2026年シーズン終了時点のNPB公式記録を基準に、主要部門の歴代1位と現役選手のトップを比較すると、次のようになります。
| 記録部門 | 歴代1位 | 歴代記録 | 2026年終了時点の現役選手1位 |
|---|---|---|---|
| 通算本塁打 | 王貞治 | 868本 | 中村剛也 482本 |
| 通算安打 | 張本勲 | 3085本 | 坂本勇人 2474本 |
| 通算勝利 | 金田正一 | 400勝 | 石川雅規 188勝 |
| 通算奪三振 | 金田正一 | 4490個 | 岸孝之 2250個 |
| 通算盗塁 | 福本豊 | 1065個 | 西川遥輝 345個 |
※現役選手の順位は、NPB公式の2026年度シーズン終了時点の「通算記録(現役選手)」に基づきます。
通算本塁打は王貞治が868本で独走歴代最多本塁打の記録保持者は、巨人で活躍した王貞治です。
1959年から1980年までの現役生活で積み上げた本塁打は、NPB公式記録で868本。2位の野村克也が657本であるため、その差は211本にも及びます。
王貞治の記録が際立つのは、本塁打数だけではありません。通算得点1967、打点2170、四球2390、塁打5862という数字も歴代1位です。
単に長打力に優れていただけでなく、出塁能力や得点への貢献でも突出していたことが分かります。
通算安打は張本勲の3085本安打部門の歴代1位は張本勲です。
1959年から1981年までの通算成績は3085安打。2位の野村克也の2901安打を184本上回っています。
3000安打を超えるには、長い現役生活に加え、毎年安定してヒットを打ち続ける必要があります。
本塁打のように一度の打席で大きく数字を伸ばすことはできないため、張本の記録は打撃技術と継続性を象徴する数字です。
通算勝利と奪三振は金田正一が2冠投手部門では金田正一が圧倒的な存在感を示します。
通算勝利400勝、通算奪三振4490個。いずれも2026年終了時点で破られていない歴代最高記録です。
勝利数の2位は米田哲也の350勝で、50勝の差があります。奪三振では2位の米田哲也が3388個で、1102個もの差がついています。
投手として長期間にわたって先発登板を重ね、勝利と奪三振の両方で頂点に立ったことが金田の偉大さです。
通算盗塁は福本豊の1065個走塁部門で歴代トップに君臨するのが福本豊です。
1969年から1988年までに記録した通算盗塁は1065個。2位の広瀬叔功の596個を469個も上回ります。
福本は1972年にシーズン106盗塁も達成しており、通算とシーズンの両方で圧倒的な記録を残しました。
盗塁は単なる走力だけでなく、投手の動作を読む技術、スタートの判断、走塁技術が求められるプレーです。福本の記録は、走塁という専門分野を極めた選手の偉業といえます。
【歴代最多本塁打ランキング】王貞治・野村克也・門田博光の記録を比較

プロ野球の歴代通算本塁打ランキングには、日本を代表するホームラン打者が並びます。
NPB公式の2026年度シーズン終了時点の記録は次のとおりです。
1位:王貞治 868本
2位:野村克也 657本
3位:門田博光 567本
4位:山本浩二 536本
5位:清原和博 525本
6位:落合博満 510本
7位:張本勲 504本
7位:衣笠祥雄 504本
9位:大杉勝男 486本
10位:中村剛也 482本
王貞治の本塁打記録は、単純な通算成績以上の意味を持っています。
現役期間は1959年から1980年。22シーズンにわたって一軍で活躍し、通算2831試合に出場しました。
868本という数字を現役期間で単純に割ると、1シーズン平均約39.5本です。
もちろん実際のシーズンごとの成績には波がありますが、長期間にわたって本塁打を量産し続けたことが、この数字から伝わります。
加えて、王は通算四球2390個、故意四球427個でも歴代1位です。
相手投手から警戒され、勝負を避けられる機会が多かったことも、打者としての存在感を物語っています。
野村克也と門田博光も歴史的な強打者2位の野村克也は657本塁打を記録しました。
