2026年10月30日から11月1日まで、埼玉県飯能市の武蔵丘ゴルフコースで開催された第33戦。賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円を懸けた3日間の戦いは、佐久間朱莉が制した。
佐久間は初日68、2日目65、最終日68と安定したスコアを並べ、合計201ストローク。パー72のコースで通算15アンダーを記録した。
最終日は首位タイからスタート。小祝さくらとの接戦を制し、地元・埼玉でうれしい初優勝を飾った。
JLPGA公式発表によると、今季4勝目、ツアー通算8勝目。昨シーズンに続いて年間4勝を記録し、トッププロとしての存在感を改めて示した。
最終日の国内女子ゴルフリーダーボード樋口久子 三菱電機レディス・2026年11月1日最終確定
| 順位 | 選手名 | 通算 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 佐久間朱莉 | -15 | 201 |
| 2位 | 小祝さくら | -14 | 202 |
| 3位 | 荒木優奈 | -13 | 203 |
| 4位 | 木戸愛 | -12 | 204 |
| 5位タイ | 藤本愛菜 | -11 | 205 |
| 5位タイ | 吉田鈴 | -11 | 205 |
| 7位タイ | 鳥居さくら | -10 | 206 |
| 7位タイ | 森井あやめ | -10 | 206 |
| 7位タイ | 髙野愛姫 | -10 | 206 |
| 10位 | 藤田かれん | -9 | 207 |
今回の結果で注目したいのは、優勝争いだけではない。
小祝さくらは最終日69で通算14アンダーまで伸ばし、優勝者とわずか1打差の2位。荒木優奈も最終日に66をマークし、3位に食い込んだ。
特に木戸愛は最終日65という好スコアを記録。7アンダーのラウンドで順位を大きく上げた。
上位陣のスコア差は非常に小さく、最終日の数ホールが順位を左右する展開だった。
今回の優勝が持つ意味佐久間の勝利は、単に今季4勝目という数字だけでは評価できない。
54ホールを一度もボギーなしで完走したことに加え、前週のマスターズGCレディースから続く連続ノーボギー記録を114ホールに伸ばした。
従来の国内ツアー記録は、山下美夢有が保持していた113ホール。佐久間はこれを1ホール上回り、新記録を打ち立てた。
【佐久間朱莉の強さ】114ホール連続ノーボギー新記録の背景
今回の優勝を分析するうえで、最も注目すべき数字は通算15アンダーよりも、114ホール連続ノーボギーという記録だ。
ゴルフではバーディーを重ねる攻撃力も大切だが、長いシーズンを戦い抜くには大きなミスを避ける安定性が欠かせない。
佐久間は今大会の3日間、毎日60台を記録した。
- 第1ラウンド:68
- 第2ラウンド:65
- 第3ラウンド:68
- 3日間合計:201
- 通算スコア:15アンダー
特に2日目の65が優勝争いを優位に進める要因となった。
最終日は4バーディー、ノーボギーの68。最後まで崩れず、プレッシャーのかかる最終18番でもバーディーパットを沈めた。
小祝さくらとの最終盤の攻防小祝さくらも最後まで優勝の可能性を残していた。
最終18番の時点で一度は佐久間に並ぶ展開となり、勝負の行方は最後のパッティングに委ねられた。
佐久間がバーディーを奪って勝負を決め、結果は1打差。小祝にとっては惜しい2位だったが、65・68・69という3日間の安定したプレーも評価に値する。
GDOの大会レポートでも、最終ホールの勝負が優勝を決定づけた場面として取り上げられている。
連続ノーボギー記録から読み取れること114ホールという記録は、単発の好スコアとは性質が異なる。
ボギーを避けるためには、ティーショット、セカンドショット、アプローチ、パッティングのすべてで一定以上の精度が求められる。
たとえバーディーを奪えないホールがあっても、パーでまとめることができれば大きな失点にはならない。
年間女王争いでも、こうした安定性は重要な意味を持つ。優勝回数だけでなく、各大会で上位に入り続ける能力がシーズン全体の評価につながるからだ。
【2026年最新ランキング】賞金女王とメルセデス・ランキングの順位
