2022年カタール大会における日本代表の登録メンバーは、GK3人、DF8人、MF11人、FW4人の計26人です。指揮を執ったのは森保一監督。日本にとっては7大会連続7度目のワールドカップ出場でした。
注目すべきは、メンバー構成の若返りです。日本サッカー協会(JFA)が大会前のメンバー発表時に公表した情報によると、26人のうち19人がワールドカップ初出場。過去の大会を経験していた選手は7人でした。
チームの中心には、主将を務めた吉田麻也、守備の経験が豊富な長友佑都、ボランチの遠藤航、攻撃を組み立てる鎌田大地らがいました。一方、三笘薫、堂安律、久保建英、前田大然など、スピードと個人技を武器にする選手もそろっていました。
単純に有名選手を集めたチームではなく、守備の安定性と攻撃への切り替えを両立させる構成だったことが、ドイツやスペインを破る結果につながりました。
【背番号一覧】日本代表26人をGK・DF・MF・FW別に完全整理

ここでは、JFAの最終登録メンバーとFIFAの公式大会登録資料を基に、2022年カタール大会の背番号をポジション別に整理します。
特に注意したいのは、背番号20です。当初は中山雄太に割り当てられていましたが、負傷離脱後、追加招集された町野修斗が引き継ぎました。以下は大会に出場した最終登録メンバーの一覧です。
GK(ゴールキーパー)3人最後尾を守るGKには、経験豊富な川島永嗣、権田修一、シュミット・ダニエルが選ばれました。
- 1番:川島永嗣
- 12番:権田修一
- 23番:シュミット・ダニエル
正GKとして大会を戦ったのは権田修一です。ドイツ戦やスペイン戦では、相手の強力な攻撃を受ける場面で重要な役割を担いました。
DF(ディフェンダー)8人最終ラインには、ベテランと海外クラブで経験を積んだ選手がそろいました。
- 2番:山根視来
- 3番:谷口彰悟
- 4番:板倉滉
- 5番:長友佑都
- 16番:冨安健洋
- 19番:酒井宏樹
- 22番:吉田麻也
- 26番:伊藤洋輝
キャプテンの吉田麻也を中心に、長友佑都や酒井宏樹が経験を生かす一方、板倉滉や冨安健洋など、対人守備とビルドアップに強みを持つ選手も選出されました。
MF(ミッドフィルダー)11人中盤は26人の中でも人数が多く、守備的な選手から攻撃的な選手まで幅広い構成でした。
- 6番:遠藤航
- 7番:柴崎岳
- 8番:堂安律
- 9番:三笘薫
- 10番:南野拓実
- 11番:久保建英
- 13番:守田英正
- 14番:伊東純也
- 15番:鎌田大地
- 17番:田中碧
- 24番:相馬勇紀
遠藤航と守田英正は中盤の守備とボール回収を担い、鎌田大地は攻撃の組み立てに関与。堂安律、三笘薫、伊東純也、久保建英らは、サイドや前線で相手の守備を崩す役割を期待されました。
FW(フォワード)4人前線には、異なるタイプの攻撃的選手が選ばれています。
- 18番:浅野拓磨
- 20番:町野修斗
- 21番:上田綺世
- 25番:前田大然
浅野拓磨はドイツ戦で決勝ゴールを決め、前田大然はスペイン戦やクロアチア戦でも存在感を示しました。町野修斗は負傷離脱による追加招集で大会メンバーに加わっています。
公式背番号・ポジション・選手の対応一覧出典:日本サッカー協会「FIFAワールドカップカタール2022 招集メンバー」、FIFA大会公式登録資料。ポジションはFIFAの登録区分に準拠。
【選考の理由】森保一監督が重視した組織力と選手の特徴
2022年11月1日に発表された日本代表メンバー26人は、森保一監督が約4年間かけて構築してきたチームの集大成でした。
JFAの大会前の報道資料によると、森保監督は選考に際して次のような考えを示しています。
「組織として個の力を出せる選手。ドーハの悲劇を歓喜に変えたい」
