日本サッカー協会が発表した11月の招集メンバーは、GK3人、DF8人、MF/FW17人の合計28人。所属クラブで実績を積んできた主力に加え、長期離脱から戻った選手と新世代のストライカーが加わった構成だ。
GK:鈴木彩艶を中心に3人体制- 早川友基(鹿島アントラーズ)
- 小久保玲央ブライアン(シントトロイデンVV)
- 鈴木彩艶(アストン・ビラ)
最大の注目は鈴木彩艶。10月1日のエクアドル戦ではPKを止め、勝利に貢献した。10月5日のニュージーランド戦でも先発しており、現状では正GKの最有力候補だ。
早川と小久保は控えGKとして競争する立場。鈴木の出場時間を管理する必要が生じた場合には、両者にも出場機会が巡ってくる可能性がある。
DF:板倉・町田の復帰でセンターバックが充実- 板倉滉(ボルシア・メンヘングラートバッハ)
- 渡辺剛(フェイエノールト)
- 町田浩樹(ホッフェンハイム)
- 伊藤洋輝(バイエルン・ミュンヘン)
- 瀬古歩夢(ル・アーヴル)
- 中野就斗(サンフレッチェ広島)
- 菅原由勢(カリアリ)
- 鈴木淳之介(FCコペンハーゲン)
DF陣で注目したいのは町田の復帰だ。
板倉は最終ラインの中心として計算できる選手であり、町田が加わることで高さと対人守備の選択肢が増える。渡辺も含め、3バックと4バックの両方に対応できる組み合わせが整った。
また、伊藤洋輝はセンターバックと左サイドバックの両方をこなせる。相手に応じて守備陣の構成を変えられる点は大きな強みだ。
MF・FW:攻撃陣は17人の競争- 伊東純也(ゲンク)
- 南野拓実(モナコ)
- 鎌田大地(クリスタル・パレス)
- 坂元達裕(コベントリー)
- 相馬勇紀(FC町田ゼルビア)
- 小川航基(FC町田ゼルビア)
- 前田大然(イプスウィッチ)
- 堂安律(フランクフルト)
- 田中碧(リーズ)
- 中村敬斗(リヨン)
- 佐野海舟(マインツ)
- 久保建英(レアル・ソシエダ)
- 鈴木唯人(フライブルク)
- 松木玖生(サウサンプトン)
- 佐野航大(PSV)
- 福田師王(カールスルーエ)
- 後藤啓介(フライブルク)
今回の攻撃陣は、複数のポジションをこなせる選手が多い。
特に久保、堂安、鎌田、南野は、攻撃的MFやサイド、セカンドトップなど、組み合わせ次第で役割が変わる。
FWでは小川が復帰し、福田師王が初招集。上田綺世の不在によって、センターフォワードの競争が一段と激しくなっている。
この28人の公式登録内容はJFAの大会メンバー発表でも確認できる。
【森保一監督の起用法】3バックと4バックを使い分ける理由

今回の予想スタメンを考えるうえで重要なのが、森保一監督のシステム変更だ。
森保ジャパンは、常に同じフォーメーションで戦うチームではない。相手の特徴や選手の組み合わせによって、3バックと4バックを使い分けている。
2026年9月・10月の試合から読み取れる傾向ワールドカップ後の代表活動では、9月から10月にかけて4試合を戦った。
- 9月24日:ウルグアイ戦
- 9月28日:ベネズエラ戦
- 10月1日:エクアドル戦
- 10月5日:ニュージーランド戦
この4試合は、PK戦による勝利を含めて全勝。エクアドル戦では3-4-2-1、ニュージーランド戦では4-2-3-1を採用した。
特に注目したいのが10月5日のニュージーランド戦だ。
JFAの公式試合記録によると、日本は4-2-3-1でスタート。鎌田大地と佐野海舟をボランチに配置し、右に堂安律、中央に久保建英、左に前田大然を並べた。1トップには上田綺世が入っている。
一方、10月1日のエクアドル戦では3バックを採用。堂安を右ウイングバック、中村敬斗を左ウイングバックに配置し、久保と鈴木唯人を2シャドーに置いた。
この違いは、今回の2連戦にも影響するはずだ。
鎌田大地のポジションはボランチが有力鎌田大地の起用位置は、今回の予想スタメンを左右するポイントの一つ。
攻撃的MFとしてのイメージが強い鎌田だが、2026年10月5日のニュージーランド戦では佐野海舟とダブルボランチを組んだ。
この配置では、鎌田が中盤から前線へのパスを供給し、佐野がボール奪取や守備のカバーを担当する形になる。
一方、4-2-3-1のトップ下には久保を置くことで、鎌田のゲームメークと久保の創造性を同時に生かせる。
ブラジルのように個人技とスピードに優れた相手には、鎌田のポジショニングとボール保持能力が重要になるだろう。
