パリロンシャン競馬場では、一般入場からゴール前の専用観戦エリア、飲食付きのホスピタリティプランまで、複数の観戦方法が用意されています。
初めて訪れる場合は、必ずしも高額なチケットを購入する必要はありません。どの位置からレースを見たいのか、食事やイベントも楽しみたいのかによって選ぶことが大切です。
一般入場券の料金France Galopが公表している2026年の通常開催日の料金は、次のとおりです。
| 開催区分 | オンライン前売り | 通常料金 |
|---|---|---|
| 平日・土曜日 | 3ユーロ | 5ユーロ |
| 日曜・祝日 | 4ユーロ | 8ユーロ |
| ファミリーイベント | 5ユーロ | 10ユーロ |
| Qatar Arc Trials | 5ユーロ | 10ユーロ |
日曜・祝日などには、学生や12~18歳、60歳以上などを対象とする割引料金も設定されています。
なお、凱旋門賞ウイークエンドは通常開催日とは別の料金体系です。
2026年の公式チケット案内では、一般入場券が20ユーロから、4日のVillage de l'Arcが15ユーロから、ゴール前の専用エリアが60ユーロからという価格設定でした。
加えて、眺望を重視するプランや飲食付きのホスピタリティも用意されていました。
※上記は2026年の公表料金であり、次回開催の料金を保証するものではありません。2027年以降の料金は新しい公式発表を確認してください。
観戦エリアは目的に合わせて選ぶ一般入場(Entrée Générale)
初めての競馬観戦に適した基本的なチケットです。
コースやパドックを楽しめるため、競馬場全体の雰囲気を知りたい人に向いています。
Village de l'Arc
凱旋門賞当日のイベントやファン向けの催しを楽しみたい人向けのエリアです。
ただし、2026年の公式案内では、Village de l'Arcのチケットはスタンド側のPesageエリアへの入場を含まないと説明されていました。観戦場所の違いを確認して購入する必要があります。
ゴール前の専用エリア
競走馬が最後の直線を駆け抜ける瞬間を間近で見たい人向けです。
ゴール前での迫力を重視する場合は、専用観戦エリアの設定を確認するとよいでしょう。
スタンド・ホスピタリティ
落ち着いた環境で観戦したい人や、食事を含めた特別な一日を過ごしたい人には、スタンド席やホスピタリティプランが適しています。
初心者におすすめの観戦スケジュール現地での過ごし方は、次の順番を基本にすると競馬場の魅力を効率よく体験できます。
1. 開門時間に合わせて入場する。
2. 競馬場の施設や観戦場所を確認する。
3. パドックで出走馬を観察する。
4. 発走時刻に合わせてコース側へ移動する。
5. レース終了後は表彰や次のレースの準備を楽しむ。
6. 時間に余裕を持って帰路につく。
特に凱旋門賞の日は、レースそのものだけでなく、国際色豊かな観客やイベントも見どころです。
現地観戦前に確認したい注意事項France Galopの実用案内では、次のような注意事項も示されています。
- 12歳未満の子どもは一般入場が無料。
- ペットはリードを付けていても入場不可。
- ベビーカーは持ち込み可能。
- イベントによっては入場時のセキュリティチェックが強化される。
- 大きなバッグやガラス瓶などは持ち込みを避ける。
- 大規模イベントは事前予約が推奨される。
特に凱旋門賞は世界中から観客が集まるため、チケットだけでなく、交通手段や入場時のルールまで事前に把握しておくことが大切です。
【プロの結論】パリロンシャン競馬場は競馬・建築・自然が融合する特別な場所

パリロンシャン競馬場の価値は、凱旋門賞という一つのレースだけでは説明できません。
1857年に開設された歴史、ドミニク・ペローが手がけた2018年の建築的な再生、5つの芝コースが生み出す競技上の多様性、そしてブローニュの森に囲まれた環境が一つの場所に集まっています。
特に注目したいのは、競馬場の設計と競技の関係です。
芝2,400メートルの凱旋門賞では、上り坂、下り坂、位置取り、最後の直線という複数の要素が勝敗を左右します。一方、1,000メートルの直線コースや1,400メートルのコースでは、異なる能力が問われます。
5つのコースを備えた設計は、競馬場の景観を豊かにするだけでなく、フランス競馬の多様な競走体系を支える役割を担っているのです。
どのような人におすすめなのか- 競馬ファン: 凱旋門賞や国際G1競走を現地で体験したい人。
- 建築好き: ドミニク・ペローの現代建築やスタンドの設計に興味がある人。
- 旅行者: ブローニュの森と組み合わせてパリ西部を楽しみたい人。
- 家族連れ: 競馬以外のイベントや芝生エリアも楽しみたい人。
- 競馬初心者: パドックやEasy Racingなどを通じて競馬文化に触れたい人。
一方、地下鉄駅から降りてすぐに競馬場へ入れる場所を探している人や、移動の手間をできるだけ避けたい人には、交通アクセスを慎重に計画する必要があります。
現地観戦の満足度を高める判断基準は、開催日、観戦エリア、交通手段の3点です。
凱旋門賞だけを目的にするなら秋の国際開催が最も象徴的ですが、混雑を避けながら施設やコースを楽しみたいなら、通常開催日も有力な選択肢になります。
パリロンシャン競馬場に関するよくある質問(FAQ)
Q1:パリロンシャン競馬場は何年に開設されましたか?
A1:1857年4月27日です。ナポレオン3世と皇后ウジェニーが臨席した最初の開催から歴史が始まりました。2018年4月8日には、ドミニク・ペローの設計による大規模改修を経て再オープンしています。
Q2:パリロンシャン競馬場の凱旋門賞は何メートルですか?
A2:芝2,400メートルです。上り坂、下り坂、長い直線などが組み合わされた難度の高いコースで、スピードとスタミナ、騎手の判断力が大切です。
Q3:パリロンシャン競馬場への最寄り駅はどこですか?
A3:地下鉄では1号線のPorte Maillot駅、10号線のPorte d'Auteuil駅が主なアクセス拠点です。対象開催日には無料シャトルバスが運行されます。トラムT2のSuresnes Longchamp駅や、路線バス241番・244番も利用できます。
Q4:パリロンシャン競馬場の収容人数は何人ですか?
A4:約5万人です。ただし、この数字は競馬場全体の収容規模であり、スタンドの座席数ではありません。メインのジョッキークラブ・スタンドには約1万人分の座席があります。
Q5:凱旋門賞以外にも競馬は開催されていますか?
A5:はい。春のPrix GanayやEmirates Poules d'Essai、夏のCygames Grand Prix de Paris、秋のQatar Arc Trialsなど、年間を通じて主要競走が開催されています。2026年の主要開催は4月から10月に行われました。
パリロンシャン競馬場は、1857年の開設から160年以上にわたってフランス競馬の歴史を支えてきた名門競馬場です。
2018年のリニューアルによって、伝統的な競馬施設から、建築・自然・スポーツ・エンターテインメントを融合した現代的な施設へと進化しました。
2026年の凱旋門賞ではDaryzが連覇を達成し、競馬史に新たな記録を刻みました。こうした歴史的なレースを生み出す背景には、5つの芝コースと芝2400メートルの高度なコース設計があります。
現地訪問を計画するなら、France Galopが公表する開催カレンダー、チケット料金、シャトルバスの運行情報を確認することが第一歩です。
凱旋門賞の観戦はもちろん、通常開催日の競馬、ドミニク・ペローの建築、ブローニュの森の自然まで楽しめることこそ、パリロンシャン競馬場が世界中の競馬ファンを引きつけ続ける理由です。