2026年のカーリング女子は、ミラノ・コルティナ冬季五輪と世界女子カーリング選手権で、日本代表チームが異なる結果を残しました。2月の五輪ではフォルティウスが2勝7敗で10チーム中8位。一方、3月の世界選手権では藤澤五月率いるロコ・ソラーレが予選を9勝3敗の3位で通過し、最終順位4位に入りました。
注目された日本対スイスの7対5、日本対中国の9対6という五輪の勝利、世界選手権でのトルコ戦・カナダ戦・スウェーデン戦の結果など、2026年の主要大会を振り返ると、日本女子カーリングの現在地が見えてきます。
2026年の日本女子カーリングを振り返るうえで、まず押さえたいのが大会ごとの代表チームの違いです。
ミラノ・コルティナ五輪に出場したのは北海道を拠点とするフォルティウス。世界女子カーリング選手権2026に出場したのは、藤澤五月がスキップを務めるロコ・ソラーレでした。
同じ日本代表でも、異なるチームがそれぞれの国際大会に挑んでいます。したがって、五輪の8位と世界選手権の4位は矛盾する結果ではありません。
大会別の結果は次のとおりです。
- ミラノ・コルティナ五輪:フォルティウス、2勝7敗、8位。
- 世界女子カーリング選手権:ロコ・ソラーレ、予選9勝3敗、最終4位。
- 五輪女子優勝:スウェーデン。
- 世界選手権女子優勝:スイス。
五輪では予選リーグ突破を逃した一方、世界選手権ではメダルまであと一歩のところまで進みました。2026年の結果を正しく理解するには、この2大会を分けて見る必要があります。
【ミラノ・コルティナ五輪】フォルティウスは2勝7敗で8位!全対戦結果を紹介

2026年2月に開催されたミラノ・コルティナ冬季五輪の女子カーリングには、10か国が出場しました。日本代表フォルティウスは、吉村紗也香をスキップとして大会に臨みました。
予選リーグは総当たり方式で、各チームが9試合を実施。上位4チームがプレーオフに進出する形式です。
日本代表フォルティウスの全9試合の結果フォルティウスの五輪での対戦結果は以下のとおりです。
- 日本 6-9 カナダ:敗戦
- 日本 9-6 中国:勝利
- 日本 7-10 デンマーク:敗戦
- 日本 3-9 イギリス:敗戦
- 日本 6-8 イタリア:敗戦
- 日本 5-7 韓国:敗戦
- 日本 7-5 スイス:勝利
- 日本 4-8 スウェーデン:敗戦
- 日本 4-7 アメリカ:敗戦
最終成績は2勝7敗。日本が勝利したのはスイス戦と中国戦の2試合でした。
日本対スイス7対5!優勝候補から挙げた大きな1勝大会中に大きな注目を集めたのが、2026年2月14日のスイス戦です。
世界トップクラスの実力を持つスイスに対し、日本は7対5で勝利しました。スイスは最終的に銀メダルを獲得した強豪国です。その相手から白星を挙げたことは、フォルティウスの実力を示す結果となりました。
しかし、その後はアメリカ、韓国などに敗れ、勝ち星を積み上げられませんでした。序盤に得た大きな勝利を大会全体の流れにつなげられなかったことが、最終順位に影響しました。
日本対中国9対6!最終戦を勝利で締めくくる2026年2月19日の予選最終戦では、中国と対戦しました。
日本は中国に9対6で勝利。第9エンドで1点をスチールし、最終第10エンドでも2点を獲得して勝負を決めました。
これにより、フォルティウスは最後の試合を勝利で締めくくりました。ただし、通算成績は2勝7敗のままで、プレーオフ進出には届きませんでした。
スキップの吉村紗也香は、初めての五輪を終えた際、悔しさと仲間への感謝を語っています。北海道を拠点に活動してきたチームが五輪の舞台に立ち、最後まで戦い抜いたことも、この大会を振り返るうえで欠かせないポイントです。
【世界女子カーリング選手権2026】ロコ・ソラーレは9勝3敗から最終4位
