山村崇嘉は、東京都出身のプロ野球選手です。2002年9月28日生まれで、2026年11月現在は24歳。埼玉西武ライオンズに所属し、内野手としてプレーしています。
身体的な特徴は、183cm・89kgという恵まれた体格です。右投左打で、左打席から力強いスイングを繰り出す打撃型の選手として期待されています。
上記は埼玉西武ライオンズの公式選手名鑑と日本野球機構(NPB)の選手情報をもとに整理したものです。現在の登録情報では、背番号32を着用しています。
なお、プロフィール上の身長・体重は、ドラフト指名時の180cm・85kgから183cm・89kgへ変化しています。高校時代からプロ入り後にかけて身体づくりを進めてきたことが分かります。
【東海大相模高校から西武へ】2020年ドラフト3位でプロ入りした経歴

山村崇嘉の野球人生を振り返るうえで欠かせないのが、東海大学付属相模高校での経験です。同校は全国大会で実績を残してきた強豪校であり、山村も野球部の主力選手として活躍しました。
東海大相模高校の公式発表によると、山村は2019年の第101回全国高等学校野球選手権大会でのベスト16進出や、2020年の甲子園高校野球交流試合への出場に貢献しています。
2020年10月26日のドラフト会議では、埼玉西武ライオンズから3位指名を受けました。球団の評価では、走攻守のバランスが取れた左の巧打者で、将来的には中軸を任せられる選手として期待されていました。
高校時代に本人が目標として挙げていた打者は、吉田正尚と森友哉です。特にフルスイングを特徴とする吉田正尚の打撃を参考にしていたことは、山村の打撃に対する志向を知る手がかりになります。
打撃でも守備でも超一流の選手を目指します。
2020年のドラフト指名時に東海大相模高校を通じて紹介された山村のコメント
プロ入り後の主な転換点を、関係する人物や組織とともに整理すると次のようになります。
この経歴で注目したいのは、2023年の一軍デビューです。源田壮亮がWBCで負傷した影響もあり、山村は「7番・遊撃手」として開幕スタメンに抜てきされました。
ただし、最初の2試合では7打数無安打、4三振と苦戦し、一軍登録を抹消されています。その後、ファームで85試合に出場して打率.258、7本塁打を記録。10月の一軍再昇格後にはプロ初安打と初本塁打を放ち、翌日も2試合連続の本塁打を記録しました。
2024年は4月に故障で離脱し、6月に一軍へ復帰。打率.219ながら23打点を挙げ、一時は4番を任されるなど、打線の中で存在感を示しました。
2025年には自己最多の71試合に出場。9月の打率.301、3本塁打、12打点という成績は、山村が一軍で継続的に結果を残す可能性を感じさせるものでした。
こうした実績を経て迎えた2026年は、プロ6年目。期待される立場から、実際に一軍の定位置をつかめるかどうかが問われるシーズンになりました。
【2023〜2026年の年度別成績】打率・本塁打・打点を比較
山村の成長を判断するには、単純な打率だけでなく、一軍での出場数、本塁打、打点、出塁率、長打率を組み合わせて見る必要があります。
NPBの2026年シーズン終了時点の公式記録では、山村の一軍通算成績は162試合、116安打、9本塁打、52打点、打率.229です。
一軍の年度別打撃成績| 年度 | 試合 | 打率 | 安打 | 本塁打 | 打点 | OPS |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2023 | 4 | .286 | 4 | 2 | 3 | 1.048 |
| 2024 | 58 | .219 | 44 | 2 | 23 | .552 |
| 2025 | 71 | .246 | 52 | 4 | 20 | .646 |
| 2026 | 29 | .200 | 16 | 1 | 6 | .506 |
| 通算 | 162 | .229 | 116 | 9 | 52 | .598 |
出典:NPB個人年度別成績、パ・リーグ公式選手成績。OPSは出塁率と長打率の合計。
最初に注目したいのは2023年です。打率.286、2本塁打、OPS1.048という数字は目を引きますが、打数はわずか14です。出場機会が少ないため、この年の成績だけで打撃能力を評価するのは適切ではありません。
2024年は58試合に出場し、23打点を記録しました。打率は.219と低かったものの、得点圏打率は.311。限られた打席の中で、走者を置いた場面で結果を残したことが特徴です。
2025年は71試合、52安打、4本塁打と、出場数と長打の両面でキャリアハイを更新しました。打率も.246に上昇し、長打率は.284から.351へ改善しています。
ところが、2026年は29試合、打率.200、1本塁打、6打点、OPS.506にとどまりました。2025年から出場数が大きく減少し、打撃面でも前年を下回る結果となっています。
2026年の一軍と二軍の成績差2026年の山村を評価するうえで、特に重要なのが一軍と二軍の成績の違いです。
一軍成績.200
打率1本
本塁打6打点
打点
二軍成績
.341
打率
3本
本塁打
31打点
打点
2026年シーズンの一軍・ファーム成績。ファームは公開成績集計による。
ファームでは61試合に出場し、217打数74安打、打率.341を記録しました。さらに8二塁打、4三塁打、3本塁打、31打点、出塁率.394、OPS.850という内容です。
特に評価できるのは、26三振に対して18四球を選んでいる点です。単に安打を量産しただけではなく、ファームでは比較的安定して出塁できていました。
