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【最終仕様を徹底解説】RX-0 ユニコーンガンダム Ver. TWC FINALとカトキハジメの特別装飾

桜庭 準 桜庭 準 • 更新: • 公開: • 読了約 12 分
目次

展示終了を前に、立像は最後の特別仕様へと姿を変えた。それが「RX-0 ユニコーンガンダム Ver. TWC FINAL」だ。

2026年6月20日から8月31日まで実施されたこの企画では、メカニカルデザイナーのカトキハジメ氏がデザインした特別装飾が追加された。約9年間にわたって足を運んだファンや来場者への感謝を込めた、フィナーレ限定の姿だった。

カトキハジメによる特別デカール装飾とは?

カトキハジメ氏は、『機動戦士ガンダムUC』のメカニカルデザインにも携わったデザイナー。今回の特別仕様では、立像の各所に新しいマーキングが加えられ、通常のRX-0 ユニコーンガンダム Ver. TWCとは異なる最終展示仕様に仕上げられた。

ここで重要なのは、最終仕様が新しい機体を別途設置したものではなく、既存の実物大立像に特別なデカール装飾を施したものだということ。基本となる造形や変身ギミックを引き継ぎながら、展示の最後を飾る外観に変更された。

また、「TWC」は「Tokyo Waterfront City」の略称。東京臨海副都心を表す名称であり、立像の仕様名にもお台場という設置場所とのつながりが込められていた。

最終仕様を再現したガンプラも登場

立像の展示終了に合わせ、記念商品として「メガサイズモデル 1/48 ガンダムベース限定 RX-0 ユニコーンガンダム Ver. TWC FINAL」も発表された。


メガサイズモデル 1/48 RX-0 ユニコーンガンダム Ver. TWC FINAL

ガンダムベース限定商品
- 予約開始:2026年8月31日
- 価格:14,300円(税込)
- 発送予定:2027年3月
- カトキハジメ氏の特別装飾を再現したマーキングシール付き

頭部には発光を再現するLEDユニットを搭載でき、サイコフレームやビーム・サーベルのエフェクトにはクリアパーツを採用。実物大立像の最終仕様を模型として楽しめる内容になっている。

ただし、これはあくまで記念ガンプラであり、実物大立像の移設や再展示を意味するものではない。現地で見られなくなった立像の最終仕様を手元に残すための別の商品として位置付けたい。

【WALL-G特別映像とファイナルセレモニー】澤野弘之・SennaRinが届けた最後のステージ

実物大ユニコーンガンダム立像

展示終了に向けた最大の見どころが、2026年8月22日から31日までの10日間限定で上映された特別映像「UNICORN GUNDAM Statue ― BEYOND POSSIBILITY ―」だった。

立像とダイバーシティ東京 プラザの壁面映像演出「WALL-G」が連動する構成で、立像の存在感とアニメーションの映像表現を組み合わせたフィナーレ企画となった。

WALL-G「BEYOND POSSIBILITY」の見どころ

WALL-Gは、建物の壁面を大型スクリーンとして利用し、立像と映像を組み合わせる演出だ。

今回の「BEYOND POSSIBILITY」は、展示終了を迎える立像のために用意された特別映像。8月22日から最終日の8月31日までという限られた期間だけ公開された。

特別映像だけでなく、夜の演出には次のようなプログラムも用意されていた。

- 19:00 「MidNight CHA CHA」
- 19:30 「機動戦士ガンダムUC SPECIAL MOVIE」Ver.2.0
- 20:00 「UNICORN GUNDAM Statue ― BEYOND POSSIBILITY ―」
- 20:30 復刻映像「翔べ!ガンダム 2017」
- 21:00 「機動戦士ガンダムUC ペルフェクティビリティ」
- 21:30 「GUNDAM:BEYOND」

映像作品の内容も多彩で、初代『機動戦士ガンダム』のオープニング映像を再構成した作品や、『機動戦士ガンダムUC』のバナージとユニコーンガンダムを描く特別映像などが含まれていた。

8月29日のファイナルセレモニーに澤野弘之とSennaRinが出演

2026年8月29日には、展示終了を記念する「実物大ユニコーンガンダム立像 ファイナルセレモニー」が開催された。開催時間は19時30分から。MCは声優の大河元気さんが務めた。

スペシャルライブに登場したのは、ガンダムシリーズの音楽を手掛けてきた澤野弘之さんと、アーティストのSennaRinさんだ。

澤野さんは『機動戦士ガンダムUC』『機動戦士ガンダムNT』『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』などの音楽を担当してきた作曲家・音楽プロデューサー。SennaRinさんも『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』の挿入歌を担当している。

ライブで披露された楽曲

当日のスペシャルライブでは、次の楽曲が披露された。

- 「yet.」
- 「ENDROLL」
- 「Cage enD」

特に注目されたのが「Cage enD」だ。立像のテーマソングとして知られる「Cage」を、この日のためにリアレンジした特別バージョンである。

演奏に合わせて立像のサイコフレームの発光色が変化し、壁面には『機動戦士ガンダムUC』の映像が投影された。音楽、映像、実物大立像の光が一体になる演出は、約9年間の展示を締めくくる特別なステージとなった。

花火とバナージ役・内山昂輝のメッセージで締めくくり

セレモニー終盤には、立像の約9年間の歴史と『機動戦士ガンダムUC』の映像を編集した「UNICORN GUNDAM Statue ― BEYOND POSSIBILITY ―」を上映。

