最初に押さえておきたいのは、湯かっぺは天然温泉を売りにする施設ではないという点だ。
温浴施設を運営するグランピングヴィレッジIBARAKIの公式案内では、施設独自のバイオ機能水を利用した浴槽を提供している。温泉地の地下から湧き出す源泉を楽しむタイプではなく、海の眺望と独自の水を組み合わせた入浴施設という位置づけだ。
天然温泉とバイオ機能水は何が違う?温泉法では、地中から湧き出す温水や鉱水などについて、源泉採取時の温度が25℃以上、または指定された物質を一定量以上含むことを温泉の条件としている。
一方、湯かっぺの公式案内で中心となっているのは、バイオ機能水を使った浴槽である。施設紹介にも源泉の泉質や温泉成分分析表は掲載されていない。
温泉情報を扱う第三者の施設レポートでも、湯かっぺは非天然温泉として紹介されている。
つまり、温泉法上の天然温泉の泉質や源泉かけ流しを期待して訪れる施設ではない。
湯かっぺの名前の由来「湯かっぺ」という名称には、茨城県の方言である「いかっぺ」が関係している。
「いかっぺ」は「いいね」という意味を持つ言葉で、物事を前向きに受け止めるニュアンスもある。
海を眺めながらゆっくり入浴し、日常から離れた時間を楽しんでもらいたいという施設のコンセプトにもつながっている。
【2026年最新】湯かっぺの料金・営業時間・日帰り入浴
湯かっぺは宿泊者専用の浴場ではなく、日帰り入浴にも対応している。
公式施設案内で確認できる料金は、平日と土日祝で共通。週末だからといって入浴料が上がる料金体系にはなっていない。
2026年の入浴料金一覧| 利用者 | 入浴料金(税込) | 備考 |
|---|---|---|
| 大人 | 1,000円 | 中学生以上 |
| 小学生 | 500円 | 小学生以下の料金区分 |
| 4歳~未就学児 | 500円 | 小学生以下に該当 |
| 3歳以下 | 無料 | 年齢条件あり |
| グランピング宿泊者 | 無料 | 滞在中は何度でも利用可能 |
平日・土日祝ともに同一料金となっている。
宿泊者は滞在中だけでなく、チェックアウト日も無料で利用できる。ただし、RVパーク利用者は別途有料となるため、グランピング宿泊と車中泊を混同しないようにしたい。
営業時間は午前・午後の2部制?営業時間については、公式ページによって案内に違いがある点に注意したい。
施設案内ページでは、次の2部制が掲載されている。
- 午前の部:8:00~10:00(最終入館9:30)
- 午後の部:15:00~21:00(最終入館20:30)
一方、公式サイトの温浴施設ページでは、日帰り入浴の案内として15:00~21:00、最終入館20:30が掲載されている。
そのため、日帰り利用で確実性を重視するなら午後の時間帯を基本に考えたい。午前中の入浴を希望する場合は、事前に電話で一般利用が可能か確認するのがおすすめだ。
問い合わせ先は0293-44-7555。
タオルやアメニティは持参すべき?浴場には次の備品が用意されている。
- リンスインシャンプー
- ボディソープ
- ヘアドライヤー
- 女性浴場のおむつ替え台
タオルは販売制で、料金は次のとおり。
- フェイスタオル:200円
- バスタオル:500円
手ぶらで立ち寄ることもできるが、タオル代を節約したい場合は自宅から持参するとよい。
また、公式案内では入れ墨・タトゥーのある人の利用を断っている。該当する人は訪問前に施設へ確認したい。
【浴槽の秘密】バイオ機能水・炭酸泉・替わり湯を解説
湯かっぺの特徴は、天然温泉ではないことだけでは説明しきれない。
施設独自のバイオ機能水を使った浴槽に加え、炭酸泉や替わり湯を備えている点が特徴だ。
バイオ機能水DMBIOの仕組みとは?公式案内によると、湯かっぺでは専用のバイオ機能浄水装置によって生成された「DMBIO」と呼ばれる水を使用している。
施設が公表している説明には、次のような特徴が挙げられている。
- NMR:85Hzとする水の粒子に関する説明
- カルシウムやマグネシウムなどのミネラル
- pH7.2~8.0のアルカリ性
- 活性水素に関する説明
- マイナスイオンに関する説明
