エドワード・エルリックの声優について、最も重要なのは、2003年版と2009年版でキャストが変更されていないという事実です。
アニメ制作会社ボンズが公開している作品情報と、『FULLMETAL ALCHEMIST』の公式キャストページには、いずれもエドワード役として朴璐美さん、アルフォンス役として釘宮理恵さんの名前が掲載されています。
特に2009年版は、2003年版から主要キャストが大きく変わった作品として記憶している人もいます。しかし、エルリック兄弟については同じ声優が続投しています。
2003年版と2009年版のキャスト比較出典:ボンズ公式作品情報、2009年版公式スタッフ・キャスト情報。
比較すると、ロイやリザ、ウィンリィなどにはキャスト変更があります。一方、兄エドと弟アルは両作品で同じ声優です。
したがって、「エドワードの声優が途中で変わった」という認識は誤りです。作品ごとにキャラクターの描かれ方や物語の方向性が違っても、朴璐美さんの声がエドの中心にあり続けたことが、両作品をつなぐ大きな要素になっています。
【なぜ続投した?】旧作とFULLMETAL ALCHEMISTの違い

2003年版と2009年版は、単純に同じ映像を作り直した作品ではありません。原作漫画『鋼の錬金術師』をもとにしながら、それぞれ異なる構成と演出で物語を描いたテレビアニメです。
2003年版は独自の物語展開が特徴2003年10月から2004年10月まで放送された旧作は、原作漫画の連載と並行して制作された作品です。
物語が進むにつれてアニメ独自の展開が大きくなり、登場人物の背景や人間関係、結末にも独自の解釈が加えられました。
そのため、エドワードの苦悩や兄弟の旅を描く際にも、旧作ならではの重厚でシリアスな雰囲気が印象に残っています。
2009年版は原作の物語を改めてアニメ化2009年4月から始まった『FULLMETAL ALCHEMIST』は、入江泰浩監督、大野木寛さんのシリーズ構成による新たなテレビアニメです。
原作漫画の展開を軸に、エルリック兄弟の旅と国家を巻き込む大きな陰謀が描かれました。旧作とは物語の構成や演出が異なり、登場人物の関係性や戦闘の見せ方にも違った魅力があります。
朴璐美さんの続投が意味するもの興味深いのは、物語の方向性が異なる2作品で、主人公の声を同じ人物が担当していることです。
キャストを変更せずに続投したことで、エドワードというキャラクターの基本的な声の印象を保ちながら、作品ごとの演出に合わせた表現が可能になりました。
短気で負けず嫌いな一面、弟を守ろうとする兄としての責任感、人体錬成という過去への後悔。こうした複数の感情を持つ主人公だからこそ、声の表現にも幅が大切です。
2009年版の公式キャスト発表は2009年2月10日。エドワード役の朴璐美さんとアルフォンス役の釘宮理恵さんの続投が正式に発表されています。
【表記の謎】朴璐美・朴路美・朴ロ美は別人なの?
朴璐美さんについて調べると、「朴路美」「朴ロ美」「朴ろ美」といった異なる表記を目にすることがあります。
初めて検索した人にとっては、別の声優なのか、改名したのかと疑問に感じる部分可能性があります。
実際には、いずれも同じ朴璐美さんを指す表記です。
正式な名前の読み方と文字の違い一般的に使用されている表記は朴璐美(ぱく・ろみ)です。
名前の「璐美」に含まれる文字は、王偏に「路」を組み合わせた特殊な漢字です。一般的な文字変換やシステムでは正確に表示できない場合があり、媒体によって代替表記が使われてきました。
代表的な表記の違い- 朴璐美: 現在広く使用される名前の表記。
- 朴路美: 公式作品情報などで見られる代替的な表記。
- 朴ロ美: 放送局やデータベースなどで文字の都合から使用される表記。
- 朴ろ美: 2003年版の公式情報などで確認できる表記。
実際、アニプレックスの2003年版作品情報では「朴ろ美」と記載し、「ろは王偏に路」と説明しています。また、2009年版の公式キャストページでは「朴璐美」と表記されています。
TBSの番組データでも、システム上の都合によって「朴ロ美」と表示されるものの、本来は王偏に路を使用する文字であると説明されています。
つまり、表記の違いを理由にキャスト交代や別人説を考える必要はありません。検索する際は「朴璐美」「朴路美」のどちらでも関連情報を探せます。
【プロフィール・経歴】朴璐美さんはどんな声優?