2026年11月1日の樋口久子 三菱電機レディス終了時点では、桑木志帆が年間賞金ランキングとメルセデス・ランキングの両方で首位を維持している。
佐久間朱莉は両ランキングで2位。直近大会で優勝したことで、シーズン終盤のタイトル争いにも注目が集まる。
2026年JLPGA賞金ランキング上位10人2026年11月1日時点・獲得賞金額
| 順位 | 選手名 | 獲得賞金 |
|---|---|---|
| 1位 | 桑木志帆 | 179,317,266円 |
| 2位 | 佐久間朱莉 | 175,164,411円 |
| 3位 | 菅楓華 | 146,361,841円 |
| 4位 | 河本結 | 120,920,159円 |
| 5位 | 荒木優奈 | 107,199,841円 |
| 6位 | 永井花奈 | 99,368,285円 |
| 7位 | 鈴木愛 | 97,038,500円 |
| 8位 | 吉澤柚月 | 88,303,565円 |
| 9位 | 吉田鈴 | 84,006,540円 |
| 10位 | 小林光希 | 83,567,098円 |
首位の桑木と2位の佐久間の差は、約415万円。
佐久間が直近大会で優勝賞金1,800万円を獲得したこともあり、賞金女王争いは引き続き注目される。
一方、桑木も今季4勝を挙げており、シーズンを通じた実績では依然として強さを見せている。
2026年メルセデス・ランキング上位メルセデス・ランキングは、賞金ランキングとは異なる指標だ。
JLPGAツアー各競技や米国女子ツアーのメジャー競技などの順位をポイントに換算し、年間を通じた総合的な活躍度を評価する。
| 順位 | 選手名 | ポイント |
|---|---|---|
| 1位 | 桑木志帆 | 3,324.18 |
| 2位 | 佐久間朱莉 | 2,445.55 |
| 3位 | 荒木優奈 | 1,839.87 |
| 4位 | 永井花奈 | 1,721.54 |
| 5位 | 菅楓華 | 1,635.05 |
| 6位 | 河本結 | 1,593.04 |
| 7位 | 吉澤柚月 | 1,357.91 |
| 8位 | 鈴木愛 | 1,326.61 |
11月1日時点で、メルセデス・ランキングの差は878.63ポイント。
賞金ランキングでも桑木が首位に立っているため、現状では桑木が優位な位置にいる。
ただし、賞金額と要点は別々に計算される。大会で優勝すれば両方のランキングに影響する可能性があるものの、獲得額と獲得ポイントが同じ割合で増えるわけではない。
年間女王を判断する際には、賞金ランキングだけを見て判断するのではなく、メルセデス・ランキングも併せて確認する必要がある。
【ランキングと大会結果を比較】注目選手の関係性を整理
2026年シーズン終盤の女子ゴルフを理解するには、直近大会の順位と年間ランキングを分けて見ることが重要だ。
今回の大会で優勝した佐久間朱莉が賞金ランキング2位、メルセデス・ランキング2位に位置する一方、桑木志帆は直近大会の優勝者ではないものの、年間ランキングでは両部門のトップを維持している。
両者の関係と主要選手の位置づけを整理した。
| 選手・項目 | 直近大会の結果 | 年間ランキング・実績 | 注目ポイント |
|---|---|---|---|
| 佐久間朱莉 | 優勝・15アンダー | 賞金2位・ポイント2位 | 今季4勝、114ホール連続ノーボギー |
| 小祝さくら | 2位・14アンダー | 賞金上位 | 最終日まで優勝争い |
| 荒木優奈 | 3位・13アンダー | 賞金5位・ポイント3位 | 年間を通じた安定感 |
| 木戸愛 | 4位・12アンダー | 賞金ランキング上位圏外 | 最終日65の好スコア |
| 桑木志帆 | 同大会の上位入賞者ではない | 賞金1位・ポイント1位 | 年間女王争いの中心 |
| 菅楓華 | 同大会の上位入賞者ではない | 賞金3位・ポイント5位 | 年間ランキング上位を維持 |
この比較から分かるのは、1大会の結果とシーズン全体の評価には違いがあるということだ。
例えば、小祝さくらは今回2位と好成績を残した。しかし、年間ランキングで首位を争う桑木や佐久間のように、シーズンを通じた獲得賞金やポイントを積み上げるには、ほかの大会でも継続して結果を残す必要がある。