加えて、施設側はバイオ機能浄水装置について、血液循環の増進、新陳代謝の向上、免疫力強化などの効果を掲げている。
ただし、これらは施設が紹介している機能や期待効果であり、入浴することで病気が治る、免疫力が確実に上がるといった医学的効果が保証されているわけではない。
また、公式ページには装置の具体的な処理工程や、各数値の測定条件、第三者による臨床的な検証結果までは掲載されていない。
バイオ機能水の特徴を楽しむことと、医療的な効能を期待することは分けて考えたい。
炭酸泉は高濃度なのか?湯かっぺの公式施設案内では、浴槽の種類として炭酸泉が紹介されている。
炭酸泉は、お湯に二酸化炭素が溶け込んだ浴槽を指す言葉で、一般的には入浴中に肌へ細かな気泡が付着することが特徴だ。
ここで注意したいのが「高濃度炭酸泉」という表現である。
公式ページには炭酸泉の存在が記載されているものの、炭酸ガス濃度を示すppmの具体的な数値は確認できない。
そのため、湯かっぺの炭酸泉を1,000ppm以上などの特定濃度を持つ高濃度炭酸泉と断定することはできない。
炭酸泉を目当てに訪れる人は、炭酸泉の有無と濃度の公表状況を区別しておこう。
替わり湯では何が楽しめる?もう一つの浴槽が替わり湯だ。
替わり湯は、季節や企画に応じて内容を変えるタイプの浴槽。一般的には香りや色合いなど、通常の浴槽とは異なる入浴体験を楽しめる。
湯かっぺについても公式ページで炭酸泉とかわり湯の2種類が紹介されている。
ただし、2026年11月時点の公式案内では、具体的な入浴剤の種類や月ごとの開催スケジュールまでは確認できない。
特定の香りや季節限定の湯を目的に訪れる場合は、事前に問い合わせると安心だ。
浴場と関連施設の関係を整理| エンティティ | 湯かっぺとの関係 | 特徴 |
|---|---|---|
| グランピングヴィレッジIBARAKI | 併設施設 | 宿泊者は滞在中の入浴が無料 |
| バイオ機能水DMBIO | 浴槽の水 | 施設独自の浄水装置を使用 |
| 炭酸泉 | 浴槽の一つ | 炭酸泉として公式案内に掲載 |
| 替わり湯 | 浴槽の一つ | 内容が変わる入浴設備 |
| バレルサウナ | 屋外サウナ | 日帰り利用は別プラン |
| テントサウナ | 屋外サウナ | 主に宿泊者向けの利用案内 |
| 太平洋・二つ島 | 周辺景観 | 浴場から海の眺望を楽しめる |
このように、湯かっぺは泉質を中心にした温泉施設というより、景観・入浴・サウナを組み合わせた複合型の温浴スポットと考えると分かりやすい。
【サウナも人気】湯かっぺのバレルサウナ・テントサウナ
湯かっぺを併設するグランピングヴィレッジIBARAKIでは、温浴施設とは別に屋外サウナも提供している。
サウナの魅力は、太平洋を眺めながら熱気浴と外気浴を楽しめることだ。
バレルサウナは海を眺めながら楽しめる施設公式案内では、国産ヒノキやフィンランド産サーモウッドを使用したサウナが紹介されている。
特徴は次のとおり。
- セルフロウリュに対応
- アロマロウリュを楽しめる
- 太平洋を眺められる環境
- 水風呂を用意
- 海風を感じられる外気浴スペース
サウナ室の最高温度は公式案内で80度とされている。
水風呂やインフィニティチェアもあり、サウナ後の休憩まで含めて楽しめる構成だ。
テントサウナも利用できるバレルサウナのほか、テントサウナも用意されている。
薪の燃焼を眺めながら楽しめるタイプで、一般的な屋内サウナとは違ったアウトドア感がある。
ただし、湯かっぺの日帰り入浴料金1,000円にサウナ利用料が含まれるわけではない。
サウナを目的に訪れる場合は、専用プランの予約が必要となる。
日帰りサウナの料金と利用時間公式の日帰りプランでは、バレルサウナを1日1組限定で利用できる。
| 利用人数 | 180分の料金(税込) | 1人あたり |
|---|---|---|
| 1人 | 7,000円 | 7,000円 |
| 2人 | 12,000円 | 6,000円 |
| 3人 | 16,500円 | 5,500円 |
| 4人 | 20,000円 | 5,000円 |
