常翔学園高校ラグビー部は、「NAVY REDS」の名称でも知られている。
学校公式の部活動紹介によると、チームの指導方針はラグビーを通じた人間形成と社会に役立つ人材の育成。チームスローガンには「ベストゲーム、クリーンゲーム、協心」を掲げている。
2026年度の部員数104人

学校公式サイト掲載の学年別部員数の合計
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3年生35人にはマネージャー1人を含む。学校公式部活動紹介による。
3学年にわたって部員が在籍する大所帯であり、選手層の厚さはチームの特徴の一つだ。
2026年度の選手名鑑に掲載されている主なメンバーラグビーデータベースに掲載されているポジション別の選手情報を整理すると、次のようになる。これは選手名鑑上の登録情報であり、11月8日の先発メンバーや当日の登録メンバーを確定するものではない。
| ポジション | 選手名 |
|---|---|
| PR | ファイアラガ誠ノア、山本元、椎木駿太、相原正瑠 |
| HO | 住本隼土 |
| LO | 面田剛輝、筒井祐月、南方海至人 |
| FL | 岩本歩大、上野倖暉 |
| NO8 | 山本智輝、中田翔太 |
| SH | 古川倖太郎、恒吉翔悟、広原佑基 |
| SO | 園田一樹 |
| CTB | 北風凰介、井元壮大、田中朝陽 |
| WTB | 谷風翔、柳陸斗、大塚洋平、桃原晴和 |
| FB | 大谷彩斗、小田楓 |
2026年度の選手情報で注目されるのが、FWとBKの双方に複数の選手が登録されていることだ。
FWでは、PRのファイアラガ誠ノア選手やLOの面田剛輝選手、FLの岩本歩大選手、NO8の山本智輝選手らが名を連ねる。
BKでは、SHの古川倖太郎選手やSOの園田一樹選手、CTBの北風凰介選手らが登録されている。
特に古川選手は、1月の新人戦決勝でコンバージョンゴールの高い成功率を示した選手でもある。得点機会を確実に得点へ結びつけるキックの精度は、接戦で大きな意味を持つ。
一方、選手名鑑に名前が掲載されていることと、試合での出場時間や役割は別問題だ。実際の試合では、相手の特徴やコンディションによってメンバー構成が変わる。
【花園出場歴・歴代成績】常翔学園はなぜ高校ラグビーの名門なのか
常翔学園の強さを語るうえで欠かせないのが、前身校から続く歴史である。
現在の常翔学園高校は、かつての大阪工業大学高等学校(大工大高)を前身とする。2008年に大阪工業大学高校から常翔学園高校へ校名が変更された。
花園で5度の全国制覇常翔学園は前身校時代を含め、全国高校ラグビー大会で5度の優勝を経験している。
歴史上の大きな転換点は以下のとおりだ。
- 第57回大会:前身の大阪工業大学高校が初優勝。
- 第68回大会:昭和天皇の崩御に伴い決勝が中止され、茗渓学園と両校優勝。
- 1995年度大会:大阪工業大学高校として全国制覇。
- 2012年度大会:御所実業を17-14で破り、17年ぶり5度目の優勝。
特に1988年度の第68回大会は、高校ラグビー史に残る出来事となった。決勝で対戦予定だった茗渓学園との試合が中止され、両校優勝という結果になったのである。
2012年度の優勝も象徴的だ。2013年1月7日の決勝で御所実業に17-14で競り勝ち、17年ぶりの頂点に立った。
近年の花園での成績近年も全国大会で上位進出を果たしている。
| 大会 | 主な結果 |
|---|---|
| 第102回・2022年度 | 全国大会出場 |
| 第104回・2024年度 | 全国3位 |
| 第105回・2025年度 | 2回戦で桐蔭学園に5-37で敗退 |
第104回大会では、高知中央、天理、大分東明を破って準決勝に進出。東海大大阪仰星に26-29で惜敗したものの、全国3位という好成績を残した。これは学校法人常翔学園の公式発表にも記録されている。
一方、第105回大会では1回戦で茗渓学園を41-29で破った後、2回戦で桐蔭学園に5-37で敗れた。
この結果からも、常翔学園が全国大会で安定して勝ち上がるには、各地域の強豪校との競争を勝ち抜く必要があることがわかる。
常翔学園と常翔啓光学園は別の高校検索時に混同されやすいのが、常翔学園高校と常翔啓光学園高校の違いだ。
両校は同じ常翔学園グループに関係する学校だが、所在地も異なり、ラグビー部も別々に活動している。
| 比較項目 | 常翔学園高校 | 常翔啓光学園高校 |
|---|---|---|
| 所在地 | 大阪市旭区 | 枚方市 |
| ラグビー部 | NAVY REDS | 独立した高校ラグビー部 |