2026年3月14日から22日まで、カナダのカルガリーで開催されたBKT世界女子カーリング選手権。日本代表として出場したのはロコ・ソラーレでした。
藤澤五月がスキップを務め、鈴木夕湖、吉田知那美、吉田夕梨花、小穴桃里らとともに世界の強豪に挑戦しました。
予選リーグは9勝3敗!日本は3位でプレーオフへ世界選手権には13チームが出場し、総当たりの予選リーグを実施。上位6チームがプレーオフに進む方式でした。
ロコ・ソラーレは12試合を戦い、9勝3敗で予選3位という好成績を記録しました。
予選の全対戦結果は以下のとおりです。
- 対スイス:6-3(勝利)
- 対韓国:9-5(勝利)
- 対ノルウェー:10-9(勝利)
- 対トルコ:4-9(敗戦)
- 対オーストラリア:7-2(勝利)
- 対スコットランド:3-4(敗戦)
- 対イタリア:8-6(勝利)
- 対スウェーデン:8-2(勝利)
- 対デンマーク:8-3(勝利)
- 対中国:8-7(勝利)
- 対アメリカ:8-1(勝利)
- 対カナダ:5-6(敗戦)
特にスウェーデン戦の8対2、アメリカ戦の8対1は、チームの安定した試合運びを印象づける結果でした。
一方、最終盤のカナダ戦では5対6で惜敗。予選を2位で終えることはできませんでしたが、3位を確保して決勝トーナメントへの切符をつかみました。
プレーオフから3位決定戦までの結果予選3位の日本は、プレーオフで予選6位のトルコと対戦しました。
- プレーオフ・トルコ戦:7-5で勝利。
- 準決勝・カナダ戦:3-11で敗戦。
- 3位決定戦・スウェーデン戦:5-8で敗戦。
トルコ戦では接戦を制し、準決勝へ進出。しかし、準決勝ではカナダに11点を奪われ、決勝進出を逃しました。
続く3位決定戦ではスウェーデンと対戦。メダル獲得を懸けた重要な一戦でしたが、5対8で敗れました。
最終順位は4位。予選での好成績をメダル獲得につなげられなかったものの、世界の上位4チームに入ったことは大きな成果です。
世界女子カーリング選手権2026の最終結果- 優勝:スイス
- 準優勝:カナダ
- 3位:スウェーデン
- 4位:日本(ロコ・ソラーレ)
決勝ではスイスがカナダを7対5で下し、優勝しました。日本は惜しくもメダルを逃しましたが、予選3位から4位で大会を終えています。
【関係者・大会別比較】フォルティウスとロコ・ソラーレの関係を整理
2026年のカーリング女子の検索結果では、フォルティウスとロコ・ソラーレの名前が並んで登場します。しかし、両チームは別々のカーリングチームであり、2026年の国際大会では異なる代表として戦いました。
それぞれの役割と主要な結果を整理すると、次のようになります。
| エンティティ | 2026年の大会・役割 | 主な結果 |
|---|---|---|
| フォルティウス | ミラノ・コルティナ五輪の日本代表 | 2勝7敗、8位 |
| 吉村紗也香 | フォルティウスのスキップ | 五輪最終戦で中国に9対6で勝利 |
| ロコ・ソラーレ | 世界女子カーリング選手権の日本代表 | 予選9勝3敗、最終4位 |
| 藤澤五月 | ロコ・ソラーレのスキップ | 世界選手権で準決勝・3位決定戦に進出 |
| 世界カーリング連盟 | 国際大会の競技運営・公式結果発表 | 五輪・世界選手権の順位と試合結果を公表 |
| 日本カーリング協会 | 日本代表の大会情報・結果の公表 | 世界選手権の日本代表と最終順位を掲載 |
この関係を押さえておけば、五輪と世界選手権の結果を混同せずに理解できます。
また、両チームの結果を単純に勝敗数だけで比較するのも適切ではありません。五輪は10チームによる9試合の総当たり戦、世界選手権は13チームによる12試合の総当たり戦に加え、プレーオフが行われています。
大会の規模や試合数、決勝トーナメントの仕組みが異なるため、順位と勝敗数をそれぞれの大会の条件に照らして評価する必要があります。
