2026年10月18日、芸能プロダクション・ホリプロが主催する新人発掘オーディション「第48回ホリプロタレントスカウトキャラバン」の決選大会が、東京・Spiral Hallで開催されました。今回のテーマは「THE ACTOR(ジ・アクター)」。次世代の俳優を発掘・育成することを目的に、全国から選ばれたファイナリスト7名が演技・歌・ダンスの成果を披露しました。
注目のグランプリに輝いたのは、兵庫県出身の中学1年生・田淵結真(たぶち・ゆま)さん、12歳。準グランプリには廣岡はなのさん、審査員特別賞には小林丞之介さんが選ばれました。賞金100万円とホリプロとの専属契約が用意された今回の大会は、従来のオーディションとは異なる「レッスン型審査」が大きな特徴です。
【2026年最新結果】第48回ホリプロスカウトキャラバン「THE ACTOR」の受賞者は誰?

今回の決選大会は2026年10月18日(日)、東京・Spiral Hallで開催されました。第48回のテーマは「THE ACTOR」。舞台、ミュージカル、映画、ドラマなど、複数のジャンルで活躍できる俳優を発掘することが狙いです。
最終選考に進んだのは、12歳から16歳までの男女7名。自己紹介や1分間の自己PRに加え、演技審査や歌唱、身体表現を通じて、それぞれの個性と成長を披露しました。
ホリプロステージが10月20日に公開した公式決選大会レポートによると、最終結果は次のとおりです。
田淵結真(たぶち・ゆま)
兵庫県出身・中学1年生・12歳
コンテンポラリーダンスや演技で存在感を発揮。賞金100万円とホリプロとの専属契約が特典。
廣岡はなの
中学2年生・13歳
フラダンスやコンテンポラリーダンスで培った身体表現力を披露。
小林丞之介
中学3年生・14歳
殺陣を取り入れた自己PRなど、独自の個性と表現力を発揮。
今回の受賞者に共通するのは、完成された俳優としての技術だけではなく、自分なりの表現方法を持っていたことです。特に田淵さんは、演技未経験の状態からレッスンを重ね、最終審査で大きな成長を見せました。
なお、準グランプリの廣岡さんには副賞として日本航空から10万マイル、グランプリの田淵さんには特別協賛の永谷園から賞金100万円が贈られています。
今回の結果と受賞者の詳細は、ホリプロステージの公式決選大会レポートでも公表されています。
出典:ホリプロステージ公式「第48回ホリプロタレントスカウトキャラバン決選大会レポート」(2026年10月20日)。
グランプリ・田淵結真さんの魅力と評価されたポイント田淵結真さんは、幼い頃からバレエに取り組んできた経験を持ち、身体と表情だけで感情を伝えることに親しんできました。
決選大会の自己PRでは、菅田将暉さんの楽曲「まちがいさがし」に合わせてコンテンポラリーダンスを披露。しなやかな身体の動きに加え、表情の変化や透明感のある存在感が印象的でした。
加えて、最終演技審査では中学生部長・佐々木役を担当。福田健介さん、山崎杏さん、廣岡はなのさんと同じチームで、松井周さんが手掛けた戯曲「部室」に取り組みました。
演技で意識したのは、相手の行動を受け取ってから自分の行動に移ること。セリフを覚えて話すだけではなく、共演者とのやり取りから感情を生み出そうとする姿勢が見られました。
グランプリ発表後、田淵さんは涙を流しながら喜びを表現。今後の目標として、ミュージカルやドラマ、CMなど幅広い分野で活躍する俳優になりたいという希望を語っています。
実行委員長も、今回の受賞理由について、演技未経験からレッスンを経て大きく成長したことや、ステージ上で生き生きと輝く姿を評価したと説明しました。
準グランプリ・廣岡はなのさんはダンス経験を生かした表現力準グランプリに選ばれた廣岡はなのさんは、幼少期から身体表現に取り組んできた候補者です。4歳からフラダンス、小学5年生からコンテンポラリーダンスを始めた経験があります。
自己PRではレイを身につけてフラダンスを披露。柔らかな動きと豊かな表情によって、ステージの空気を変えるようなパフォーマンスを見せました。
