M-1グランプリは2001年に始まり、2010年まで毎年開催された後、4年間の休止期間を経て2015年に復活しました。したがって、2025年までに開催された大会は合計21回です。
以下が、初代王者から第21代王者までの歴代優勝コンビです。
| 開催年 | 大会回 | 優勝コンビ | 大会の位置づけ |
|---|---|---|---|
| 2001年 | 第1回 | 中川家 | 初代王者 |
| 2002年 | 第2回 | ますだおかだ | 第2代王者 |
| 2003年 | 第3回 | フットボールアワー | 第3代王者 |
| 2004年 | 第4回 | アンタッチャブル | 第4代王者 |
| 2005年 | 第5回 | ブラックマヨネーズ | 第5代王者 |
| 2006年 | 第6回 | チュートリアル | 第6代王者 |
| 2007年 | 第7回 | サンドウィッチマン | 第7代王者 |
| 2008年 | 第8回 | NON STYLE | 第8代王者 |
| 2009年 | 第9回 | パンクブーブー | 第9代王者 |
| 2010年 | 第10回 | 笑い飯 | 休止前最後の王者 |
| 2011年 | ― | 開催なし | 休止期間 |
| 2012年 | ― | 開催なし | 休止期間 |
| 2013年 | ― | 開催なし | 休止期間 |
| 2014年 | ― | 開催なし | 休止期間 |
| 2015年 | 第11回 | トレンディエンジェル | 復活後初代王者 |
| 2016年 | 第12回 | 銀シャリ | 第12代王者 |
| 2017年 | 第13回 | とろサーモン | 第13代王者 |
| 2018年 | 第14回 | 霜降り明星 | 第14代王者 |
| 2019年 | 第15回 | ミルクボーイ | 第15代王者 |
| 2020年 | 第16回 | マヂカルラブリー | 第16代王者 |
| 2021年 | 第17回 | 錦鯉 | 第17代王者 |
| 2022年 | 第18回 | ウエストランド | 第18代王者 |
| 2023年 | 第19回 | 令和ロマン | 初優勝 |
| 2024年 | 第20回 | 令和ロマン | 大会史上初の2連覇 |
| 2025年 | 第21回 | たくろう | 第21代王者 |
出典:M-1グランプリ公式サイト「大会の歴史」、各年度の大会結果。2011~2014年は開催されていないため、大会回数には含めていない。
一覧から分かるように、歴代王者は21大会で20組。令和ロマンだけが2回優勝しており、ほかの19組はそれぞれ1回ずつ優勝しています。
特に注目したいのは、2007年のサンドウィッチマン、2019年のミルクボーイ、2021年の錦鯉、そして2023年・2024年の令和ロマンです。それぞれ異なる時代のM-1を象徴する王者となりました。
【2011年~2014年】M-1グランプリが4年間休止した理由と2015年の復活

M-1の歴史を振り返るうえで欠かせないのが、2011年から2014年までの空白期間です。
毎年開催されていた大会がなぜ終了し、どのような経緯で復活したのでしょうか。
2010年大会を最後にいったん終了2010年12月12日、主催者である吉本興業と朝日放送は、M-1グランプリを2010年大会で終了すると発表しました。
当時の公式説明では、漫才を全国に広めるという当初の目標を達成し、次の段階へ進むために大会を発展的に解消するとされました。
つまり、単純に人気がなくなったために打ち切られたという説明ではありません。
2001年の開始から10年間で、M-1は漫才師にとって大きな目標となり、テレビを通じて漫才を全国に届ける舞台へと成長していました。
2010年の最終大会で優勝したのは、長年決勝に進出しながら優勝を逃してきた笑い飯です。
2015年、5年ぶりに新生M-1として復活2014年7月、M-1グランプリを2015年に復活させることが発表されました。
復活後の大会では、出場資格にも変更が加えられています。
| 項目 | 2001~2010年 | 2015年以降 |
|---|---|---|
| 出場資格 | 結成10年以内 | 結成15年以内 |
| プロ・アマ | 出場可能 | 出場可能 |
| 所属事務所 | 所属を問わず | 所属を問わず |
| 復活後の初代王者 | ― | トレンディエンジェル |
2015年大会の公式エントリー情報では、結成15年以内という新しい条件が設定されました。
出場できる芸人の範囲を広げたことで、若手だけでなく、一定のキャリアを積んだ漫才師にも優勝を目指す機会が生まれました。
復活した2015年大会の優勝者はトレンディエンジェルです。
この優勝を境に、M-1は再び年末の漫才賞レースとして定着。2016年以降も毎年開催され、現在まで続いています。
【歴代王者の注目記録】令和ロマンの2連覇と優勝回数ランキング
M-1の歴史において、特別な意味を持つのが令和ロマンの2連覇です。
2001年から続く大会で、同じコンビが2年連続で優勝したのは令和ロマンが初めてでした。
令和ロマンが2023年・2024年に連続優勝2連覇
2023年・2024年
2023年に初優勝し、翌2024年にも優勝。M-1史上初の連覇を成し遂げた。
