大谷翔平選手の愛犬として世界中の野球ファンに知られる「デコピン」。英語では「デコイ(Decoy)」と呼ばれるこの犬は、オランダ原産の珍しい犬種、コーイケルホンディエです。2023年11月に大谷選手とともにテレビ番組に登場して以来、ドジャース入団会見での名前発表、2024年のドジャースタジアムでの始球式など、数々の話題を生み出してきました。
2026年には、野球記者から贈られたMVD(Most Valuable Dog)受賞に加え、大谷選手との共著絵本『Decoy Saves Opening Day』も発売。単なる有名選手のペットという枠を超え、MLBを象徴する人気者になっています。犬種の特徴や名前に隠された意味、始球式の舞台裏、2026年11月時点で確認できる最新情報まで、時系列に沿って整理します。
【プロフィール】大谷翔平の犬はデコピン!英語名はデコイ

大谷翔平選手の愛犬は、一般に「デコピン」と呼ばれています。アメリカでは「Decoy(デコイ)」という名前でも親しまれており、どちらも同じ犬を指しています。
デコピンが初めて広く注目されたのは、2023年11月。大谷選手が2度目のアメリカン・リーグMVPを受賞した際、MLBネットワークのインタビューに愛犬と一緒に登場したことがきっかけでした。
大谷選手の隣で落ち着いて座る茶色と白の犬の姿は、世界中のファンの関心を集めました。しかし、この時点では犬種こそ判明していたものの、名前は明かされていませんでした。
その後、2023年12月14日(日本時間15日)のドジャース入団会見で、ついに名前が公表されます。大谷選手は犬の名前を「デコピン」と説明し、アメリカでは発音しやすい「デコイ」と紹介していることも明かしました。
当時は大谷選手の移籍先を巡る報道が過熱していた時期です。愛犬の名前まで球団選択のヒントではないかと注目されていましたが、実際には名前そのものが話題の中心になっていました。
デコピンの基本プロフィール- 名前:デコピン
- 英語名:Decoy(デコイ)
- 飼い主:大谷翔平選手
- 犬種:コーイケルホンディエ
- 原産国:オランダ
- 特徴:白地にオレンジレッドの斑、耳の飾り毛、ふさふさした尾
- 主な話題:2024年の始球式、2026年のMVD受賞、絵本デビュー
なお、デコピンの正確な誕生日や詳細な健康情報など、日常生活に関するすべての情報が公開されているわけではありません。公式に確認できるプロフィールと、一般的な犬種の特徴は分けて理解する必要があります。
【犬種を解説】コーイケルホンディエはオランダ原産!性格や特徴は?
デコピンの犬種は、正式名称を「Nederlandse Kooikerhondje(ネーデルランド・コーイケルホンディエ)」といいます。日本ではコーイケルホンディエと呼ばれ、オランダを原産とする小型のスポーティング・ドッグです。
一般社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)の犬種紹介でも、原産国はオランダと明記されています。FCI(国際畜犬連盟)の犬種分類では、第8グループのレトリーバー、フラッシング・ドッグ、ウォーター・ドッグに属しています。
もともとはカモ猟を手伝う作業犬だったコーイケルホンディエの歴史を知ると、デコピンの英語名である「Decoy」との興味深い共通点が見えてきます。
この犬種は、もともとオランダのカモ猟で活躍していました。水辺に設けられたカモの捕獲施設で、犬が白い飾り毛のある尾を振りながら動き、カモの好奇心を刺激して捕獲場所へ誘導する役割を担っていたのです。
つまり、単に鳥を追いかける犬ではなく、人間と協力しながら仕事をする能力を持った犬種でした。
第二次世界大戦中には頭数が大きく減少しましたが、1942年にオランダの愛犬家であるヴァン・ハルデンブルック・ファン・アムステルストル男爵夫人が再興に取り組みました。その後、1971年にオランダのケネルクラブで正式に公認されています。
コーイケルホンディエの性格は?JKCが示す犬種標準では、陽気で機敏、自信にあふれ、忠実で友好的な性格が特徴とされています。
一方、オランダの動物福祉情報機関LICGは、飼い主への愛着が強く、繊細で、知らない人には慎重な面があると説明しています。活動的で運動量も必要なため、見た目のかわいらしさだけで飼育のしやすさを判断できる犬種ではありません。
主な特徴を整理すると、次のとおりです。
- 知能:学習能力が高く、人との共同作業を得意とする。
- 運動能力:機敏でスタミナがあり、屋外で活動することを好む。
- 飼い主との関係:飼い主への愛着が強く、信頼関係を築きやすい。
- 警戒心:知らない人や環境に対して慎重になる場合がある。
