上田希由翔の読み方は、「うえだ・きゅうと」。初見では読み方が難しい名前だが、千葉ロッテマリーンズの公式選手名鑑でも「きゅうと」と紹介されている。
2026年シーズン終了時点の基本プロフィールは次のとおりだ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 上田希由翔 |
| 読み方 | うえだ きゅうと |
| 生年月日 | 2001年8月12日 |
| 年齢 | 25歳 |
| 出身地 | 愛知県 |
| 身長 | 183cm |
| 体重 | 96kg |
| 投打 | 右投左打 |
| 所属球団 | 千葉ロッテマリーンズ |
| 背番号 | 10 |
| 守備位置 | 内野手 |
| 出身高校 | 愛産大三河高校 |
| 出身大学 | 明治大学 |
| ドラフト | 2023年ドラフト1位 |
出典:千葉ロッテマリーンズ公式選手名鑑、日本野球機構(NPB)。
背番号10を背負う大型内野手上田は183cm、96kgという恵まれた体格を持つ左打者だ。
パワーだけでなく、広角に打ち分ける打撃とコンタクト能力を備えている点が特徴。大学時代から中軸を任されてきた実績があり、プロでも打線の中心を担う選手として期待されている。
背番号は10。2026年の球団公式選手名鑑でも同じ番号で登録されている。
また、球団公式プロフィールではニックネームとして「キューティー」「カイリュー」が紹介されている。本人の性格については「負けず嫌い」と回答しており、バッティングを自身の注目ポイントに挙げている。
【経歴を時系列で整理】愛産大三河高校から明治大学、ドラフト1位へ

上田希由翔のプロ入りまでの道のりを理解するには、愛産大三河高校と明治大学での実績を押さえておきたい。
高校、大学、プロという段階を踏みながら、打撃力を磨いてきた選手だ。
愛産大三河高校で野球の基礎を築く上田の出身高校は愛知県の愛産大三河高校。高校卒業後は明治大学に進学し、東京六大学野球で活躍した。
NPBの公式プロフィールにも、経歴は「愛知産大三河高-明治大」と記載されている。
明治大学では主将と主軸打者を経験明治大学時代の上田は、早い段階から打線の中心を任されていた。
東京六大学野球公式記録室のデータによると、大学リーグ戦の通算成績は以下のとおり。
- 試合数:83試合
- 打率:.314
- 安打:98本
- 本塁打:10本
- 打点:77
- 盗塁:11
- ベストナイン:4回
特に注目したいのは、打率.314という安定した数字だ。長打だけに頼るのではなく、安打を積み重ねながら得点にも貢献できる打者だったことが分かる。
また、2022年春には一塁手、同年秋と2023年春・秋には三塁手としてベストナインを獲得。複数の内野ポジションで評価されていた。
2023年ドラフトで千葉ロッテが1位指名2023年10月26日に開催されたプロ野球ドラフト会議で、千葉ロッテマリーンズは上田を1位指名した。
当日は複数球団による1位指名の競合があり、ロッテが交渉権を獲得。明治大学の主将としてプロ入りを決めた。
翌27日、明治大学の公式発表でも上田のロッテ1巡目指名が報告されている。
ドラフト後の会見で、上田は次のように抱負を述べた。
自分の強みである勝負強いバッティングをプロの舞台でも生かし、ファンの方に応援されるような選手になりたい
大学時代から評価されていた勝負強さを、プロでも発揮したいという意欲が表れた言葉だ。
【2024〜2026年の年度別成績】打率・本塁打・OPSを徹底比較
上田希由翔の成長を確認するうえで、最も重要なのがプロ入り後3年間の年度別成績だ。
NPBの個人年度別成績とパ・リーグ公式選手データを基に比較すると、2026年は長打力の向上が際立っている。
| 年度 | 試合 | 打席 | 打率 | 本塁打 | 打点 | OPS |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2024年 | 21 | 64 | .259 | 0 | 7 | .612 |
| 2025年 | 66 | 184 | .211 | 3 | 20 | .610 |
| 2026年 | 66 | 190 | .243 | 8 | 16 | .724 |
| 通算 | 153 | 438 | .232 | 11 | 43 | .661 |