演技審査では「部室」のダンス部員・谷口役を担当。さらに「ロミオとジュリエット」のバルコニーの場面にも挑戦しました。
本人は、最初はセリフを言うだけで精いっぱいだったものの、稽古を通じて行動とセリフを結びつけられるようになったと振り返っています。ダンスで培った身体表現を、俳優としての演技に結びつけた点が印象的です。
審査員特別賞・小林丞之介さんは独自の個性を発揮審査員特別賞を受賞した小林丞之介さんは、自己PRで道着姿になり、殺陣を披露しました。中学1年生から取り組んできた経験を生かし、身体を使った迫力のある表現を見せています。
公式レポートでは、人前に立つことが苦手だった小林さんが、オーディションを通して人前で表現する楽しさを知ったことも紹介されています。
最終演技審査では「部室」の中学生部長・佐々木役を担当。自分の意見をはっきり伝える人物を演じ、芯の強さを表現しました。
今回の受賞は、単純な演技経験の長さだけでは測れない、個性や成長の可能性が評価された結果と受け取れます。
【審査基準を徹底分析】THE ACTORが重視した演技・歌・ダンスとレッスン型審査
第48回の最大の特徴は、最初から完成度の高いパフォーマンスを求めるのではなく、選考期間そのものを育成の機会として設計したことです。
ホリプロは1976年にスタートしたスカウトキャラバンで培った新人発掘の経験に加え、舞台やミュージカルの制作実績を生かし、今回を「次世代俳優」の発掘・育成プロジェクトとして位置づけました。
3つの評価軸は演技力・音楽性・身体表現力公式募集要項では、審査の評価軸を次の3つに整理しています。
演技力
課題台本やワークショップを通じて、役柄への理解、感情表現、相手の演技に反応する力などを確認。
音楽性
歌唱審査を通じて、リズム感や発声などを評価。歌の上手さだけでなく、音楽を使った表現も対象。
身体能力・身体表現力
ダンスやムーブメントを通じて、身体の使い方、集中力、動きによる感情表現を確認。
この3つは、舞台俳優やミュージカル俳優だけでなく、映像作品で活躍する俳優にも関係する能力です。セリフを話す力に加え、表情や動作、声の使い方を組み合わせて人物を表現する総合力が大切です。
レッスン型審査で「のびしろ」を評価通常のオーディションでは、応募者が指定された課題を披露し、その時点での技術や個性を審査する形式が一般的です。
しかし、今回のホリプロスカウトキャラバンでは、二次・三次審査に進んだ候補者にプロの指導陣による集中レッスンを実施。演技・歌・ダンスを繰り返し学び、実際に一つの作品を作り上げる過程も評価対象になりました。
演技指導を担当したのは劇作家・演出家・俳優の松井周さん。振付・ムーブメント指導は辻本知彦さん、歌唱・ボイストレーニングは後藤祐香さんが担当しました。
最終審査では、松井さんが手掛けた戯曲「部室」を7名が2チームに分かれて上演。さらに「ハムレット」「ロミオとジュリエット」「マクベス」など、シェイクスピア作品の一節にも取り組みました。
同じ戯曲でも演じる人が変わると舞台の雰囲気が変わる。その違いを実際の演技で示す構成は、候補者の個性や対応力を見極めるうえで意味のある方法でした。
今回の公式レポートでは、歌が苦手だった候補者がレッスンを重ねて自信をつけたことや、当初はセリフを読むだけで精いっぱいだった候補者が、相手の動きを見て反応できるようになったことも紹介されています。
今回の選考で特徴的だったのは、候補者がレッスンによってどう変化したかを審査の中心に置いた点です。技術の完成度だけではなく、指導を吸収する力や、他者との共同作業で表現を発展させる力が重視されました。
つまり「THE ACTOR」は、単に現在の実力が高い人を選ぶ大会ではありません。将来の舞台や映像作品で活躍するための成長可能性を、実践的な稽古を通じて判断するオーディションだったのです。
出典:第48回公式募集サイト、ホリプロステージ決選大会レポート。
【受賞者を比較】田淵結真・廣岡はなの・小林丞之介の評価と関係性