1954年から1980年まで活躍し、通算2901安打、打点1988など、捕手としても打者としても傑出した数字を残しています。
3位の門田博光は567本塁打。1970年から1992年まで現役を続け、40歳を超えても長距離打者として活躍しました。
王、野村、門田の3人はいずれも長い現役期間を持ち、異なる時代のプロ野球で本塁打を量産した選手です。
現役最多は中村剛也の482本2026年シーズン終了時点で、現役選手の通算本塁打1位は中村剛也です。
| 現役順位 | 選手 | 通算本塁打 |
|---|---|---|
| 1位 | 中村剛也 | 482本 |
| 2位 | 浅村栄斗 | 315本 |
| 3位 | 山田哲人 | 313本 |
| 4位 | 坂本勇人 | 303本 |
| 5位 | 丸佳浩 | 292本 |
中村剛也は通算482本で、歴代ランキングでも10位に入っています。
現役選手の中では2位の浅村栄斗に167本差をつけており、長距離打者としての実績が際立っています。
一方、浅村栄斗と山田哲人は300本を超えており、坂本勇人も303本を記録しています。
現役選手の本塁打ランキングでは、長距離打者としての実績だけでなく、今後どこまで通算数字を伸ばせるかも注目点です。
【歴代通算安打ランキング】張本勲3085本と現役・坂本勇人を比較
通算安打は、長い現役生活と安定した打撃力を評価するうえで重要な記録です。
2026年終了時点のNPB公式ランキングでは、張本勲が3085本でトップを維持しています。
歴代通算安打ランキングTOP101位:張本勲 3085本
2位:野村克也 2901本
3位:王貞治 2786本
4位:門田博光 2566本
5位:衣笠祥雄 2543本
5位:福本豊 2543本
7位:金本知憲 2539本
8位:立浪和義 2480本
9位:坂本勇人 2474本
10位:長嶋茂雄 2471本
張本勲の3085安打は、NPBの歴代通算安打記録における唯一の3000本超えです。
本塁打868本の王貞治も2786安打を記録していますが、安打部門では張本が上回っています。
これは打者としての評価を本塁打だけで判断できないことを示す好例です。
現役選手の通算安打1位は坂本勇人現役選手の通算安打ランキングでは、坂本勇人が2474本でトップです。
2026年シーズン終了時点の上位選手は次のとおりです。
1位:坂本勇人 2474本
2位:栗山巧 2152本
3位:浅村栄斗 2105本
4位:大島洋平 2079本
5位:丸佳浩 1956本
6位:菊池涼介 1898本
7位:中村剛也 1844本
8位:秋山翔吾 1812本
9位:柳田悠岐 1755本
10位:山田哲人 1658本
坂本勇人は2007年から2026年までの通算2339試合で2474安打を記録しています。
歴代ランキングでも9位に位置しており、現役選手の中では突出した実績です。
また、浅村栄斗と大島洋平も2000安打を超えています。
通算安打は出場機会に大きく左右されるため、打撃技術だけでなく、故障を避けながら長期間レギュラーとして出場できるかどうかも重要です。
通算安打と通算本塁打は評価する能力が違う通算安打はコンタクト能力、選球眼、打席数、出場期間などの影響を受けます。
一方、通算本塁打は長打力や打球の強さが大きな要素です。
例えば、王貞治は通算本塁打で歴代1位ですが、安打では3位です。張本勲は安打で歴代1位ながら、本塁打は504本で歴代7位です。
この違いからも、打者の価値は単一のランキングでは測れないことが分かります。
【歴代最多勝利・奪三振ランキング】金田正一の400勝と4490奪三振
投手の通算記録を語る際に欠かせないのが金田正一です。
1950年から1969年まで国鉄などで活躍し、通算400勝、4490奪三振を達成しました。
歴代通算勝利数ランキングTOP101位:金田正一 400勝
2位:米田哲也 350勝
3位:小山正明 320勝
4位:鈴木啓示 317勝
5位:別所毅彦 310勝
6位:スタルヒン 303勝