この発言から読み取れるのは、個人能力だけでなく、チーム全体の連動性を重視する選考方針です。
1. 海外での経験を持つ選手を中心に構成ドイツ、イングランド、スペイン、フランスなど、欧州のクラブでプレーする選手が多く選ばれました。
遠藤航、鎌田大地、堂安律、伊東純也、三笘薫らは、欧州の高い競争環境でプレーしていた選手です。ドイツやスペインの選手たちの特徴を理解し、国際試合の強度に対応できる点も強みでした。
2. ベテランと若手のバランス4大会連続出場となった長友佑都や、主将の吉田麻也、GK川島永嗣らが経験をもたらしました。
一方、三笘薫や久保建英、田中碧、板倉滉など、今後の日本代表を担う世代も数多く選出されました。19人がワールドカップ初出場という数字は、チームの世代交代が進んでいたことを示しています。
3. 試合途中から流れを変えられる選手層森保ジャパンの特徴として見逃せないのが、交代選手の質です。
ドイツ戦では後半から投入された堂安律と浅野拓磨が得点を記録。スペイン戦でも堂安律が同点ゴールを決め、三笘薫の折り返しから田中碧が逆転ゴールを奪いました。
先発メンバーだけでなく、試合の流れに応じて途中出場の選手が結果を残せることが、当時の日本代表の大きな武器でした。
【大会直前の異例の変更】中山雄太の負傷離脱と町野修斗の追加招集
カタール大会のメンバーを振り返る際、必ず確認しておきたいのが中山雄太と町野修斗の入れ替わりです。
2022年11月1日の発表時点では、中山雄太が26人の一人として選出されていました。しかし、大会開幕を目前に控えた11月2日、所属クラブのハダースフィールド・タウンで行われたサンダーランド戦で負傷しました。
中山雄太は右アキレス腱を負傷FIFAの当時の報道によると、中山は右足のアキレス腱を負傷し、手術が必要な状態となりました。所属クラブも11月3日に手術が必要になることを発表。カタール大会への出場は不可能となりました。
中山は左サイドバックやセンターバックなどをこなせる守備の選手であり、複数のポジションに対応できる点が森保監督の選考でも評価されていました。その離脱は、チームにとって痛手でした。
11月8日、町野修斗の追加招集が正式決定日本サッカー協会は2022年11月8日、中山雄太の不参加と町野修斗の追加招集を正式発表しました。
町野は当時、湘南ベルマーレに所属していたFWです。JFAの発表では、背番号は中山と同じ20番となりました。
この変更によって、最終的な登録メンバーは26人のまま維持されました。人数が27人になったわけではありません。
変更前:20番・中山雄太(負傷により不参加)
変更後:20番・町野修斗(追加招集)
ネット上で当時のメンバー一覧を調べると、中山雄太が載っている資料と町野修斗が載っている資料の両方が見つかることがあります。これは発表時期の違いによるもので、最終登録メンバーを確認する場合は町野修斗が正しい情報です。
【グループEの戦績】ドイツ・コスタリカ・スペインとの激闘
日本代表がカタール大会で所属したのはグループEです。対戦相手はドイツ、コスタリカ、スペイン。優勝経験国が2チーム含まれる厳しい組み合わせでした。
しかし、日本はドイツとスペインを相手に逆転勝利を収め、グループ首位で決勝トーナメントに進出しました。
第1戦:ドイツに2対1で歴史的逆転勝利2022年11月23日のドイツ戦は、日本代表の大会を象徴する一戦となりました。
前半にイルカイ・ギュンドアンのPKで先制を許した日本でしたが、後半に堂安律が同点ゴールを決め、続いて浅野拓磨が逆転ゴールを記録。最終スコアは2対1でした。
強豪ドイツに対し、後半の選手交代から試合の流れを変えたことは、森保監督の采配を象徴する出来事でした。