2023年大会の優勝者は令和ロマンでした。
決勝ではヤーレンズ、さや香などの実力派コンビと争い、初出場で頂点に立ちました。
翌2024年大会にも出場し、再び最終決戦を勝ち抜いて優勝。大会20回目という節目に、史上初の2連覇という記録を打ち立てました。
それまでのM-1では、NON STYLEやパンクブーブーなど、連続して高い成績を残すコンビは存在していました。しかし、連続優勝を実現したコンビはいませんでした。
令和ロマンの記録は、単に2回優勝したというだけでなく、異なる年度の大会で続けて審査員と視聴者を納得させる漫才を披露した点に価値があります。
M-1歴代優勝回数ランキング2025年大会までの優勝回数を整理すると、次のようになります。
| 順位 | コンビ名 | 優勝回数 | 優勝年 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 令和ロマン | 2回 | 2023・2024年 |
| 2位タイ | 中川家 | 1回 | 2001年 |
| 2位タイ | ますだおかだ | 1回 | 2002年 |
| 2位タイ | フットボールアワー | 1回 | 2003年 |
| 2位タイ | アンタッチャブル | 1回 | 2004年 |
| 2位タイ | ブラックマヨネーズ | 1回 | 2005年 |
| 2位タイ | チュートリアル | 1回 | 2006年 |
| 2位タイ | サンドウィッチマン | 1回 | 2007年 |
| 2位タイ | NON STYLE | 1回 | 2008年 |
| 2位タイ | パンクブーブー | 1回 | 2009年 |
| 2位タイ | 笑い飯 | 1回 | 2010年 |
| 2位タイ | トレンディエンジェル | 1回 | 2015年 |
| 2位タイ | 銀シャリ | 1回 | 2016年 |
| 2位タイ | とろサーモン | 1回 | 2017年 |
| 2位タイ | 霜降り明星 | 1回 | 2018年 |
| 2位タイ | ミルクボーイ | 1回 | 2019年 |
| 2位タイ | マヂカルラブリー | 1回 | 2020年 |
| 2位タイ | 錦鯉 | 1回 | 2021年 |
| 2位タイ | ウエストランド | 1回 | 2022年 |
| 2位タイ | たくろう | 1回 | 2025年 |
2025年終了時点では、令和ロマンが唯一の複数回優勝コンビです。その他の歴代王者は1回ずつの優勝となっています。
連覇と複数回優勝は同じではない記録を見る際に注意したいのが、複数回優勝と連覇の違いです。
- 複数回優勝:異なる大会で2回以上優勝すること。
- 連覇:連続する大会で優勝すること。
令和ロマンは両方を達成しています。
M-1のように毎年新しいネタが求められる競技では、前年の優勝実績があっても次の大会で勝てる保証はありません。2連覇は、継続的なネタ作りと競争力を示す特別な記録です。
【決勝戦の順位と得点】M-1の採点方式と2025年大会の結果
M-1の決勝戦では、単純にファーストラウンドの合計得点が最も高いコンビが優勝するわけではありません。
この仕組みを理解しておくと、歴代大会の結果がより分かりやすくなります。
ファーストラウンドと最終決戦の2段階方式M-1決勝は基本的に次の2段階で進行します。
1. ファーストラウンド:審査員が各コンビの漫才を採点する。
2. 最終決戦:上位3組がもう1本の漫才を披露し、審査員の投票で優勝者を決める。
そのため、ファーストラウンドの得点順位と最終的な優勝順位が異なることがあります。
2025年大会はエバースが最高得点、優勝はたくろう861点
ファーストラウンド得点
最終決戦では9人の審査員のうち8票を獲得した。
2025年大会のファーストラウンドでは、エバースが870点で1位、たくろうが861点で2位でした。
ところが、最終決戦では結果が変わります。
たくろうが審査員9人中8人の票を獲得し、ドンデコルテの1票を上回って優勝しました。エバースは得票0票となり、最終順位は3位です。
つまり、ファーストラウンドで最高得点を獲得したコンビが、必ずしも優勝するわけではありません。
得点だけで歴代王者を比較できない理由歴代の決勝結果を比較する際には、以下の点を押さえておく必要があります。
- ファーストラウンドの得点は、その年度の審査員による評価。
- 最終決戦は上位3組による再評価。
- 最終決戦では点数の合計ではなく、審査員の投票によって優勝が決まる。
- 年度によって出場組数や審査員構成が異なる。
例えば、2024年大会でもファーストラウンドではバッテリィズが861点で最高得点を記録しましたが、最終決戦で令和ロマンが優勝しています。
2023年大会も、令和ロマンのファーストラウンド得点は648点で、ヤーレンズの656点、さや香の659点を下回っていました。それでも最終決戦で優勝を果たしています。
得点は漫才の評価を振り返るための重要な資料ですが、優勝の価値を得点だけで判断することはできません。
【2026年最新情報】M-1の最新王者はたくろう!2026年大会の進行状況
2026年11月4日現在、歴代王者の最新記録は2025年大会のたくろうです。