出典:NPB個人年度別成績、パ・リーグ.com。OPSは出塁率と長打率の合計。
2024年:プロ1年目は打率.259を記録2024年は21試合に出場し、打率.259、15安打を記録した。
本塁打こそなかったものの、限られた出場機会で一定の打率を残した点は評価できる。
打数58に対して15安打という数字からも、プロの投手に対応するための第一歩を踏み出したシーズンだった。
2025年:出場機会が増える一方、打率は.211に低下2025年は66試合に出場し、打席数も184まで増加した。
一方、打率は.211。前年の.259から低下し、OPSも.610にとどまった。
本塁打は3本、打点は20。二塁打は11本を記録している。
試合経験を積んだ一方で、打撃の安定感という面では課題を残したシーズンだった。
2026年:8本塁打、OPS.724へ上昇2026年は66試合、190打席で打率.243、43安打、8本塁打、16打点を記録した。
前年と比較すると、特に目立つのが長打力の変化だ。
- 打率:.211から.243へ上昇
- 本塁打:3本から8本へ増加
- 長打率:.331から.429へ上昇
- 出塁率:.279から.295へ上昇
- OPS:.610から.724へ上昇
出場試合数は2025年と同じ66試合。つまり、出場機会が大幅に増えた結果というより、同程度の試合数で打撃の質を高めたことがポイントになる。
2026年は打撃面の進化を数字で示したシーズンだった。
【2026年の成長を分析】打率.243・8本塁打・OPS.724の意味
2026年の上田を評価する際には、打率だけで判断しないことが大切だ。
打率は.243で、突出した数字ではない。しかし、長打率とOPSを見ると、前年とは違う打者へ変化していることが分かる。
本塁打数は3本から8本へ増加最も分かりやすい進化は本塁打数だ。
2025年の3本から2026年は8本へ増加。5本の上積みとなった。
さらに2026年は二塁打9本も記録している。8本塁打と合わせると17本の長打を放った計算だ。
単純にヒットの本数を増やしただけでなく、長打によって一度の打席で多くの塁を進める能力が高まっている。
長打率も.331から.429へ上昇しており、この変化は数字にも明確に表れている。
OPS.724は打撃の総合的な改善を示すOPSとは、出塁率と長打率を合計した指標だ。
上田の2026年の内訳は次のとおり。
| 指標 | 2025年 | 2026年 |
|---|---|---|
| 打率 | .211 | .243 |
| 出塁率 | .279 | .295 |
| 長打率 | .331 | .429 |
| OPS | .610 | .724 |
2026年は出塁率の改善もあるが、特に長打率の伸びが大きい。
つまり、OPSの上昇は主に長打力の向上によって生まれたものだ。
上田のような中軸候補の内野手にとって、長打力を備えることは打線での役割を広げる意味でも大きい。
それでも打率と出塁率には改善の余地がある一方、2026年の打率は.243、出塁率は.295だった。
8本塁打という結果は評価できるが、出塁率は3割に届いていない。
四球は13、三振は38。190打席に対して四球が13という数字からは、さらに出塁機会を増やす余地が見えてくる。
また、打点も2025年の20から2026年は16に減少している。
本塁打が増えたことと、得点圏で走者を返す能力が高まったことは、必ずしも同じではない。
今後は長打力を維持しながら、四球を選ぶ能力や得点圏での対応力を磨けるかが焦点となる。
【上田希由翔の守備位置と評価】一塁・二塁・三塁を守るユーティリティー性
上田の登録ポジションは内野手だ。
2026年シーズンは一塁、二塁、三塁の3ポジションで守備に就いている。
NPBが公表する2026年度の個人守備成績では、次の数字が確認できる。
| 守備位置 | 出場試合 | 失策 | 守備率 |
|---|---|---|---|
| 一塁手 | 28 | 1 | .994 |
| 二塁手 | 15 | 0 | 1.000 |
| 三塁手 | 21 | 2 | .957 |
3つのポジションを経験していることは、チーム編成上のメリットになる。
一塁では28試合、二塁では15試合、三塁では21試合に出場した。
特に二塁では失策0、守備率1.000を記録している。
