スピードスケート男子1000mの元日本記録保持者として知られる山田将矢さん。2020年に1分07秒03の日本記録を樹立し、2023年11月にはワールドカップ(W杯)で男子1000mと1500mの2冠を達成した実力派選手です。
2025年末には全日本選手権を節目に現役引退を表明。さらに2026年3月2日には、同じくスピードスケート選手として活躍した小野寺優奈さんとの結婚を発表しました。2026年4月にはウェルネットスケート部の選手兼コーチとして新たな活動を始め、9月には結婚式も報告しています。現在30歳となった山田さんは、競技者から指導者へとキャリアを広げています。
【プロフィール】山田将矢の生年月日・出身地・学歴を紹介

山田将矢さんは、北海道帯広市出身の元スピードスケート選手です。国内大会だけでなく、世界選手権やワールドカップでも実績を残し、特に男子1000mと1500mを得意としてきました。
山田将矢の基本プロフィールウェルネット株式会社の公式選手紹介や日本オリンピック委員会(JOC)の選手プロフィールによると、基本情報は次のとおりです。
- 名前:山田将矢(やまだ・まさや)
- 生年月日:1996年7月3日
- 年齢:30歳(2026年11月現在)
- 出身地:北海道帯広市
- 出身高校:池田高校
- 最終学歴:日本大学
- 所属・勤務先:ウェルネット株式会社
- 競技:スピードスケート
- 主な専門種目:男子1000m・1500m
- 趣味:サッカー
国際スケート連盟(ISU)の選手プロフィールでは、2007年に北海道帯広市でスケートを始めたことも紹介されています。幼少期から氷上競技に親しみ、地元を拠点に競技力を高めてきました。
日本大学を卒業後、日本電産サンキョーへ山田さんは2015年に池田高校を卒業し、日本大学へ進学。2019年に同大学を卒業した後、日本電産サンキョーに入社しました。
大学時代から国内大会で上位に入り、学生選手権では1000mや1500mで優勝を経験しています。卒業後も競技を継続し、国際大会への出場機会を増やしていきました。
注目したいのは、学生時代から短距離だけに特化せず、1000mと1500mの両方で結果を残していた点です。後にW杯2冠を達成する競技スタイルの土台は、この時期に形成されたと考えられます。
【競技実績】男子1000mの元日本記録保持者とW杯2冠の実力
山田将矢さんの競技人生を語るうえで欠かせないのが、男子1000mの日本記録と2023年のワールドカップ2冠です。
2020年に男子1000mで1分07秒03の日本記録を樹立山田さんは2020年2月15日、アメリカ・ソルトレークシティーで開催された世界距離別選手権の男子1000mで1分07秒03を記録しました。
このタイムは当時の日本記録です。高地リンクとして知られるソルトレークシティーで、世界のトップ選手と競いながら日本記録を打ち立てたことは、山田さんのキャリアを代表する実績となりました。
ただし、2026年現在も日本記録を保持しているわけではありません。2024年1月21日の四大陸選手権で野々村太陽選手が1分06秒68を記録し、日本記録を更新しています。
そのため、山田さんを紹介する際には「男子1000mの元日本記録保持者」という表現が適切です。記録を保持していた時期と現在の記録保持者を区別することが大切です。
2023年11月、男子日本勢初のW杯1000m・1500m2冠山田さんの競技人生における大きなハイライトが、2023年11月に北海道帯広市の明治北海道十勝オーバルで開催されたスピードスケートW杯第1戦です。
山田さんは大会2日目までに男子1000mと1500mの両種目で優勝。日本男子選手として初めて、同一のW杯大会でこの2種目を制する快挙を達成しました。
特に1500mでは、アメリカのジョーダン・ストルツ選手やオランダのキエルド・ナウシュ選手といった世界的な強豪を抑えて優勝。前日の1000mに続く金メダルとなりました。
日刊スポーツの報道によると、山田さんはレース後、この日をキャリアの中でも忘れられない1日として振り返っています。
この2冠が特別だった理由は、単に優勝回数が増えたからではありません。異なる距離で求められるスピードと持久力の両方を高い水準で発揮し、世界のトップ選手に勝ったことにあります。