(ぱく・ろみ)
声優・俳優・ナレーター・舞台プロデューサー
- 誕生日:1月22日
- 出身地:東京都
- 身長:161cm
- 声種:メゾソプラノ〜アルト
- 学歴:桐朋学園芸術短期大学演劇科卒業
朴璐美さんは、少年役から大人の女性役まで幅広く演じる実力派声優です。アニメーションだけでなく、外国映画の吹き替え、舞台、ナレーションなどにも活動の幅を広げてきました。
公式プロフィールでは、桐朋学園芸術短期大学演劇科を卒業後、演劇集団円を経て、2017年11月に芸能プロダクションLALを設立した経歴が紹介されています。
2019年には東宝ミュージカル『レ・ミゼラブル』のマダム・テナルディエ役でミュージカルに初挑戦。声だけでなく、舞台上での身体表現や演技にも活動領域を広げています。
朴璐美さんの経歴・転換点出典:朴璐美さんの公式プロフィール、LAL公式発表、声優関連の受賞歴。
特に注目したいのは、声優としてのキャリアを積み上げながら、所属や活動の基盤を自ら整えてきた点です。
単に出演作品を増やすだけではなく、舞台やプロデュース、後進の育成にも取り組んでいることが、朴璐美さんのキャリアの特徴です。
【代表作】エドワード以外にも有名キャラクターが多数!
朴璐美さんの代表作は『鋼の錬金術師』だけではありません。少年キャラクター、気の強い女性、知的で落ち着いた人物など、声の印象を変えながら多様な役を演じています。
『』大崎ナナ役
ロックバンドのボーカリスト
力強さと繊細さが同居する大崎ナナを担当。第1回声優アワードの主演女優賞につながった代表的な役です。
『』ハンジ・ゾエ役
調査兵団の分隊長・団長
知的好奇心の強さ、研究に没頭する熱量、仲間を思う感情まで、幅のある演技が印象的です。
『』ロラン・セアック役
主人公の少年
穏やかで誠実なロランを演じ、エドワードとは異なる繊細な少年像を表現しています。
『』日番谷冬獅郎役
護廷十三隊・十番隊隊長
冷静で責任感の強い少年隊長を担当。落ち着いた声の中に、強い意志を感じさせる役柄です。
『』道蓮役
中国の道家出身のシャーマン
プライドの高さや強気な態度、仲間との関係を通じた成長を表現しています。
このほか、『NARUTO -ナルト-』のテマリ役、『HUNTER×HUNTER』のパクノダ役、『黒執事』のマダム・レッド役なども代表的な出演作として知られています。
公式プロフィールには、外国映画の吹き替えや『アドベンチャー・タイム』のフィン役なども掲載されています。アニメの少年役だけにとどまらない幅広さが特徴です。
朴璐美さんの声の特徴とは?朴璐美さんの公式プロフィールに記載されている声種は、メゾソプラノからアルトです。
実際のエドワード役を聴くと、少年らしい勢いのある発声だけでなく、感情が揺れ動く場面での声の変化が大きな魅力になっています。
例えば、次のような表現がエドワードという人物の性格とよく結びついています。
- 怒りや反発を表すときの鋭く勢いのある声。
- 弟を気遣う場面で見せる柔らかさ。
- 自分の過ちと向き合う場面での苦しさや葛藤。
- 仲間を守ろうとするときの力強い決意。
エドワードは、単純に元気な少年ではありません。自分の失敗を背負いながらも前に進む人物です。その複雑な内面を表現できることが、朴璐美さんの演技が長く支持される理由の一つです。
【2026年最新】朴璐美さんの現在と活動状況
2026年現在の朴璐美さんを語るうえで、大きな転換点となったのが2026年5月1日の株式会社SViL(スヴィル)設立です。
山路和弘さんと朴璐美さんの両名によって設立された新会社で、LALの公式サイトでも新会社設立と新しい公式ホームページへの移行が案内されています。
朴璐美さんは2017年にLALを設立して独立後の活動基盤を整えていましたが、2026年には新たな組織で活動を進める段階に入りました。これは声優・俳優としての仕事に加え、事業運営にも関わってきたキャリアの新しい展開です。
2026年も新作アニメへの出演が続く
『』増次郎役
2026年3月17日に公式サイトで追加キャストとして朴璐美さんの出演が発表されました。室町時代の芸能を題材にした作品で、新たな人物像を演じています。
