2026年の日本生命セ・パ交流戦が終了し、読売ジャイアンツ(巨人)は10勝6敗2分、勝率.625で12球団中4位という成績を残した。全18試合で勝ち越しを決め、パ・リーグ6球団との対戦ではオリックスに3連勝、日本ハムと楽天にも勝ち越すなど、一定の強さを示した。一方、ソフトバンクと西武にはそれぞれ1勝2敗と負け越している。
2026年11月4日時点で、今季の交流戦はすでに全日程を終了している。日本野球機構(NPB)の公式記録によると、交流戦優勝は14勝3敗1分の埼玉西武ライオンズ。巨人は優勝争いには届かなかったものの、勝率6割を超える成績でシーズン中盤の戦いを終えた。過去には2012年と2014年に交流戦優勝を達成しており、今回の4位を歴代の実績と比較すると、現在のチームの立ち位置も見えてくる。
【2026年最新】巨人交流戦の最終成績は10勝6敗2分で4位

2026年の巨人交流戦は、5月26日に開幕し、6月14日に全日程を終了した。
今季は各球団18試合を戦う方式で、巨人はパ・リーグ6球団とそれぞれ3試合ずつ対戦。ホームとビジターの両方で異なる環境に対応しながら、合計18試合を消化した。
NPB公式の最終記録は次のとおり。
読売ジャイアンツ・2026年交流戦最終成績10勝
勝利6敗
敗戦2分
引き分け.625
勝率
最終順位
4位/12球団
首位・西武とのゲーム差
3.5ゲーム
総得点・総失点
61得点・52失点
出典:日本野球機構2026年度交流戦チーム勝敗表、最終成績
セ・パ交流戦12球団順位一覧
2026年の交流戦順位をすべて確認すると、パ・リーグ勢が上位を占める結果となった。
1. 西武: 14勝3敗1分、勝率.824
2. ソフトバンク: 14勝4敗、勝率.778
3. 日本ハム: 14勝4敗、勝率.778
4. 巨人: 10勝6敗2分、勝率.625
5. ロッテ: 10勝6敗2分、勝率.625
6. オリックス: 9勝8敗1分、勝率.529
7. 中日: 7勝11敗、勝率.389
8. ヤクルト: 6勝11敗1分、勝率.353
9. 阪神: 6勝12敗、勝率.333
10. 広島: 5勝12敗1分、勝率.294
11. DeNA: 5勝13敗、勝率.278
12. 楽天: 4勝14敗、勝率.222
特に目を引くのは、西武の優勝だ。14勝3敗1分という圧倒的な成績で交流戦初優勝を達成した。
ソフトバンクと日本ハムも14勝を挙げており、パ・リーグの上位球団が交流戦を主導した。巨人はその3球団に続く4位。セ・リーグ勢の中では最上位ではないものの、勝率.625という数字は十分に評価できる。
【全18試合を完全整理】巨人交流戦の試合結果と日程
2026年の巨人交流戦結果を対戦相手別に整理すると、カードごとの明暗がはっきり分かれる。
最も安定していたのはオリックス戦で、3試合すべて勝利。一方、ソフトバンクと西武にはそれぞれ2敗を喫した。
パ・リーグ6球団との全18試合の勝敗表出典:NPB「2026年度 日本生命セ・パ交流戦 試合日程・結果」。スコアは左側をホームチームとして記載。○勝利、●敗戦、△引き分け。
5月26日から28日まで東京ドームで行われたソフトバンクとの3連戦は、巨人にとって厳しいスタートとなった。
初戦は3-8で敗戦。翌27日は5-1で勝利し、カードの流れを取り戻したかに見えたが、最終戦は4-8で敗れた。
結果は1勝2敗。攻撃面では得点を奪えても、相手の攻撃を封じ切れない試合があった。
