2026年の高校野球福島県大会は、秋季大会が9月28日に全日程を終了した。決勝では聖光学院が光南との接戦を繰り広げ、延長10回タイブレークの末に4-3でサヨナラ勝ち。6年連続20回目となる優勝を果たした。5回終了時点で3点を追う展開から追いつき、最後は途中出場の後藤が決勝打を放つ劇的な幕切れとなった。
福島県高等学校野球連盟が主催する第78回秋季東北地区高等学校野球福島県大会では、聖光学院、光南、いわき湯本の3校が東北大会への出場権を獲得。3位決定戦では、いわき湯本が日大東北を9-3で破り、初の東北大会出場を決めた。さらに10月に開催された秋季東北大会も終了しており、11月4日現在の福島県勢の成績まで整理する。
【2026年秋季福島大会の最終結果】聖光学院が6連覇、20回目の頂点へ

2026年秋季福島大会の最大のニュースは、聖光学院が再び県内の頂点に立ったことだ。9月28日に行われた決勝で光南を4-3で破り、6年連続20回目の優勝を達成した。
今大会は9月17日に開幕し、県内各地の球場でトーナメントが進行。準々決勝、準決勝を経て、聖光学院と光南が決勝に進出した。
一方、3位決定戦では、いわき湯本が日大東北に9-3で快勝。聖光学院と光南に続く福島県代表として、東北大会への切符を手にした。
秋季大会の最終順位は次のとおり。
優勝:聖光学院(6年連続20回目)
準優勝:光南
3位:いわき湯本
4位:日大東北
特に注目したいのは、聖光学院の優勝だけでなく、いわき湯本が初めて秋季東北大会への出場を決めた点だ。県内の強豪校が上位を占めるなか、新たな勢力が東北の舞台に進んだ大会でもあった。
【決勝速報を詳報】聖光学院対光南4-3!延長10回タイブレークの試合経過
2026年9月28日、ヨークいわきスタジアムで行われた聖光学院対光南の決勝は、序盤から光南が主導権を握った。
聖光学院は5回終了時点で0-3とリードを許したものの、6回以降に反撃を開始。試合は3-3のまま9回を終え、延長10回タイブレークに突入した。
3回表:光南が先制先制したのは光南だった。3回表、主将の保高がレフトへの犠牲フライを放ち、三塁走者が生還。光南が1点を先行した。
序盤の主導権を握った光南は、聖光学院の投手陣に対して積極的な攻撃を展開した。
5回表:光南が3-0にリードを拡大光南は5回にも追加点を奪う。3番・高野のタイムリーに続き、6番・樋口も適時打を放ち、この回2点を追加した。
スコアは3-0。決勝の大舞台で3点差をつけた光南が、優勝に向けて一歩前進した。
6回裏:聖光学院が2点を返す追い込まれた聖光学院は6回裏に反撃。6番・坂井が2点タイムリーとなるツーベースヒットを放ち、一気に1点差まで迫った。
それまで無得点だった聖光学院打線がつながり始め、試合の流れが変わるきっかけとなった。
7回裏:水口の適時打で3-3の同点聖光学院は7回にも得点。2アウト二塁の場面で3番・水口がセンター前への適時打を放ち、二塁走者が生還した。
これでスコアは3-3。5回終了時点で3点差だった試合を、聖光学院が振り出しに戻した。
延長10回:後藤のサヨナラ打で決着9回まで両校の投手陣が踏ん張り、勝負は延長10回タイブレークへ。
先攻の光南は10回表に得点を奪えず、聖光学院に最後の攻撃機会が回った。
そして10回裏、聖光学院は2アウト満塁の好機を迎える。ここで途中出場の後藤が適時打を放ち、三塁走者がホームイン。劇的なサヨナラ勝ちで試合を決めた。
試合時間は12時54分から15時37分までの2時間43分。光南が6安打、聖光学院が8安打を記録した。
試合後、聖光学院の四竈翔真主将は、チーム全体で戦ったことについて次のように語っている。
「3年生も含めて全員で戦おうっていう風に全員で言ってたんで、それが体現できたかなって思います」
個人の活躍だけでなく、チーム全員で勝利をつかんだことを象徴するコメントだった。5回までの劣勢を跳ね返し、最後まで試合を諦めなかった聖光学院の粘りが、6連覇という結果につながった。
【大会日程・開催球場・トーナメント表】福島県大会の組み合わせを整理
2026年秋季福島大会の開催期間は、9月17日(木)から9月28日(月)まで。県大会はトーナメント方式で実施され、準々決勝からは優勝争いが一段と激しくなった。
2026年秋季福島大会の日程9月17日・18日:1回戦
9月22日:2回戦
9月23日:準々決勝
9月27日:準決勝