ただし、守備率は捕球や送球などの守備機会に対する評価指標の一つであり、守備範囲や打球への反応まで完全に評価できるものではない。
一塁と三塁でも実戦経験を積んでいることから、今後は打撃だけでなく守備面での安定感も評価を左右する。
2026年の上田に対する評価現時点での評価を整理すると、次のようになる。
プラス評価
- 2026年に本塁打を8本まで増やした長打力
- 2025年から打率とOPSを改善した点
- 一塁・二塁・三塁を守れる内野手としての柔軟性
- 大学時代から培ってきた打撃実績
今後の課題
- 打率.243からのさらなる向上
- 出塁率.295の改善
- 得点圏での打撃成績の安定
- 複数ポジションでの守備力の向上
上田はまだ25歳。プロ3年目に長打力の成長を示したことは、今後の飛躍を期待する材料になる。
一方、ドラフト1位という期待に応えるには、長打だけでなく安定した出塁と継続的な出場機会も必要だ。
【プロの結論】上田希由翔はロッテの中軸を担える打者になれるのか
上田希由翔の2026年を一言で評価するなら、打撃の長打力を一段階引き上げたシーズンだった。
2024年は打率.259、2025年は.211と推移し、2026年は.243まで回復した。さらに本塁打は3本から8本、OPSは.610から.724へ上昇している。
この変化は、大学時代に見せたコンタクト能力を土台に、プロの舞台で長打を生み出す力を伸ばしてきた結果と捉えられる。
ただし、2026年の出場は66試合、190打席。フルシーズンを通して同じ水準の打撃を維持できるかは、次の評価ポイントになる。
今後の上田を評価する際には、次の3点を確認したい。
1. 打率.250以上への定着: 長打力を維持しながら安打数を増やせるか。
2. OPS.700以上の継続: 2026年の打撃水準が一時的なものではないと証明できるか。
3. 複数ポジションでの守備の安定: 打撃だけに頼らない選手として起用価値を高められるか。
この3点がそろえば、ロッテのレギュラー内野手、さらには打線の中軸を任される可能性も広がる。
【上田希由翔に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:上田希由翔の読み方は?
A1:上田希由翔は「うえだ・きゅうと」と読みます。千葉ロッテマリーンズの公式選手名鑑にも、この読み方が掲載されています。
Q2:上田希由翔の2026年の打率とホームラン数は?
A2:2026年シーズン終了時点で、打率.243、8本塁打、16打点です。出場試合数は66試合でした。
Q3:上田希由翔のOPSはいくつ?
A3:2026年のOPSは.724です。出塁率.295と長打率.429を合計した数値で、前年の.610から上昇しました。
Q4:上田希由翔はドラフト何位で入団した?
A4:2023年のプロ野球ドラフト会議で、千葉ロッテマリーンズから1位指名を受けました。
Q5:上田希由翔の出身大学と高校は?
A5:愛産大三河高校から明治大学へ進学しました。明治大学では野球部の主将を務め、東京六大学野球でベストナインを4回獲得しています。
Q6:上田希由翔の守備位置は?
A6:登録上のポジションは内野手です。2026年は一塁手、二塁手、三塁手として出場しました。
Q7:上田希由翔の背番号は?
A7:千葉ロッテマリーンズでの背番号は10です。2026年の公式選手名鑑でも背番号10で登録されています。
上田希由翔は、2026年シーズンに打率.243、8本塁打、OPS.724を記録した。
特に評価したいのは、前年の3本塁打から8本塁打へ増加した点だ。打率の回復だけでなく、長打率.429という数字にも成長が表れている。
愛産大三河高校、明治大学を経て2023年ドラフト1位で千葉ロッテに入団した上田は、大学時代から評価されてきた打撃力をプロでも発揮し始めている。
一方、出塁率や得点圏での打撃、出場試合数には改善の余地が残る。
2026年は完成形に到達した年ではなく、長打力という新たな武器を確立し始めた年。
25歳の内野手が、2027年以降にどこまで打撃の安定感を高められるか。背番号10を背負う上田の次のシーズンは、ロッテのチーム編成を考えるうえでも注目すべきテーマになる。
主な参照資料:日本野球機構(NPB)個人年度別成績・個人守備成績、千葉ロッテマリーンズ公式選手名鑑、パ・リーグ.com、東京六大学野球公式記録室、明治大学公式発表。