさ」
- 第7話「すぴーどのむこう」
- 第8話「しんきょくらいぶ」
- 第9話「おうちにおかえり」
- 第10話「ちぇっくいん」
- 第11話「うみのごきげん」
- 第12話「ただいま」
最終回では、キュルルがリョコウバトを見つけた後、強力なセルリアンが次々に襲いかかります。サーバルとカラカルも協力し、ジャパリパークを巻き込む大きな危機に立ち向かいます。
最終盤では、キュルルが求めていた「おうち」という言葉の意味が、単なる建物や帰る場所だけではなく、仲間とのつながりにも関係するものとして描かれます。
一方、アムールトラのビーストとしての扱いや、かばんとサーバルの関係、物語の中で提示された複数の謎などは、視聴者の間で大きな議論を呼びました。
特に、最終回でアムールトラがホテルの崩落に巻き込まれ、その後の安否が明確に描かれなかったことは、批判の対象となったポイントの一つです。
【第1期との違い】たつき監督から木村隆一監督へ制作体制が変更
『けものフレンズ2』を理解するうえで欠かせないのが、2017年放送の第1期との違いです。
第1期は、たつき監督が率いるヤオヨロズによる独特の映像表現と、サーバルとかばんの交流を軸にした物語で人気を獲得しました。一方、第2期では監督、シリーズ構成、脚本、アニメーション制作会社が変更されています。
第1期と第2期の主な違い| 比較項目 | 第1期(2017年) | 第2期(2019年) |
|---|---|---|
| 監督 | たつき | 木村隆一 |
| シリーズ構成・脚本 | たつき | ますもとたくや |
| アニメーション制作 | ヤオヨロズ | トマソン |
| 中心となる主人公 | かばん・サーバル | キュルル・サーバル・カラカル |
| 人間キャラクター | かばん | キュルル |
| サーバルの声優 | 尾崎由香 | 尾崎由香 |
| カラカル | 主要キャラクターとして登場しない | 小池理子 |
| 人間キャラクターの声優 | 内田彩(かばん) | 石川由依(キュルル) |
| 物語の中心テーマ | かばんの正体と仲間との冒険 | キュルルの記憶と自分の居場所探し |
この比較で注目したいのは、キャラクターだけでなく、作品を形作る主要スタッフまで大幅に入れ替わっている点です。
第1期の公式スタッフ情報では、たつきが監督を務め、ヤオヨロズがアニメーション制作を担当しています。対して第2期は、木村隆一が監督、ますもとたくやがシリーズ構成・脚本、トマソンがアニメーション制作を担当しました。
サーバルとカラカル、キュルルの声優キャスト第2期の主要キャストは次のとおりです。
- キュルル:石川由依
- サーバル:尾崎由香
- カラカル:小池理子
- フェネック:本宮佳奈
- アライグマ:小野早稀
- ラッキービースト:内田彩
- ロイヤルペンギン:佐々木未来
- コウテイペンギン:根本流風
- ジェンツーペンギン:田村響華
- イワトビペンギン:相羽あいな
- フンボルトペンギン:築田行子
- マーゲイ:山下まみ
サーバル役の尾崎由香や、フェネック役の本宮佳奈、アライグマ役の小野早稀など、第1期から続投した声優もいます。
特に注目されるのが内田彩の役柄です。第1期では人間の子供かばんを演じていましたが、第2期ではラッキービーストを担当しています。つまり、声優陣が全面的に交代したわけではなく、既存キャストの続投と新キャストの参加が組み合わさった体制でした。
キュルル役の石川由依は、新しい人間主人公を担当。カラカル役の小池理子も、サーバルと並ぶ旅の主要メンバーとして参加しています。
【炎上理由と批判の経緯】なぜけものフレンズ2は大きな騒動になった?