今回の3名は、同じ審査を受けながら、それぞれ異なる強みを発揮しました。受賞結果だけを見ると順位の違いに注目しがちですが、パフォーマンスの内容を比較すると、今回の審査が多様な表現力を評価していたことが分かります。
公式決選大会レポートに基づいて、3名の特徴を整理しました。
※年齢は決選大会当日のもの。演技審査の役柄・演目は公式レポートに基づいています。
3名の受賞から見える審査の方向性田淵さんは、バレエで培った身体の使い方をコンテンポラリーダンスと演技に応用しました。身体表現と人物の感情をつなげる能力が、今回のグランプリ獲得につながったと考えられます。
廣岡さんは、長年続けてきたダンスを自己PRの中心に置きながら、演技では自然体の人物表現にも挑戦。身体を使う表現とセリフを使う表現の両方を見せました。
小林さんは、殺陣という独自の経験を武器にしながら、演技では人物の芯の強さを表現。人前で表現することへの苦手意識を乗り越えていった点も、今回の育成型審査を象徴しています。
この3人の結果から読み取れるのは、得意分野が同じである必要はないということです。俳優を目指すうえでの個性を持ち、その個性をレッスンでさらに発展させられることが評価のポイントになったと考えられます。
なお、3名の受賞は順位の優劣だけを意味するものではありません。グランプリ、準グランプリ、審査員特別賞という異なる評価を通じて、ホリプロが多様な才能を見いだした結果でもあります。
出典:ホリプロステージ公式決選大会レポート(2026年10月20日)。
【歴代グランプリ一覧】榊原郁恵・井森美幸・深田恭子・石原さとみとの比較
ホリプロタレントスカウトキャラバンは、1976年にスタートした新人発掘オーディションです。これまでに数多くの俳優、タレント、歌手を世に送り出してきました。
歴代受賞者の中でも、榊原郁恵さん、井森美幸さん、深田恭子さん、石原さとみさんは、現在の芸能界でも広く知られる代表的な出身者です。
代表的な歴代グランプリと受賞年
榊原郁恵
初代グランプリ。1977年にデビューし、歌手・タレント・舞台俳優として幅広く活動。ミュージカル『ピーターパン』の初代ピーターパンとしても知られています。
井森美幸
グランプリ受賞後、1985年にデビュー。バラエティー番組などで長く活躍し、親しみやすいキャラクターで知られています。
深田恭子
グランプリを獲得。ドラマや映画を中心に活躍し、幅広い役柄を演じてきた俳優です。
石原さとみ
「ピュアガール2002」でグランプリを獲得。映画『わたしのグランパ』やNHK連続テレビ小説『てるてる家族』などを経て、俳優としての地位を確立しました。
上記の受賞年と回数は、ホリプロの公式プロフィールや過去の大会記録に基づいています。
歴代受賞者と2026年の違いは何か過去の大会では、その時代の芸能界が求める人材やジャンルに合わせて、募集テーマや審査の方向性が変化してきました。
例えば、第1回の榊原郁恵さん、第9回の井森美幸さん、第21回の深田恭子さん、第27回の石原さとみさんは、それぞれ異なる時代にグランプリを獲得しています。
2026年の「THE ACTOR」が特徴的なのは、最初から俳優という職業に焦点を絞り、舞台と映像の両方で活躍できる人材を育てようとしている点です。
今回の大会では、榊原郁恵さんがスペシャルプレゼンターとして登場。初代グランプリから約50年の歴史を持つ大会のバトンが、田淵さんへとつながる場面になりました。
榊原さんは、田淵さんのコンテンポラリーダンスや素直な表現を評価し、今後の活躍に期待を寄せました。歴代の受賞者が築いてきた実績と、今回の育成型オーディションが交差した象徴的な場面です。
ただし、過去のグランプリ受賞者が全員同じキャリアを歩んだわけではありません。受賞は芸能界への入り口であり、その後の活動は本人の努力、作品との出会い、所属事務所の育成や仕事の機会によって広がっていきます。
【応募資格・応募方法】ホリプロスカウトキャラバン2026の参加条件と費用
2026年の募集はすでに終了していますが、今回の応募条件や選考の仕組みは、次回以降のオーディションを検討している人にも参考になります。
