2026年2月8日の衆院選で、れいわ新選組が獲得した議席は次のとおりです。
1議席

第51回衆議院議員総選挙の獲得議席0
小選挙区1
比例代表
比例代表の全国得票数
1,672,499票
比例代表の全国得票率
2.92%
小選挙区の全国得票数
255,496票
小選挙区の全国得票率
0.45%
出典:衆議院の国会会議録、2026年選挙結果集計。
今回の結果で特に注目されるのは、比例代表の得票率が2.92%にとどまった点です。
2024年衆院選では6.98%を獲得していたため、4ポイント以上の下落となりました。
得票数も約380万票から約167万票へ減少しています。単なる議席配分の問題ではなく、党に投票する有権者そのものが大きく減ったことを示しています。
一方、小選挙区の得票率は0.45%でした。比例代表の2.92%と比べても低く、個々の候補者が地域で支持を集める力に課題が残りました。
総務大臣が2026年6月11日の衆議院政治改革に関する特別委員会で報告した選挙結果でも、れいわ新選組の比例得票率は2.92%、小選挙区は0.45%とされています。
2026年の結果はなぜ厳しいのか2026年衆院選では、自由民主党が316議席を獲得する一方、れいわ新選組は1議席にとどまりました。
野党の中でも、国民民主党は28議席、参政党は15議席、チームみらいは11議席を獲得しています。
新しい政治勢力や既存野党が有権者の選択肢として存在感を高める中、れいわ新選組は従来の支持層を議席に結び付けられませんでした。
【南関東ブロック】山本ジョージ氏の当選結果と比例票の実態
山本ジョージ氏
比例南関東ブロック/れいわ新選組
2026年衆院選で党から唯一当選した人物。党公式の選挙結果ページでも、南関東ブロックでの1名当選が発表されています。
南関東ブロックは、神奈川県、千葉県、山梨県を対象とする比例代表の選挙区です。
TBS NEWS DIGの開票結果によると、れいわ新選組の獲得票数は次のとおりでした。
れいわ新選組・比例南関東202,655票
得票率 2.7%
比例南関東ブロック全23議席のうち1議席を獲得。開票率100%。
この結果により、山本ジョージ氏が比例南関東ブロックから当選しました。
ただし、202,655票は山本氏個人の得票数ではありません。比例代表における党の得票数です。候補者個人への投票と政党への投票を混同しないことが大切です。
なぜ南関東の1議席だけだったのか衆議院の比例代表は、全国で獲得した票を単純に合算して議席を配分する仕組みではありません。
北海道、東北、南関東、東京など11の比例ブロックごとに議席を配分します。
そのため、全国で一定数の票を獲得していても、各ブロックでの得票状況によっては議席に結び付かない票が生まれます。
れいわ新選組の場合、南関東では1議席を確保したものの、ほかのブロックでは議席獲得に至りませんでした。
全国の比例得票数だけでなく、地域ごとの支持の厚みが議席数を左右した選挙だったのです。
【2025年参院選】伊勢崎賢治・木村英子・奥田ふみよは当選した?
2026年衆院選と比較するうえで欠かせないのが、2025年7月20日に実施された第27回参議院議員通常選挙です。
この選挙で、れいわ新選組は比例代表で3議席を獲得しました。
当選したのは伊勢崎賢治氏、木村英子氏、奥田ふみよ氏の3人です。
伊勢崎賢治氏
比例代表・特定枠
国際紛争や平和構築などの分野で活動してきた人物。特定枠で優先的に当選人となりました。
木村英子氏
比例代表
障害者の権利や社会参加、バリアフリーなどを政治課題として取り上げてきた現職議員です。
奥田ふみよ氏
比例代表
教育や子どもを取り巻く環境などの問題を訴えてきた政治家です。
2025年参院選で、れいわ新選組が獲得した比例代表の得票数は3,879,914票、得票率は6.56%でした。
2024年衆院選に続いて、比例代表で一定の支持を集めていたことが分かります。
伊勢崎氏は特定枠で当選し、木村氏と奥田氏も比例代表で議席を獲得しました。3人の当選は、党が掲げてきた社会保障、人権、教育などの政策を国会で継続して取り上げる基盤になりました。
2025年から2026年に何が変わったのか両選挙の比例代表得票率を比較すると、6.56%から2.92%へと3.64ポイント下落しています。
得票数では約221万票の減少です。
参院選と衆院選では選挙制度や投票対象が異なるため、完全に同条件の比較ではありません。それでも、1年間ほどの間に党への投票が大きく減少したことは明白です。