2025年ハルビン冬季アジア大会でも日本代表として出場山田さんは2025年2月のハルビン冬季アジア大会にも出場しました。
JOCが公表している大会成績は以下のとおりです。
- 男子1000m:10位
- 男子1500m:14位
- 男子チームスプリント:銅メダル
個人種目だけでなく団体種目でも日本代表としてメダル獲得に貢献しました。世界大会で培った経験を、チーム競技にも生かした大会でした。
【経歴・年表】山田将矢の競技人生と転機を一覧で整理
山田さんのキャリアには、記録更新や国際大会での優勝だけでなく、所属先の廃部による競技継続の危機もありました。
主要な出来事を年代順に整理すると、競技者としての歩みと2026年の新しい活動がつながって見えてきます。
| 時期 | 人物・組織 | 主な出来事・関係 |
|---|---|---|
| 1996年7月 | 山田将矢 | 北海道帯広市で生まれる |
| 2007年 | 山田将矢 | 帯広でスピードスケートを始める |
| 2015年 | 池田高校 | 高校卒業後、日本大学へ進学 |
| 2019年 | 日本大学・日本電産サンキョー | 大学卒業後、日本電産サンキョーに入社 |
| 2020年2月 | 世界距離別選手権 | 男子1000mで1分07秒03の日本記録を樹立 |
| 2022年3月 | 日本電産サンキョー | 所属先のスケート部廃部により競技継続が危ぶまれる |
| 2022年4月 | ウェルネット株式会社 | スポンサー契約を締結し、競技を継続 |
| 2023年11月 | ISUワールドカップ | 男子1000m・1500mの2冠を達成 |
| 2025年2月 | ハルビン冬季アジア大会 | 男子チームスプリントで銅メダル |
| 2025年10月 | 全日本距離別選手権 | 男子1000m優勝、1500mで3位 |
| 2025年12月 | 全日本選手権 | 競技人生に一区切りをつけ、引退を表明 |
| 2026年3月2日 | 小野寺優奈 | 結婚を発表 |
| 2026年4月1日 | ウェルネットスケート部 | 選手兼コーチとして新体制に参加 |
| 2026年8月29日 | 山田将矢・小野寺優奈 | 結婚式を挙げる |
山田さんのキャリアで見逃せないのが、2022年3月の日本電産サンキョーのスケート部廃部です。
長年所属してきた競技環境を失ったことで、現役を続けられるかどうかが不透明になりました。
しかし、同年4月にウェルネット株式会社とスポンサー契約を締結。新たな支援を得て競技を続けられることになりました。
日刊スポーツの2023年11月の報道では、山田さんがウェルネットについて、引退しないきっかけを与えてくれた会社として感謝を示したことが紹介されています。
2023年のW杯2冠は、こうした競技継続の危機を乗り越えた後に達成した成果でもありました。
ウェルネットとの関係はスポンサーから社員・コーチへウェルネットとの関係は、単なるスポンサー契約にとどまりません。
2022年に支援が始まり、2023年には同社の社員として登録されました。その後も同社のスポーツ支援活動に関わり、2026年には新設されたスケート部の選手兼コーチという立場を担っています。
競技者を支援する企業と、支援を受けて成長してきた選手が、今度は次世代の選手を育てる側として関わるようになった点は、山田さんのキャリアを考えるうえで象徴的です。
【引退時期と経緯】2025年末の全日本選手権で現役生活に一区切り
山田将矢さんが現役引退を表明したのは、2025年末です。
2025年12月26日から28日に長野市のエムウェーブで開催された第93回全日本スピードスケート選手権大会が、その節目となりました。
引退前の2025年シーズンにも好成績引退を決める前の2025年10月、山田さんは第32回全日本スピードスケート距離別選手権大会に出場しています。
ウェルネットの2025年10月30日付の公式発表によると、男子1000mで優勝(金メダル)、男子1500mでは3位(銅メダル)という結果を残しました。
また、同社の公式戦績一覧には、2025-2026シーズンの全日本スピードスケート選手権大会で男子1000m20位、1500m17位という記録も掲載されています。
こうした成績からも、山田さんが競技力を保ったまま2025年末まで活動していたことが分かります。