7位:山田久志 284勝
8位:稲尾和久 276勝
9位:梶本隆夫 254勝
10位:東尾修 251勝
金田正一の400勝は、2位の米田哲也より50勝多い数字です。
さらに金田は通算944試合に登板し、298敗を記録しています。
勝利数だけでなく、投手としての登板数や投球回も歴史的な水準に達していました。
歴代通算奪三振ランキングTOP101位:金田正一 4490個
2位:米田哲也 3388個
3位:小山正明 3159個
4位:鈴木啓示 3061個
5位:江夏豊 2987個
6位:梶本隆夫 2945個
7位:工藤公康 2859個
8位:稲尾和久 2574個
9位:三浦大輔 2481個
10位:村田兆治 2363個
金田の4490奪三振は、2位に1102個の差をつけています。
特筆すべきなのは、金田が通算5526回2/3を投げていることです。
長いイニングを投げ続けることができた時代背景もありますが、それだけ多くの打者と対戦し、アウトを積み重ねてきた結果です。
2026年の現役投手では誰がトップなのか2026年終了時点の現役選手の通算勝利ランキングでは、石川雅規が188勝で1位です。
続く2位は岸孝之の175勝、3位は涌井秀章の170勝です。
一方、通算奪三振では岸孝之が2250個で1位。2位は涌井秀章の2131個、3位は則本昂大の1847個となっています。
つまり、勝利数と奪三振では首位の投手が異なります。
岸は通算勝利でも2位、通算奪三振では1位という安定した実績を残しています。
なお、石川雅規は2026年度の現役選手記録に含まれる選手として集計されています。シーズン終了後の引退・退団などによる登録状況とは区別して見る必要があります。
【プロ野球シーズン記録】本塁打60本・安打216本・勝利42・奪三振401
通算記録と並んで注目されるのが、1シーズンでどこまで数字を伸ばしたかを示すシーズン記録です。
NPB公式の2026年終了時点の記録では、各部門に時代を代表する選手が名を連ねています。
シーズン最多本塁打はバレンティンの60本プロ野球のシーズン最多本塁打は、2013年のバレンティンが記録した60本です。
上位の記録は次のとおりです。
- 1位:バレンティン 60本(2013年)
- 2位:村上宗隆 56本(2022年)
- 3位:王貞治 55本(1964年)
- 3位:ローズ 55本(2001年)
- 3位:カブレラ 55本(2002年)
- 6位:バース 54本(1985年)
バレンティンは2013年に130試合で60本塁打を記録しました。
2位の村上宗隆は2022年に141試合で56本を達成しています。
王貞治の55本は長く象徴的な数字として語られてきましたが、バレンティンと村上が記録を塗り替え、現在の歴代上位に位置しています。
シーズン最多安打は秋山翔吾の216本安打部門のシーズン最高記録は、秋山翔吾が2015年に記録した216本です。
2位はマートンの214本、3位はイチローの210本となっています。
秋山は2015年に143試合で216安打を達成しました。
イチローは1994年に130試合で210安打を記録しており、試合数の異なる時代でも非常に高い安打生産力を示しました。
シーズン最多勝利は42勝で2人が並ぶ投手のシーズン最多勝利は42勝です。
1939年のスタルヒンと1961年の稲尾和久が記録しています。
現代の先発投手の登板間隔や投球管理を考えると、年間42勝という数字がどれほど特別なものかが分かります。
シーズン最多奪三振は江夏豊の401個シーズン最多奪三振は、1968年の江夏豊による401個です。
同年の投球回は329回でした。
2位は1961年の稲尾和久の353個、3位は1955年の金田正一の350個です。
現在は先発投手の登板間隔や救援投手への分業が進んでいるため、過去のように年間300イニング以上を投げる機会は少なくなっています。
そのため、シーズン奪三振記録は単純な投球技術だけでなく、登板機会や投球回数にも大きく左右されます。
【プロ野球記録の見方】昔の記録と現代の記録は単純比較できる?
