口元にあるほくろは、顔の中でも印象に残りやすい特徴の一つです。唇の上や下、口角の近くにある小さなほくろは、上品な色気や大人っぽさ、親しみやすさを感じさせることがあります。人相学では愛情運やコミュニケーション能力と結び付けられ、恋愛面での魅力を象徴するともいわれています。
ただし、ほくろがあるだけでモテるわけではありません。2026年の心理学研究では、ほくろが魅力的だと考える人が84%いた一方、実際の顔画像を使った実験では、ほくろによる魅力度の一貫した上昇は確認されませんでした。大切なのは、占い上の意味と現実の対人印象を区別することです。
【2026年最新研究】口元のほくろは本当にモテる?魅力との関係を検証

口元のほくろがモテるといわれる背景には、文化的なイメージと実際の対人評価という二つの側面があります。特に注目したいのが、2026年に公開された顔の魅力とほくろに関する心理学研究です。
ほくろが魅力を高めると考える人は84%2026年の「Technical Report on Attention and Cognition」に掲載された研究「ほくろと顔の魅力に関する信念とその知覚」では、伊藤資浩氏、反田智之氏、河原純一郎氏が、ほくろと顔の魅力の関係を検証しました。
最初の調査では、学生205人に対して、顔のほくろが魅力を高めると思うかを質問。その結果、172人、全体の84%が、特定の位置にあるほくろは顔の魅力を高めるという考えを持っていました。
魅力的だと思われる位置として特に多かったのは目尻付近で、次いで口角付近でした。口元のほくろが好意的にイメージされる背景には、こうした一般的な認識があると考えられます。
しかし、実際の魅力度はほくろだけでは上がらなかった興味深いのは、その後の実験結果です。研究者たちは、顔画像にほくろを加えた場合と加えない場合を比較し、魅力度の評価に違いが出るかを調べました。
研究2では40人の参加者が若年女性の顔画像を評価しましたが、口元や目元にほくろを加えても、ほくろの有無による魅力度の有意な差は認められませんでした。
さらに研究4・5では、ほくろがあることを事前に説明したうえで評価を行いました。それでも、ほくろによる魅力向上は一貫して確認されませんでした。
つまり、ほくろを魅力的だと考える心理と、実際に顔を見て魅力を判断する反応には隔たりがあります。ほくろは魅力を感じさせる可能性のある特徴ですが、それだけで相手の評価が変わるとは限らないのです。
口元のほくろが注目されてきた社会的背景2015年にマイナビ学生の窓口が実施したアンケートでは、ほくろがあったらセクシーだと思う場所として「口元」が1位になりました。調査対象は男性165人、女性444人の計609人です。
また、2016年11月にマイナビウーマンが22~40歳の働く男性103人を対象に実施したアンケートでも、口元のほくろをセクシーなワンポイントとして捉える回答が紹介されています。
これらは全国民の意見を代表する調査ではありませんが、口元のほくろに色気を感じるというイメージが、以前から一定の支持を得ていたことを示す資料です。
【位置別に解説】唇の上・下・口角にあるほくろの意味と印象
口元のほくろは、位置によって人相学での解釈が異なります。特に唇そのものにあるのか、唇の上の皮膚にあるのか、口角の横にあるのかによって、占いで使われる名称や意味が変わります。
まずは代表的な位置と、人相学で語られる意味、実際に見たときの印象を整理します。
| ほくろの位置 | 人相学での意味 | 一般的な見た目の印象 |
|---|---|---|
| 上唇の上の皮膚 | 食禄、食の豊かさ、生活の充実 | 顔の中心に近い個性的なアクセント |
| 上唇そのもの | 愛情を与える、情熱的な愛情表現 | 華やかさ、印象的な口元 |
| 下唇そのもの | 愛情を求める、愛される運 | 柔らかさ、甘さ、個性的な魅力 |
| 口角の横 | 話術、愛嬌、対人関係の運 | 親しみやすさ、会話中の存在感 |
| 下唇の下 | 飲食の縁、暮らしの安定や変化 | 落ち着き、大人っぽさ |
