※記事本文は、編集・加筆しやすい原稿形式で提供します。2026年11月4日時点の日本高等学校野球連盟の公式記録と高校野球の歴代成績データを照合しています。
2026年の甲子園では、春のセンバツを大阪桐蔭、夏の全国高校野球選手権大会を智弁和歌山が制した。春は大阪桐蔭が4年ぶり5回目、夏は智弁和歌山が5年ぶり4回目の優勝。長い高校野球の歴史に、新たな記録が加わった。
歴代の優勝校を振り返ると、春夏通算最多は愛知の中京大中京で11回。大阪桐蔭が10回で追い、PL学園、松山商、広島商が7回で並ぶ。都道府県別では大阪が27回で首位だ。この記事では、春のセンバツと夏の選手権を分けて歴代優勝校を掲載し、決勝のスコア、準優勝校、学校別・都道府県別の優勝回数まで整理する。
【2026年最新】春と夏の甲子園優勝校・決勝結果をチェック

2026年の春夏大会は、それぞれ異なる強豪校が頂点に立った。
2026年春・第98回選抜高校野球大会春のセンバツは、大阪桐蔭が智弁学園を7-3で破って優勝した。
決勝は2026年3月31日に阪神甲子園球場で開催。大阪桐蔭は序盤から得点を重ね、七回にも4点を追加して試合を決定づけた。
日本高等学校野球連盟の公式大会記録によると、大阪桐蔭は4年ぶり5回目のセンバツ優勝。春の優勝回数では東邦と並ぶ歴代最多タイの記録に到達した。
一方、準優勝の智弁学園は10年ぶり2回目の優勝を目指したが、あと一歩届かなかった。
2026年夏・第108回全国高校野球選手権大会夏の大会は、智弁和歌山が健大高崎を4-3で破って優勝した。
決勝は2026年8月22日。智弁和歌山は二回に2点を先制し、終盤に追い上げられながらもリードを守り切った。
日本高野連の公式発表では、智弁和歌山は5年ぶり4回目の夏の選手権優勝。健大高崎は初の夏優勝を目指したものの、1点差で涙をのんだ。
直近6年間の春夏決勝スコア・準優勝校一覧2021~2026年の決勝結果を
春のセンバツ
- 2026年:大阪桐蔭 7-3 智弁学園
- 2025年:横浜 11-4 智弁和歌山
- 2024年:健大高崎 3-2 報徳学園
- 2023年:山梨学院 7-3 報徳学園
- 2022年:大阪桐蔭 18-1 近江
- 2021年:東海大相模 3-2 明豊
夏の選手権
- 2026年:智弁和歌山 4-3 健大高崎
- 2025年:沖縄尚学 3-1 日大三
- 2024年:京都国際 2-1 関東第一
- 2023年:慶応 8-2 仙台育英
- 2022年:仙台育英 8-1 下関国際
- 2021年:智弁和歌山 9-2 智弁学園
2021年の夏は、智弁和歌山と智弁学園による同系列の学校同士の決勝としても話題になった。
2022年春の大阪桐蔭は18-1という大差で近江を下しており、近年の決勝でも際立った得点差を記録している。
【春のセンバツ】歴代優勝校一覧・1924年から2026年まで
春の選抜高等学校野球大会は1924年に第1回大会が開催された。
夏の選手権とは異なり、出場校は各地域の秋季大会などの成績を踏まえて選考される。全国の強豪校が集まり、新チームの実力を競う大会という性格を持つ。
2026年までの歴代優勝校を年代順に整理した。
2020年代の優勝校- 2026年:大阪桐蔭(大阪)
- 2025年:横浜(神奈川)
- 2024年:健大高崎(群馬)
- 2023年:山梨学院(山梨)
- 2022年:大阪桐蔭(大阪)
- 2021年:東海大相模(神奈川)
- 2020年:新型コロナウイルス感染拡大により中止
- 2019年:東邦(愛知)
- 2018年:大阪桐蔭(大阪)
- 2017年:大阪桐蔭(大阪)
- 2016年:智弁学園(奈良)