引退の理由は公表情報からどこまで分かる?引退について、競技環境や所属先の変更などを理由として断定することはできません。2025年末の引退表明について、本人が明らかにした具体的な理由や詳細な経緯は、広く報じられていません。
一方、2026年4月のUHB北海道文化放送の取材では、山田さん自身が今後の方向性を語っています。
「今後は競技の第一線からは退きますが選手兼コーチとしてやっていくことになります」
この発言が示すのは、スケートそのものから完全に離れるという意味ではなく、トップレベルの競技活動に一区切りをつけ、指導者としての役割を強めていくという選択です。
2025年末の発表をもって、これまでの競技人生に一区切りをつけた一方、スケートとの関係は2026年以降も続いています。
【2026年最新】山田将矢の現在はウェルネットの選手兼コーチ
2026年11月現在、山田さんはウェルネット株式会社のスケート部で選手兼コーチを務めています。
大きな転機となったのが、2026年4月1日に発表されたウェルネットスケート部の設立です。
2026年4月にウェルネットスケート部が発足ウェルネット株式会社は2026年4月1日付で、スピードスケートチームの新設を発表しました。
新チームの監督兼ゼネラルマネージャーには、1984年サラエボ冬季オリンピック日本代表の鈴木靖さんが就任しています。
チームの主なメンバーは以下のとおりです。
- 監督兼ゼネラルマネージャー:鈴木靖さん
- 選手兼コーチ:山田将矢さん
- 選手:山田和哉さん
- 選手:蟻戸一永さん
- 選手:山本悠乃さん
ウェルネットは、選手の競技力向上と練習・活動への支援強化をチーム設立の目的として掲げています。
山田将矢が挑戦する新しいコーチ像UHBの2026年4月1日の報道では、山田さんは指導者としての目標についても話しています。
本人が掲げているのは、質の高い指導を行いながら、選手と一緒に成長していくコーチ像です。
この方向性には、現役選手として世界のトップレベルと競い合ってきた経験が生きる可能性があります。
特に、1000mと1500mの両方でW杯優勝を経験したことや、所属先の廃部という困難を乗り越えた経験は、若い選手にとって技術面だけではない学びにつながるでしょう。
また、競技者の立場を理解している指導者は、レースに向けた調整やプレッシャーへの向き合い方についても、実体験を踏まえて伝えられます。
2026年の山田さんは、単に競技を終えた元選手ではありません。日本のスピードスケートを支える側へと役割を広げている人物です。
【結婚相手は小野寺優奈】プロフィールと2026年3月の結婚を紹介
山田将矢さんのプライベートで大きな話題となったのが、2026年3月の結婚発表です。
結婚相手は、同じスピードスケート競技で活躍してきた小野寺優奈さん。競技生活に一区切りをつけた元アスリート同士の結婚として報じられました。
小野寺優奈のプロフィール小野寺優奈さんは、女子スピードスケートの中長距離種目で活躍してきた元選手です。
JOCやフジテレビのスケート選手紹介によると、プロフィールは次のとおりです。
- 名前:小野寺優奈(おのでら・ゆな)
- 生年月日:1998年3月2日
- 年齢:28歳(2026年11月現在)
- 出身地:北海道
- 身長:161cm
- 最終学歴:高崎健康福祉大学
- 所属:富士急行株式会社(競技活動時)
- 主な種目:女子1500m・3000m
2025年のハルビン冬季アジア大会では、女子1500mで9位、3000mで9位、チームパシュートで4位という成績を残しています。
山田さんとは同じスピードスケート界で活動してきたため、競技への理解やアスリートとしての経験を共有できる関係です。
2026年3月2日に結婚を発表山田さんは2026年3月2日、自身のInstagramで結婚を報告しました。
翌3日には小野寺さんも結婚を公表。1月にプロポーズを受け、約2か月の婚約期間を経て結婚したことを明らかにしています。
注目されたのは、結婚日が小野寺さんの28歳の誕生日と重なっていたことです。
報道では、山田さんが指輪を贈る場面や花束を持った小野寺さんとの写真、2人で結婚を報告する写真なども紹介されました。
また、長野オリンピックのスピードスケート女子500m銅メダリストである岡崎朋美さんからも祝福のコメントが寄せられています。