上唇の上にあるほくろは、人相学では食禄と呼ばれる場所に関係する場合があります。食禄は鼻の下から上唇にかけての位置にあり、食べ物や生活の豊かさを象徴する部位とされています。
一方、上唇そのものにあるほくろは、愛情を積極的に表現する人の象徴として解釈されることがあります。好きな人に尽くす、相手を大切にする、愛情表現が豊かといったイメージです。
恋愛面では、相手に気持ちを伝えることを大切にするタイプという読み方もあります。ただし、実際の性格や恋愛行動がほくろの位置で決まるわけではありません。
下唇のほくろは愛される運を表す?下唇にあるほくろは、人相学では愛情を受け取る側の象徴とされることがあります。
上唇が「与える愛」を表すのに対し、下唇は「求める愛」を表すという考え方です。そのため、下唇のほくろがある人は愛されたい気持ちが強く、人から大切にされることを望むタイプと解釈されます。
こうした読み方から、下唇のほくろは甘え上手や愛嬌のある人物像と結び付けられることもあります。恋愛傾向を知る占いとして楽しむ分には興味深いものですが、実際の恋愛では本人の価値観や相手との相性のほうが大切です。
口角のほくろは話し上手・人気者の相?口角は唇の左右の端に当たる部分です。人相学では言葉やコミュニケーションに関係する位置とされ、口角付近のほくろは話術や愛嬌、人を引き付ける力の象徴として読まれます。
特に、笑ったときに自然に見える位置にあるほくろは、表情のアクセントとして印象に残りやすい特徴があります。
実際の見た目でも、口角は会話や笑顔のたびに動く場所です。そのため、静止した顔写真よりも、話しているときのほうがほくろの存在が際立つ場合があります。
唇の下のほくろは生活運を表すことも下唇のすぐ下にあるくぼみは、人相学で承漿と呼ばれます。唇そのものとは異なる位置で、飲食や住まい、生活基盤に関する意味が与えられています。
上唇や下唇のほくろと混同しやすい場所ですが、人相学ではそれぞれ別の部位として扱われます。自分のほくろの位置を確認するときは、唇の赤い部分なのか、その下の皮膚なのかを区別するとよいでしょう。
【色気の秘密】口元のほくろが魅力的に見える3つの理由
口元のほくろが色っぽいと感じられるのは、単なる占いの影響だけではありません。顔の中で口元が果たす役割や、視覚的な特徴も関係しています。
1. 唇や口元に視線が集まりやすい口元は、会話や食事、笑顔など日常的なコミュニケーションでよく動く場所です。相手の話を聞いているときや、笑顔を交わすときにも自然と視界に入ります。
そこに小さなほくろがあると、肌との色の違いによって視線を引き付けることがあります。顔全体の中で特徴的なポイントが生まれるため、印象に残りやすくなるのです。
2. 顔に個性とアクセントが生まれる顔の魅力は、整ったパーツだけで決まるものではありません。特徴的な表情や目元、唇の形など、本人らしさを感じさせる要素も印象を形づくります。
口元のほくろもその一つです。小さな点が顔のアクセントになることで、洗練された印象や個性的な雰囲気につながる場合があります。
特に、ほくろの位置と唇の形、肌の色、メイクのバランスが調和していると、自然なチャームポイントとして受け止められやすくなります。
3. 文化的な「ビューティーマーク」のイメージ海外では顔のほくろを「Beauty Mark」や「Beauty Spot」と呼ぶことがあります。美しさを引き立てる特徴として扱われてきた文化的な背景があり、口元のほくろも色気や洗練された美しさの象徴として語られてきました。
こうしたイメージが映画やファッション、メイクの世界で繰り返し表現されることで、ほくろに対する魅力的な印象が共有されてきたと考えられます。
2026年の心理学研究で示された84%という数字も、こうした文化的なイメージと無関係ではありません。ただし、実験で魅力度の上昇が確認されなかったことから、文化的な憧れと実際の顔の評価は分けて考える必要があります。
【男女別の実際の印象】女性と男性で口元のほくろの見え方は違う?