- 2015年:敦賀気比(福井)
- 2014年:龍谷大平安(京都)
- 2013年:浦和学院(埼玉)
- 2012年:大阪桐蔭(大阪)
- 2011年:東海大相模(神奈川)
- 2010年:興南(沖縄)
- 2009年:清峰(長崎)
- 2008年:沖縄尚学(沖縄)
- 2007年:常葉菊川(静岡)
- 2006年:横浜(神奈川)
- 2005年:愛工大名電(愛知)
- 2004年:済美(愛媛)
- 2003年:広陵(広島)
- 2002年:報徳学園(兵庫)
- 2001年:常総学院(茨城)
- 2000年:東海大相模(神奈川)
- 1999年:沖縄尚学(沖縄)
- 1998年:横浜(神奈川)
- 1997年:天理(奈良)
- 1996年:鹿児島実(鹿児島)
- 1995年:観音寺中央(香川)
- 1994年:智弁和歌山(和歌山)
- 1993年:上宮(大阪)
- 1992年:帝京(東京)
- 1991年:広陵(広島)
- 1990年:近大付(大阪)
- 1989年:東邦(愛知)
- 1988年:宇和島東(愛媛)
- 1987年:PL学園(大阪)
- 1986年:池田(徳島)
- 1985年:伊野商(高知)
- 1984年:岩倉(東京)
- 1983年:池田(徳島)
- 1982年:PL学園(大阪)
- 1981年:PL学園(大阪)
- 1980年:高知商(高知)
- 1979年:箕島(和歌山)
- 1978年:浜松商(静岡)
- 1977年:箕島(和歌山)
- 1976年:崇徳(広島)
- 1975年:高知(高知)
- 1974年:報徳学園(兵庫)
- 1973年:横浜(神奈川)
- 1972年:日大桜丘(東京)
- 1971年:日大三(東京)
- 1970年:箕島(和歌山)
- 1969年:三重(三重)
- 1968年:大宮工(埼玉)
- 1967年:津久見(大分)
- 1966年:中京商(愛知)
- 1965年:岡山東商(岡山)
- 1964年:徳島海南(徳島)
- 1963年:下関商(山口)
- 1962年:作新学院(栃木)
- 1961年:法政二(神奈川)
- 1960年:高松商(香川)
- 1959年:中京商(愛知)
- 1958年:済々黌(熊本)
- 1957年:早稲田実(東京)
- 1956年:中京商(愛知)
- 1955年:浪華商(大阪)
- 1954年:飯田長姫(長野)
- 1953年:洲本(兵庫)
- 1952年:静岡商(静岡)
- 1951年:鳴門(徳島)
- 1950年:韮山(静岡)
- 1949年:北野(大阪)
- 1948年:京都一商(京都)
- 1947年:徳島商(徳島)
- 1946年:大会開催なし
- 1941年:東邦商(愛知)
- 1940年:岐阜商(岐阜)
1942~1946年は戦争の影響によって大会が開催されなかった。
1930年代の優勝校- 1939年:東邦商(愛知)
- 1938年:中京商(愛知)
- 1937年:浪華商(大阪)
- 1936年:愛知商(愛知)
- 1935年:岐阜商(岐阜)
- 1934年:東邦商(愛知)
- 1933年:岐阜商(岐阜)
- 1932年:松山商(愛媛)
- 1931年:広島商(広島)
- 1930年:第一神港商(兵庫)
- 1929年:第一神港商(兵庫)
- 1928年:関西学院中(兵庫)
- 1927年:和歌山中(和歌山)
- 1926年:広陵中(広島)
- 1925年:松山商(愛媛)
- 1924年:高松商(香川)
春の大会は1924年の高松商から始まり、2026年の大阪桐蔭まで、時代ごとに異なる学校が優勝旗を手にしてきた。
【夏の甲子園】歴代優勝校一覧・1915年から2026年まで