- しつけ:一貫性のある優しいトレーニングが適している。
デコピンの画像を見ると、白をベースにした毛色にオレンジレッドの斑が入り、耳の先には黒い飾り毛が見られます。
これはコーイケルホンディエの典型的な外見です。JKCの犬種標準でも、耳先の黒い毛は「イヤリング」と呼ばれ、特徴の一つとして紹介されています。
また、尾には豊かな飾り毛があり、動くと軽やかに揺れます。デコピンの愛らしい姿は、この犬種ならではの外見的特徴とも重なっています。
大谷選手の愛犬として知られるようになったことで犬種自体への関心も高まりましたが、コーイケルホンディエを迎える場合は、十分な運動時間や社会化、繊細な気質への理解が欠かせません。
【名前の由来】デコピンとデコイは別の犬?ブリーダー命名説の真相
デコピンについて検索すると、必ずといってよいほど話題になるのが名前の由来です。「デコピン」と「デコイ」は別の名前なのか、ブリーダーが最初にデコイと名付けたのか、疑問を持つ人も少なくありません。
この疑問については、2023年12月のドジャース入団会見で大谷選手本人が説明しています。
「元々ディコイっていう名前があったので、まあそれに近い感じで選びました」
これは名前の由来についての大谷選手の説明です。つまり、もともとあった「Decoy」という呼び名に近い響きから、日本語の「デコピン」を選んだということです。
デコピンは日本語の「おでこを指ではじく」から日本語のデコピンとは、人差し指を親指に引っかけて、おでこを軽くはじく動作のことです。
大谷選手はアメリカの人にとって日本語の「デコピン」は発音しにくいと考え、英語では「Decoy」と紹介していると説明しました。
一方、英語の「decoy」には「おとり」という意味があります。コーイケルホンディエがカモをおびき寄せる仕事をしていた歴史とも、言葉の意味が重なります。
ただし、大谷選手が犬種の狩猟歴を理由に英語名を決めたと公表したわけではありません。本人が説明しているのは、もともとのDecoyという名前に近い響きからデコピンを選んだという点です。
ブリーダーがデコイと名付けたという説は?2023年の会見後、「もともとデコイという名前があった」という発言から、ブリーダーが命名したのではないかという推測も広まりました。
しかし、大谷選手の発言だけでは、最初に誰がその名前を付けたのかまでは分かりません。スポニチの報道でも、犬種の猟犬としての歴史と英語のDecoyという言葉の意味が紹介されています。
名前について整理すると、次のようになります。
- デコピン:大谷選手が公表した日本語の名前。
- デコイ:アメリカで使われる呼び名で、もともとあった名前。
- 名前の関係:デコイに近い響きからデコピンを選んだ。
- ブリーダー命名説:命名者については本人から具体的な説明がない。
したがって、デコピンとデコイは別の犬ではありません。呼び方が異なるだけで、どちらも大谷選手の愛犬を指しています。
【年表】大谷翔平とデコピンの出会いから2026年までの歩み
デコピンの話題は、2023年のMVP受賞時のテレビ出演から始まり、2024年の始球式、2025年の絵本発表、2026年のMVD受賞へと広がっていきました。
大谷選手との関係や、MLBでの話題を時系列で整理すると、次のようになります。
| 時期 | 出来事 | 関係・注目ポイント |
|---|---|---|
| 2023年11月 | 大谷選手のMVP受賞時にテレビ出演 | 愛犬の姿が世界的な話題に |
| 2023年12月 | ドジャース入団会見で名前を公表 | デコピンとDecoyの呼び方が判明 |
| 2024年8月28日 | ドジャースタジアムで始球式 | 大谷選手にボールを届ける大役を成功 |
| 2025年7月 | 大谷選手が絵本の共著を発表 | 『Decoy Saves Opening Day』を発表 |
| 2026年1月25日 | BBWAAアワードディナーでMVD受賞 | Most Valuable Dogの称号を獲得 |
| 2026年2月3日 | 共著絵本を発売 | ハーパーコリンズから全32ページの英語版を刊行 |
| 2026年5月14日 | MLB公式特集に登場 | デコピンの特注スパイクや過去の活躍を紹介 |
この年表から分かるのは、デコピンの知名度が単発のニュースで終わっていないことです。大谷選手の野球人生に寄り添う存在として、試合、ファッション、表彰、出版と活躍の場が広がっています。
【始球式の舞台裏】デコピンがドジャースタジアムで見せた驚きの活躍
デコピンの知名度を大きく押し上げた出来事の一つが、2024年8月28日(日本時間29日)のドジャースタジアムでの始球式です。