【ブラジル戦の予想スタメン】3-4-2-1で守備と攻撃を両立
ブラジル戦では、守備の安定性を重視した3-4-2-1を予想する。
ブラジルは個人技に優れた選手がそろう強豪。日本が前線から積極的にプレスをかけるだけでなく、中央のスペースを管理しながら攻撃につなげることが重要になる。
ブラジル戦の先発予想11人
日本代表予想フォーメーション
FW
小川航基
1トップ
2シャドー
久保建英
堂安律
MF・ウイングバック
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DF・3バック
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GK
鈴木彩艶
※配置は予想。実際のポジションや並びは試合中に変化する可能性がある。
正GKの第一候補は鈴木彩艶。直近の代表戦での先発実績に加え、エクアドル戦のPKストップも評価材料になる。
ブラジルの強力なシュートに対して、反応速度とハイボールへの対応が問われる。
DF:板倉・渡辺・町田の3バック中央に板倉、右に渡辺、左に町田という構成を予想する。
板倉には最終ラインの統率、渡辺には対人守備、町田には高さと左側からのビルドアップを期待したい。
町田は復帰直後のコンディションがポイントだが、所属クラブで先発フル出場を果たしていることは好材料だ。
MF:菅原と中村を両ウイングバックに配置右に菅原由勢、左に中村敬斗を配置する形を想定する。
菅原はサイドの守備と攻撃参加、中村は左サイドからの突破とクロスが持ち味だ。
中央は佐野海舟と鎌田大地。佐野が守備の強度を担い、鎌田が攻撃へのつなぎ役となる。
FW:久保・堂安・小川の3人2シャドーには久保と堂安を配置する。
久保は狭いスペースでのボールコントロールとラストパス、堂安はゴール前への侵入とシュートを担当する。
1トップには小川航基を予想。上田綺世が不在のなか、前線でボールを収められる選手として期待がかかる。
南野拓実は復帰直後のため、ブラジル戦では途中出場から試合勘を高める選択肢も考えられる。
【パラグアイ戦の予想スタメン】4-2-3-1で攻撃の選択肢を増やす
パラグアイ戦では、ブラジル戦から一部メンバーを入れ替え、4-2-3-1で攻撃の幅を広げる布陣を予想する。
2試合を3日間隔で戦うため、選手の疲労管理も重要だ。森保監督が28人の招集メンバーをどのように使い分けるかが見どころになる。
パラグアイ戦の先発予想11人
日本代表予想フォーメーション
FW
小川航基
2列目
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ボランチ
{#each ["鎌田大地","佐野海舟"] as player}
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DF・4バック
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{/each}
GK
鈴木彩艶
※編集部による予想。コンディションやブラジル戦の出場時間によって変更の可能性あり。
パラグアイ戦で注目したいのは南野の先発起用だ。
南野は左膝前十字靱帯断裂という大きな負傷を乗り越え、約1年ぶりに日本代表へ復帰した。
森保監督は11月4日の会見で、南野の状態について、次のように説明している。
「実際にブラジル、パラグアイに勝つために彼が限定的でもプレーができることがチームのためになる」
日刊スポーツの会見報道によれば、南野は所属クラブで出場時間を積み重ねており、監督も60分以上のプレーを計算できる状態と説明している。
この状況を踏まえると、ブラジル戦で途中出場、パラグアイ戦で先発という使い方は十分に考えられる。
久保建英と堂安律は攻撃の中心久保建英はトップ下、堂安律は右サイドという配置を想定する。
久保は中央でボールを受けることで、左右への展開やゴール前への侵入を選択しやすくなる。堂安は右サイドからのカットインやシュートで得点機会を作れる。
左に南野が入ることで、中央と左右の連係も期待できる。
福田師王の途中出場にも期待初招集の福田師王は、いきなり先発に入るよりも途中出場で経験を積む可能性が高いと予想する。
上田不在の今、FWの選択肢を増やすことは日本代表にとって重要な課題だ。