参院選で獲得した支持を、次の衆院選まで維持・拡大できなかったことが大きな問題として浮かび上がります。
【歴代選挙結果】2021年・2024年・2025年・2026年を比較
れいわ新選組の選挙結果を時系列で整理すると、2024年から2025年にかけての高水準と、2026年の急激な落ち込みが見えてきます。
れいわ新選組の国政選挙・主要結果一覧出典:2021年・2024年の選挙結果集計、2025年参院選結果調、2026年衆院選結果。議席数は各選挙での党の獲得議席。
2021年:比例3議席からスタート2021年の第49回衆院選では、比例代表で約221万票、得票率3.86%を獲得しました。
小選挙区では議席を獲得できませんでしたが、比例代表で3人が当選しています。
この時点で、れいわ新選組は一定の全国的支持を持つ政党として国会での活動を続ける基盤を確保しました。
2024年:比例9議席に躍進2024年10月27日の第50回衆院選では、比例代表の得票数が約380万票に増え、得票率も6.98%に上昇しました。
獲得議席は9議席です。
2021年と比較すると、比例代表の得票数は約159万票増加しています。党の支持拡大を数字で確認できる選挙でした。
2025年:参院選でも3議席を確保2025年参院選では、比例代表で約388万票を獲得しました。
得票率は6.56%で、2024年衆院選の6.98%から大幅には落ち込んでいません。
議席数は3議席でしたが、これは参議院比例代表の定数や配分方式が衆議院と異なるためです。衆院選の9議席と単純に比較することはできません。
2026年:比例票が約167万票まで減少そして2026年衆院選では、約167万票、得票率2.92%となりました。
2025年参院選と比べて得票数は約57%減少しています。
この数字が示すのは、単なる選挙制度上の不利ではありません。党に対する投票行動そのものに大きな変化が起きたということです。
2024年に9議席を獲得した政党が、2026年には1議席にまで後退した。この落差こそ、歴代選挙結果を比較したときの最大のポイントです。
【支持率と支持層の変化】れいわ新選組から「いのちの党」へ
2026年の選挙結果を理解するうえでは、政党支持率の動きと、選挙後の組織変化も見逃せません。
2026年10月の政党支持率は1.2%テレビ朝日が2026年10月17日・18日に実施した全国電話世論調査では、政党支持率について「いのちの党」が1.2%でした。
調査対象は全国の18歳以上の男女3,141人、有効回答率は32.4%です。
なお、2026年8月15日・16日の選挙ドットコムとJX通信社による電話調査では、旧れいわ新選組を「いのちの党(旧れいわ新選組)」として集計し、支持率は1.9%でした。
この2つは異なる調査機関による結果なので、単純な時系列比較には注意が必要です。ただし、党名変更後も支持率が高水準に達していないことは読み取れます。
2026年8月6日の党名変更2026年8月6日、れいわ新選組は新しい党名を「いのちの党」、略称を「いのち」とすることを発表しました。
2019年の結党以来、党の顔として活動してきた山本太郎氏を中心とする体制から、新たな組織運営へ移行する大きな転換点です。
8月5日付の党公式発表によると、新体制の主な役員は次のとおりです。
- 代表・選挙対策委員長:山本ジョージ
- 共同代表:天畠大輔
- 副代表:伊勢崎賢治、奥田ふみよ、やはた愛
- 幹事長:高井たかし
翌6日の党名変更発表では、綱領と規約の改正を経て、新党名への変更手続きを進めることが明らかになりました。
支持層はどう変化したのか支持層の変化を考える際には、選挙での得票と世論調査の政党支持率を分けて見る必要があります。
2026年衆院選の比例票は約167万票でしたが、10月のテレビ朝日の調査での政党支持率は1.2%です。
選挙で投票する人と、普段から支持政党として選ぶ人は必ずしも一致しません。
また、今回の集計数字だけでは、若年層が離れたのか、従来の支持者が他党へ移ったのか、無党派層への浸透が弱まったのかを特定できません。
ただし、2024年から2026年にかけて比例票が半分以下になったこと、そして新しい党名の認知と支持の定着が課題になっていることは、選挙結果と世論調査の両方から確認できます。
重要なのは、支持者の数だけでなく、支持を継続的な投票行動につなげられる組織を築けるかどうかです。
【プロの結論】れいわ新選組が再び議席を伸ばすための課題