口元のほくろに対する印象は、性別だけで決まるものではありません。顔全体のバランス、ファッション、表情、ほくろの大きさや位置によって受け止め方が変わります。
女性の口元のほくろは上品な色気や個性につながる女性の場合、口元のほくろは大人っぽさや洗練された雰囲気を感じさせるワンポイントとして捉えられることがあります。
例えば、唇の横に小さなほくろがあると、リップメイクや笑顔と調和して顔の印象に個性が生まれます。濃いアイメイクをしなくても、口元に視線が集まるような印象を演出できる場合があります。
2016年のマイナビウーマンの男性向けアンケートでも、口元のほくろをセクシーだと感じる回答が紹介されました。ただし、対象は103人であり、すべての男性が同じ印象を持つという意味ではありません。
男性の口元のほくろは個性や印象的な顔立ちにつながる男性の場合も、口元のほくろは顔立ちを特徴付けるアクセントになります。落ち着いた雰囲気や大人っぽさ、少しミステリアスな印象につながることがあります。
特に、ひげや眉の形、肌の質感などと調和していると、顔全体の個性として自然に受け止められるでしょう。
ただし、男性の口元のほくろが女性より魅力的に評価される、あるいは逆に不利になるといった科学的な結論は出ていません。男女ともに、ほくろ単体ではなく顔全体の雰囲気で印象が形成されます。
実際にはほくろより笑顔や清潔感が重視される2025年4月、医療法人社団康樹会・海岸歯科室が20~40代の男性1,006人を対象に実施した口元に関する調査では、初対面の女性に対して口元を「とても気にする」「やや気にする」と回答した人は合計65.7%でした。
一方、第一印象で好印象につながる要素として挙げられたのは、清潔感が66.6%、笑顔が50.1%、身だしなみが46.2%でした。また、口元で気になる要点は歯並びが38.1%、口臭が26.3%という結果でした。
この調査は歯科医療法人が実施したオンライン調査であり、ほくろの評価を調べたものではありません。それでも、異性との会話では、ほくろ以上に清潔感や笑顔、口元全体の印象が意識されていることが読み取れます。
口元のほくろから恋愛傾向は分かる?人相学では、上唇は愛情を与える傾向、下唇は愛情を求める傾向、口角は言葉や対人関係の能力と結び付けられています。
こうした解釈を恋愛傾向に当てはめると、上唇にほくろがある人は積極的に愛情を表現するタイプ、下唇にほくろがある人は愛されることを大切にするタイプ、口角にほくろがある人は会話を通じて相手との距離を縮めるタイプという読み方になります。
しかし、これらは人相学の占い上の解釈です。ほくろの位置から浮気性や恋愛経験、結婚運、性格などを科学的に判断することはできません。実際の恋愛傾向は、本人の行動や価値観、人との関わり方から判断するのが適切です。
【メイクで解決】口元のほくろを隠す方法とチャームポイントにするコツ
口元のほくろを魅力として生かしたい人もいれば、仕事や写真撮影、フォーマルな場面では目立たなくしたい人もいます。どちらを選ぶかは本人の自由です。
コンシーラーで自然に隠す基本手順口元は表情や会話によってよく動くため、厚塗りするとメイクが崩れやすい場所です。ほくろを隠す場合は、カバー力だけでなく密着感と自然な仕上がりを意識しましょう。
STEP1:肌を整える
洗顔後に保湿を行い、口元の乾燥や粉吹きを防ぎます。肌表面が整っているとコンシーラーがなじみやすくなります。
STEP2:肌色に合うコンシーラーを選ぶ
濃いほくろを隠す場合、白すぎる色を選ぶと、その部分だけ浮いてしまいます。資生堂の美容情報でも、濃いシミには肌色とシミの中間に当たる色を選ぶ方法が紹介されています。
STEP3:小さなブラシでピンポイントに塗る
コンシーラーを少量だけブラシやチップに取り、ほくろの部分にのせます。広い範囲に伸ばすのではなく、中心をカバーして周囲の境目を軽くぼかすのがポイントです。
STEP4:ファンデーションとの順番を調整する
リキッドファンデーションの場合は、ファンデーションの後にコンシーラーを使います。パウダーファンデーションの場合は、その前にコンシーラーを使うのが資生堂の基本的な案内です。
STEP5:必要に応じてフェイスパウダーで仕上げる
最後に薄くパウダーを重ねると、メイクが崩れにくくなります。口元は動きが多いため、一度に厚く塗らず、少量ずつ重ねることが大切です。
唇そのものにあるほくろを隠す場合唇の赤い部分にあるほくろは、通常の皮膚用コンシーラーをそのまま使うのではなく、唇への使用が想定された化粧品を選びましょう。口の中や粘膜に化粧品が入らないよう注意し、摩擦を与えずに落とすことも大切です。
なお、色や形が変化しているほくろをメイクで隠し続けることは避け、先に皮膚科で確認してください。
ほくろをチャームポイントとして生かす方法ほくろを隠す必要がないと感じているなら、無理にカバーする必要はありません。
口元のほくろを自然に見せるには、リップカラーや肌の質感とのバランスを意識するとよいでしょう。例えば、ナチュラルなベースメイクと控えめなリップを合わせれば、ほくろが顔の個性として際立ちます。