| 5人 | 22,500円 | 4,500円 |
| 6人 | 24,000円 | 4,000円 |
利用時間は10:00~13:00の180分。
サウナは水着着用が条件となっているため、忘れずに持参しよう。
また、宿泊者向けにはバレルサウナ・テントサウナ共通の50分制プランもあり、1グループ2,200円で案内されている。
日帰り入浴だけを利用する人と、サウナも楽しみたい人では予算が大きく変わる。予約前にプランを確認しておきたい。
【口コミ・評判】湯かっぺの評価は?良い点と気になる点
施設選びで気になるのが実際の口コミだ。
湯かっぺの評判を確認すると、特に目立つのが太平洋の景色に対する評価。一方、施設の規模や設備の充実度については、人によって受け止め方が異なる。
良い口コミで目立つのは海の眺望Yahoo!マップに掲載されている口コミでは、海を一望できる浴場の景色を評価する声が見られる。
2022~2023年の投稿には、次のような内容がある。
- 浴場から太平洋を見渡せることが魅力
- 海を眺めながらの入浴が気持ちよい
- 食事やバーベキューと組み合わせて楽しめる
- 家族で再訪したいという感想
- 入浴後に漫画コーナーで過ごせることへの評価
Yahoo!マップでは、14件の口コミに対して総合評価4.1が表示されている。
ただし、掲載されている口コミには数年前の投稿も含まれているため、2026年現在の設備状況を直接示すものではない。
気になる口コミは設備の規模一方、施設の規模については、大型スーパー銭湯を想像すると印象が異なる可能性がある。
2026年10月11日付のニフティ温泉の口コミには、景色は良いものの、温浴施設としての設備には物足りなさを感じたという評価が掲載されている。
つまり、湯かっぺは多種類の浴槽や大規模なレジャー設備を楽しむ施設というより、海を眺める時間そのものに価値を感じる人に向いている。
口コミの件数は大手温浴チェーンと比べて限られるため、評価点だけで判断するよりも、実際に何を目的に訪れるのかを考えたほうがよい。
口コミから見える向いている人・向いていない人おすすめできる人
- 太平洋を眺めながら入浴したい人
- 日帰りドライブの途中に立ち寄りたい人
- グランピングと温浴をセットで楽しみたい人
- 海の見えるサウナを体験したい人
- 大規模施設よりも景観や開放感を重視する人
期待とのギャップが生まれやすい人
- 天然温泉の泉質や源泉かけ流しを最優先する人
- 多数の浴槽や岩盤浴を求める人
- 大型スーパー銭湯のような長時間滞在を期待する人
- バイオ機能水の医学的な効能を目的に訪れる人
料金1,000円の価値を景観と入浴体験に見いだせるかどうかが、満足度を左右するポイントになる。
【アクセス・駐車場】北茨城市磯原の湯かっぺへの行き方
湯かっぺは、グランピングヴィレッジIBARAKIに併設されている。
所在地は茨城県北茨城市磯原町磯原2547-3。
海沿いに位置しており、車でのアクセスが便利だ。
車でのアクセス常磐自動車道の北茨城ICから、国道6号を海方面へ進んで約10分。
公式アクセス案内では、無料駐車場30台分が用意されている。
車で訪れる場合、駐車料金を別途用意する必要はない。
電車でのアクセス最寄り駅はJR常磐線の磯原駅。
公式案内では、磯原駅から車で約5分となっている。
ただし、無料送迎サービスは宿泊者向けで、事前予約が必要だ。日帰り入浴だけの利用者は、送迎を当然に利用できるわけではない。
日帰りの場合はタクシーなどの移動手段を考えておこう。
施設の基本情報- 施設名:湯かっぺ
- 併設施設:グランピングヴィレッジIBARAKI
- 住所:茨城県北茨城市磯原町磯原2547-3
- 電話番号:0293-44-7555
- 車:北茨城ICから約10分
- 電車:JR常磐線・磯原駅から車で約5分
- 駐車場:無料30台
- 日帰り入浴:対応
- タトゥー・入れ墨:利用不可
なお、休業日やメンテナンスによる営業時間の変更については、出発前に電話で確認しておくと安心だ。
【湯かっぺに関するよくある質問(FAQ)】
Q1:湯かっぺは天然温泉ですか?