9月28日:3位決定戦・決勝
最終日の試合予定は、3位決定戦が10時開始、決勝が12時30分開始だった。
主な開催球場今大会では、試合日や対戦カードに応じて複数の球場が使用された。
いわきグリーンスタジアム(ヨークいわきスタジアム):準々決勝、準決勝、決勝、3位決定戦などを開催。
福島県営あづま球場:1回戦、2回戦、準々決勝を開催。
郡山総合運動場開成山野球場:1回戦、2回戦を開催。
白河グリーンスタジアム:1回戦、2回戦を開催。
決勝と3位決定戦は、いわき市の球場で実施された。球場名については、いわきグリーンスタジアムとヨークいわきスタジアムの表記が使われている。
注目試合の組み合わせと結果上位進出校を中心に、準々決勝以降の結果を整理すると次のようになる。
準々決勝・9月23日:日大東北8-1福島成蹊、聖光学院4-0学法石川、いわき湯本4-1須賀川創英館、光南7-6会津北嶺(延長11回)。
準決勝・9月27日:聖光学院12-2日大東北(5回コールド)、光南6-1いわき湯本。
3位決定戦・9月28日:いわき湯本9-3日大東北。
決勝・9月28日:聖光学院4-3光南(延長10回タイブレーク)。
準々決勝では光南が会津北嶺との延長11回の接戦を制し、準決勝ではいわき湯本を6-1で破った。聖光学院は日大東北を5回コールドで下し、決勝に進んでいる。
また、2回戦ではいわき湯本がふたば未来学園に10-9で勝利。延長14回タイブレークまでもつれた試合を制したことも、今大会を象徴する激戦の一つだった。
【聖光学院・光南・いわき湯本・日大東北】4校の勝ち上がりと関係
秋季福島大会の上位4校は、それぞれ異なる形で大会を勝ち進んだ。優勝した聖光学院の安定感、光南の粘り強い攻撃、いわき湯本の接戦を制する力、日大東北の準々決勝までの堅実な戦いが目立った。
4校の主な戦績と東北大会へのつながりをまとめる。
| 学校名 | 福島大会の順位 | 主な勝ち上がり | 東北大会の結果 |
|---|---|---|---|
| 聖光学院 | 優勝 6年連続20回目 |
小高産業技術に9-0、会津学鳳に13-0、学法石川に4-0、日大東北に12-2、光南に4-3 | 仙台一に6-2で勝利。青森山田に2-4で敗れ、準々決勝敗退。 |
| 光南 | 準優勝 | 白河実業に8-1、磐城に10-9、会津北嶺に7-6、いわき湯本に6-1で勝利。 | 仙台育英に0-7で敗退。 |
| いわき湯本 | 3位 | 安積黎明に3-1、ふたば未来に10-9、須賀川創英館に4-1で勝利。3位決定戦で日大東北に9-3。 | 山形中央に4-2で勝利。八戸学院光星に1-3で敗退。 |
| 日大東北 | 4位 | 福島東に9-1、修明に6-0、福島成蹊に8-1で勝利。 | 3位決定戦で敗れ、東北大会への出場はなし。 |
聖光学院は1回戦から決勝まで5試合を戦い、全勝で大会を終えた。特に準決勝の日大東北戦では12-2の5回コールド勝ち。決勝では序盤の3点ビハインドを跳ね返した。
決勝で途中出場の後藤がサヨナラ打を放ったことは、控え選手も含めたチーム全体の力を示す場面だった。6年連続優勝という記録の背景には、試合展開に応じて戦力を生かせる厚みがあった。
光南:接戦を勝ち抜いた準優勝校光南は、2回戦の磐城戦を10-9、準々決勝の会津北嶺戦を7-6で制した。いずれも1点差の試合であり、終盤まで勝敗が分からない展開をものにしてきた。
決勝でも5回まで3-0とリード。優勝には届かなかったものの、聖光学院を最後まで追い詰めた戦いぶりは、東北大会につながる大きな経験となった。
いわき湯本:初の東北大会出場を実現いわき湯本の躍進を語るうえで外せないのが、2回戦のふたば未来学園戦だ。延長14回タイブレークの末に10-9で勝利し、準々決勝でも須賀川創英館を4-1で下した。
準決勝では光南に1-6で敗れたが、3位決定戦で日大東北に9-3と快勝。県大会3位を確保し、初めて秋季東北大会の舞台に立った。
日大東北:準々決勝突破も最後は4位日大東北は1回戦から準々決勝まで3連勝。福島成蹊を8-1で破り、準決勝では聖光学院と対戦した。
準決勝は2-12の5回コールドで敗退。さらに3位決定戦でもいわき湯本に3-9で敗れ、最終順位は4位となった。準々決勝までの安定した勝ち上がりを、最後の2試合で結果につなげられなかった形だ。
【秋季東北大会の代表校・結果速報】福島県勢3校はどう戦った?