日本ハム戦は2連勝から1敗5月29日から31日までのエスコンフィールドHOKKAIDOでの3連戦では、初戦を4-2、2戦目を5-3で制した。
しかし、最終戦は0-3で敗戦。3連勝とはならなかったものの、カード勝ち越しを確保した。
オリックス戦は3連勝を達成6月2日から4日までの東京ドームでのオリックス戦は、2026年の巨人にとって最も理想的なカードだった。
- 6月2日:3-2
- 6月3日:5-4
- 6月4日:2-1
3試合とも接戦を制している点が特徴だ。
大量得点で圧倒したわけではなく、1点差の試合を2度ものにした。交流戦全体で10勝を積み上げるうえで、この3連勝は大きな意味を持った。
ロッテ戦は2引き分けで負けなし6月5日から7日までのロッテ戦は、1勝2分という珍しい結果になった。
初戦は8-2と快勝。続く2試合は1-1、2-2の引き分けだった。
勝ち越しこそ決まったものの、あと1勝を加えられなかったカードでもある。
楽天戦は2連勝で勝ち越し6月9日から11日までの楽天モバイルパークでの3連戦では、最初の2試合で8-2、7-0と連勝した。
特に6月10日は7得点を挙げ、投手陣も楽天打線を無得点に抑えている。
ただし、最終戦は2-8で敗れ、3連勝は逃した。
最終カードの西武戦は1勝2敗6月12日から14日までのベルーナドームでの西武戦は、交流戦優勝球団との対決となった。
初戦は0-3で敗れたものの、13日は2-1で勝利。最終戦は0-1で惜敗した。
結果は1勝2敗。優勝チーム相手に1勝を挙げた一方、最後の試合を勝ち切れず、交流戦は4位で幕を閉じた。
【徹底比較】巨人のパ・リーグ球団別対戦成績から見える実力
巨人の交流戦を評価する際、最終順位だけでは見えないのがパ・リーグ6球団との相性だ。
2026年の対戦結果を分析すると、オリックスや日本ハムには強さを発揮した一方、ソフトバンクと西武には苦戦した。
対戦成績から分かる3つのポイント1. オリックスには3連勝
オリックス戦は3勝0敗。全試合を2点差以内で制しており、接戦を勝利に変える力を示した。
2. 日本ハムと楽天には2勝1敗
日本ハム戦は序盤の2連勝、楽天戦も序盤の2連勝がカード勝ち越しにつながった。
ただし、いずれも3戦目を落としている。カード全体を通じて勝ち切るという意味では、改善の余地が残った。
3. ソフトバンクと西武には負け越し
ソフトバンク、西武はいずれも1勝2敗。
特に西武は2026年の交流戦優勝チームであり、巨人は優勝球団との直接対決で負け越した。
この結果は、今季の巨人が上位争いに加わるうえで何が必要だったのかを考える材料になる。
2026年の巨人と対戦相手の関係性| 対象 | 巨人との関係 | 2026年の結果 |
|---|---|---|
| 西武 | 交流戦優勝球団 | 巨人1勝2敗 |
| ソフトバンク | 交流戦2位 | 巨人1勝2敗 |
| 日本ハム | 交流戦3位 | 巨人2勝1敗 |
| ロッテ | 交流戦5位 | 巨人1勝2分 |
| オリックス | 交流戦6位 | 巨人3勝0敗 |
| 楽天 | 交流戦12位 | 巨人2勝1敗 |
この対戦関係から分かるのは、巨人が下位球団から確実に勝ち星を積み上げただけではなく、上位の日本ハムにも勝ち越していることだ。
ただし、交流戦の優勝を狙うには、優勝候補との直接対決で勝ち越すことも欠かせない。
【4位の理由】ロッテと同じ10勝6敗2分なのに巨人が上位になったのはなぜ?