『けものフレンズ2』の炎上は、一つの出来事だけで発生したものではありません。第1期の監督交代をめぐる問題が長く尾を引き、続編の内容に対する不満と制作関係者のSNS対応が重なったことで、批判が拡大しました。
2017年9月:たつき監督の降板発表騒動の出発点は、2017年9月25日です。第1期の監督を務めたたつきが、自身のSNSで『けものフレンズ』のアニメ制作から外れることになったと発表しました。
第1期は、放送開始前には大きな商業的成功が確実視されていた作品ではありませんでした。しかし、放送が始まると口コミを中心に人気が広がり、独特の世界観やキャラクター、ストーリーが高く評価されました。
その中心人物だった監督の交代は、続編を待ち望んでいたファンに大きな衝撃を与えました。
9月27日には、けものフレンズプロジェクト側が公式声明を発表。制作会社ヤオヨロズから続編制作を辞退したいとの申し出があったことや、関係各所への情報共有をめぐる問題について説明しました。
その後、2017年12月27日にはヤオヨロズ側の福原慶匡取締役が、同社が第2期の制作から外れる決定は覆らなかったと報告しています。
この段階で制作体制をめぐる説明が双方から示されましたが、ファンの間では納得できないという声が残りました。
2019年1月:新体制で第2期がスタート2019年1月14日、第2期の第1話が放送されました。
新しい主人公キュルルとカラカルが登場し、サーバルも引き続き物語の中心を担いました。しかし、第1期の主人公だったかばんが主要メンバーから外れたことや、サーバルとの関係性が明確に説明されないことに、不安を感じる視聴者もいました。
放送開始当初から批判一色だったわけではありません。新しいキャラクターやジャパリパークの冒険に期待する反応もありましたが、各話の展開が進むにつれて評価が厳しくなっていきました。
物語への批判が集中したポイント批判の対象となったのは、単純な作画や映像表現の違いだけではありません。特に議論されたのは、前作のキャラクターをどう扱ったかという問題です。
- かばんとサーバルの関係:第1期で強い絆を築いた2人が別々に行動しており、過去の出来事や記憶に関する説明が十分ではないと受け止められた。
- 第9話のイエイヌ:キュルルを守るために傷ついたイエイヌの、その後の描写や扱いに疑問を感じる視聴者がいた。
- 最終回のアムールトラ:ビーストとして描かれたキャラクターの結末が十分に説明されず、救済やその後の描写を求める声が出た。
- 未回収の伏線:キュルルの正体やパークの異常など、物語中に提示された謎が明確に解決されないまま終わったと批判された。
ねとらぼが2019年4月に掲載した全話振り返り記事でも、これらのポイントが視聴者の不満を集めた要素として取り上げられています。
重要なのは、こうした批判が単に「第1期と絵柄が違う」という理由だけでは説明できないことです。前作で描かれた人物関係や世界観を、続編でどう発展させるのかという期待と、実際のストーリー展開との間に大きな隔たりが生じたことが、批判を強めた背景にあります。
2019年4月15日:テレビ東京が社員のSNS発言を謝罪騒動をさらに大きくしたのが、テレビ東京の社員によるSNS上の発言です。
『けものフレンズ2』の放送終了後、作品に批判的な意見を寄せた視聴者と、番組に関係するプロデューサーとのSNS上でのやり取りが問題視されました。
2019年4月15日、テレビ東京は番組公式サイトに「SNS等での発言について」と題した謝罪文を掲載しました。
「弊社社員によるSNSでの発言の中に、視聴者の方々を不快にする、不適切なものが含まれていました。」
出典:テレビ東京『けものフレンズ2』公式サイト、2019年4月15日掲載のお詫び
さらにテレビ東京は、作品に対する評価は視聴者に委ねられるものであり、制作者はその結果を真摯に受け止める必要があるという考えを示しました。
この謝罪は、作品そのもののストーリーや演出を謝罪したものではありません。問題となったのは、番組に関係する社員のSNS上での対応です。
2019年4月25日:テレビ東京が問題の経緯を説明4月25日のテレビ東京定例社長会見では、川崎由紀夫ライツビジネス本部長がSNS発言の問題について説明しました。
日刊スポーツなどの報道によると、問題となったのは番組を担当していたプロデューサーによるSNS上のやり取りで、視聴者の意見に対して皮肉を述べたり、相手をあおったりする対応が含まれていたとされています。
報道では当該プロデューサーとして細谷伸之氏の名前が取り上げられました。ただし、4月15日の公式謝罪文自体には社員の氏名や個別の投稿内容は記載されていません。
また、テレビ東京は当該プロデューサーが定期人事異動によってアニメ部門から別の部署へ移ったことを説明しました。この異動については、懲戒処分ではなく通常の人事異動の一環であると説明されています。
この一連の対応によって、作品に対する評価と、企業・制作関係者による視聴者への対応という二つの問題が、明確に分けて議論されるようになりました。
【評判・評価】けものフレンズ2は本当につまらない?視聴者の反応を検証
『けものフレンズ2』の評判を確認する際には、2019年当時の視聴者アンケートと、2026年現在のレビューサイトの評価を分けて見る必要があります。
