LINEを使っていると、友だち登録した覚えのない相手から突然メッセージが届いたり、「知り合いかも?」に見覚えのない名前が表示されたりすることがあります。自分の電話番号やLINE IDが知られているのではないか、アカウントが乗っ取られたのではないかと不安になる人も少なくありません。
実際には、電話番号やLINE IDによる友だち追加、共通の知人からの連絡先共有、同じグループへの参加など、LINEの仕組みによって知らない人と接点が生まれるケースがあります。一方、2026年現在、LINEを通じた投資詐欺や不審なグループへの勧誘にも注意が必要です。LINE公式ヘルプセンターと警察庁の情報をもとに、メッセージが届く理由から受信拒否、ブロック、通報まで具体的に解説します。
【原因を解説】LINEで知らない人からメッセージやトークが届く理由は?

知らない人からメッセージが届くからといって、必ずしもアカウントが不正アクセスされたわけではありません。
LINEには、電話番号やID、QRコードなど複数の友だち追加方法が用意されています。そのため、自分が相手を知らなくても、相手側が何らかの方法で自分のアカウントを見つけて連絡できる場合があります。
1.電話番号を使って友だち追加された代表的な原因が電話番号による友だち追加です。
LINEでは、相手が自分の電話番号を知っている場合、電話番号を利用して友だち追加できます。
例えば、次のようなケースが考えられます。
- 過去に登録していた電話番号が別の人に再割り当てされた
- 古い連絡先情報が相手のスマートフォンに残っている
- 仕事やサービスの利用を通じて電話番号が共有されていた
- 自分の電話番号を知っている人がLINEで検索した
特に注意したいのが、電話番号の変更や再利用です。
以前の電話番号を知っていた人が、現在その番号を利用している別の人物を友だちに追加する可能性があります。
2.LINE IDを検索して友だち追加されたLINE IDを設定している場合、相手がそのIDを知っていれば検索によって友だち追加できる場合があります。
LINE公式ヘルプセンターによると、LINE IDはアカウント登録時には未設定で、設定しなくてもLINEを利用できます。
また、ID検索による友だち追加には、18歳以上で年齢確認が完了していることなどの条件があります。
SNSのプロフィールや掲示板、ブログなどにLINE IDを公開している場合、面識のない人に見つけられるきっかけになることがあります。
3.「知り合いかも?」から追加された「知り合いかも?」は、知らない人からメッセージが届く原因を理解するうえで重要な機能です。
LINE公式ヘルプセンターでは、主に次のような場合に相手が表示されると説明しています。
- 相手が自分を友だちに追加した
- 自分と友だちである可能性がある相手が存在する
つまり、相手が自分を友だちに追加していても、自分は相手を追加していないという状況が発生します。
この場合、相手の名前に心当たりがなくても「知り合いかも?」に表示されることがあります。
また、表示された理由が分かる場合と分からない場合がある点にも注意が必要です。
4.共通の友だちから連絡先を共有された意外と見落としやすいのが、第三者による連絡先の共有です。
例えば、友人Aが友人Bに自分のLINE連絡先を送信し、友人Bがそこから自分を友だち追加するケースがあります。
この場合、自分と友人Bに直接の面識がなくても、LINE上では友だち追加が成立します。
本人がLINE IDや電話番号を公開していなくても、別の人を経由してアカウントが伝わる可能性があるわけです。
5.同じグループに参加しているLINEのグループも、知らない人と接点が生まれる理由の一つです。
仕事関係、地域活動、学校関係、趣味の集まりなど、複数人が参加するグループでは、直接面識のない人と同じ空間を共有することがあります。
また、共通グループの参加者があなたのプロフィールを確認し、友だち追加する可能性もあります。
6.QRコードや招待リンクから追加されたLINEではQRコードや招待リンクを使った友だち追加も可能です。
以前、SNSやウェブサイトなどに掲載したQRコードや追加用URLが第三者に共有されていれば、想定していない相手から追加される可能性があります。
過去に公開したQRコードを使われたくない場合は、マイQRコードを更新する方法もあります。
【原因と仕組みを比較】LINEの「知り合いかも?」と知らない人からのトークの関係
知らない人からメッセージが届く理由を整理すると、重要なのは「相手が自分を見つけた経路」と「実際にメッセージを受信できる状態かどうか」を分けて考えることです。
| 仕組み・機能 | 知らない人とつながる理由 | 確認・対策 |
|---|---|---|
| 電話番号検索 | 電話番号を知っている人が追加する | 友だちへの追加を許可をオフ |
| LINE ID検索 | IDを知っている人が検索する | IDによる友だち追加を許可をオフ |