映像が終わるタイミングで花火が打ち上がり、会場はフィナーレを迎えた。

加えて、最後にはサプライズとして、バナージ・リンクス役の内山昂輝さんと、ハロ役の広橋涼さんによる録り下ろしメッセージも流された。

立像そのものだけでなく、作品を支えてきた音楽や声優陣の参加によって、アニメ『機動戦士ガンダムUC』と現実のお台場の立像が結び付く演出になっていた。

【プロの結論】展示終了が示す実物大ガンダムプロジェクトの転換点

今回の展示終了で見逃せないのは、実物大ユニコーンガンダム立像が単なる大型モニュメントではなかったことだ。

約9年間にわたり、アニメ作品の世界観を現実の場所で体験できる観光資源として機能し、映像技術、可動ギミック、音楽イベント、商業施設の集客施策を結び付けてきた。

1. 巨大立像は設置するだけでは価値を維持できない

全高約19.7メートルの大型構造物に、可動機構、発光設備、映像連携を組み込むには、設置時の技術だけでなく、継続的な保守や運営体制も必要になる。

特にユニコーンガンダムの魅力は、固定された造形だけではなく、動きと光を含めた総合的な体験にあった。こうした設備を長期間運用することには、通常の展示物とは異なる難しさがある。

ただし、これは大型立像全般に関する構造的な分析であり、今回の展示終了理由として公式が発表した内容ではない。

2. お台場のガンダム文化にも節目が訪れた

お台場では2009年に初代実物大ガンダムが登場して以来、実物大ガンダムを現地で楽しむ文化が育ってきた。ユニコーンガンダム立像は、その流れを引き継ぐ存在だった。

今回の展示終了によって、お台場のフェスティバル広場で約9年間続いたユニコーンガンダムの展示にも区切りがついた。

一方、バンダイナムコグループは2029年のガンダム50周年に向け、新作映像やイベント、ガンダムランドマーク構想などを進めている。実物大立像という一つの展示形式が終了しても、ガンダムの世界を現実の場所で体験させる取り組み自体が終わったわけではない。

3. 展示終了・移設・解体は別々に判断する

今回のニュースを理解するうえで、最も大切なのは次の3つを区別することだ。

- 展示終了: 2026年8月31日で確定。
- 移設: 公式に発表された移設先はない。
- 解体・保管: その後の具体的な処置は公表情報から確認できない。

ファンにとっては、長年見慣れた景色が変わる寂しさもあるだろう。しかし、展示終了を理由に立像が廃棄された、あるいは特定の場所に移設されたと決め付ける必要はない。

今後の動向を追うなら、実物大ユニコーンガンダム立像公式サイト、バンダイナムコフィルムワークス、ガンダム公式の発表を優先するのが確実だ。

【実物大ユニコーンガンダム立像】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:実物大ユニコーンガンダム立像は現在もお台場で見られますか?
A1:いいえ。2026年8月31日をもってダイバーシティ東京 プラザ2階フェスティバル広場での展示は終了しました。2026年11月現在、従来の立像を現地で見学することはできません。

Q2:ユニコーンガンダム立像の展示終了理由は何ですか?
A2:2026年11月現在、終了を決定した具体的な理由は公式発表で明らかにされていません。老朽化や維持費、施設の事情などを確定した理由として扱うことはできません。

Q3:実物大ユニコーンガンダム立像の移設先はどこですか?
A3:公式に発表された移設先はありません。別の地域や施設への移設、再展示についても、確定した情報は公表されていません。

Q4:RX-0 ユニコーンガンダム Ver. TWC FINALとは何ですか?
A4:展示終了に向けて2026年6月20日から8月31日まで公開された最終装飾仕様です。カトキハジメ氏がデザインした特別なデカール装飾が施されました。

Q5:ファイナルセレモニーでは誰が出演しましたか?
A5:2026年8月29日に開催され、澤野弘之さんとSennaRinさんがスペシャルライブに出演しました。MCは声優の大河元気さんが担当し、内山昂輝さんと広橋涼さんの録り下ろしメッセージも披露されました。

Q6:ユニコーンモードからデストロイモードへの変身演出は終了しましたか?
A6:立像の展示終了に伴い、現地での変身演出も終了しました。2025年には一部不具合による停止期間がありましたが、その後、一部動作を除いて演出が再開されていました。

実物大ユニコーンガンダム立像は、2017年9月24日の竣工から2026年8月31日まで、約8年11カ月にわたりお台場の景色を彩ってきた。

最終展示では、カトキハジメ氏による特別デカールを施した「RX-0 ユニコーンガンダム Ver. TWC FINAL」が登場。加えて、WALL-G特別映像「UNICORN GUNDAM Statue ― BEYOND POSSIBILITY ―」、澤野弘之さんとSennaRinさんのライブを含むファイナルセレモニーによって、約9年間の歩みが締めくくられた。

2026年11月現在、展示終了は確定している一方、移設先や解体・保管の詳細、再展示の予定は公表されていない。終了理由についても具体的な説明は確認できない。

今回の出来事は、お台場における実物大ガンダム展示の一つの時代が終わったことを意味する。同時に、2029年のガンダム50周年へ向けた新しい展開が進むなかで、リアルな場所で作品の世界観を体験させる取り組みがどのように発展するのかにも注目したい。

お台場の風景から姿を消したユニコーンガンダム。しかし、最終仕様の記念商品やファイナルセレモニーの記録を通じて、その約9年間の歴史を振り返ることはできる。展示終了という節目を、ガンダムの新たな展開へとつながる転換点として捉えたい。

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