応募資格は中学1年生から20歳まで第48回の応募対象は、2026年6月22日時点で中学1年生から20歳までの男女でした。
性別による制限はなく、演技経験や芸能活動の経験も必須ではありません。ただし、応募時点で芸能プロダクション、劇団、レコード会社などに所属していないことが条件でした。
18歳未満の応募者については、法定代理人である親権者全員の同意が必要とされています。
応募方法は公式LINEからのエントリー今回の応募受付は、ホリプロタレントスカウトキャラバンの公式LINEアカウントからのみ行われました。
応募期間は2026年6月22日20時から8月2日23時59分まで。提出素材として、顔写真、全身写真、1分以内の自己PR動画などが指定されていました。
応募から決選大会までの主なスケジュールは次のとおりです。
6月22日~8月2日:エントリー
公式LINEから写真・自己PR動画などを提出。
8月:一次審査
東京・岡山・大阪・福岡・石川などで自己紹介を中心とした審査を実施。リモート審査も設定。
9月:二次・三次審査
都内で複数回のレッスン型審査を実施。演技・歌・ダンスを学びながら選考。
10月18日:決選大会
東京・Spiral Hallで最終審査を実施。田淵結真さんがグランプリに決定。
一次審査は複数の地域で開催されましたが、会場への交通費は応募者の自己負担でした。来場が難しい人向けにはリモート審査も用意されていました。
参加費無料でも確認したい注意事項公式募集サイトでは、オーディションの参加費は無料と案内されていました。ただし、参加費無料は交通費や移動にかかる費用まで無料という意味ではありません。
また、合格後にはホリプロへの所属と専属契約を締結することが条件です。東京近郊以外に住んでいる場合は、合格後に東京近郊への移住が必要となる可能性も募集規約に記載されていました。
2026年募集要項の確認ポイント
応募対象
中学1年生~20歳
応募受付
公式LINEのみ
参加費
無料
応募期間
6月22日~8月2日
グランプリ賞金
100万円
グランプリ特典
ホリプロ専属契約
※2026年の募集要項。応募受付は終了しています。
応募者にとって特に大切なのは、賞金だけでなく、専属契約後の活動条件まで理解しておくことです。未成年者の場合は、保護者と一緒に応募規約を確認する必要があります。
2026年11月4日時点では第48回の募集は終了しており、ホリプロ公式のオーディション情報では次回募集は発表待ちとなっています。
出典:第48回ホリプロタレントスカウトキャラバン公式募集サイト、ホリプロ公式オーディション情報。
【プロの結論】ホリプロスカウトキャラバンで評価される人の特徴と今後の展望
2026年の「THE ACTOR」を分析すると、今回の選考で注目すべきなのは、演技・歌・ダンスの技術を個別に競わせるだけではなく、それらを組み合わせて一人の俳優として成長できるかを見ていたことです。
今回の審査から考える、向いている人の特徴今回の選考方針から考えると、次のような人はレッスン型審査との相性がよいと考えられます。
反対に、短期間で結果だけを求めたい人や、継続的なレッスン・共同制作に抵抗がある人は、今回のような育成型の選考では負担を感じる可能性があります。
賞金100万円よりも注目したい専属契約の意味グランプリの特典として用意された賞金100万円は、受賞者にとって大きな節目となるものです。しかし、芸能界で長期的に活動することを考えれば、より重要なのはホリプロとの専属契約です。
ホリプロは、俳優やタレントのマネジメントに加え、舞台やミュージカルなどのライブ・エンターテインメント制作にも取り組んでいます。今回の「THE ACTOR」も、その事業の強みを新人発掘に結びつけた企画でした。
舞台での演技経験は、映像作品での表現にもつながります。一方、映像作品で求められる自然な演技や細かな表情の変化も、舞台とは違った能力です。複数の分野を経験することで、俳優としての選択肢が広がる可能性があります。