夏の全国高等学校野球選手権大会は、1915年に全国中等学校優勝野球大会として始まった。
各都道府県の地方大会を勝ち抜いた代表校が甲子園に集まるため、地域を代表する学校同士の競争という側面が強い。
2020年代の優勝校- 2026年:智弁和歌山(和歌山)
- 2025年:沖縄尚学(沖縄)
- 2024年:京都国際(京都)
- 2023年:慶応(神奈川)
- 2022年:仙台育英(宮城)
- 2021年:智弁和歌山(和歌山)
- 2020年:新型コロナウイルス感染拡大により中止
- 2019年:履正社(大阪)
- 2018年:大阪桐蔭(大阪)
- 2017年:花咲徳栄(埼玉)
- 2016年:作新学院(栃木)
- 2015年:東海大相模(神奈川)
- 2014年:大阪桐蔭(大阪)
- 2013年:前橋育英(群馬)
- 2012年:大阪桐蔭(大阪)
- 2011年:日大三(西東京)
- 2010年:興南(沖縄)
- 2009年:中京大中京(愛知)
- 2008年:大阪桐蔭(大阪)
- 2007年:佐賀北(佐賀)
- 2006年:早稲田実(西東京)
- 2005年:駒大苫小牧(南北海道)
- 2004年:駒大苫小牧(南北海道)
- 2003年:常総学院(茨城)
- 2002年:明徳義塾(高知)
- 2001年:日大三(西東京)
- 2000年:智弁和歌山(和歌山)
- 1999年:桐生第一(群馬)
- 1998年:横浜(東神奈川)
- 1997年:智弁和歌山(和歌山)
- 1996年:松山商(愛媛)
- 1995年:帝京(東東京)
- 1994年:佐賀商(佐賀)
- 1993年:育英(兵庫)
- 1992年:西日本短大付(福岡)
- 1991年:大阪桐蔭(大阪)
- 1990年:天理(奈良)
- 1989年:帝京(東東京)
- 1988年:広島商(広島)
- 1987年:PL学園(大阪)
- 1986年:天理(奈良)
- 1985年:PL学園(大阪)
- 1984年:取手二(茨城)
- 1983年:PL学園(大阪)
- 1982年:池田(徳島)
- 1981年:報徳学園(兵庫)
- 1980年:横浜(神奈川)
- 1979年:箕島(和歌山)
- 1978年:PL学園(大阪)
- 1977年:東洋大姫路(兵庫)
- 1976年:桜美林(西東京)
- 1975年:習志野(千葉)
- 1974年:銚子商(千葉)
- 1973年:広島商(広島)
- 1972年:津久見(大分)
- 1971年:桐蔭学園(神奈川)
- 1970年:東海大相模(神奈川)
- 1969年:松山商(愛媛)
- 1968年:興国(大阪)
- 1967年:習志野(千葉)
- 1966年:中京商(愛知)
- 1965年:三池工(福岡)
- 1964年:高知(高知)
- 1963年:明星(大阪)
- 1962年:作新学院(栃木)
- 1961年:浪商(大阪)
- 1960年:法政二(神奈川)
- 1959年:西条(愛媛)
- 1958年:柳井(山口)
- 1957年:広島商(広島)
- 1956年:平安(京都)
- 1955年:四日市(三重)
- 1954年:中京商(愛知)
- 1953年:松山商(愛媛)
- 1952年:芦屋(兵庫)
- 1951年:平安(京都)
- 1950年:松山東(愛媛)
- 1949年:湘南(神奈川)
- 1948年:小倉(福岡)
- 1947年:小倉中(福岡)
- 1946年:浪華商(大阪)
- 1941年:大会中止
- 1940年:海草中(和歌山)
- 1939年:海草中(和歌山)
- 1938年:平安中(京都)
- 1937年:中京商(愛知)
- 1936年:岐阜商(岐阜)
- 1935年:松山商(愛媛)
- 1934年:呉港中(広島)