小川が先発する場合、福田は後半に投入される候補となる。ゴール前での動き出しやフィジカルを生かしたプレーを披露できれば、今後の代表定着にもつながる。
【ポジション争いと注目選手】28人の関係性から見る先発の条件
今回の招集メンバーで特に注目したいのは、単純な実力比較だけでは先発を決められないポジションだ。
選手の復帰時期、直近の出場状況、複数ポジションへの適応力を合わせて考える必要がある。
注目選手の役割・起用関係一覧南野と町田は、ともに左膝前十字靱帯断裂という大きな負傷を経験している。
代表復帰そのものは大きなニュースだが、復帰直後の選手に通常どおりの連戦を求めることは難しい。
南野については、森保監督が出場時間を意識した発言をしている。一方、町田については直近のクラブ戦で先発フル出場していることが確認されており、指揮官もコンディションの向上を評価している。
そのため、町田は先発候補として考えやすく、南野は対戦相手や試合展開に応じて出場時間を調整する可能性がある。
上田綺世の離脱で変わるFWの序列今回の前線で最も大きな変化は、上田綺世の不在だ。
上田は直前の代表活動で4試合4得点を記録しており、得点力という面では大きな存在だった。
その代役候補として、最も先発に近いのが小川航基だろう。
福田師王と後藤啓介は若い世代のストライカーとして注目されるが、国際Aマッチでの経験やチームへの適応という面では、まず途中出場からチャンスを得る展開が考えられる。
前田大然も前線でプレーできるため、相手の守備ラインの背後を狙う展開ではセンターフォワードとして起用される可能性がある。
先発予想を判断するときの3つのポイント今回のスタメン予想で重要なのは、次の3点だ。
1. 直近の先発実績:10月の試合で継続的に起用された選手は、今回も先発候補として評価しやすい。
2. コンディション:南野や町田のような復帰組は、クラブでの出場状況と代表での出場可能時間を考慮する必要がある。
3. 相手との相性:ブラジル戦では守備の安定性、パラグアイ戦では攻撃の連係や選手の組み合わせが焦点になる。
単に有名選手を11人並べるだけでは、実際の森保ジャパンの起用を読み違える可能性がある。特に今回のような2連戦では、先発メンバーと交代カードをセットで考えることが大切だ。
【サッカー日本代表の予想スタメン】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年11月の日本代表メンバーは何人ですか?
A1:2026年11月4日に発表された招集メンバーは28人です。GK3人、DF8人、MF/FW17人で構成されています。
Q2:ブラジル戦の日本代表予想スタメンで注目の選手は誰ですか?
A2:鈴木彩艶、板倉滉、町田浩樹、鎌田大地、久保建英、堂安律、小川航基らが先発候補です。編集部では3-4-2-1を予想しています。
Q3:南野拓実はブラジル戦・パラグアイ戦で先発しますか?
A3:先発の可能性はありますが、復帰後のコンディションと出場時間が判断材料です。ブラジル戦で途中出場し、パラグアイ戦で先発する展開も予想できます。
Q4:福田師王は日本代表で初先発しますか?
A4:今回がA代表初招集です。小川航基らとの競争があり、まずは途中出場からチャンスを得る可能性が高いと予想します。
Q5:鈴木彩艶は日本代表の正GKですか?
A5:現状では最有力候補です。10月のエクアドル戦とニュージーランド戦で先発しており、今回もゴールマウスを守る可能性が高いと考えられます。
2026年11月の日本代表は、28人の招集メンバーを軸にブラジル、パラグアイとの2連戦に挑む。鈴木彩艶を中心とするGK陣、板倉滉と町田浩樹を含むDF陣、久保建英・堂安律・鎌田大地を中心とする攻撃陣が見どころだ。
ブラジル戦は3-4-2-1、パラグアイ戦は4-2-3-1を予想。南野拓実の代表復帰、町田浩樹の守備への貢献、福田師王の初招集、そして上田綺世不在のFW争いが大きな焦点になる。
特に注目したいのは、森保監督が復帰組と若手をどのように組み合わせるかという点だ。ブラジル戦で世界トップクラスの攻撃にどこまで対応できるのか。そしてパラグアイ戦で新しい攻撃陣が結果を残せるのか。11月14日と17日の2試合は、2026年の日本代表の現在地を知る重要な機会になる。
なお、ここで紹介した11人は11月4日時点の招集情報と過去の起用実績を踏まえた予想であり、正式な先発メンバーは各試合のキックオフ前に発表される。