ニコニコ生放送の最終回アンケートが示した厳しい評価2019年4月2日深夜に実施されたニコニコ生放送の最終回アンケートでは、「とても良かった」が2.6%、「良くなかった」が95.3%という結果が報じられました。
これは当時の作品評価を象徴する数字として、アニメファンの間で大きな注目を集めました。
ただし、この数字は特定のニコニコ生放送に参加した視聴者によるアンケート結果です。日本国内の全視聴者を対象とした調査ではありません。そのため、作品を見た人全員が同じ評価をしていたと解釈するのは適切ではありません。
2026年のFilmarks評価はどうなっている?2026年11月時点で確認できるFilmarksアニメの作品ページでは、『けものフレンズ2』は5点満点中2.4点、895件のレビューが掲載されています。
評価の分布も特徴的です。4.1〜5.0点の高評価は5%、3.1〜4.0点は19%、2.1〜3.0点は35%、1.0〜2.0点は41%となっています。
この結果からは、低評価が比較的多い一方で、作品を一定程度評価する視聴者も存在することが分かります。
レビューには、前作とのつながりやキャラクターの扱いに不満を感じる意見がある一方、第1期とは別の物語として見れば楽しめるという評価も見られます。
評価が分かれる理由はどこにある?本作の評価を考えるうえで、次の3つの視点が重要です。
1. 第1期の続編として見るか、新しい作品として見るか
第1期に強い思い入れがある視聴者にとって、キャラクターの関係性や物語の方向性が変わったことは大きな問題でした。一方、独立した冒険アニメとして見れば、キュルルやカラカルを中心とする新しいキャラクターの活躍を楽しめるという見方もできます。
2. キャラクターの行動や物語の整合性を重視するか
本作は、動物の特徴を反映したフレンズとの出会いや、各話ごとの冒険が魅力です。しかし、かばんとサーバルの関係やイエイヌ、アムールトラの描写など、ストーリー全体の整合性を重視する視聴者には不満が残りやすい構成でした。
3. 作品外の制作騒動をどこまで意識するか
たつき監督の降板問題やテレビ東京社員のSNS騒動を知っている視聴者と、純粋にアニメだけを見た視聴者では、作品に対する先入観も異なります。作品外の出来事が、作品評価に影響を及ぼした側面は否定できません。
したがって、「けものフレンズ2はつまらない」という一言だけでは、批判の本質を捉えきれません。物語そのものへの評価と、制作体制や運営対応への不信感が複雑に絡み合っている作品です。
【2026年最新】けものフレンズ2の現在は?再放送・配信とシリーズの動向
テレビ東京の公式サイトでは放送終了作品として掲載2026年11月現在、テレビ東京の『けものフレンズ2』公式番組ページには「放送は終了しました。応援ありがとうございました!」と掲載されています。
第1話から第12話までのエピソード情報やスタッフ・キャスト情報、2019年4月15日の謝罪発表も、公式アーカイブとして確認できます。
少なくとも同番組ページでは、新たなテレビシリーズの放送開始情報は掲載されていません。
2026年7月にはABEMAで全話一挙放送作品が過去のアニメとして完全に忘れられたわけではありません。
2026年7月21日から22日にかけて、ABEMAはテレビアニメ『けものフレンズ』第1期と第2期の全話無料一挙放送を実施しました。第2期も全12話が放送対象となり、放送後には1週間の無料配信が予定されていました。
この企画は、第1期と第2期をまとめて振り返る機会となりました。両作品を比較して視聴できる点でも、シリーズの歴史を知るうえで意味のある展開です。
けものフレンズプロジェクト自体は2026年も活動を継続注意したいのは、『けものフレンズ2』というテレビアニメの動向と、けものフレンズプロジェクト全体の活動は別だという点です。
公式プロジェクトの2026年のニュースでは、『けものフレンズ3』関連企画、動物園や水族館とのコラボレーション、展示イベント、舞台公演などの情報が掲載されています。
2026年8月には舞台「けものフレンズ」と私立恵比寿中学の新作公演が発表され、同年12月の上演が予定されています。また、9月には「けものフレンズ3」の7周年関連企画も告知されました。
こうした動きから、けものフレンズというコンテンツ自体は現在も展開を続けていることが分かります。ただし、これらはシリーズ全体の活動であり、『けものフレンズ2』の続編制作決定を意味するものではありません。
2026年現在の評価をどう受け止めるべきか放送から7年以上が経過した現在も、作品に対する評価は一様ではありません。
第1期を大切にしている視聴者にとっては、制作体制の変更や前作キャラクターの描写が今も議論の対象です。一方、2026年に初めて視聴する人にとっては、2019年当時の騒動を知らずに作品を楽しむという選択肢もあります。
作品を判断する際は、当時のSNS上の対立だけを追うのではなく、実際のエピソード、公式発表、複数のレビューを見比べることが大切です。
【よくある質問】けものフレンズ2に関するFAQ
Q1:けものフレンズ2は全部で何話ありますか?