- 1933年:中京商(愛知)
- 1932年:中京商(愛知)
- 1931年:中京商(愛知)
- 1930年:広島商(広島)
- 1929年:広島商(広島)
- 1928年:松本商(長野)
- 1927年:高松商(香川)
- 1926年:静岡中(静岡)
- 1925年:高松商(香川)
- 1924年:広島商(広島)
- 1923年:甲陽中(兵庫)
- 1922年:和歌山中(和歌山)
- 1921年:和歌山中(和歌山)
- 1920年:関西学院中(兵庫)
- 1919年:神戸一中(兵庫)
- 1918年:米騒動の影響で中止
- 1917年:愛知一中(愛知)
- 1916年:慶応普通部(東京)
- 1915年:京都二中(京都)
夏の大会は戦争や社会情勢による中断を経験しながら、100年以上にわたって続いている。
なお、旧制中学時代の学校名は当時の名称で記載している。中京商や東邦商、平安中などは、現在の学校名と歴史的なつながりを持つ学校である。
【春夏通算ランキング】最多優勝校と都道府県別の勢力図
歴代優勝校を比較する際、春と夏を別々に数えるか、合算するかによって順位の見え方が変わる。
2026年の大会結果まで反映した春夏通算ランキングでは、中京大中京が11回で首位。大阪桐蔭が10回で追いかけている。
学校別・春夏通算優勝回数ランキング| 区分 | 学校・都道府県 | 春 | 夏 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 中京大中京(愛知) | 4 | 7 | 11 |
| 2位 | 大阪桐蔭(大阪) | 5 | 5 | 10 |
| 3位 | 松山商(愛媛) | 2 | 5 | 7 |
| 3位 | PL学園(大阪) | 3 | 4 | 7 |
| 3位 | 広島商(広島) | 1 | 6 | 7 |
| 6位 | 横浜(神奈川) | 4 | 2 | 6 |
| 7位 | 智弁和歌山(和歌山) | 1 | 4 | 5 |
| 7位 | 東邦(愛知) | 5 | 0 | 5 |
| 7位 | 東海大相模(神奈川) | 3 | 2 | 5 |
※旧校名・校名変更を同一校として扱う集計。2026年終了時点の歴代成績データに基づく。
1位・中京大中京はなぜ歴代最多なのか中京大中京は愛知県を代表する高校野球の名門であり、春4回、夏7回、合計11回の優勝を誇る。
特に夏の選手権での実績が際立っている。戦前から戦後にかけて中京商として優勝を重ね、現在の中京大中京につながる歴史を築いてきた。
春夏両方で継続的に実績を残していることが、通算最多につながっている。
2位・大阪桐蔭は現代高校野球の代表的強豪大阪桐蔭は春5回、夏5回の合計10回。春夏のどちらかに偏ることなく、両大会で優勝を積み重ねている。
2026年春のセンバツでも優勝し、通算10回に到達した。
中京大中京との差はわずか1回。今後の大会で順位が変わる可能性もある。
大阪桐蔭の特徴は、短期間に優勝を重ねる競争力だ。2012年、2014年、2017年、2018年、2022年、2026年の春夏大会で頂点に立っており、複数の世代で強さを示している。
PL学園・松山商・広島商も歴史的名門春夏通算7回で並ぶのが、PL学園、松山商、広島商だ。
PL学園は1980年代を中心に甲子園を席巻した。春3回、夏4回という実績は、当時の高校野球を語るうえで欠かせない。
松山商は春2回、夏5回。特に夏の大会で存在感を発揮してきた伝統校だ。
広島商は春1回、夏6回。夏に強い学校として知られ、伝統的な高校野球の歴史を象徴する存在となっている。
都道府県別・春夏通算優勝回数ランキング学校単位では中京大中京が最多だが、都道府県単位では大阪が圧倒的な数字を残している。