| 知り合いかも? | 相手が先に自分を追加している | 相手を確認してブロック |
| 連絡先共有 | 共通の友人がアカウントを紹介する | 知らない相手は追加しない |
| QRコード・URL | 公開済みの情報から追加される | QRコードやURLを更新 |
| 共通グループ | 同じグループの参加者と接点ができる | 不審な相手をブロック・通報 |
| オープンチャット | 公開された交流の場で接点ができる | 不審な投稿や参加者を通報 |
この表から分かるように、友だち追加の経路は一つではありません。
また、相手が自分を友だち追加したことと、自分が相手を友だち追加したことは別の問題です。
「知らない人が友だちに追加している」という状態だけで、アカウントの乗っ取りや情報漏えいが確定するわけではありません。
【設定方法を解説】LINEのメッセージ受信拒否をオンにする方法
知らない人からのメッセージを減らしたい場合、最初に確認したいのが「メッセージ受信拒否」です。
LINE公式ヘルプセンターが案内している設定で、友だち追加していない相手からの迷惑メッセージを防ぐために利用できます。
メッセージ受信拒否の設定手順スマートフォンのメイン端末では、次の手順で設定できます。
1. LINEアプリを開く。
2. 「ホーム」をタップする。
3. 画面右上の「設定」を開く。
4. 「プライバシー管理」を選択する。
5. 「メッセージ受信拒否」をオンにする。
これで、対象となる相手からのメッセージを受信しない設定になります。
iPadやAndroidのサブ端末でも、設定から「プライバシー管理」を開いて同じ項目を確認できます。
LINE IDによる友だち追加を許可しない方法LINE IDを使って知らない人から追加されることを防ぎたい場合は、ID検索の許可を見直しましょう。
設定手順は以下のとおりです。
1. LINEの「ホーム」を開く。
2. 「設定」をタップする。
3. 「プロフィール」を選択する。
4. 「IDによる友だち追加を許可」をオフにする。
この設定をオフにすると、相手が自分のLINE IDを検索して友だち追加することを防げます。
ただし、友人や家族からもID検索で追加してもらえなくなるため、必要に応じて使い分けましょう。
電話番号による友だち追加を拒否する方法電話番号を知られている相手から自動的に友だち追加されたくない場合は、別の設定が必要です。
操作手順は次のとおりです。
1. LINEの「ホーム」を開く。
2. 「設定」をタップする。
3. 「友だち」を選択する。
4. 「友だちへの追加を許可」をオフにする。
この設定によって、自分の電話番号をもとにした友だち追加を防止できます。
なお、「友だち自動追加」と「友だちへの追加を許可」は異なる機能です。
- 友だち自動追加: 自分のスマートフォンの連絡先をもとに友だちを追加する機能。
- 友だちへの追加を許可: 自分の電話番号を知っている相手からの追加を許可する機能。
知らない人からの追加を防ぎたい場合、後者の設定を確認することが大切です。
メッセージ受信拒否を設定したのに届くのはなぜ?ここは特に間違えやすいポイントです。
LINE公式ヘルプセンターによると、メッセージ受信拒否で拒否できるのは、基本的に「知り合いかも?」に表示されている相手からのメッセージです。
すでに友だちに追加されている相手からのメッセージは、この設定では拒否できません。
そのため、受信拒否をオンにしているのにメッセージが届く場合は、次の点を確認してください。
- 相手がすでに友だちになっていないか
- 相手が参加しているグループからの投稿ではないか
- オープンチャットからの通知ではないか
- 受信拒否の設定がオンになっているか
特に、友だちからの迷惑メッセージには個別のブロックが必要です。
【ブロック・通報の手順】知らない人や迷惑グループへの正しい対処法
不審なメッセージが届いた場合、無理に返信する必要はありません。
LINE公式ヘルプセンターも、知らない人からの不審な1対1トークや、意図せず追加されたグループ、オープンチャットについて、発言せずに通報するよう案内しています。
LINEで知らない人をブロックする方法友だちリストにいる相手をブロックする場合は、次の手順です。
1. LINEの「トーク」を開く。
2. 画面上部の「友だち」タブを選択する。
3. ブロックしたい相手の名前を長押しする。
4. 「ブロック」をタップする。
また、「知り合いかも?」に表示されている相手は、名前をタップしてプロフィールを開き、「ブロック」を選択する方法があります。
ブロックすると、その相手からのメッセージや通話を受信しなくなります。
なお、ブロックしたことが相手に通知されることはありません。
ブロック・非表示・削除の違い似たような機能ですが、実際の挙動は異なります。
| 機能 | 相手からのメッセージ | 友だちリスト | 元に戻せるか |
|---|---|---|---|