この日は大谷選手とデコピンをデザインしたボブルヘッド人形が配布される特別な日でした。球場では先着4万人に記念人形が配られ、試合前から多くのファンが集まりました。
マウンドから大谷選手のもとへボールを運ぶ始球式では、大谷選手がデコピンを抱えてマウンドに登場。ボールを置いた後、大谷選手は捕手の位置へ移動しました。
合図を受けたデコピンは、ボールを口にくわえて大谷選手のもとへ走り、見事に届けました。最後には大谷選手とハイタッチを交わし、大役を終えています。
厳密には人間の投手のようにボールを投げたわけではありません。しかし、マウンドから捕手役の大谷選手までボールを運ぶ演出は、観客から大きな歓声を浴びました。
練習期間は約3週間!大谷選手のほうが緊張していた注目されたのは、デコピンが本番で見事な動きを披露したことだけではありません。大谷選手が試合後に明かした準備のエピソードも話題になりました。
大谷選手によると、始球式に向けた練習は約2〜3週間。ドジャースタジアムで事前のリハーサルも行い、遊びながらボールを運ぶ練習を重ねたそうです。
試合後、大谷選手はデコピンの仕事ぶりを評価し、良いおやつを買ってあげたいという趣旨のコメントも残しました。加えて、自分自身が打席に立つときよりも緊張したと振り返っています。
このエピソードは、デコピンが単に球場に連れてこられた犬ではなく、大谷選手と一緒に準備を重ねて本番に臨んだことを伝えています。
始球式の日には大谷選手も大活躍この日の試合は、デコピンだけでなく大谷選手にとっても印象的な一戦でした。
ドジャースはボルティモア・オリオールズに6対4で勝利。大谷選手は先頭打者ホームランを放ち、さらに2盗塁を記録しました。
デコピンの始球式と大谷選手の活躍が重なったことで、この日はドジャースファンにとって特別なイベントとなりました。
【2026年最新】デコピンがMVD受賞!絵本デビューと現在の姿
2026年はデコピンにとって大きな節目となりました。1月にはMVDを受賞し、2月には大谷選手との共著絵本が発売。さらに5月にはMLB公式サイトの特集で近況に関する話題が取り上げられています。
2026年1月25日:MVD(最優秀ドッグ)を受賞2026年1月25日、MLB公式サイトは、大谷選手の愛犬デコピンがMVDを受賞したと報じました。
MVDは「Most Valuable Dog」の略で、日本語では「最優秀ドッグ」といった意味です。BBWAA(全米野球記者協会)のアワードディナーで、野球記者からデコピンに贈られた称号として紹介されました。
大谷選手が同じイベントでナ・リーグMVPを授与された一方、デコピンも犬の世界で主役になったという、遊び心のあるニュースです。
MLBの紹介では、デコピンのコミュニケーション能力やボールキャッチ、ゴロンと転がる動作なども取り上げられています。
ただし、MVDは野球選手のMVPと同じ公式競技表彰ではありません。野球記者がデコピンの人気や芸達者な姿を称えたユニークな称号として理解するのが適切です。
2026年2月3日:『Decoy Saves Opening Day』が発売2026年のもう一つの大きな話題が、大谷選手の絵本作家デビューです。
作品名は『Decoy Saves Opening Day』。ハーパーコリンズから2026年2月3日に発売された、全32ページの児童向け絵本です。
大谷翔平選手とマイケル・ブランクの共著で、イラストはファニー・リームが担当しています。
絵本のあらすじは?デコピンが開幕戦を救う物語物語の中心となるのは、開幕戦で大谷選手に向かって始球式を行うことになったデコピンです。
ところが、デコピンは大切な幸運のお守りである野球ボールを家に忘れてしまいます。始球式の時間が迫るなか、ボールを取りに戻り、無事に球場へ帰ってこられるのかという展開です。
このストーリーは、2024年に実際にドジャースタジアムで行われたデコピンの始球式を着想の一つにしたフィクションです。実際の出来事をそのまま記録したドキュメンタリーではありません。
また、出版には動物保護団体を支援する意図も込められています。大谷選手とデコピンの物語を通じて、犬の保護や新しい家族を必要とする動物たちにも関心を向けてもらうことが狙いです。
日本語版の正式な発売情報と、米国で発売された英語版の情報は区別する必要があります。確認できる2026年2月の発売情報は、英語版のものです。
2026年5月:大谷選手の特注スパイクにもデコピンの姿2026年5月14日付のMLB公式特集では、デコピンのこれまでの活躍が改めて紹介されました。