2026年8月29日に結婚式を挙げたことも報告結婚発表後の近況として注目したいのが、2026年9月の挙式報告です。
デイリースポーツの報道によると、小野寺さんは9月4日にInstagramで結婚式を終えたことを報告しました。
挙式日は2026年8月29日。羽織はかまと白無垢姿の2ショットも公開され、結婚式や披露宴を楽しく過ごせたこと、参列者への感謝などを伝えています。
3月の入籍発表から約半年後に挙式という流れです。2026年11月現在、2人は結婚を公表し、夫婦として新しい生活をスタートさせています。
なお、子どもや家族構成などについて、本人たちから公表された詳細な情報はありません。
【誤解を整理】山田将矢について知っておきたい3つの事実
山田将矢さんについて調べる際には、競技記録や引退後の肩書について、時期を区別して理解することが大切です。
1. 1000mの日本記録は現在も山田将矢が保持している?現在の日本記録保持者ではありません。山田さんが2020年に樹立した1分07秒03は、2024年に野々村太陽選手が1分06秒68を記録したことで更新されました。
山田さんの実績は、あくまで日本記録を樹立した元保持者として評価するのが正確です。
2. 2025年末の引退でスケート活動も完全終了した?完全にスケート界を離れたわけではありません。2026年4月からはウェルネットスケート部の選手兼コーチとして活動しています。
本人も競技の第一線から退く一方で、指導者として挑戦する意向を明らかにしています。
3. 山田将矢はオリンピックに出場した?JOCの選手プロフィールでは、山田さんのオリンピック出場歴は掲載されていません。2025年のハルビン冬季アジア大会には出場していますが、これは冬季オリンピックとは別の国際大会です。
一方、ウェルネット所属の山田和哉さんは山田将矢さんの弟で、2026年のミラノ・コルティナ冬季オリンピックに出場しています。兄弟の競技実績を混同しないよう注意が必要です。
山田将矢に関するよくある質問(FAQ)
Q1:山田将矢さんの現在の年齢は?
A1:1996年7月3日生まれで、2026年11月現在30歳です。北海道帯広市出身で、日本大学を卒業しています。
Q2:山田将矢さんはいつ引退した?
A2:2025年末の全日本選手権を節目に現役引退を表明しました。ただし、2026年以降はウェルネットスケート部の選手兼コーチとして活動しています。
Q3:山田将矢さんの結婚相手は誰?
A3:元スピードスケート選手の小野寺優奈さんです。2026年3月2日に結婚を発表し、同年8月29日に結婚式を挙げています。
Q4:山田将矢さんの1000mの日本記録は何秒?
A4:2020年2月15日にソルトレークシティーで記録した1分07秒03です。その後、2024年に野々村太陽選手が1分06秒68を記録し、日本記録を更新しました。
Q5:山田将矢さんのW杯2冠とは?
A5:2023年11月のW杯帯広大会で、男子1000mと1500mの両種目を制したことです。同一大会でのこの2種目制覇は日本男子初の快挙でした。
Q6:山田将矢さんは引退後に何をしている?
A6:2026年4月に発足したウェルネットスケート部で選手兼コーチを務めています。若手選手への指導やチームの競技力向上に取り組んでいます。
山田将矢さんは、北海道帯広市でスケートを始め、日本大学を卒業後、日本電産サンキョーを経てウェルネット株式会社の支援を受けながら競技を続けてきました。
男子1000mの日本記録1分07秒03、2023年のW杯2冠、2025年ハルビン冬季アジア大会のチームスプリント銅メダルなど、国内外で確かな実績を残しています。
2025年末には競技人生に一区切りをつけましたが、2026年4月からはウェルネットスケート部の選手兼コーチとして新しい役割を担っています。
プライベートでは、元スピードスケート選手の小野寺優奈さんと2026年3月に結婚し、8月には結婚式も報告しました。
山田さんのキャリアを振り返ると、記録やメダルだけでなく、所属先の廃部という困難を乗り越えて競技を続けた経験も大きな意味を持っています。
今後注目したいのは、選手として世界と戦ってきた経験を、指導者としてどのように次世代へ伝えていくかという点です。日本スピードスケート界を支える新たな立場で、山田将矢さんがどのような成果を生み出すのか期待が集まります。
主な根拠資料