【2026年女子カーリング順位表】五輪と世界選手権の順位を比較
試合結果だけでなく、大会全体の順位も確認しておきましょう。特に五輪では、同じ2勝7敗のチームが3つ並んでいた点が重要です。
ミラノ・コルティナ五輪の女子カーリング順位五輪の予選リーグ最終順位は以下のとおりです。
- 1位:スウェーデン(7勝2敗)
- 2位:アメリカ(6勝3敗)
- 3位:スイス(6勝3敗)
- 4位:カナダ(6勝3敗)
- 5位:韓国(5勝4敗)
- 6位:イギリス(5勝4敗)
- 7位:デンマーク(4勝5敗)
- 8位:日本・フォルティウス(2勝7敗)
- 9位:イタリア(2勝7敗)
- 10位:中国(2勝7敗)
日本はイタリア、中国と同じ2勝7敗でしたが、最終順位では8位となりました。
2勝7敗で8位になった理由はDSCの順位決定ここで注目したいのが、DSC(ドローショットチャレンジ)という指標です。
カーリングでは、試合前後にストーンを投げ、ハウスの中心にどれだけ近づけられるかを測定するラストストーンドローが行われます。DSCは、その測定結果をもとに算出する平均距離です。
勝敗数が同じチームの順位決定に使われ、距離が短いほど高く評価されます。
五輪での3チームのDSCは次のとおりでした。
- 日本:27.513cm
- イタリア:34.719cm
- 中国:41.206cm
日本は3チームの中で最もDSCの数値が小さく、8位となりました。つまり、2勝7敗という成績だけで順位が決まったわけではありません。
世界女子カーリング選手権2026の予選順位表世界選手権の予選リーグは13チームで行われました。ロコ・ソラーレは3位でしたが、上位にはスイスとカナダが入りました。
- 1位:スイス(11勝1敗)
- 2位:カナダ(10勝2敗)
- 3位:日本(9勝3敗)
- 4位:スウェーデン(8勝4敗)
- 5位:韓国(8勝4敗)
- 6位:トルコ(7勝5敗)
- 7位:中国(6勝6敗)
- 8位:イタリア(5勝7敗)
- 9位:ノルウェー(4勝8敗)
- 10位:スコットランド(4勝8敗)
- 11位:デンマーク(3勝9敗)
- 12位:アメリカ(2勝10敗)
- 13位:オーストラリア(1勝11敗)
この順位表で注意したいのは、予選順位と大会最終順位は別物だという点です。
ロコ・ソラーレは予選3位でしたが、プレーオフを経て準決勝に進出。その後、カナダとスウェーデンに敗れたため、最終順位は4位になりました。
一方、予選1位のスイスは決勝まで勝ち進み、最終的に世界一の座を獲得しています。
【藤澤五月・吉村紗也香】2026年の日本女子カーリングを支えた2人
2026年の女子カーリングを語るうえで欠かせないのが、藤澤五月と吉村紗也香です。2人はそれぞれ異なるチームを率い、日本代表として国際舞台に立ちました。
藤澤五月はロコ・ソラーレを世界選手権4位に導く藤澤五月はロコ・ソラーレのスキップとして、2026年の世界女子カーリング選手権に出場しました。
予選ではスイス、韓国、ノルウェーなどを相手に勝利を重ね、9勝3敗の3位で通過。プレーオフではトルコに勝利し、準決勝まで進出しました。
最終的にはメダルを獲得できなかったものの、世界選手権で4位という成績を残しています。
予選で12試合を戦い抜き、さらにプレーオフ3試合を経験したことは、チームの総合力を示す材料です。特に予選ではスイスやスウェーデンといった強豪にも勝利しており、世界上位と競い合える力を見せました。
吉村紗也香はフォルティウスのスキップとして初の五輪へ吉村紗也香はフォルティウスを率いて、2026年のミラノ・コルティナ五輪に出場しました。
日本女子の五輪出場権を獲得するまでには厳しい代表争いがあり、フォルティウスは最終予選を勝ち抜いて本大会への出場を決めています。