一方、一軍では80打数16安打、14三振、6四球。出塁率.256、長打率.250にとどまりました。ファームで発揮した打撃の再現性を、一軍の投手を相手にどこまで維持できるかが大きな課題です。
つまり、2026年は打撃能力そのものが失われたというよりも、二軍での好調を一軍の成績に結び付けられなかったシーズンと評価できます。
【西武での役割と守備位置】三塁・一塁を含む内野の競争に挑む
山村の登録ポジションは内野手です。プロ入り後は遊撃手として一軍開幕スタメンを経験し、その後も内野の複数ポジションで出場機会を探ってきました。
2026年には三塁や一塁での出場も記録されています。特に三塁は、シーズン中にレギュラー選手が離脱した際、山村にとって重要なアピールの場となりました。
2026年8月に訪れた三塁のチャンス2026年8月、西武では三塁を守っていた渡部聖弥が左眼窩底の負傷で戦列を離れました。その結果、三塁を守る山村には出場機会を増やすチャンスが生まれました。
日刊スポーツの2026年8月12日付報道によると、山村は8月11日と12日の北海道日本ハムファイターズ戦で、2日連続で得点につながる安打を記録しました。
12日の試合では、7回に追い込まれた状況から150キロの直球を中前へ運び、その後の一挙5得点につながる攻撃の起点になっています。
このとき山村は、直近の二軍調整期間に打撃フォームを変更していました。懐を広く取り、体幹を意識しながら力を出しやすくするため、オープンスタンスを強めた構えに取り組んでいたことも報じられています。
ただし、チャンスをつかんだ後も一軍定着には至りませんでした。8月24日には出場選手登録を抹消されています。
8月25日の報道では、二軍で打率.352を記録していた一方、一軍の得点圏打率は.095(21打数2安打)でした。好調なファームの成績と、勝負どころで結果を残せない一軍の成績との間に、明確な差が生じていたのです。
現在の役割はレギュラー候補と競争要員の中間2026年終了時点で、山村を西武の不動のレギュラーと位置付けるのは難しい状況です。
一軍で29試合に出場した実績はあるものの、2025年の71試合から減少しました。三塁や一塁などの守備機会を生かしながら、打撃で継続的に結果を残す必要があります。
チームにとっては、複数の内野ポジションに対応できる若手として選択肢を広げられる存在です。ただし、複数ポジションを守れることだけではレギュラーの座は確保できません。守備の安定性と打撃の継続性を両立することが大切です。
【打撃の特徴と課題】山村崇嘉が一軍で結果を残すために必要なこと
山村の魅力は、強く振り切ることのできる左打者である点です。高校時代から長打力を意識しており、プロ入り後もファームで本塁打を積み重ねてきました。
ただし、2026年の成績を見ると、持ち味を一軍で十分に発揮できていないことも明らかです。
強み1:ファームで示した高いコンタクト能力2026年の二軍成績で注目したいのは、打率.341という数字に加え、三振数が26に抑えられていることです。
217打数で74安打を記録し、四球も18個選んでいます。極端に三振が増えることなく、安打と出塁の両方で結果を残した点は評価できます。
この成績は、山村に一軍で戦えるだけの打撃技術が備わっている可能性を示しています。課題は、その技術をより高いレベルの投手との対戦でも発揮できるかどうかです。
強み2:長打につながるスイング2025年には4本塁打、2026年のファームでも3本塁打を記録しています。二軍では8二塁打と4三塁打も放っており、単打だけに依存しない打撃ができています。
183cm・89kgの体格を生かした強いスイングは、今後も伸ばしていきたい部分です。安打数を増やすだけでなく、長打率を改善できれば、一軍での打撃評価も変わってきます。
課題1:一軍での得点圏打率2026年に最も厳しい数字となったのが得点圏打率です。8月の登録抹消時点で.095と報じられており、走者を置いた場面で結果を残せませんでした。
2024年には得点圏打率.311を記録しているため、勝負強さが完全に失われたわけではありません。しかし、シーズンを通じて安定した結果を出せるかは別の問題です。
一軍で定位置を獲得するには、好機での凡退を減らし、安打や長打で得点に結び付ける働きが必要です。
課題2:打撃フォームと対応力の安定2026年8月には、二軍調整中にオープンスタンスへ変更したことが報道されました。フォームを変更する目的は、懐を広くして力を出しやすくすることでした。
打撃フォームの変更自体は、選手が課題を改善するための取り組みの一つです。しかし、フォームを変えた直後の短期的な結果だけで改善が完了したとは判断できません。
内角球への対応、追い込まれた後の打撃、逆方向への打ち返しなど、相手投手の攻め方に応じて対応できるかがポイントです。
レギュラー定着を判断する3つの基準
一軍での打率・出塁率の改善
二軍での高打率を一軍でも再現し、打率だけでなく出塁率も安定させられるか。
得点圏での打撃結果
走者を置いた場面で安打や長打を増やし、チームの得点に直接貢献できるか。
内野守備の安定性
三塁や一塁などで安定した守備を続け、監督・コーチから継続して起用されるか。
山村は打撃を最大のアピールポイントとしている選手です。球団公式選手名鑑でも、本人がファンに見てほしい部分として「打撃」を挙げています。
その持ち味を生かしながら、守備でも信頼を積み上げることができれば、単なる控え選手ではなく、先発メンバーの一角として起用される可能性が高まります。
【2027年以降の展望】山村崇嘉にレギュラー定着の可能性はある?