また、荒木優奈は今回3位に入り、メルセデス・ランキングでも3位。年間を通じて安定した成績を残している選手の一人だ。
大会順位を見るならリーダーボード、年間の実力を比較するならメルセデス・ランキング、獲得賞金を知りたいなら賞金ランキング。
この3つを使い分けることで、日本女子ゴルフの勢力図がより明確になる。
【次戦TOTOジャパンクラシック2026】日程・会場・出場選手
次戦は、日米のトップ選手が集まるTOTOジャパンクラシック。
2026年11月5日から8日までの4日間、茨城県小美玉市の太平洋クラブ美野里コースで開催される。
JLPGAツアーの第34戦であると同時に、米国女子プロゴルフ協会(LPGA)の公式戦でもある。日本国内で開催されるLPGA公式戦として、国内外の選手が直接対決する貴重な大会だ。
大会概要| 項目 | 2026年の開催情報 |
|---|---|
| 大会名 | TOTOジャパンクラシック |
| 開催日 | 11月5日~11月8日 |
| 開催コース | 太平洋クラブ美野里コース |
| 所在地 | 茨城県小美玉市 |
| 出場人数 | 78人 |
| 競技形式 | 72ホール・ストロークプレー |
| 予選カット | なし |
| 賞金総額 | 210万ドル |
| 優勝賞金 | 31万5,000ドル |
予選カットがないため、出場選手は原則として4日間を通じてプレーする。
通常の国内大会とは異なり、米国女子ツアーで活躍する選手たちも参加するため、国際的な競争力を比較する機会にもなる。
女子プロゴルフの注目出場選手2026年大会は、国内ツアーから35人、米国女子ツアーから43人の計78人が出場する構成だ。
注目選手として、次の名前が挙がる。
山下美夢有
米国女子ツアーでも実績を重ねる日本のトップ選手。国際舞台での経験を生かしたプレーに注目したい。
畑岡奈紗
昨年の大会優勝者。連覇を目指す立場で臨む注目選手だ。
渋野日向子
海外ツアーでの経験を持つ日本人選手。国内のファンからも関心が高い。
桑木志帆
国内賞金ランキング、メルセデス・ランキングともに首位。年間女王争いの中心選手だ。
佐久間朱莉
直近大会の優勝者。好調を維持して次戦でも上位を狙えるかが焦点となる。
ジーノ・ティティクル
世界トップクラスの実力を持つタイの選手。海外勢の優勝候補として注目される。
ミンジー・リー
オーストラリアを代表する実力者。国際大会での経験が豊富な選手だ。
そのほか、岩井明愛、岩井千怜、古江彩佳、竹田麗央、勝みなみ、吉田優利、原英莉花、キム・ヒョージュ、ハナ・グリーンなども注目される。
日本勢と海外勢が同じコースで競うため、国内ツアーのランキングだけでは見えない選手の実力を比較できる大会になる。
【JLPGA放送・配信予定】女子ゴルフのスコア速報はどこで見られる?
TOTOジャパンクラシック2026は、地上波、CS放送、インターネット配信で観戦できる。
特に今回は、U-NEXTによる国内独占ライブ配信が発表されている。大会全体を追いかけたい人にとって、視聴方法の選択肢が広がる。
2026年11月5日~8日の放送・配信スケジュール| 日程 | 放送・配信 | 時間 |
|---|---|---|
| 11月5日(木) | U-NEXT | 8:00~16:00 |
| 11月5日(木) | GAORA | 12:00~15:00 |
| 11月6日(金) | U-NEXT | 8:00~16:00 |
| 11月6日(金) | GAORA | 12:00~15:00 |
| 11月7日(土) | U-NEXT | 8:00~16:00 |
| 11月7日(土) | ゴルフネットワーク | 8:00~10:45 |
| 11月7日(土) | GAORA | 11:00~13:30 |
| 11月7日(土) | MBS・TBS系列 | 14:00~15:24 |
| 11月8日(日) | U-NEXT | 8:00~16:00 |
| 11月8日(日) | ゴルフネットワーク | 7:15~10:00 |
| 11月8日(日) | GAORA | 10:30~12:30 |
| 11月8日(日) | MBS・TBS系列 | 13:00~14:54 |
※放送・配信時間は変更される場合がある。視聴前に各事業者の最新番組情報を確認したい。