反対に、鮮やかなリップカラーを使う場合は、ほくろと唇の両方が強調されるため、アイメイクを控えめにすると全体のバランスを整えやすくなります。
大切なのは、ほくろを隠すか見せるかではなく、自分が心地よいと思えるスタイルを選ぶことです。
【注意点】口元のほくろがコンプレックスになったときに知っておきたいこと
ほくろをチャームポイントとして受け止められる人がいる一方で、口元の目立つ位置にあることを気にしている人もいます。写真を撮るときに気になる、会話中に視線が集まる気がする、メイクで隠すのが面倒といった悩みもあるでしょう。
しかし、ほくろがあること自体は、魅力や人間関係における欠点ではありません。自分が気に入っているなら個性として生かし、気になるならメイクなどで調整するという選択ができます。
人相学の吉凶と医学的な判断は別物人相学では、色や形によって「生きぼくろ」「死にぼくろ」と区別する考え方があります。一般的な占いでは、黒くはっきりしたほくろを良い意味、色が薄く不鮮明なものを注意が必要な意味として解釈することがあります。
ただし、この分類は占術上の考え方であり、医学的な良性・悪性の判定とは関係ありません。黒くはっきりしているから安全、薄いから危険という判断はできないのです。
変化するほくろには注意が必要国立がん研究センター中央病院は、2026年2月24日更新の悪性黒色腫に関する情報で、ほくろと似た見た目を持つメラノーマについて解説しています。
メラノーマはメラニンを作るメラノサイトががん化した悪性腫瘍で、初期には通常のほくろと見分けにくいことがあります。
セルフチェックには国際的なABCDEルールが使われています。
- A(Asymmetry・非対称性):形が左右非対称になっている。
- B(Border・境界):縁がギザギザしていたり、境界が不鮮明だったりする。
- C(Color・色):色に濃淡があり、均一ではない。
- D(Diameter・直径):直径が6mmを超えている。
- E(Evolving・変化):大きさ、形、色、高さなどが変化している。
特に短期間で大きさや色が変わる場合は注意が必要です。6mm未満でも悪性の可能性を完全には否定できません。気になる変化があれば、自己判断せず皮膚科専門医に相談してください。
美容目的でほくろの除去を考える場合も、先に皮膚科や形成外科で診察を受け、病変の性質を確認することが大切です。
【よくある質問】口元のほくろモテるに関するFAQ
Q1:口元にほくろがあると本当にモテますか?
A1:口元のほくろに色気や魅力を感じる人はいますが、ほくろがあるだけでモテるという科学的根拠はありません。2026年の研究でも、ほくろが魅力を高めるという信念は84%に見られた一方、実際の魅力度評価では一貫した上昇が確認されませんでした。
Q2:唇の上と下では、ほくろの意味が違いますか?
A2:人相学では、上唇は愛情を与える側、下唇は愛情を受け取る側の象徴とされることがあります。また、上唇の上の皮膚は食禄と呼ばれ、食や生活の豊かさと結び付けられます。いずれも占い上の解釈です。
Q3:口角にあるほくろはモテぼくろですか?
A3:口角付近のほくろは、人相学で話術や愛嬌、人を引き付ける力を象徴するといわれます。2026年の心理学研究でも、口角近くは魅力的だと考えられるほくろの位置として挙げられました。ただし、実験ではほくろによる魅力度の一貫した上昇は確認されていません。
Q4:口元のほくろはメイクで隠せますか?
A4:肌にあるほくろなら、肌色に合うコンシーラーを小さなブラシで少量ずつ重ねる方法があります。厚塗りを避け、周囲との境目を丁寧になじませると自然に仕上がります。唇そのものにある場合は、唇への使用が想定された化粧品を選びましょう。
Q5:口元のほくろから恋愛傾向や性格が分かりますか?
A5:人相学では位置ごとに愛情表現やコミュニケーション能力などの意味が付けられています。しかし、ほくろの位置から性格や恋愛傾向を科学的に判定することはできません。占いとして楽しむ程度に受け止めるのがおすすめです。
口元のほくろは、位置によって顔の印象を変える個性的な特徴です。唇の上は愛情を与える相、下唇は愛される相、口角は話術や愛嬌の象徴として人相学で解釈されています。
2026年の研究では、ほくろを魅力的だと考える人が84%に達しました。しかし、実際の魅力度を測定した実験では、ほくろだけで評価が高まるという結果は得られていません。これは、口元のほくろが持つ文化的な魅力と、現実の恋愛や対人関係を区別するうえで重要な知見です。
また、実際の第一印象では、清潔感や笑顔、身だしなみといった要素も大切にされています。ほくろを無理に隠したり、反対に魅力として強調したりする必要はありません。
自分の顔立ちに合ったメイクを楽しみながら、気に入っている部分はチャームポイントとして生かす。それが、口元のほくろとの上手な付き合い方です。なお、ほくろの形や色、大きさが変わった場合は美容上の問題と決め付けず、皮膚科で確認することも忘れないようにしましょう。