| 非表示 | 受信する | 表示されない | 可能 |
| ブロック | 受信しない | 表示されない | 可能 |
| 友だちリストから削除 | 受信する | 表示されない | 再追加が必要 |
知らない人から迷惑メッセージが届いているなら、単に非表示にするのではなく、ブロックを選ぶのが適切です。
削除は過去のトーク履歴にも影響するため、操作する前に違いを確認しておきましょう。
LINEの迷惑メッセージを通報する方法詐欺や迷惑行為が疑われる場合は、ブロックだけでなく通報も検討してください。
スマートフォンでは次の手順で通報できます。
1. 通報したいトークルームを開く。
2. 問題のあるメッセージを長押しする。
3. 「通報」をタップする。
4. 該当する通報理由を選択する。
5. 内容を確認し、「同意して送信」をタップする。
6. 必要に応じて相手をブロックする。
LINE公式ヘルプセンターによると、通報したことが相手に通知されることはありません。
また、通報時には選択したメッセージと前後9件のやり取りが送信されます。
LINE側は通報内容を確認し、利用規約違反と判断した場合には投稿の削除やアカウントの利用制限などを行います。
ただし、通報したからといって必ず相手のアカウントが停止されるわけではありません。
知らない人からグループ招待が届いた場合の対処法知らない人から突然グループに招待されるケースもあります。
まず理解しておきたいのは、LINEにはグループへの参加を任意にする仕組みがあることです。
招待を受けた場合、次のように対応できます。
1. LINEの「トーク」を開く。
2. 画面上部の「友だち」タブを選択する。
3. 「グループ」を開く。
4. 「招待されているグループ」を選択する。
5. 対象のグループを開く。
6. 「参加」または「拒否」を選択する。
不審なグループであれば、参加せずに拒否してください。
なお、グループの「友だちをグループに自動で追加」設定がオンの場合、招待された相手は自動的にグループへ参加します。
オフの場合は招待メッセージが届き、本人が参加か拒否を選択できます。
拒否してもグループ作成者には通知されません。ただし、招待中のアカウントとしてグループ側に表示が残る仕組みです。
LINEオープンチャットで迷惑行為を受けた場合オープンチャットは、通常の友だち同士のトークとは異なる交流の場です。
趣味や情報交換などを目的としたコミュニティですが、不適切な宣伝や勧誘、誹謗中傷などの問題が発生する場合もあります。
LINEでは、オープンチャットについても通報機能が用意されています。
例えば、次のような行為は注意が必要です。
- 投資グループへの執拗な勧誘
- 個人情報の掲載
- なりすまし
- 不審なウェブサイトへの誘導
- 商業宣伝や荒らし行為
- 誹謗中傷や脅迫
特定のメッセージを通報する場合は、その投稿を長押しして「通報」を選択します。
オープンチャット自体を通報する場合は、トークルーム上部のメニューから「設定」「通報」と進みます。
LINE公式ヘルプセンターによると、オープンチャット自体の通報では直近50件のメッセージが送信されます。
【2026年最新の詐欺対策】LINEの知らない人からの投資勧誘はどう見分ける?
知らない人からのメッセージで特に警戒したいのが、投資詐欺です。
LINE公式ヘルプセンターでも、LINEを通じて投資話を持ちかけ、お金をだまし取ろうとする詐欺への注意喚起が行われています。
警察庁も、SNSで接触した相手をLINEなどに誘導し、株式や暗号資産への投資を持ちかける手口を紹介しています。
警察庁が公表したSNS型投資詐欺の被害状況警察庁が2026年6月5日に公表した2025年の確定値によると、SNS型投資詐欺の認知件数と被害額は次のとおりです。
2025年の認知件数9,523件
前年比48.5%増
2025年の被害額1,288億円
前年比47.9%増
加えて、警察庁の公表資料では、最初の接触手段としてバナー広告が3,785件、ダイレクトメッセージが3,549件確認されています。
これらの手段が全体の約8割を占めました。
著名人の画像や動画を無断使用した広告、「必ずもうかる」「元本保証」といった表現も確認されています。
LINE投資詐欺によくある5つの特徴1.知らない人から突然投資話を持ちかけられる
面識のない相手が、株式投資や暗号資産の情報を無料で教えると連絡してくるケースです。
最初は日常会話を装い、徐々に投資の話へ誘導することもあります。
2.著名人や投資家を名乗る
有名な経済評論家や投資家、著名人になりすましたアカウントが、投資セミナーや特別なグループへの参加を勧めるケースがあります。
プロフィール画像や名前だけで本人だと判断してはいけません。
3.LINEの投資グループへ招待される
複数の参加者が利益を得ているように見せかけ、投資への参加を促す手口があります。
警察庁も、グループ内のサクラによる投稿や投資家を名乗る人物からの振込指示などを紹介しています。
4.必ずもうかる、元本保証などと説明する