2026年の巨人交流戦順位で、意外に感じる人が多いのがロッテとの順位関係だろう。
巨人とロッテは、ともに18試合を戦って10勝6敗2分。勝率も両球団ともに.625だった。
それにもかかわらず、最終順位は巨人が4位、ロッテが5位となっている。
この違いを生んだのが、交流戦独自の順位決定ルールだ。
同率の場合は勝利数と直接対戦成績で判断NPBの開催要項では、交流戦の勝率が同じ球団が2球団並んだ場合、次の順序で順位を決める。
1. 勝利数
2. 直接対戦成績
3. 交流戦のTQB
4. 交流戦のER-TQB
5. 交流戦のチーム打率
6. 前年度交流戦の順位
巨人とロッテは勝利数も同じだったため、次の判断材料は直接対戦成績となる。
2026年の両球団の対戦結果は次のとおり。
- 6月5日:巨人8-2ロッテ
- 6月6日:巨人1-1ロッテ
- 6月7日:巨人2-2ロッテ
巨人は1勝2分で、ロッテは2分1敗。
つまり、直接対戦で巨人が勝利を挙げていたため、同率のロッテを上回った。
この結果、巨人は4位、ロッテは5位となった。
TQBとは何か?TQBとは「Total Quality Balance」の略で、攻撃と守備のイニング当たりの得点・失点を比較する指標だ。
計算式は次のようになる。
\[
TQB=
\frac{得点}{攻撃イニング}
-
\frac{失点}{守備イニング}
\]
勝敗数が並び、直接対戦成績でも決着しない場合に使われる。
交流戦では単純な総得点と総失点だけでなく、攻撃・守備のイニング数も考慮する仕組みになっている。
巨人の4位という順位は、単に勝率だけで決まったものではない。ロッテとの直接対決で1勝を挙げたことが、最終順位を左右した重要な要素だった。
【歴代成績を検証】巨人交流戦の優勝回数は2回!2012年・2014年の実績
巨人はセ・パ交流戦で過去2回の優勝を経験している。
優勝したのは2012年と2014年。いずれも現在より試合数が多かった24試合制の時代で、安定した勝率を残したシーズンだった。
2012年は17勝7敗で交流戦初優勝2012年の巨人は、24試合で17勝7敗、勝率.708という圧倒的な成績を記録した。
2位の北海道日本ハムファイターズには2ゲーム差をつけて優勝。
当時の巨人は、交流戦だけでなくレギュラーシーズンでもセ・リーグ優勝を果たし、最終的には日本シリーズも制覇している。
交流戦優勝が、その年のチーム全体の強さを象徴する実績となった。
2014年は16勝8敗で2度目の優勝2014年の巨人は24試合で16勝8敗、勝率.667。
2位のソフトバンクに1ゲーム差をつけて交流戦を制した。
この年もレギュラーシーズンではセ・リーグ優勝を達成している。
2012年に続き、異なるシーズンで交流戦を制したことは、巨人の歴代成績を語るうえで要点だ。
2012年・2014年と2026年の成績比較| 年度 | 試合数 | 勝敗 | 勝率 | 最終順位 |
|---|---|---|---|---|
| 2012年 | 24 | 17勝7敗 | .708 | 優勝 |
| 2014年 | 24 | 16勝8敗 | .667 | 優勝 |
| 2026年 | 18 | 10勝6敗2分 | .625 | 4位 |
2026年終了時点の巨人の交流戦通算成績は、以下のとおり。
- 通算試合数:462試合
- 通算勝利:231勝
- 通算敗戦:215敗
- 通算引き分け:16分
- 通算勝率:.518
- 交流戦優勝回数:2回
勝率は引き分けを除いた勝敗数から計算する。
\[
231\div(231+215)=.5179
\]
小数第3位まで表示すると.518となる。
通算勝率が5割を上回っていることから、巨人は交流戦の歴史全体でも勝ち越している球団だ。
なお、交流戦は2005年に始まり、当初は36試合制だった。その後24試合制を経て、2015年から現在の18試合制に変更されている。2020年は新型コロナウイルス感染症の影響で開催されなかった。
そのため、2012年や2014年の勝敗数と2026年の勝敗数を単純に比較するのではなく、試合数と勝率の両方を見ることが大切だ。
【プロの結論】2026年の巨人交流戦は投手力が支えた4位、優勝には上位球団対策が必要
2026年の巨人交流戦を評価するうえで、注目したいのは勝敗だけではない。