| 2026年大阪予選 | 第1地区 | 第2地区 |
| 11月8日の準決勝 | 合同Aと対戦 | 大阪桐蔭と対戦 |
常翔啓光学園は、かつて啓光学園の名称で全国大会4連覇を達成した歴史を持つ学校でもある。常翔学園とは異なるチームとして成績を確認することが大切だ。
【第106回全国大会への道】近畿大会と今後の注目ポイント
2026年の常翔学園は、秋の大阪府予選だけでなく、春の近畿大会や全国選抜大会でも経験を積んできた。
近畿大会は、関西の有力高校が集まり、全国選抜大会につながる実力を競う重要な舞台だ。
常翔学園は2026年2月の近畿大会で5位となり、3月の全国選抜大会にも出場した。全国選抜では2回戦敗退だったが、全国レベルの相手との試合経験を得ている。
11月15日の地区決勝が最大の関門第106回全国高校ラグビー大会への出場権を獲得するために、常翔学園が進むべき道筋は次のとおりだ。
11月1日:大阪府予選2回戦
布施工科・東大阪みらい工科に83-0で勝利。
11月8日:大阪第1地区準決勝
合同Aと対戦。11時キックオフ予定。
11月15日:大阪第1地区決勝
準決勝の勝者が金光藤蔭・大阪産大附戦の勝者と対戦する予定。
12月27日~2027年1月7日:第106回全国大会
大阪府代表として出場権を獲得した場合、花園で全国の強豪と対戦する。
公益財団法人全国高等学校体育連盟が公表している大会日程は以下のとおり。
| 開催日 | 大会日程 |
|---|---|
| 2026年12月27日・28日 | 1回戦 |
| 2026年12月30日 | 2回戦 |
| 2027年1月1日 | 3回戦 |
| 2027年1月3日 | 準々決勝 |
| 2027年1月5日 | 準決勝 |
| 2027年1月7日 | 決勝 |
会場は東大阪市花園ラグビー場など。全国各地の予選を勝ち抜いた高校が集まる冬の全国大会となる。
常翔学園が全国大会で勝ち上がるための評価基準2026年の試合結果から、今後注目したい要点は3つある。
1.FWの接点での強さ
スクラムやラック、モールなどの局面で相手を上回れるか。全国レベルの強豪との試合では、ボールを獲得する過程そのものが重要になる。
2.BKの攻撃とキックの精度
古川倖太郎選手らのキック能力や、SH・SOを起点とする攻撃の組み立てが注目される。得点機会を逃さず、相手の守備を崩せるかが鍵だ。
3.守備の安定性と試合運び
83-0の完封勝利は評価できるが、報徳学園や國學院栃木、東海大大阪仰星との対戦では失点も経験している。強豪との競り合いで、反則を抑えながら守備を継続できるかが重要になる。
大量得点の試合だけでチームを評価するのではなく、接戦での判断力や試合終盤の対応まで見ることが、全国大会での実力を判断するポイントとなる。
【常翔学園ラグビーに関するよくある質問(FAQ)】
Q1:常翔学園ラグビー部の2026年最新試合結果は?
A1:2026年11月1日の第106回全国高校ラグビー大会大阪府予選2回戦で、布施工科高校・東大阪みらい工科高校の合同チームに83-0で勝利した。前半は49-0だった。
Q2:常翔学園の2026年大阪府予選準決勝はいつ?
A2:2026年11月8日(日)午前11時キックオフ予定。合同Aと花園第Ⅱグラウンドで対戦する。学校公式サイトでも日程と対戦相手が発表されている。
Q3:常翔学園は過去に何度花園で優勝している?
A3:前身の大阪工業大学高校時代を含め、全国高校ラグビー大会で5度優勝している。2012年度大会では御所実業を17-14で破り、17年ぶりの全国制覇を達成した。
Q4:常翔学園高校ラグビー部の部員数は?
A4:学校公式サイトの掲載情報では、3年生35人、2年生36人、1年生33人。3年生にはマネージャー1人を含み、合計104人となっている。
2026年の常翔学園高校ラグビー部は、新人戦優勝、近畿大会5位、全国選抜大会出場、大阪府総体3位と、年間を通して実戦経験を重ねてきた。
11月1日の大阪府予選2回戦では、布施工科・東大阪みらい工科に83-0で勝利。攻撃力と無失点という結果を残し、準決勝へ進出した。
ただし、花園出場はまだ確定していない。11月8日の合同A戦、そして11月15日に予定される地区決勝が大きな関門となる。
前身の大阪工業大学高校時代から続く5度の全国制覇と、2024年度の全国3位という実績を持つ常翔学園。伝統を受け継ぐNAVY REDSが、2026年度の花園で再び全国の舞台に立てるかどうかに注目したい。
今後の試合を追う際は、学校公式の部活動ニュース、大会公式記録、実際の登録メンバーと試合結果を照らし合わせることが、最新のチーム状況を正確に把握する近道となる。