本大会では2勝7敗の8位という結果になりましたが、最終戦の中国戦では9対6で勝利。最後までチームとして戦い抜きました。
大会後の報道で吉村は、苦しんだ時間を振り返りながら、仲間と五輪の舞台で戦えたことへの感謝を伝えています。
「もがいていた。悔しさが残る。でも、最高の仲間と戦えて幸せだった」
この言葉には、結果だけでは測れない五輪の重みが表れています。吉村にとって初めての五輪は、悔しさとともに、長年ともに戦ってきた仲間との経験を刻む大会となりました。
2026年の結果から見える日本女子カーリングの課題五輪のフォルティウスと世界選手権のロコ・ソラーレを比較すると、日本女子カーリングには国際大会で上位に進む力がある一方、長い大会を通して安定した結果を残すことが課題として見えてきます。
フォルティウスはスイスから勝利を挙げながら、連敗を止められない時期がありました。ロコ・ソラーレは予選で9勝を挙げましたが、準決勝と3位決定戦では強豪相手に勝ち切れませんでした。
カーリングは一投の精度だけでなく、相手の配置を読む判断、スイープの連携、試合展開に応じた作戦変更などが勝敗を左右します。予選での安定感を、重要な一発勝負でも維持できるかが、次の国際大会に向けた大きなポイントです。
【よくある質問】カーリング女子の結果2026に関するFAQ
Q1:2026年ミラノ・コルティナ五輪で日本女子は何位でしたか?
A1:日本代表フォルティウスは2勝7敗で8位でした。スイスに7対5、中国に9対6で勝利しています。
Q2:2026年の世界女子カーリング選手権で日本は何位でしたか?
A2:藤澤五月率いるロコ・ソラーレが最終4位でした。予選は9勝3敗の3位で通過し、トルコに7対5で勝利した後、準決勝でカナダに3対11、3位決定戦でスウェーデンに5対8で敗れました。
Q3:日本対スイスの7対5はどの大会の結果ですか?
A3:2026年2月のミラノ・コルティナ五輪です。フォルティウスがスイスに7対5で勝利しました。なお、3月の世界選手権ではロコ・ソラーレがスイスに6対3で勝っています。
Q4:日本対中国の9対6はどちらが勝ちましたか?
A4:日本代表フォルティウスが9対6で勝利しました。2026年2月19日の五輪予選最終戦での結果です。
Q5:2026年の世界女子カーリング選手権で優勝した国はどこですか?
A5:スイスです。決勝でカナダを7対5で破り、優勝しました。準優勝はカナダ、3位はスウェーデン、日本は4位でした。
Q6:五輪と世界選手権で日本代表チームが違うのはなぜですか?
A6:大会ごとに代表チームの選考や出場資格が異なるためです。2026年の五輪にはフォルティウス、世界選手権にはロコ・ソラーレが日本代表として出場しました。
2026年のカーリング女子日本代表は、ミラノ・コルティナ五輪と世界女子カーリング選手権で、それぞれ異なる結果を残しました。
五輪ではフォルティウスが2勝7敗で8位。スイスからの勝利や中国との最終戦での勝利はあったものの、予選リーグ突破には届きませんでした。
一方、世界選手権ではロコ・ソラーレが9勝3敗で予選3位となり、プレーオフを勝ち上がって4位に入りました。メダルには届かなかったものの、世界のトップチームと互角に戦う場面もありました。
今回の結果を評価するときは、単純な勝敗数だけでなく、予選順位、対戦相手、プレーオフの成績、そして大会ごとの代表チームの違いを確認することが大切です。
2026年の日本女子カーリングは、悔しさと確かな手応えの両方を残したシーズンでした。藤澤五月や吉村紗也香ら選手たちが積み重ねてきた経験が、今後の日本女子カーリングの国際競争力にどうつながるのか、引き続き注目されます。
主な事実確認資料: 世界カーリング連盟の五輪公式結果、日本カーリング協会の世界選手権大会結果、ロコ・ソラーレ公式試合記録、五輪最終戦に関する報道。