投資に絶対的な利益保証はありません。
確実に利益が出る、損をすることはないと強調する勧誘には警戒してください。
5.出金時に手数料や追加費用を要求する
偽の投資サイトで利益が増えているように見せ、出金するための手数料や税金などの名目で追加送金を求める手口があります。
画面上に表示された利益が、本当に引き出せる資産であるとは限りません。
警察庁が紹介した実際の被害事例警察庁の2026年のSNS型投資詐欺に関する情報では、著名人を自称する人物や、そのアシスタントを名乗る人物とのSNS上のやり取りをきっかけに、約6,300万円をだまし取られた60代男性の事例が紹介されています。
また、投資グループに参加した50代女性が、グループ内の参加者を信用してしまい、合計1億円以上の被害に遭った事例も掲載されています。
これらの事例に共通しているのは、最初から大金を要求するのではなく、SNSでの交流やグループ内の情報を通じて信用させ、最終的に送金へ誘導している点です。
知らない人からメッセージが届いたときの安全対策不審なメッセージを受け取ったら、次の行動を徹底してください。
- 知らない相手には返信しない
- 不審なURLを開かない
- ファイルやアプリを安易にダウンロードしない
- LINE IDや電話番号などの個人情報を伝えない
- 銀行口座や暗号資産の送金をしない
- 相手をブロックし、必要に応じて通報する
すでに送金してしまった場合は、追加の送金を止め、金融機関と警察に相談してください。
警察相談専用電話は「#9110」、消費者ホットラインは「188」です。
【プロの結論】LINEで知らない人からのメッセージを防ぐための判断基準
ここまでの仕組みを踏まえると、知らない人からのメッセージに対しては、相手との関係性とメッセージの内容を分けて判断することが大切です。
ケース別に考える適切な対応ケース1:知り合いかもしれない相手
電話番号や共通の友人を通じて追加された可能性があります。心当たりがなければ、すぐに友だち追加せず、共通の知人など別の方法で確認するのが安全です。
ケース2:広告や投資の勧誘をしてくる相手
返信せず、リンクも開かずにブロック・通報を検討してください。特に利益保証や送金要求があれば、詐欺を疑うべきです。
ケース3:知らない人からグループに招待された
参加する必要はありません。招待内容を確認し、不審であれば拒否してください。
ケース4:同じ相手から何度も迷惑メッセージが届く
ブロックに加えて通報を行い、必要であれば警察にも相談してください。
優先して見直したい3つの設定1. 「メッセージ受信拒否」をオンにする。
2. 「IDによる友だち追加を許可」をオフにする。
3. 「友だちへの追加を許可」をオフにする。
この3つを見直すことで、知らない人からの接点を減らすことができます。
ただし、共通グループやすでに友だちになっている相手など、すべての経路を一括して遮断できるわけではありません。
自分の利用状況に合わせて、ブロックや通報も組み合わせる必要があります。
【よくある質問】LINEで知らない人からメッセージが届く理由と対処法
Q1:LINEで知らない人からメッセージが届くのはなぜですか?
電話番号やLINE IDによる友だち追加、共通の知人からの連絡先共有、同じグループへの参加、QRコードなどが主な理由です。相手が先に自分を友だち追加している場合もあります。
Q2:LINEの「知り合いかも?」に知らない人が表示されるのは危険ですか?
必ずしも危険ではありません。相手が電話番号やLINE IDなどから自分を追加した場合や、共通のグループに参加している場合などに表示されます。心当たりがなければ、無理に追加する必要はありません。
Q3:メッセージ受信拒否をオンにしているのに知らない人から届くのはなぜですか?
メッセージ受信拒否の対象は、主に「知り合いかも?」に表示されている相手です。すでに友だちになっている相手からのメッセージは拒否できません。相手との友だち関係やグループの状態を確認してください。
LINEで知らない人からメッセージが届く理由には、電話番号検索、LINE ID検索、連絡先共有、QRコード、共通グループなど、さまざまな仕組みが関係しています。
知らない人が「知り合いかも?」に表示されても、それだけでアカウントが乗っ取られたと判断する必要はありません。
一方、2026年現在はSNS型投資詐欺など、LINEを利用した悪質な勧誘にも注意が必要です。
特に覚えておきたい対策は次の4つです。
- メッセージ受信拒否をオンにする
- 電話番号とLINE IDによる友だち追加の許可を見直す
- 不審な相手はブロックする
- 迷惑メッセージや詐欺が疑われる投稿は通報する
LINEは日常生活や仕事で欠かせない連絡手段だからこそ、便利な友だち追加機能とプライバシー設定の両方を理解しておくことが大切です。
知らない人からメッセージが届いたときは、焦って返信せず、相手の情報と内容を確認してから適切に対処しましょう。