2026年三月場所の三賞は、殊勲賞1人、敢闘賞2人、技能賞1人の計4人が受賞した。
日本相撲協会が公表した公式記録に基づく受賞者と成績は次のとおり。
- 殊勲賞:霧島(12勝3敗)
- 敢闘賞:琴勝峰(11勝4敗)
- 敢闘賞:藤青雲(10勝5敗)
- 技能賞:藤ノ川(8勝7敗)
霧島は幕内優勝に加えて殊勲賞も獲得した。横綱・豊昇龍を破るなど、優勝争いの中心で存在感を発揮したことが受賞につながった。
殊勲賞は、横綱や大関など上位力士を倒す活躍が評価される賞。優勝と合わせて受賞したことは、今場所の霧島の充実ぶりを象徴している。
敢闘賞・琴勝峰は11勝4敗の好成績琴勝峰は西前頭五枚目で11勝4敗を記録し、敢闘賞を受賞した。
優勝争いにも加わり、14日目まで霧島を追う存在の一人だった。千秋楽まで優勝争いを盛り上げた平幕力士として、今場所を代表する活躍を見せた。
敢闘賞・藤青雲は10勝5敗西前頭十三枚目の藤青雲は10勝5敗。敢闘賞を獲得した。
新入幕の場所で二桁勝利を挙げたことが大きな成果となった。上位陣だけでなく、幕内中位以下にも次の番付上昇を期待させる力士がいたことを示している。
技能賞・藤ノ川は8勝7敗東前頭二枚目の藤ノ川は8勝7敗で技能賞を受賞した。
勝ち越しを決めただけでなく、横綱・豊昇龍を破るなど、上位との対戦でも存在感を示した。三賞の中でも技能賞は、勝ち星の数だけでは測れない相撲内容が評価される賞だ。
藤ノ川の受賞は、成績の数字と取組内容の両方に注目する面白さを教えてくれる。
【横綱・大関陣の成績】豊昇龍11勝4敗、大の里は途中休場

2026年春場所では、横綱と大関の成績にも大きな明暗があった。
特に注目されたのが、横綱・大の里の休場と、横綱・豊昇龍の11勝4敗という結果、そして大関・安青錦の負け越しだ。
横綱・豊昇龍は11勝4敗豊昇龍は11勝4敗で春場所を終えた。
優勝争いでは霧島を追う位置につけていたが、12日目に霧島との直接対決に敗れた。14日目には琴櫻にも敗れ、霧島の優勝が決定した。
千秋楽では安青錦を掛け投げで下し、白星で場所を締めくくっている。
横綱・大の里は0勝4敗11休大の里にとっては厳しい春場所となった。
初日から3連敗を喫し、4日目の2026年3月11日から休場。日本相撲協会に提出された診断書には、左肩関節脱臼で3週間の安静加療を要する見込みと記されていた。
最終成績は0勝4敗11休。
4日目の対戦相手だった義ノ富士は不戦勝となった。大の里の休場は、単なる成績不振ではなく、左肩の負傷によるものだった。
大関・安青錦は7勝8敗で負け越し安青錦は7勝8敗。自身初の負け越しとなった。
14日目には霧島を下し、優勝争いの行方にも影響を与えた。しかし、千秋楽では豊昇龍に掛け投げで敗れ、勝ち越しには届かなかった。
この結果、翌場所は大関として初めてのカド番を迎えることになった。
大関・琴櫻は10勝5敗琴櫻は10勝5敗で二桁勝利を達成した。
14日目には豊昇龍を破り、千秋楽には優勝を決めていた霧島にも勝利。最終盤の上位戦で存在感を示した。
今回の春場所は、豊昇龍と琴櫻が二桁勝利を記録する一方、大の里が途中休場し、安青錦が負け越すという対照的な結果になった。
【十両から序ノ口まで】2026年春場所の各段優勝力士一覧
幕内以外でも、各段で優勝力士が決定した。
日本相撲協会の公式記録によると、十両から序ノ口までの優勝者は以下のとおり。
- 十両優勝:出羽ノ龍(11勝4敗)
- 幕下優勝:和歌ノ富士(7勝0敗)
- 三段目優勝:生田目(7勝0敗)
- 序二段優勝:旭富士(7勝0敗)
- 序ノ口優勝:阿龍(6勝1敗)
十両では東十両十枚目の出羽ノ龍が11勝4敗で優勝した。
出羽ノ龍は出羽海部屋所属。十両での優勝は、今場所の大きな成果となった。
幕内優勝の霧島だけでなく、十両でも11勝を挙げた力士が賜杯を手にしており、関取の地位をめぐる競争の激しさが表れている。
幕下・和歌ノ富士は7戦全勝幕下では東幕下二十八枚目の和歌ノ富士が7戦全勝で優勝した。
春日野部屋所属で、2026年1月場所に初土俵を踏んだ力士だ。初土俵から間もない時期に幕下優勝を達成した点は、今後の成長を期待させる材料となる。
三段目・生田目も7戦全勝三段目は西三段目三枚目の生田目が7戦全勝で優勝。
二子山部屋所属で、栃木県出身の力士だ。幕下優勝の和歌ノ富士とともに、全勝で場所を終えた。
序二段・旭富士が全勝優勝序二段では西序二段八枚目の旭富士が7戦全勝で優勝した。
伊勢ヶ濱部屋所属で、モンゴル出身。序二段の優勝者として公式記録に名を残した。