A1:テレビアニメ本編は全12話です。2019年1月14日に第1話が放送され、同年4月1日に最終回を迎えました。
Q2:けものフレンズ2の主人公キュルルの声優は誰ですか?
A2:石川由依です。キュルルは自分の「おうち」を探す人間の子供で、サーバルとカラカルとともにジャパリパークを旅します。
Q3:第1期と第2期の制作会社は同じですか?
A3:異なります。第1期はヤオヨロズ、第2期はトマソンがアニメーション制作を担当しました。監督も、たつきから木村隆一へ変更されています。
Q4:けものフレンズ2でテレビ東京は何を謝罪したのですか?
A4:2019年4月15日、番組に関係する社員のSNS発言に、視聴者を不快にさせる不適切なものが含まれていたとして謝罪しました。作品内容そのものへの謝罪ではありません。
Q5:けものフレンズ2が炎上した最大の理由は何ですか?
A5:第1期の制作体制が変更されたことへの不信感、前作キャラクターの扱いやストーリー展開への批判、テレビ東京社員のSNS対応が重なったことです。一つの理由だけで説明できる騒動ではありません。
Q6:2026年現在、けものフレンズ2の続編は決定していますか?
A6:2026年11月時点で、テレビ東京の公式番組ページには新しい続編の放送決定情報は掲載されていません。けものフレンズプロジェクト全体では、ゲームや舞台、コラボレーションなどの活動が続いています。
Q7:けものフレンズ2は第1期を見ていなくても楽しめますか?
A7:キュルルを中心とする新しい旅の物語なので、第2期単独でも基本的なストーリーは追えます。ただし、かばんやサーバルなど第1期から登場するキャラクターの関係性を理解するには、第1期を先に視聴するのがおすすめです。
『けものフレンズ2』は、サーバルとカラカル、そしてキュルルがジャパリパークを旅する2019年放送の全12話のテレビアニメです。
第1期から監督・脚本・制作会社が変更され、木村隆一監督、ますもとたくや脚本、トマソン制作という新体制で制作されました。サーバルやフェネックなどの声優は続投した一方、主人公はかばんからキュルルへと交代しています。
批判が拡大した背景には、たつき監督の降板をめぐる経緯、前作キャラクターの扱い、ストーリーの未回収要素、そしてテレビ東京社員のSNS発言問題がありました。2019年4月15日の公式謝罪と同月25日の社長会見は、作品をめぐる騒動が制作・放送体制の問題にも発展したことを示しています。
2026年現在、Filmarksの評価や過去の視聴者アンケートからは厳しい評価が確認できる一方、独立した作品として楽しむ視聴者もいます。2026年7月にはABEMAで一挙放送が行われ、けものフレンズプロジェクト自体も新しい企画を続けています。
【プロの結論】
『けものフレンズ2』を評価するときに見落としてはいけないのは、作品の出来と、作品を取り巻く制作・広報体制の問題を分けて考えることです。
続編に求められるのは、前作をそのまま再現することだけではありません。しかし、前作が築いたキャラクター同士の関係性や世界観を引き継ぐのであれば、それをどう発展させるのかという説明と物語上の説得力が必要です。
また、視聴者からの批判に対して制作側がどのように向き合うかも、作品への信頼を左右します。テレビ東京が謝罪文で示した「作品に対する評価は視聴者に委ねられる」という考え方は、アニメ制作とファンコミュニティの関係を考えるうえでも重要な教訓です。
『けものフレンズ2』は、賛否の大きさそのものも含めて、2010年代後半のアニメ文化とSNS時代の作品運営を振り返るうえで、記憶に残る作品となっています。
主な確認資料: テレビ東京公式番組情報・謝罪発表、けものフレンズプロジェクト公式情報、ITmedia NEWS、ねとらぼ、日刊スポーツ、Filmarks、ABEMAの2026年放送告知。