自分に合った観戦方法は?- 全ラウンドを追いたい人: U-NEXTのライブ配信が有力。
- テレビで観戦したい人: 土日のMBS・TBS系列の全国ネット放送が便利。
- CSで専門的な中継を見たい人: GAORAやゴルフネットワークが選択肢になる。
- 順位だけを確認したい人: JLPGA公式の大会リーダーボードでスコアを確認できる。
JLPGAの公式リーダーボードでは、選手ごとの順位、通算スコア、ホール進行状況などが確認できる。
特に大会開催中は、次の数字をチェックすると試合の状況を把握しやすい。
1. 通算スコア: 何アンダー、何オーバーなのか。
2. TODAY: その日のラウンドでどれだけスコアを伸ばしたか。
3. HOLE: 何ホールまでプレーを終えたか。
4. 順位: 現在の上位争いと選手間の打数差。
5. ラウンド別スコア: 初日から最終日までの安定性。
2026年11月4日はTOTOジャパンクラシックの開幕前日であり、同大会の最終結果やライブ順位はまだ確定していない。11月5日の競技開始後に、リアルタイムの女子ゴルフスコア速報を確認するのがよい。
【日本女子ゴルフ速報に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:2026年の樋口久子 三菱電機レディスで優勝した選手は誰?
A1:佐久間朱莉。2026年11月1日の最終日に通算15アンダー、合計201ストロークで優勝した。今季4勝目、ツアー通算8勝目となった。
Q2:小祝さくらの最終順位は何位?
A2:2位。3日間の合計は202ストローク、通算14アンダーで、優勝した佐久間朱莉とは1打差だった。
Q3:2026年の賞金ランキング1位は誰?
A3:11月1日時点では桑木志帆。獲得賞金は179,317,266円で、2位の佐久間朱莉は175,164,411円だった。
Q4:2026年のメルセデス・ランキング1位は誰?
A4:桑木志帆が3,324.18ポイントで首位。佐久間朱莉は2,445.55ポイントで2位につけている。
Q5:TOTOジャパンクラシック2026はいつ開催される?
A5:11月5日(木)から11月8日(日)までの4日間。茨城県小美玉市の太平洋クラブ美野里コースで開催される。
Q6:TOTOジャパンクラシックはどこで見られる?
A6:U-NEXTのライブ配信に加え、GAORA、ゴルフネットワーク、MBS・TBS系列の全国ネット放送で観戦できる。地上波は11月7日と8日に放送予定。
Q7:日本女子ゴルフの最新順位はどこで確認できる?
A7:JLPGA公式サイトの大会リーダーボードが基本となる。大会開催中はリアルタイムの順位やホールごとのスコアを確認でき、終了後は最終順位も確認できる。
2026年11月4日時点の日本女子ゴルフは、佐久間朱莉の圧巻の優勝と桑木志帆の年間ランキング首位という、2人の活躍が大きな注目を集めている。
樋口久子 三菱電機レディスでは、佐久間が通算15アンダーで優勝。114ホール連続ノーボギーという国内ツアー新記録も樹立した。2位の小祝さくら、3位の荒木優奈も好成績を残し、国内女子ツアーの競争の激しさを示した。
年間賞金ランキングでは桑木志帆が約1億7,932万円で首位。佐久間との差は約415万円となっている。メルセデス・ランキングでも桑木が先頭に立ち、年間女王争いの行方はシーズン終盤の重要なテーマだ。
そして11月5日からはTOTOジャパンクラシックが開幕する。山下美夢有、畑岡奈紗、渋野日向子ら海外で活躍する日本勢に加え、ジーノ・ティティクルやミンジー・リーなど世界の強豪も参戦する。
これから女子ゴルフを追いかけるなら、直近大会の順位だけでなく、賞金ランキング、メルセデス・ランキング、そして次戦の出場選手を合わせて確認したい。TOTOジャパンクラシックでの結果が、2026年シーズンの勢力図をどう変えるのか。年間タイトル争いと日米トップ選手の競演から目が離せない。
主な情報源: 日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)、三菱電機公式発表、ゴルフダイジェスト・オンライン、ALBA Net、TOTOジャパンクラシック大会公式情報、U-NEXT公式発表。