A1:天然温泉として案内されている施設ではありません。グランピングヴィレッジIBARAKIが提供するバイオ機能水を使用した温浴施設です。天然温泉の泉質や源泉かけ流しを目的とする人は注意してください。
Q2:湯かっぺの日帰り入浴料金はいくらですか?
A2:大人(中学生以上)1,000円、小学生以下500円、3歳以下は無料です。平日と土日祝で料金は共通です。
Q3:営業時間は何時から何時までですか?
A3:施設案内では8:00~10:00と15:00~21:00の2部制です。ただし、公式の温浴施設ページでは日帰り入浴を15:00~21:00と案内しているため、午前中に利用したい場合は事前確認をおすすめします。
Q4:高濃度炭酸泉はありますか?
A4:公式ページでは炭酸泉の浴槽が紹介されています。ただし、炭酸濃度を示すppmの公表は確認できないため、高濃度であるかどうかは断定できません。
Q5:子供も入浴できますか?
A5:子供も利用できます。小学生以下は500円、3歳以下は無料です。なお、女性浴場にはおむつ替え台が設置されています。
Q6:サウナは入浴料金に含まれていますか?
A6:サウナは別プランです。日帰りバレルサウナは1日1組限定で、10:00~13:00の180分制。利用時は水着が必要です。
Q7:駐車場は無料ですか?
A7:はい。公式アクセス案内では無料駐車場30台分が用意されています。
Q8:タトゥーがあっても入浴できますか?
A8:公式案内では、入れ墨・タトゥーのある人の利用を断っています。
湯かっぺは、茨城県北茨城市の磯原海岸に面した、太平洋の眺望が魅力の温浴施設だ。
天然温泉ではなく、施設独自のバイオ機能水を使用した浴場を中心に、炭酸泉や替わり湯を楽しめる。
2026年11月時点で確認できる入浴料金は大人1,000円、小学生以下500円、3歳以下無料。日帰り利用にも対応している。
特に注目したいのは、浴場が建物の2階にあり、太平洋の水平線や朝日を望めること。温泉の泉質を求める人には異なる選択肢となるが、海の景色を楽しみながら気軽に入浴したい人には魅力的なスポットだ。
加えて、バレルサウナやテントサウナ、グランピング、日帰りBBQなどを組み合わせれば、単なる入浴にとどまらない休日の過ごし方ができる。
【プロの結論】湯かっぺを評価するときに大切なのは、天然温泉かどうかだけで施設の価値を決めないことだ。
温泉の泉質を重視するなら別の温泉施設が候補になる。一方、太平洋の眺望、バイオ機能水を使った浴槽、屋外サウナ、グランピングとの組み合わせを楽しみたいなら、湯かっぺには独自の魅力がある。
訪問前には、日帰り入浴の営業時間、サウナの別料金、タトゥーに関する利用条件を確認しておこう。
海を眺めながら過ごす時間そのものを目的にする。それが湯かっぺを満喫するための、最も分かりやすい選び方だ。
主な情報確認資料
- グランピングヴィレッジIBARAKI公式・温浴施設案内
- 同公式・日帰りプラン、サウナ、アクセス案内
- 環境省・温泉の定義
- ニフティ温泉・施設情報と口コミ
- Yahoo!マップ・利用者評価と口コミ
- スーパー銭湯全国検索・湯かっぺ施設レポート