NPBのチーム成績を確認すると、巨人は18試合で61得点、52失点。チーム打率は.230、防御率は2.74だった。
本塁打は14本、盗塁は15個を記録している。
打撃面では安定した得点力が課題チーム打率.230は、交流戦上位のソフトバンクの.258、日本ハムの.257、オリックスの.258と比べると低い。
それでも61得点を挙げている点からは、打率だけでは説明できない得点の積み重ねがあったことが分かる。
オリックス戦では3試合で10得点、楽天戦では3試合で17得点を記録した。
一方、最終カードの西武戦では3試合でわずか2得点。強力な投手陣を相手に得点を増やせなかったことは、今後の改善材料となる。
投手陣は52失点、防御率2.7418試合で52失点という数字は、総得点61と合わせて考えると、得失点差はプラス9となる。
勝ち越しを支えたのは、投手陣が大崩れする試合を抑えながら、接戦で粘ったことだ。
特にオリックス戦では3試合連続で2失点以内に抑え、3連勝を達成した。
ただし、西武戦では初戦3失点、最終戦1失点と、相手の得点を抑えても自軍の援護が不足する展開が見られた。
防御率だけでなく、得点圏での攻撃や試合終盤の得点力も、上位進出には欠かせない。
交流戦優勝を狙うための3つの評価基準2026年の結果から、巨人が次回以降の交流戦で優勝を目指すために注目したい要点は3つある。
第一に、上位球団との対戦成績。
今季はソフトバンクと西武に負け越した。交流戦を制するには、優勝候補との3連戦で勝ち越せるかが大きなポイントになる。
第二に、3連戦の最終戦を勝ち切る力。
日本ハム、楽天とのカードでは序盤に連勝しながら、最終戦を落とした。3連勝できるカードを増やすことが、優勝争いへの近道となる。
第三に、打線の継続的な得点力。
打率.230という数字は、上位球団との比較で改善の余地がある。接戦での1点だけでなく、複数得点を安定して積み上げることが必要だ。
2026年の巨人は、交流戦優勝には届かなかったものの、10勝を挙げて勝率.625を記録した。2012年・2014年の優勝実績を持つ球団として、次の交流戦でどこまで課題を克服できるかが注目される。
【巨人交流戦に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:巨人の2026年交流戦の最終順位は何位?
A1:12球団中4位。18試合で10勝6敗2分、勝率.625を記録した。ロッテと同じ勝敗だったが、直接対戦成績で上回った。
Q2:巨人は交流戦で何回優勝している?
A2:2026年終了時点で2回。2012年に17勝7敗、2014年に16勝8敗で優勝している。
Q3:2026年の巨人が最も得意としたパ・リーグ球団は?
A3:オリックス。3試合すべてに勝利し、3勝0敗でカードを終えた。
Q4:巨人の2026年交流戦で最も苦戦した球団は?
A4:ソフトバンクと西武。どちらも1勝2敗で負け越した。特に西武は2026年の交流戦優勝球団だった。
Q5:巨人の交流戦通算勝率は?
A5:2026年終了時点で.518。通算231勝215敗16分で、交流戦全体では勝ち越している。
Q6:2026年のセ・パ交流戦はいつ開催された?
A6:5月26日から6月14日まで。各球団18試合を戦い、巨人はパ・リーグ6球団と3試合ずつ対戦した。
2026年の読売ジャイアンツは、交流戦で10勝6敗2分、勝率.625という成績を残し、12球団中4位で全日程を終えた。
オリックスに3連勝し、日本ハムと楽天にも勝ち越すなど、パ・リーグ球団に対して一定の競争力を示した。一方で、優勝した西武とソフトバンクには負け越し、上位争いを制するための課題も明らかになった。
歴代成績を振り返れば、巨人は2012年と2014年に交流戦を制した実績があり、通算勝率も.518と5割を上回っている。
2026年の4位は決して悪い結果ではない。しかし、過去2度の優勝を知るファンにとって、目標はやはり交流戦の頂点だろう。
2026年の巨人交流戦を評価するなら、勝率.625という結果だけでなく、オリックス戦の3連勝、ロッテ戦の直接対決、そして優勝球団・西武との力の差まで見ることが重要だ。
次回の交流戦で巨人が3度目の優勝を達成できるか。今季の18試合で得た経験を、レギュラーシーズン後半と翌シーズンの戦いにどう生かすかが注目される。