日本と北朝鮮のU-20女子代表は、アジアの年代別女子サッカーを代表する強豪です。両チームは近年、AFC U-20女子アジアカップとFIFA U-20女子ワールドカップの重要な局面で何度も対戦してきました。
今回の0-2という結果を理解するには、過去の対戦も確認する必要があります。
主要大会における直近5試合- 2024年3月・AFC U-20女子アジアカップのグループステージ:北朝鮮が1-0で勝利。
- 2024年3月・同大会決勝:北朝鮮が2-1で勝利。ジョン・リョンジョンが2得点を記録しました。
- 2024年9月・FIFA U-20女子ワールドカップ決勝:北朝鮮が1-0で勝利し、世界一に輝きました。
- 2026年4月・AFC U-20女子アジアカップ決勝:日本が1-0で勝利。佐野桃花が決勝点を挙げ、日本は大会7度目の優勝を果たしました。
- 2026年9月・FIFA U-20女子ワールドカップラウンド16:北朝鮮が2-0で勝利。
この主要5試合に限れば、北朝鮮が4勝、日本が1勝です。
2026年4月には日本が北朝鮮を破っていた特に注目したいのが、今回の対戦から約5か月前に行われたAFC U-20女子アジアカップ決勝です。
2026年4月18日、日本は北朝鮮を1-0で下し、優勝を果たしました。
この試合では北朝鮮がボール支配率61%、シュート17本を記録。それでも日本は粘り強い守備で相手を封じ、佐野桃花の得点を守り抜きました。
AFCの公式レポートも、日本の堅実な守備と北朝鮮の攻撃を防いだ戦いぶりを取り上げています。
しかし、9月の世界大会では状況が変わりました。
北朝鮮はボール支配率で日本を下回りながらも、シュート数では21対5と大差をつけました。日本が4月の決勝で見せたような守備の安定感を、今回は最後まで維持できなかったことが大きな違いです。
【プロの結論】日本U-20女子の敗退を分けた3つのポイント

今回の敗戦を単に「オウンゴールで流れが変わった試合」と捉えるのは不十分です。
試合内容と過去の対戦を踏まえると、勝敗を分けた要点は大きく3つあります。
1. 北朝鮮の攻撃を受け続けたこと前半を0-0で終えた日本は、守備面では一定の粘りを見せました。
しかし、試合データでは北朝鮮が21本のシュートを放ったのに対し、日本は5本にとどまっています。
これは、単に得点が入らなかったという問題ではありません。相手に何度も攻撃を仕掛けられ、日本が攻撃に転じる機会を十分に作れなかったことを示しています。
2. 65分から69分までの守備対応オウンゴール自体は不運な側面もありました。
ただし、先制された直後に追加点を許したことで、日本が試合を立て直す時間は大きく制限されました。
特に2失点目は、北朝鮮のパスワークから生まれた流れの中でのゴールです。
セットプレーへの対応だけでなく、失点後の守備の再構築も課題として残りました。
3. 北朝鮮の守備を崩す攻撃力が不足したこと日本はグループステージで3試合4得点を記録していました。
しかし、北朝鮮との試合ではわずか5本のシュートに終わり、枠内シュートは1本でした。
相手の守備ブロックを動かすためのサイド攻撃、中央への縦パス、ゴール前での連係など、攻撃の選択肢を増やす必要があったと考えられます。
今回の試合から読み取れるのは、ボールを保持する技術だけでは世界大会の決勝トーナメントを勝ち抜けないということです。
日本は2026年4月のアジアカップで北朝鮮を破っています。相手との実力差だけで敗戦を説明することはできません。試合ごとの戦術遂行力、守備の安定性、決定機を作る能力が勝敗を左右した一戦でした。
【よくある質問】日本U-20女子対北朝鮮U-20女子に関するFAQ
Q1:日本U-20女子対北朝鮮U-20女子の試合結果は?
A1:2026年9月17日のFIFA U-20女子ワールドカップ・ラウンド16で、北朝鮮が日本に2-0で勝利しました。前半は0-0、後半は2-0でした。
Q2:日本対北朝鮮の得点者は誰ですか?
A2:65分に日本の古田麻子のオウンゴールで北朝鮮が先制し、69分にチェ・ヨンアが追加点を決めました。
Q3:日本U-20女子の先発メンバーは?
A3:GK岩崎有波、DF青木夕菜、朝生珠実、鈴木温子、佐野杏花、MF本田悠良、古田麻子、福島望愛、眞城美春、中村心乃葉、FW田子夏海の11人です。
Q4:日本はなぜラウンド16で敗退したのですか?
A4:後半に北朝鮮の攻撃を受けて4分間で2失点したことに加え、攻撃面でもシュート5本、枠内シュート1本に終わり、相手の守備を崩せなかったことが大きな要因です。
Q5:日本と北朝鮮は2026年にほかにも対戦していますか?
A5:はい。2026年4月18日のAFC U-20女子アジアカップ決勝でも対戦し、日本が佐野桃花の得点によって1-0で勝利しています。
2026年FIFA U-20女子ワールドカップのラウンド16で、日本U-20女子代表は北朝鮮に0-2で敗れました。
前半は0-0で耐えたものの、後半65分のオウンゴール、69分のチェ・ヨンアの追加点によって試合の流れを失いました。
今回の試合で押さえておきたい要点は次のとおりです。
- 日本はグループDを1勝2分けの無敗で突破した。
- 北朝鮮はグループEを9得点無失点で首位通過した。
- 後半65分と69分に失点し、4分間で2点差となった。
- シュート数は北朝鮮21本、日本5本だった。
- 日本はベスト8進出を逃し、ラウンド16で大会を終えた。
一方、日本は同年4月のAFC U-20女子アジアカップで北朝鮮を破って優勝しています。今回の敗戦だけで、この世代の日本代表の実力や可能性を判断することはできません。
世界の舞台で再び北朝鮮と対戦するためにも、攻撃の決定力、失点直後の対応、相手の攻勢を受け止めながら試合の主導権を取り戻す力が大切です。
0-2という結果の裏側には、4分間の失点だけでなく、攻撃機会を十分に作れなかった90分間の課題がありました。 これが今回のラウンド16を振り返るうえで、最も要点です。