ただし、専属契約を結んだからといって、出演作品や将来の成功が保証されるわけではありません。受賞後も継続的なトレーニングと実績の積み重ねが必要です。
2026年の大会が示した新人発掘の新しい方向性今回の審査では、演技未経験者も候補者として参加し、複数週間の稽古を経て最終舞台に立ちました。実際に田淵さんは、レッスンを経て大きく成長したことがグランプリの決め手として紹介されています。
この方式には、応募時点での経験や技術だけでは見つけにくい才能を発掘できるという利点があります。ダンスやスポーツ、音楽など、演技以外の経験を俳優としての個性に変えられる可能性もあります。
一方で、審査期間中に複数回のレッスンへ参加する必要があるため、本人の意欲だけでなく、学校生活や家庭の予定との調整も重要になります。
2026年の大会は、完成されたスターを探すだけでなく、これからスターへ成長していく人材を見つけるという、ホリプロの育成方針を強く打ち出した大会でした。
【ホリプロスカウトキャラバンに関するよくある質問(FAQ)】
Q1:2026年のホリプロスカウトキャラバンのグランプリは誰ですか?
A1:第48回「THE ACTOR」のグランプリは、兵庫県出身の中学1年生・田淵結真さん(12歳)です。2026年10月18日の決選大会で選ばれました。
Q2:準グランプリと審査員特別賞は誰ですか?
A2:準グランプリは廣岡はなのさん(13歳)、審査員特別賞は小林丞之介さん(14歳)です。
Q3:ホリプロスカウトキャラバンの応募資格は何歳からですか?
A3:2026年第48回の応募資格は、2026年6月22日時点で中学1年生から20歳までの男女でした。芸能プロダクションや劇団、レコード会社などに所属していないことも条件でした。
Q4:オーディションの参加費や賞金はいくらですか?
A4:2026年の参加費は無料でした。グランプリにはホリプロとの専属契約と賞金100万円が用意されていました。ただし、一次審査会場への交通費は自己負担です。
Q5:審査では演技・歌・ダンスのどれが重視されますか?
A5:公式募集要項では、演技力・音楽性・身体表現力の3つが評価軸とされています。今回の「THE ACTOR」では、現時点の完成度だけでなく、レッスンを通じて成長する「のびしろ」も重視されました。
Q6:歴代のホリプロスカウトキャラバン出身者には誰がいますか?
A6:代表的なグランプリ受賞者には、榊原郁恵さん(1976年)、井森美幸さん(1984年)、深田恭子さん(1996年)、石原さとみさん(2002年)などがいます。
Q7:2027年のホリプロスカウトキャラバンの募集は始まっていますか?
A7:2026年11月4日時点で、次回の募集開始は公式発表されていません。2026年第48回の応募受付は8月2日に終了しています。次回の応募を希望する場合は、ホリプロ公式のオーディション情報を確認してください。
第48回ホリプロタレントスカウトキャラバン「THE ACTOR」は、2026年10月18日の決選大会で田淵結真さんがグランプリを獲得し、幕を閉じました。準グランプリには廣岡はなのさん、審査員特別賞には小林丞之介さんが選ばれています。
今回の大会を象徴するキーワードは「のびしろ」です。演技・歌・ダンスの集中レッスンを通じて候補者の成長を見極める方式は、従来の完成度を重視するオーディションとは異なる特徴を持っていました。
榊原郁恵さん、井森美幸さん、深田恭子さん、石原さとみさんらを輩出してきたホリプロスカウトキャラバン。その歴史に、田淵さんという新しいグランプリ受賞者が加わりました。
これから注目したいのは、受賞者3名がレッスンで身につけた表現力を、実際の舞台やドラマ、映画などでどのように発展させていくかという点です。
オーディションの本当の価値は、賞を獲得した瞬間だけでは決まりません。受賞後にどのような作品と出会い、どんな俳優へ成長していくのか。2026年の「THE ACTOR」は、その長いキャリアの第一歩となる大会でした。