山村の今後を考えるうえで、2026年の成績は厳しい結果である一方、悲観材料だけではありません。
一軍では29試合、打率.200と苦戦しましたが、二軍では打率.341、31打点、OPS.850を記録しています。ファームでの打撃成績だけを見れば、十分に一軍再挑戦の材料を持っている選手です。
重要なのは、二軍で打てることと、一軍でレギュラーになれることを区別することです。プロ野球では、投手の球威や変化球の精度、配球の組み立てが一軍と二軍で異なります。二軍で好成績を残す選手でも、一軍の投手に対応するまで時間がかかることは珍しくありません。
レギュラー獲得に向けた追い風山村には、次のようなプラス材料があります。
- 24歳と、今後の成長を期待できる年齢であること。
- 2025年に自己最多71試合の出場経験があること。
- 2026年の二軍で打率.341、31打点という結果を残したこと。
- 一塁・三塁など複数の内野ポジションで起用できる可能性があること。
- 一軍での本塁打や決勝点につながる安打を記録した経験があること。
一方で、西武の内野陣には渡部聖弥をはじめ、複数の選手が競争相手として存在します。山村が出場機会を増やすには、特定の選手の故障による代役という立場から脱却する必要があります。
今後の注目ポイント2027年以降に注目したいのは、開幕から一軍に残れるかどうかです。2025年は開幕一軍を逃し、2026年も一軍と二軍を往復しました。
シーズン序盤から安定した打撃を見せ、監督が継続して先発起用できる状態を作れるかが大きな分岐点になります。
特に、打率.200だった2026年の一軍成績を改善し、出塁率と長打率を引き上げられるかが重要です。打率だけを追うのではなく、四球を選ぶ力や得点圏での対応力も含めて成長を判断したいところです。
2026年のファームで残した好成績は、次のシーズンにつながる材料です。山村に必要なのは、二軍での結果を一軍での継続的な出場につなげることです。
【山村崇嘉の現在】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:山村崇嘉は2026年現在何歳ですか?
2026年11月現在、24歳です。2002年9月28日生まれで、東京都出身です。
Q2:山村崇嘉の身長と体重は?
球団公式選手名鑑によると、身長183cm、体重89kgです。右投左打の内野手です。
Q3:山村崇嘉の出身高校はどこですか?
東海大学付属相模高校です。高校野球部の主力選手として全国大会で活躍し、2020年のドラフト会議で西武から3位指名を受けました。
Q4:山村崇嘉の背番号は何番ですか?
埼玉西武ライオンズでの背番号は32です。
Q5:山村崇嘉の2026年の成績は?
一軍では29試合、打率.200、16安打、1本塁打、6打点でした。二軍では61試合、打率.341、74安打、3本塁打、31打点を記録しています。
Q6:山村崇嘉はレギュラー選手ですか?
2026年シーズン終了時点では、レギュラー定着には至っていません。一軍と二軍を往復しており、今後は打撃の安定と守備面での信頼獲得が必要です。
Q7:山村崇嘉はどこのポジションを守りますか?
内野手です。遊撃手としての開幕スタメン経験があり、2026年には三塁や一塁でも出場しています。
山村崇嘉は、東海大相模高校から2020年ドラフト3位で埼玉西武ライオンズに入団した左打ちの内野手です。2023年に一軍デビューを果たし、2024年は58試合、2025年は自己最多の71試合に出場しました。
2026年は一軍29試合、打率.200、1本塁打、6打点と苦戦しましたが、二軍では打率.341、3本塁打、31打点、OPS.850を記録。ファームでの好成績と一軍での課題がはっきり表れたシーズンでした。
山村の強みは、力強いスイングとファームで示したコンタクト能力です。一方、得点圏での打撃や一軍投手への対応、複数ポジションでの守備の安定性には改善の余地があります。
今後のレギュラー定着を判断するうえでは、二軍での打率だけでなく、一軍での出塁率、長打率、得点圏打率、そして先発出場の継続性に注目する必要があります。
山村崇嘉は、2026年時点で完成されたレギュラーではなく、ファームでの実績を一軍での安定した結果へ変える段階にいる選手です。24歳という年齢と2026年の二軍成績を考えれば、今後の成長を期待できる余地は十分にあります。西武の内野争いの中で、自ら定位置をつかみ取れるかが次の大きな見どころです。
主な情報源:日本野球機構(NPB)公式個人年度別成績、埼玉西武ライオンズ公式選手名鑑、パ・リーグ公式選手データ、東海大学付属相模高校公式発表、日刊スポーツ、2026年シーズン成績資料。