2026年の結果を踏まえると、今後の党勢回復には少なくとも3つの課題があります。
1. 山本太郎氏に依存しない組織づくりれいわ新選組は、山本太郎氏の発信力や街頭演説を通じて知名度を高めてきた政党です。
しかし、党の代表交代と党名変更が行われたことで、従来のブランドに依存する戦略は転換を迫られています。
新代表の山本ジョージ氏が、どのような政策発信を行い、党内の結束を維持できるかが重要です。
党の知名度と個人の知名度は同じではありません。新体制では、候補者それぞれが有権者から信頼を得る仕組みが必要になります。
2. 比例票を安定的に確保する2026年の比例代表得票数は約167万票です。
2024年の約380万票と比べると、約213万票も減少しています。
比例代表は全国的な政策支持を測る重要な指標です。
消費税、社会保障、雇用、教育など、党が掲げてきた政策について、誰にどのようなメリットがあるのかを具体的に伝えることが大切です。
政策への共感を、実際の投票につなげられるかが再建の鍵です。
3. 地域に根差した候補者を育成する今回の小選挙区得票率は0.45%でした。
比例代表では一定の票を得ていても、小選挙区では地域ごとの候補者の認知度や地元組織の強さが結果を左右します。
南関東ブロックで山本ジョージ氏が当選したことは重要ですが、全国的な議席回復にはほかの地域でも候補者を育てる必要があります。
街頭活動やボランティアだけでなく、地方議員との連携、地域課題への対応、日常的な活動実績を積み重ねることが欠かせません。
党公式の2026年開票センター発表で、大石あきこ共同代表は次のように述べています。
「今、現状の出ている数字は悔しい結果であり、危機感はありますが、突破口は必ずあるんだと。」
また、大石氏は選挙結果を分析し、対策を進めていく考えを示しました。選挙直後の党自身が、今回の結果を重大な課題として受け止めていたことが分かります。
【れいわ新選組の選挙結果】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年衆院選でれいわ新選組は何議席獲得しましたか?
2026年2月8日の衆院選では、比例代表で1議席、小選挙区で0議席、合計1議席でした。南関東ブロックで山本ジョージ氏が当選しています。
Q2:2026年衆院選のれいわ新選組の得票数は何票ですか?
比例代表は1,672,499票、得票率2.92%です。小選挙区では255,496票、得票率0.45%でした。
Q3:2025年参院選では誰が当選しましたか?
比例代表で伊勢崎賢治氏、木村英子氏、奥田ふみよ氏の3人が当選しました。比例代表の得票率は6.56%でした。
Q4:2026年衆院選で南関東ブロックから当選したのは誰ですか?
山本ジョージ氏です。南関東ブロックでは、れいわ新選組が202,655票、得票率2.7%を獲得し、1議席を確保しました。
Q5:れいわ新選組は現在も同じ党名ですか?
2026年8月6日に「いのちの党」への党名変更を発表しました。略称は「いのち」です。2026年2月の衆院選は変更前の「れいわ新選組」として戦った選挙です。
Q6:れいわ新選組の支持率は現在どのくらいですか?
2026年10月17日・18日のテレビ朝日の世論調査では、後継の「いのちの党」の支持率は1.2%でした。調査機関によって数字は異なります。
2026年のれいわ新選組の衆院選結果は、小選挙区0議席、比例代表1議席の合計1議席でした。
2025年参院選では3議席、2024年衆院選では9議席を獲得していただけに、今回の後退は大きな転換点です。
特に比例代表の得票数が約388万票から約167万票へ減少したことは、党への支持を維持するうえで深刻な課題を示しています。
加えて、2026年8月には山本ジョージ新代表のもとで「いのちの党」への党名変更が発表され、組織としても新しい段階に入りました。
今後注目すべきなのは、次の3点です。
- 新体制が従来の支持層を維持できるか
- 比例代表の得票数を回復できるか
- 小選挙区で地域に根差した候補者を育成できるか
2026年の1議席という結果は、れいわ新選組にとって単なる議席減ではありません。 2019年の結党から続いてきた政治運動のあり方を見直し、新しい党として有権者の信頼を獲得できるかが問われています。
今後は「いのちの党」としての支持率、国会活動、地方組織の広がりを継続的に確認することが、党の本当の回復力を見極める判断材料になります。