プロ野球の歴代ランキングを見る際に注意したいのが、時代による競技環境の違いです。
記録の数字自体は公式に残されていますが、その数字を生み出した条件は必ずしも同じではありません。
1. 試合数と出場機会の違いプロ野球は時代によって年間試合数が異なります。
現在の143試合制を基本とする時期と、130試合前後だった時代では、年間の打席数や投手の登板機会に違いがあります。
そのため、通算本塁打や通算安打を比較するときには、現役期間や試合数も確認する必要があります。
2. 投手の分業化による影響金田正一や稲尾和久が活躍した時代は、先発投手が長いイニングを投げるケースが多くありました。
現代は先発・中継ぎ・抑えの役割が明確になり、投手の登板管理も変化しています。
その結果、通算勝利やシーズン最多奪三振のような数字は、過去の投手と現代の投手を単純に比較しにくい側面があります。
3. 通算記録とシーズン記録は別の価値を持つ通算記録は長期間にわたる安定性と継続性を評価する数字です。
一方、シーズン記録は短期間でどれほど高いパフォーマンスを発揮したかを示します。
王貞治の868本塁打とバレンティンの60本塁打は、どちらも本塁打の偉大な記録ですが、評価している能力の側面は異なります。
記録を正しく理解するには、通算と単年の数字を分けて考えることが大切です。
【プロの結論】2026年のプロ野球記録で注目すべき選手と数字
2026年終了時点のNPB公式記録を整理すると、歴代の偉業と現役選手の記録には明確な違いがあります。
王貞治の868本塁打、張本勲の3085安打、金田正一の400勝・4490奪三振、福本豊の1065盗塁は、いずれも長いプロ野球の歴史を象徴する数字です。
一方、現役選手にも坂本勇人、中村剛也、岸孝之など、歴代ランキング上位に食い込む選手がいます。
特に注目したいのは次の4点です。
- 長距離打者の基準:中村剛也の482本塁打は、現役最多で歴代10位。
- 安打製造能力の基準:坂本勇人の2474安打は、現役最多で歴代9位。
- 投手の継続性:石川雅規の188勝は、2026年度の現役選手ランキングでトップ。
- 奪三振能力の基準:岸孝之の2250奪三振は、現役最多で歴代13位。
記録を比較するときは、単純な順位だけでなく、現役期間、試合数、投球回、時代背景なども合わせて見ると、選手の実績をより正確に理解できます。
【プロ野球記録】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:プロ野球で通算本塁打が最も多い選手は誰ですか?
A1:王貞治です。1959年から1980年までに868本塁打を記録しました。2026年シーズン終了時点でもNPB歴代1位です。
Q2:プロ野球の歴代通算安打1位は誰ですか?
A2:張本勲です。通算3085安打を記録し、2位の野村克也の2901安打を184本上回っています。
Q3:プロ野球で通算400勝を達成した選手は誰ですか?
A3:金田正一です。1950年から1969年までの現役生活で400勝を達成しました。NPBの歴代最多勝記録です。
Q4:プロ野球の歴代最多奪三振記録は何個ですか?
A4:金田正一の4490個です。2位の米田哲也の3388個を1102個上回っています。
Q5:現役選手で通算本塁打が最も多いのは誰ですか?
A5:2026年シーズン終了時点では中村剛也です。通算482本塁打を記録しています。
Q6:プロ野球のシーズン最多本塁打は何本ですか?
A6:バレンティンが2013年に記録した60本です。2026年シーズン終了時点でもNPBの歴代最高記録です。
Q7:福本豊の通算盗塁はいくつですか?
A7:1065個です。2位の広瀬叔功の596個を大きく上回る、NPB歴代最多記録です。
2026年シーズン終了時点のプロ野球記録を振り返ると、王貞治、張本勲、金田正一、福本豊という歴代の名選手が、それぞれの専門分野で圧倒的な数字を残していることが分かります。
特に王貞治の868本塁打、張本勲の3085安打、金田正一の400勝と4490奪三振は、現在も歴代1位を守り続けています。
一方、現役選手では中村剛也、坂本勇人、石川雅規、岸孝之らが通算記録の上位に位置しています。
今後のプロ野球では、単年のタイトル争いだけでなく、通算2000安打や300本塁打、150勝、2000奪三振といった節目の達成にも注目が集まります。
過去の偉業を知り、現役選手の数字を追いかけることで、プロ野球の歴史と現在の両方をより深く楽しめるはずです。
主な一次資料:日本野球機構(NPB)公式記録