2026年大会はすでに予選が始まっており、次の王者を決める戦いが進んでいます。
2026年大会は過去最多の12,663組がエントリーABCテレビの公式関連メディア「ABCマガジン」によると、2026年大会のエントリー総数は12,663組。過去最多を更新しました。
11月2日から4日にかけて東京で3回戦が開催され、大阪会場の3回戦も10月29日・30日に実施されています。
公式発表では、準々決勝は次の日程で予定されています。
- 11月18日:大阪・なんばグランド花月
- 11月19日:東京・ルミネtheよしもと
- 11月20日:東京・ルミネtheよしもと
敗者復活戦と決勝大会は12月に予定されています。
2026年の優勝者はまだ決まっていない2026年11月4日時点では、決勝戦が終了していないため、2026年の優勝コンビは未確定です。
そのため、現段階で歴代王者を調べる場合は、2025年のたくろうが最新王者となります。
2026年大会の結果が確定すれば、歴代優勝者は22大会分となり、新たな王者が歴史に加わります。
【プロの結論】M-1歴代王者から読み解く漫才界の変化
M-1グランプリの21大会を振り返ると、単に優勝コンビが入れ替わってきただけではなく、漫才界の世代交代や競技としての変化も見えてきます。
初期10年間は漫才の実力派が次々と王者に2001年から2010年にかけては、中川家、フットボールアワー、アンタッチャブル、ブラックマヨネーズ、チュートリアル、サンドウィッチマンなど、個性の異なるコンビが王者になりました。
この時期は、M-1が全国の漫才師にとって大きな目標となり、テレビで活躍する芸人を生み出す舞台として定着した時代です。
特に2007年のサンドウィッチマンは、敗者復活戦から決勝に進み、そのまま優勝したことで知られています。
復活後は多様なスタイルの漫才師が活躍2015年の復活後は、トレンディエンジェル、銀シャリ、とろサーモン、霜降り明星などが優勝しました。
さらに2019年のミルクボーイ、2020年のマヂカルラブリーと、独自の構成や表現方法を持つコンビが続けて王者となっています。
漫才の評価軸が一つではないことも、M-1の魅力です。
2021年以降は新たな世代の競争が鮮明に2021年の錦鯉は、長年活動を続けてきたコンビがM-1で頂点に立った象徴的な存在です。
その翌年はウエストランド、2023年・2024年は令和ロマン、2025年はたくろうが優勝しました。
この流れは、特定の芸歴や漫才スタイルだけが勝つのではなく、毎年異なる個性が評価される大会の特徴を示しています。
歴代王者を調べる際には、優勝年だけでなく、休止期間、復活後のルール変更、ファーストラウンドと最終決戦の違いまで押さえると、M-1の歴史をより正確に理解できます。
【歴代M-1王者】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:M-1グランプリの初代王者は誰ですか?
A1:2001年の第1回大会で優勝した中川家です。M-1の歴史をスタートさせた初代王者として記録されています。
Q2:M-1で2連覇したコンビは誰ですか?
A2:令和ロマンです。2023年と2024年に連続優勝し、大会史上初の2連覇を達成しました。
Q3:M-1グランプリが開催されなかったのは何年ですか?
A3:2011年、2012年、2013年、2014年の4年間です。2010年大会を最後にいったん終了し、2015年に復活しました。
Q4:2025年のM-1グランプリ優勝者は誰ですか?
A4:たくろうです。ファーストラウンドでは861点を獲得し、最終決戦では審査員9人中8票を獲得して優勝しました。
Q5:2026年現在、M-1の歴代最多優勝コンビは誰ですか?
A5:令和ロマンです。2025年大会終了時点で2回優勝しており、歴代最多記録を持っています。
Q6:M-1グランプリは全部で何回開催されていますか?
A6:2025年大会までに21回開催されています。2001年から2010年までの10大会と、2015年から2025年までの11大会を合わせた回数です。
Q7:2026年のM-1グランプリの優勝者は決まっていますか?
A7:2026年11月4日時点では決まっていません。予選が進行中で、決勝大会は12月に予定されています。現時点での最新王者は2025年優勝のたくろうです。
2001年の中川家から2025年のたくろうまで、M-1グランプリは21大会にわたって日本の漫才界を盛り上げてきました。
歴代王者には、ますだおかだ、アンタッチャブル、サンドウィッチマン、笑い飯、ミルクボーイ、錦鯉など、時代を代表するコンビが名を連ねています。
特に大きな記録は、令和ロマンによる2023年・2024年の史上初の2連覇です。そして2025年には、たくろうが新たな王者となりました。
2026年大会は過去最多の12,663組がエントリーし、現在も決勝進出を懸けた戦いが続いています。次に歴代王者の一覧へ名前を刻むのはどのコンビなのか。新しい漫才のスターが誕生する瞬間にも注目です。
主な参考資料:M-1グランプリ公式サイト「大会の歴史」「2025年大会結果」「2026年大会日程・エントリー情報」、朝日放送テレビ・ABCマガジン、オリコンニュース、共同通信社。