| 順位 | 都道府県 | 春 | 夏 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 大阪 | 13 | 14 | 27 |
| 2位 | 愛知 | 11 | 8 | 19 |
| 3位 | 神奈川 | 8 | 8 | 16 |
| 4位 | 和歌山 | 5 | 9 | 14 |
| 5位 | 兵庫 | 6 | 7 | 13 |
| 6位 | 東京 | 5 | 7 | 12 |
| 6位 | 広島 | 5 | 7 | 12 |
| 8位 | 愛媛 | 4 | 6 | 10 |
| 9位 | 京都 | 2 | 5 | 7 |
| 10位 | 徳島 | 5 | 1 | 6 |
※2026年までの春夏通算。東京は東東京・西東京を合算した集計。
大阪は27回で全国トップ。愛知の19回、神奈川の16回を大きく引き離している。
大阪には大阪桐蔭、PL学園、履正社、浪商など、複数の優勝経験校が存在する。単一の名門校だけで数字を積み上げているのではなく、複数の学校が異なる時代に優勝してきた点が特徴だ。
愛知も中京大中京、東邦など複数の名門を抱えている。神奈川は横浜、東海大相模などが優勝回数を積み重ねてきた。
和歌山は智弁和歌山や箕島などの実績によって、都道府県別4位につけている。
【歴代記録の見方】春と夏の違い・2020年中止の真相
歴代優勝回数を正確に理解するには、春と夏の大会の違いを押さえる必要がある。
春のセンバツと夏の選手権は何が違う?春の選抜と夏の選手権では、出場校の決まり方が異なる。
春のセンバツ
- 秋季大会などの成績を踏まえた選考で出場校が決まる。
- 地域ごとの成績やチームの実力が重視される。
- 新チームの実力を測る大会という側面が強い。
夏の選手権
- 各都道府県の地方大会を勝ち抜いた代表校が出場する。
- 地域の代表として全国の舞台に立つ。
- 夏の大会に向けた長い予選を勝ち抜く必要がある。
この違いが、学校ごとの優勝回数にも影響している。
春に強い東邦や大阪桐蔭、夏に強い中京大中京や広島商など、学校によって得意とする大会の傾向が異なる。
2020年はなぜ春夏ともに中止になったのか2020年は、新型コロナウイルスの感染拡大によって春の第92回選抜大会と夏の第102回選手権大会が中止された。
春は3月11日に日本高野連が中止を決定。夏も5月20日に開催中止が発表された。
これは高校野球の歴史に残る大きな出来事だった。
特に春のセンバツは、1924年の第1回大会以来、初めて開催中止となった。
ただし、2020年には代替的な取り組みとして「2020年甲子園高校野球交流試合」が実施されている。
春のセンバツに出場予定だった32校が招待され、それぞれ1試合ずつ対戦した。
ここで注意したいのは、交流試合は通常のトーナメント方式による選手権大会ではないという点だ。
そのため、2020年の春夏の甲子園には公式の優勝校が存在しない。交流試合で勝利した学校を、その年の甲子園優勝校として数えることもできない。
歴代優勝回数を比較するときの注意点甲子園の歴代記録には、集計方法によって数字が変わる要素がある。
代表的なのが、学校名の変更や旧制学校から現在の高校への移行だ。
例えば、中京商と中京大中京は学校の歴史的な系譜を踏まえて同一校として扱われることがある。
また、夏の大会では東京や北海道が東西・南北に分かれて代表校を選出する。都道府県別に集計する際は、これらをまとめるかどうかによって数字が変わる。
加えて、春夏通算と夏単独のランキングは別物だ。