福島県大会の上位3校が出場した第79回秋季東北地区高等学校野球大会は、2026年10月12日から19日まで宮城県で開催された。
会場は石巻市民球場と仙台市民球場。東北6県の代表18校が参加し、明治神宮大会への出場権や翌春の選抜高校野球大会を見据えた戦いを繰り広げた。
福島県代表3校の試合結果聖光学院(福島1位)
10月14日・2回戦:聖光学院6-2仙台一
10月16日・準々決勝:聖光学院2-4青森山田
聖光学院は初戦で仙台一を破り、準々決勝へ進出。しかし、青森山田との対戦では4-2で敗れ、ベスト8で大会を終えた。福島大会で見せた終盤の粘りを東北大会でも発揮したが、上位進出には届かなかった。
光南(福島2位)
10月13日・2回戦:光南0-7仙台育英(7回コールド)
光南は2回戦から登場し、宮城県代表の仙台育英と対戦。7回コールドで敗退した。福島大会決勝で見せた先制力を、東北大会では得点に結びつけられなかった。
いわき湯本(福島3位)
10月12日・1回戦:いわき湯本4-2山形中央
10月13日・2回戦:いわき湯本1-3八戸学院光星
初出場のいわき湯本は、1回戦で山形中央を4-2で撃破。続く2回戦では青森県代表の八戸学院光星に1-3で敗れたものの、東北大会で1勝を挙げた。
東北大会の優勝校は仙台育英第79回秋季東北大会は10月19日の決勝で仙台育英が青森山田を8-3で下し、4年ぶり13回目の優勝を果たした。
福島県代表3校の最終結果は、聖光学院がベスト8、光南といわき湯本が2回戦までの進出となった。県大会の上位校が東北の強豪と対戦することで、チームの現在地がより明確になった大会だった。
【高校野球福島速報の最新更新情報】公式結果と速報を確認するポイント
2026年11月4日現在、秋季福島大会と秋季東北大会はすでに終了している。したがって、現在確認できる最新情報は、試合中のリアルタイム速報ではなく、確定した大会結果と代表校の東北大会成績になる。
福島県高等学校野球連盟の公式情報大会日程、組み合わせ、開催球場、出場校などを確認する際は、主催者である福島県高等学校野球連盟の大会情報が基本となる。試合の中止や順延、組み合わせ変更なども、まず主催者の発表を確認したい。
スポーツナビのイニング速報スポーツナビの高校野球速報では、試合ごとのスコアやイニング別得点、対戦カードなどを確認できる。今回の聖光学院対光南の決勝も、各回の得点経過が掲載されている。
高校野球ドットコム・福島テレビの試合レポート高校野球ドットコムでは、県大会の勝ち上がりや東北大会出場校、各校の戦績を整理した情報が確認できる。福島テレビのFNNプライムオンラインでは、決勝の具体的な得点経過や試合後の主将のコメントが報じられた。
スコアだけでは分からない試合の流れや選手交代、決勝打の場面を把握するには、速報データと試合レポートを組み合わせる方法が有効だ。
【プロの結論】2026年秋の福島高校野球で注目すべき3つのポイント
今回の大会を振り返ると、単純な優勝校の確認だけでは見えてこない3つのポイントがある。
1. 聖光学院の強さは追い込まれてからの対応力聖光学院は決勝で0-3から同点に追いつき、延長10回で勝ち切った。序盤に相手へ主導権を握られても、試合の流れを修正し、複数の選手が得点に絡んだことが大きい。
6連覇という結果だけでなく、劣勢を跳ね返した決勝の内容こそ、今回の優勝を象徴する部分だ。
2. 光南といわき湯本は県内勢力図の広がりを示した光南は決勝まで進み、聖光学院と互角に近い接戦を演じた。いわき湯本は14回のタイブレークを含む厳しい試合を乗り越え、初の東北大会出場を実現した。
秋季大会は新チームの実力を測る重要な機会でもある。勝敗だけでなく、接戦での対応や試合終盤の得点力を見れば、翌年に向けた成長の可能性も読み取れる。
3. 福島大会の優勝と東北大会の勝ち上がりは分けて見る聖光学院は県大会で優勝したが、東北大会では準々決勝で敗れた。一方、県3位のいわき湯本も東北大会で初勝利を挙げている。
このように、県大会の順位と東北大会での成績は必ずしも一致しない。各校の実力を評価する場合は、県大会の結果だけでなく、上位地域の代表校との対戦内容まで確認することが大切だ。
【高校野球福島速報】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年秋季福島大会の優勝校はどこですか?