第2戦:コスタリカに0対1で敗戦11月27日のコスタリカ戦では、ドイツ戦の勝利に続く連勝が期待されました。
しかし、日本は相手の守備を崩し切れず、81分にケイシェル・フジェルのゴールを許して0対1で敗れました。
この敗戦によってグループ突破の行方は最終戦に持ち越され、日本代表はスペイン戦で結果を残す必要に迫られました。
第3戦:スペインを2対1で撃破し首位通過12月1日(日本時間12月2日)のスペイン戦は、カタール大会でも特に印象的な試合です。
前半にアルバロ・モラタのゴールで先制された日本でしたが、後半に堂安律が強烈なシュートで同点に追いつきます。
さらに三笘薫がゴールライン際でボールを折り返し、田中碧が押し込んで逆転。最終的に2対1でスペインに勝利しました。
この結果、日本はグループEを2勝1敗の勝ち点6で首位通過。ドイツとスペインという優勝経験国をともに破る結果となりました。
決勝トーナメント1回戦:クロアチアにPK戦で敗退決勝トーナメント1回戦の相手は、前回2018年ロシア大会準優勝のクロアチアでした。
日本は前田大然のゴールで先制しましたが、後半にイバン・ペリシッチに同点ゴールを許します。延長戦でも決着がつかず、PK戦へ進みました。
結果は1対1、PK戦1対3。日本はベスト16で大会を終えました。
JFAの大会記録では、日本の最終順位は9位です。ベスト8進出には届かなかったものの、グループ首位通過と優勝経験国への勝利は、カタール大会の大きな成果として記録されています。
【2026年最新】2022年日本代表メンバーの現在と新旧メンバー比較
2026年11月4日現在、日本代表は森保一監督のもとで新しい世代を加えながら活動を続けています。
JFAが同日に発表した最新の招集メンバーは、11月14日のブラジル戦、11月17日のパラグアイ戦に向けた28人です。2022年カタール大会の最終登録26人とは異なる、現在の代表活動に向けたメンバー構成です。
2026年11月の日本代表で招集された主な選手2026年11月の招集メンバーには、次のような選手が名を連ねています。
- GK:早川友基、小久保玲央ブライアン、鈴木彩艶
- DF:板倉滉、渡辺剛、町田浩樹、伊藤洋輝、瀬古歩夢、中野就斗、菅原由勢、鈴木淳之介
- MF・FW:伊東純也、南野拓実、鎌田大地、坂元達裕、相馬勇紀、小川航基、前田大然、堂安律、田中碧、中村敬斗、佐野海舟、久保建英、鈴木唯人、松木玖生、佐野航大、福田師王、後藤啓介
福田師王は今回がA代表初招集です。また、南野拓実や町田浩樹らは負傷からの復帰を経て代表に戻りました。
2022年と2026年の共通メンバーは誰?2022年のカタール大会最終登録メンバーと、2026年11月の招集メンバーを比較すると、次の10人が共通しています。
- 板倉滉
- 伊藤洋輝
- 伊東純也
- 南野拓実
- 鎌田大地
- 相馬勇紀
- 前田大然
- 堂安律
- 田中碧
- 久保建英
4年前の大会で経験を積んだ選手たちが、2026年の代表でも引き続き招集されていることが分かります。
一方、GKでは鈴木彩艶、早川友基、小久保玲央ブライアンらが現在の代表を構成。DFにも渡辺剛、町田浩樹、瀬古歩夢らが加わり、選手層は変化しています。
2022年と2026年の違いは世代交代と選手層2022年のチームは、吉田麻也、長友佑都、川島永嗣ら経験豊富な選手と、三笘薫、久保建英、堂安律ら若い攻撃陣が融合したチームでした。
2026年11月の代表では、2022年から継続している選手が攻撃の中心を担う一方、新しいGKやDF、若手の攻撃的選手が加わっています。
なお、2026年11月の28人は親善試合向けの招集メンバーです。今回選ばれなかった選手が代表を引退した、あるいは今後の招集対象から外れたという意味ではありません。