序ノ口・阿龍も優勝序ノ口は西序ノ口十二枚目の阿龍が6勝1敗で優勝。
2026年三月場所は、幕内から序ノ口まで各段の優勝者が決まり、若手力士の成績にも注目が集まる場所となった。
【春場所千秋楽の取組結果】霧島は敗戦も優勝、豊昇龍は白星
2026年3月22日の千秋楽は、すでに優勝を決めた霧島の取組と、上位陣の最終成績が注目された。
主要な取組結果は次のとおり。
- 霧島-琴櫻:琴櫻が押し出しで勝利
- 豊昇龍-安青錦:豊昇龍が掛け投げで勝利
- 熱海富士-高安:高安が上手ひねりで勝利
- 藤ノ川-王鵬:藤ノ川がすくい投げで勝利
千秋楽で最も注目された一番の一つが、優勝力士・霧島と大関・琴櫻の対戦だった。
霧島は立ち合いから琴櫻に右上手を許し、土俵際まで押し込まれて押し出しで敗れた。
前日の14日目に優勝を決めていたため、この黒星で優勝が覆ることはない。最終成績は12勝3敗で確定した。
豊昇龍は安青錦を下して11勝目横綱・豊昇龍は大関・安青錦を掛け投げで破った。
豊昇龍は11勝4敗、安青錦は7勝8敗。両者の最終成績が決まった一番でもあった。
霧島の大関復帰も正式決定へ春場所終了後の3月25日、日本相撲協会は番付編成会議と理事会を開き、霧島の大関昇進を決定した。
これにより、霧島は関脇から再び大関へ昇進。春場所の優勝は、単なるタイトル獲得にとどまらず、番付上の大きな転換点にもなった。
【プロの結論】春場所は優勝決定日と千秋楽を分けて見る今回の春場所を正確に振り返るためには、優勝が決まった14日目と、最終成績が確定した千秋楽を区別することが大切だ。
霧島は14日目に優勝を決めたが、千秋楽には敗れた。そのため「千秋楽に霧島が勝って優勝した」という理解は誤りとなる。
また、星取表を見る際には、通常の黒星と休場による不戦敗を区別する必要がある。大の里の0勝4敗11休は、15日間をすべて通常の取組で戦った結果ではない。
相撲の結果を深く理解するには、次の3点を確認するとよい。
1. 優勝が決まった日と最終日の勝敗を分けて確認する。
2. 三賞は優勝者以外の活躍にも注目して評価する。
3. 休場・不戦敗を通常の敗戦と混同せず、最終成績を読む。
この3点を押さえれば、優勝力士だけでなく、上位陣の明暗や若手の躍進まで、場所全体の流れを理解しやすくなる。
【大相撲春場所結果2026】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の大相撲春場所で優勝した力士は誰ですか?
A1:関脇・霧島です。12勝3敗で幕内優勝を果たし、14場所ぶり3度目の優勝となりました。
Q2:霧島の優勝は千秋楽に決まったのですか?
A2:いいえ。14日目に優勝が決まりました。千秋楽は大関・琴櫻に敗れています。優勝決定戦も行われていません。
Q3:2026年春場所の三賞受賞者は誰ですか?
A3:殊勲賞は霧島、敢闘賞は琴勝峰と藤青雲、技能賞は藤ノ川です。
Q4:豊昇龍と安青錦の成績はどうなりましたか?
A4:豊昇龍は11勝4敗、安青錦は7勝8敗でした。安青錦は負け越しとなり、翌場所は大関として初のカド番を迎えました。
Q5:大の里はなぜ春場所を休場したのですか?
A5:左肩関節脱臼のためです。4日目から休場し、最終成績は0勝4敗11休でした。
Q6:十両以下の優勝力士は誰ですか?
A6:十両は出羽ノ龍、幕下は和歌ノ富士、三段目は生田目、序二段は旭富士、序ノ口は阿龍です。
Q7:霧島は春場所後に大関へ昇進しましたか?
A7:はい。2026年3月25日に日本相撲協会が大関昇進を決定しました。
2026年(令和8年)三月場所は、霧島が12勝3敗で幕内優勝を果たした場所として記録された。
14日目に優勝を決め、千秋楽は琴櫻に敗れたものの、11連勝を含む安定した戦いぶりで賜杯を獲得。場所後には大関復帰も正式に決定した。
一方、豊昇龍は11勝4敗、琴櫻は10勝5敗。大の里は左肩の負傷で途中休場し、安青錦は7勝8敗と、上位陣にはそれぞれ異なる課題が残った。
三賞では琴勝峰、藤青雲、藤ノ川が評価され、十両以下でも出羽ノ龍、和歌ノ富士、生田目、旭富士、阿龍が各段優勝を達成した。
2026年春場所の最大の収穫は、霧島の大関復帰につながる優勝と、幕内から下位の各段まで幅広い力士が結果を残したことだ。
今後の大相撲を追う際は、優勝回数だけでなく、勝ち越し・負け越し、三賞、休場からの復帰、番付の変動にも目を向けたい。春場所の記録は、次の場所に向けた力士たちの新たな挑戦を読み解く重要な手掛かりとなる。