中京大中京が春夏通算で首位でも、夏だけのランキングでは別の学校が上位に入る。ランキングを見る際は、対象大会と集計基準を確認する必要がある。
【プロの結論】甲子園の歴史を数字で読むと見える名門校の本当の強さ
歴代甲子園優勝校の記録から見えてくるのは、単純な優勝回数だけでは測れない学校ごとの特徴だ。
中京大中京は長い歴史の中で春夏11回の優勝を積み上げてきた。一方、大阪桐蔭は比較的短い期間に10回の優勝を達成している。
両校は同じ強豪校でも、実績を築いてきた時代や勝ち方が異なる。
また、PL学園や松山商、広島商のように、特定の時代や大会で圧倒的な実績を残した学校もある。
智弁和歌山は2026年夏の優勝によって通算5回に到達した。大阪桐蔭も2026年春の優勝で通算10回となり、歴代最多の中京大中京に1回差まで迫った。
高校野球の歴史を振り返るとき、注目したい判断基準は次の3つだ。
1. 通算優勝回数:長い期間にわたる学校の実績を比較できる。
2. 春・夏の内訳:選抜と選手権のどちらで強さを発揮してきたかが分かる。
3. 優勝した時代:一時代を築いた学校なのか、複数世代で結果を残してきた学校なのかを判断できる。
優勝回数だけで学校の強さを決めるのではなく、決勝進出回数や勝率、ベスト4・ベスト8の実績も併せて見ると、より立体的な高校野球史が見えてくる。
【歴代甲子園優勝校】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:甲子園の歴代最多優勝校はどこ?
A1:春夏通算では愛知県の中京大中京が11回で歴代最多。春4回、夏7回の優勝実績がある。大阪桐蔭が10回で続いている。
Q2:2026年の春のセンバツ優勝校はどこ?
A2:大阪桐蔭(大阪)。2026年3月31日の決勝で智弁学園を7-3で下し、4年ぶり5回目の優勝を果たした。
Q3:2026年の夏の甲子園優勝校はどこ?
A3:智弁和歌山(和歌山)。2026年8月22日の決勝で健大高崎を4-3で破り、5年ぶり4回目の優勝を達成した。
Q4:都道府県別で甲子園の優勝回数が最も多いのは?
A4:大阪府。2026年までの春夏通算で27回。2位は愛知県の19回、3位は神奈川県の16回となっている。
Q5:PL学園は甲子園で何回優勝している?
A5:春3回、夏4回の合計7回。1980年代を中心に優勝を重ねた歴史的な強豪校だ。
Q6:2020年の甲子園はどの学校が優勝した?
A6:2020年は春のセンバツ、夏の選手権ともに新型コロナウイルスの影響で中止となったため、公式な優勝校は存在しない。甲子園高校野球交流試合は行われたが、通常の優勝決定大会とは異なる。
Q7:春のセンバツと夏の甲子園ではどちらが優勝しやすい?
A7:出場校の選出方法が違うため、単純な比較は難しい。春は選考によって出場校が決まり、夏は地方大会を勝ち抜いた代表校が集まる。学校ごとの春夏の優勝回数を比較するのが分かりやすい。
2026年の春のセンバツは大阪桐蔭、夏の選手権は智弁和歌山が優勝した。
春夏通算では中京大中京が11回で歴代最多。大阪桐蔭は10回で追い、PL学園、松山商、広島商が7回で並んでいる。
都道府県別では大阪が27回で首位。愛知、神奈川、和歌山と続き、長年にわたる高校野球の地域的な勢力図が数字に表れている。
また、2020年の大会中止や戦争による中断など、甲子園の歴史には競技以外の社会的な出来事も刻まれている。
これからの大会で中京大中京が最多記録を伸ばすのか、大阪桐蔭が通算11回に並ぶのか。智弁和歌山など次世代の強豪校がどこまで優勝回数を積み重ねるのかも注目される。
歴代甲子園優勝校の記録は、単なる勝敗の一覧ではない。各時代の名門校が築いてきた高校野球の歴史そのものだ。