2022年当時の26人と現在の28人を比較する場合は、大会登録メンバーと特定の試合に向けた招集メンバーという違いも理解しておく必要があります。
【よくある誤解を解消】カタール大会の日本代表について知っておきたいこと
過去のワールドカップメンバーを調べる際には、発表時点の情報と最終的な登録情報が混同されることがあります。特に次の3点は押さえておきたいポイントです。
1. 中山雄太は最終登録メンバーではない
11月1日の発表時には選出されましたが、負傷によって大会を欠場しました。最終的に背番号20を引き継いだのは町野修斗です。
2. 日本はベスト8ではなくベスト16で敗退した
ドイツとスペインを破ってグループEを首位通過したものの、クロアチアとの決勝トーナメント1回戦でPK戦に敗れています。ベスト8進出は果たしていません。
3. 26人全員が大会で試合に出場したわけではない
登録メンバーと実際にピッチに立った選手は別です。例えば町野修斗は大会登録メンバーに入りましたが、試合出場はありませんでした。メンバー表に名前があることと、試合に出場したことを混同しないようにしましょう。
【前回ワールドカップ日本代表2022メンバー】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2022年カタールワールドカップの日本代表は何人でしたか?
A1:最終登録は26人です。GK3人、DF8人、MF11人、FW4人で構成されていました。
Q2:2022年の日本代表で背番号10を着けていた選手は誰ですか?
A2:南野拓実です。2022年大会では背番号10を着けて出場しました。
Q3:三笘薫と堂安律の背番号は何番でしたか?
A3:三笘薫は9番、堂安律は8番でした。スペイン戦では堂安が同点ゴールを決め、三笘の折り返しから田中碧が逆転ゴールを記録しました。
Q4:中山雄太の代わりに招集された選手は誰ですか?
A4:湘南ベルマーレに所属していた町野修斗です。2022年11月8日に追加招集が発表され、背番号20を引き継ぎました。
Q5:2022年の日本代表はワールドカップで何位でしたか?
A5:JFAの大会記録では最終順位9位です。グループEを首位通過し、決勝トーナメント1回戦でクロアチアにPK戦の末に敗れました。
Q6:2022年の日本代表で2026年も招集されている選手はいますか?
A6:います。2026年11月4日発表の招集メンバーには、板倉滉、伊藤洋輝、伊東純也、南野拓実、鎌田大地、相馬勇紀、前田大然、堂安律、田中碧、久保建英が含まれています。
Q7:2022年の日本代表はドイツとスペインの両方に勝ったのですか?
A7:はい。ドイツには2対1、スペインにも2対1で勝利しました。一方、コスタリカには0対1で敗れています。
2022年カタールワールドカップの日本代表は、森保一監督が率いた26人のチームでした。川島永嗣、吉田麻也、長友佑都らの経験と、三笘薫、堂安律、久保建英らの個性が組み合わさった世代です。
大会直前には中山雄太が右アキレス腱の負傷で離脱し、町野修斗が追加招集される変更もありました。最終的な背番号20は町野修斗です。
大会ではドイツとスペインを撃破し、グループEを首位で突破。クロアチアとのPK戦で敗れ、目標だったベスト8には届きませんでしたが、日本サッカーの歴史に残る大会となりました。
2026年11月現在も、堂安律、久保建英、伊東純也、南野拓実らは日本代表に招集されています。2022年のメンバーを知ることは、現在の日本代表がどのような選手たちによって築かれてきたのかを理解するうえでも重要です。
当時のメンバーを調べる際は、背番号だけでなく、最終登録時点の選手、負傷による変更、大会での実際の出場状況を分けて確認すると、カタール大会の全体像を正確に把握できます。