特に注目されたのが、大谷選手のスパイクです。スパイクのベロ部分にデコピンの写真があしらわれ、マウンドで活躍する大谷選手と愛犬とのつながりを感じさせるデザインになっていました。
デコピンは以前から、大谷選手のオールスター関連の衣装や特注スパイクにも登場しています。2026年の特集では、始球式、レッドカーペット、絵本などの話題も振り返られました。
このように、2026年のデコピンはMVD受賞や絵本発売だけでなく、大谷選手の競技生活を彩る存在としても紹介されています。
【誤解を解消】デコピンに関する噂と事実を整理
世界的な注目を集める大谷選手の愛犬だけに、デコピンについては名前や犬種、表彰の意味を巡ってさまざまな情報が流れています。特に混同されやすいポイントを整理します。
デコピンとデコイは別の犬ではない日本語ではデコピン、英語ではデコイと呼ばれていますが、同じ犬です。名前の違いを理由に、別の犬がいると考える必要はありません。
デコイは移籍先を示す暗号だった?2023年の大谷選手のFA交渉中、愛犬の名前が公表されていなかったことから、ファンの間では名前が移籍先を示すヒントなのではないかという推測もありました。
しかし、入団会見で公表された名前はデコピンでした。球団名を暗示する特別な名前だったという確かな根拠はありません。
MVDはMLBの公式MVPと同じ賞?違います。MVDは「Most Valuable Dog」の略称で、2026年のBBWAAアワードディナーでデコピンに贈られたユニークな称号です。大谷選手が受賞したナ・リーグMVPとは表彰の性格が異なります。
絵本は実際の始球式を記録した作品?実際の始球式をモチーフにした創作絵本です。大谷選手とデコピンの実際の関係を背景にしていますが、幸運のボールを忘れて取りに戻るというストーリーは物語上の設定です。
こうした違いを押さえておけば、ニュースやSNSで見かけるデコピン関連の情報を、より正確に理解できます。
【大谷翔平の犬・デコピン】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:大谷翔平の犬デコピンの犬種は何ですか?
A1:オランダ原産のコーイケルホンディエです。白地にオレンジレッドの斑があり、耳先の黒い飾り毛やふさふさした尾が特徴です。
Q2:デコピンの名前の由来は何ですか?
A2:もともとの名前がDecoy(デコイ)で、大谷選手がその響きに近い日本語の名前としてデコピンを選びました。デコピンは、おでこを指ではじく動作を意味します。
Q3:デコピンはいつ始球式を務めましたか?
A3:2024年8月28日、ドジャースタジアムで行われたオリオールズ戦です。大谷選手にボールを届ける演出を成功させました。
Q4:デコピンが受賞したMVDとは何ですか?
A4:Most Valuable Dogの略で、2026年1月25日にBBWAAアワードディナーで野球記者から贈られた最優秀ドッグの称号です。
Q5:デコピンの絵本は発売されていますか?
A5:はい。『Decoy Saves Opening Day』が2026年2月3日に米国で発売されました。大谷翔平選手とマイケル・ブランクの共著で、ファニー・リームがイラストを担当した32ページの児童書です。
Q6:2026年現在、デコピンの最新情報は?
A6:2026年1月のMVD受賞、2月の絵本発売に加え、5月14日付のMLB公式特集では大谷選手のデコピンを描いた特注スパイクなどが紹介されています。
大谷翔平選手の愛犬デコピンは、オランダ原産のコーイケルホンディエです。2023年のMVP受賞時に姿を見せ、同年12月のドジャース入団会見で名前が明らかになって以来、世界中のファンに親しまれてきました。
2024年のドジャースタジアムでの始球式は、約3週間の練習を重ねた末の成功でした。さらに2026年にはMVD受賞と絵本デビューを果たし、活躍の舞台は野球場から出版の世界へと広がっています。
デコピンの魅力は、単に世界的な野球選手の愛犬という話題性だけではありません。大谷選手が試合前の準備や特注スパイク、絵本などを通じて愛犬との関係を表現してきたことも、多くの人の関心を集める理由です。
また、絵本に動物保護へのメッセージが込められている点も見逃せません。世界的なスポーツスターの発信力が、犬との暮らしや保護動物への関心につながる可能性を示しています。
2026年11月現在、デコピンは始球式、MVD、絵本という印象的な実績を持つ人気者です。今後も大谷選手の活躍とともに、どのような姿を見せてくれるのか注目が集まります。
主な情報確認資料: MLB公式ニュース、ジャパンケネルクラブ(JKC)、国際畜犬連盟(FCI)、オランダの動物福祉情報機関LICG、スポニチ、Kirkus Reviews。