この作品では、朴璐美さん自身も公式コメントを寄せています。原作を読んだ際の強い感動について語っており、作品への思い入れが伝わる内容です。
2026年も新作アニメへの参加が続いていることから、過去の代表作に支えられた活動だけではなく、新しい作品にも積極的に関わっていることが分かります。
現在の活動を整理- アニメーション作品への声の出演
- 外国映画や海外ドラマの吹き替え
- 舞台やミュージカルなどの俳優活動
- ナレーション
- プロデュースやボイススクールを通じた後進の育成
- 株式会社SViLを通じた新しい活動基盤の構築
特定のアニメ作品だけで活動している声優ではなく、複数の表現分野を横断していることが現在の大きな特徴です。
【誤解を解消】エドワードの歴代キャストとよくある疑問
エドワードの声優について検索すると、アニメ版の違いや実写映画との混同から、キャストに関する疑問が生まれることがあります。
テレビアニメ以外のエドワード役は?実写映画版『鋼の錬金術師』では、エドワード・エルリックを山田涼介さんが演じています。
これは実写作品のキャストであり、テレビアニメの声優とは別の話です。テレビアニメ2作品のエドワード役は朴璐美さんが担当しています。
エドワード役とアルフォンス役を混同しないためにエルリック兄弟は、画面上でも声の印象でも対照的な存在です。
エドワード・エルリック
声:朴璐美
短気で負けず嫌い。兄として弟を守ろうとする主人公。
アルフォンス・エルリック
声:釘宮理恵
優しく冷静で、兄を支える弟。鎧に魂が定着している。
釘宮理恵さんは『灼眼のシャナ』のシャナや『ゼロの使い魔』のルイズなど、幅広いキャラクターを担当している人気声優です。
エドとアルの声優は別人であり、朴璐美さんが兄弟の両方を演じているわけではありません。
【エドワード・エルリックの声優】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:エドワード・エルリックの声優は誰ですか?
A1:朴璐美(ぱく・ろみ)さんです。2003年版『鋼の錬金術師』と2009年版『FULLMETAL ALCHEMIST』の両方でエドワードを担当しています。
Q2:2003年版と2009年版でエドワードの声優は変更されましたか?
A2:変更されていません。どちらも朴璐美さんです。弟アルフォンス役も、両作品とも釘宮理恵さんが担当しています。
Q3:朴璐美と朴路美は同じ人ですか?
A3:同じ人物です。名前の特殊な漢字が媒体やシステムの都合で異なる文字に置き換えられることがあります。一般的には「朴璐美」と表記されます。
Q4:朴璐美さんの代表作は何ですか?
A4:『鋼の錬金術師』のエドワード、『NANA』の大崎ナナ、『進撃の巨人』のハンジ・ゾエ、『∀ガンダム』のロラン・セアック、『BLEACH』の日番谷冬獅郎などです。
Q5:朴璐美さんは2026年現在も声優として活動していますか?
A5:はい。2026年放送の『ワールド イズ ダンシング』に増次郎役で出演しています。また、2026年5月1日には山路和弘さんとともに株式会社SViLを設立しました。
Q6:実写映画版のエドワード役も朴璐美さんですか?
A6:いいえ。実写映画版では山田涼介さんがエドワードを演じています。朴璐美さんはテレビアニメ版のエドワード役です。
エドワード・エルリックの声優は、朴璐美さんです。
2003年版『鋼の錬金術師』と2009年版『FULLMETAL ALCHEMIST』の両方で続投しており、弟アルフォンス役の釘宮理恵さんも変更されていません。
また、「朴璐美」「朴路美」「朴ロ美」という表記の違いは、同じ人物の名前に関する文字表現の違いです。別人説や声優交代説とは関係ありません。
朴璐美さんは『NANA』『進撃の巨人』『∀ガンダム』『BLEACH』などでも印象的な役を演じ、2026年には新会社SViLの設立や新作アニメへの出演など、新たな活動を続けています。
エドワードというキャラクターの魅力を語るうえで、朴璐美さんの演技は欠かせない存在です。旧作とFA版を見比べる際には、同じ声優が演じるエドワードの感情表現や、作品ごとに異なる演出にも注目してみてください。