A1:聖光学院です。9月28日の決勝で光南を延長10回タイブレークの末に4-3で破り、6年連続20回目の優勝を達成しました。
Q2:聖光学院と光南の決勝はどのような試合でしたか?
A2:光南が5回までに3点を先行しましたが、聖光学院が6回に2点、7回に1点を奪って同点に追いつきました。延長10回裏、途中出場の後藤がサヨナラ打を放ち、聖光学院が4-3で勝利しました。
Q3:2026年秋季福島大会から東北大会に進んだ学校は?
A3:聖光学院、光南、いわき湯本の3校です。聖光学院が優勝、光南が準優勝、いわき湯本が3位となりました。
Q4:いわき湯本は東北大会に初出場したのですか?
A4:はい。9月28日の3位決定戦で日大東北を9-3で破り、秋季東北大会への初出場を決めました。
Q5:日大東北は東北大会に出場しましたか?
A5:出場していません。準決勝で聖光学院に2-12、3位決定戦でいわき湯本に3-9で敗れ、最終順位は4位でした。
Q6:2026年秋季福島大会の開催期間と球場は?
A6:9月17日から28日まで開催されました。いわきグリーンスタジアム(ヨークいわきスタジアム)、福島県営あづま球場、郡山総合運動場開成山野球場、白河グリーンスタジアムなどが使用されました。
Q7:秋季東北大会で福島県勢はどこまで勝ち進みましたか?
A7:聖光学院が準々決勝まで進出し、青森山田に2-4で敗れました。光南は仙台育英に0-7、いわき湯本は八戸学院光星に1-3で敗退しています。大会全体では仙台育英が優勝しました。
2026年秋季福島大会は、聖光学院が光南との決勝を延長10回タイブレークの末に4-3で制し、6年連続20回目の優勝を果たして幕を閉じた。
5回終了時点で0-3と追い込まれながらも、6回、7回に得点を重ね、最後は後藤のサヨナラ打で勝負を決めた決勝は、今大会を代表する一戦となった。
また、準優勝の光南は最後まで優勝争いを演じ、3位のいわき湯本は初の東北大会出場を実現。日大東北も準々決勝まで勝ち進み、福島県内の競争の激しさを示した。
東北大会では聖光学院がベスト8、光南が2回戦敗退、いわき湯本が初勝利を記録。県大会での順位だけでは測れない各校の現在地も明らかになった。
今後の福島県高校野球を追う際には、聖光学院の連覇継続だけでなく、光南の巻き返し、いわき湯本の成長、日大東北をはじめとする強豪校の新チームにも注目したい。2026年秋の結果は、次の春季大会、そして夏の福島県大会へつながる重要な指標となる。
高校野球福島速報を確認するときは、福島県高等学校野球連盟の公式情報を基準に、試合速報や各校の戦績、東北大会の結果を合わせて追うことが、福島の高校野球をより深く楽しむポイントだ。
主な参照資料:福島県高等学校野球連盟の大会情報、スポーツナビ、FNNプライムオンライン(福島テレビ)、高校野球ドットコム、秋季東北大会試合結果。