ホーム スポーツ 【2026年パ・リーグ防御率ランキング】公式記録TOP10を一挙公開

【2026年パ・リーグ防御率ランキング】公式記録TOP10を一挙公開

時任 沙也加 時任 沙也加 • 更新: • 公開: • 読了約 15 分
目次

2026年のパ・リーグ公式戦は10月6日に全日程が終了した。NPB公式サイトの「2026年度パシフィック・リーグ リーダーズ(投手部門)」によると、防御率1位は平良海馬、2位は隅田知一郎。3位以下には日本ハム、ソフトバンク、オリックスの投手が続いた。

以下は、NPB公式記録に掲載された規定投球回以上の投手ランキングだ。順位は2026年シーズン終了時点の確定成績である。

2026年度・パ・リーグ防御率ランキング/NPB公式記録

順位 投手名 所属球団 防御率 {#each [{r:1,n:"平良海馬",t:"西武",e:"1.36"},{r:2,n:"隅田知一郎",t:"西武",e:"2.27"},{r:3,n:"北山亘基",t:"日本ハム",e:"2.56"},{r:4,n:"大津亮介",t:"ソフトバンク",e:"2.68"},{r:5,n:"エスピノーザ",t:"オリックス",e:"2.71"},{r:6,n:"早川隆久",t:"楽天",e:"2.94"},{r:7,n:"伊藤大海",t:"日本ハム",e:"3.18"},{r:8,n:"九里亜蓮",t:"オリックス",e:"3.19"},{r:9,n:"武内夏暉",t:"西武",e:"3.27"},{r:10,n:"荘司康誠",t:"楽天",e:"3.45"}] as p} {p.r}位 {p.n} {p.t} {p.e} {/each}

出典:日本野球機構「2026年度 パシフィック・リーグ リーダーズ(投手部門)」。

ランキングの特徴は、西武の平良と隅田が1位・2位を独占したことだ。加えて、5位までに5球団のうち4球団の投手が入り、各チームのエース級が安定した成績を残したシーズンだった。

1位の平良と2位の隅田には0.91ポイントの差がある。3位の北山も2.56と優秀な数字を記録したが、平良の1点台は際立っている。

【上位5投手を徹底比較】平良・隅田・北山・大津・エスピノーザの実力

防御率パリーグ

防御率だけを並べると順位は明確になる。しかし、投球回や奪三振、与四球、WHIPまで確認すると、上位投手それぞれの持ち味が違うことが分かる。

1位・平良海馬|防御率1.36、先発再転向で頂点へ


防御率ランキング1位

1.36


2026年シーズン成績

平良の2026年成績は、23試合登板、12勝5敗、146投球回、141奪三振、自責点22。WHIPは0.96で、被本塁打もわずか4本だった。

特に注目したいのは、2026年から先発投手に再転向した点だ。2025年は最多セーブ投手賞を獲得した救援投手だったが、今季は本人が先発への再転向を希望し、その役割で結果を残した。

加えて、2022年には最優秀中継ぎ投手賞を獲得している。中継ぎ、抑え、先発という異なる役割で実績を積み、2026年に初の最優秀防御率投手賞を手にした。

パ・リーグのタイトル表彰でも防御率1.36が正式に認定されている。救援投手としての実績だけでなく、先発投手としてもリーグ最高の結果を残したことに大きな意味がある。

2位・隅田知一郎|防御率2.27、リーグ屈指の安定感


2.27


防御率ランキング2位

隅田は24試合に登板し、10勝8敗、166回1/3を投げて148奪三振を記録した。自責点は42。WHIPは0.95となっている。

興味深いのは、WHIPでは平良の0.96をわずかに上回る0.95を記録していることだ。つまり、1イニングあたりに許した安打と四球の合計では、隅田の方が少なかった。

防御率では平良が大きくリードしている一方、走者を出さない安定性という別の角度では隅田も非常に優秀だった。西武が上位2枠を占めた理由を考えるうえで、この違いは見逃せない。

3位・北山亘基|防御率2.56、13勝で勝率トップ


2.56


防御率ランキング3位

北山は24試合に登板して13勝3敗、147回2/3を投げ、139奪三振を記録した。WHIPは1.02、勝率は.813。防御率だけでなく、勝敗の面でも優れたシーズンだった。

2026年のパ・リーグでは、北山が勝率第一位投手賞と最多勝利投手賞を獲得している。最多勝利についてはオリックスのエスピノーザも13勝で並んだ。

防御率3位、13勝、勝率.813という数字は、北山が先発投手として安定して試合を作ったことを示している。

4位・大津亮介|防御率2.68、四球の少なさが光る


2.68


防御率ランキング4位

大津は22試合に登板し、12勝5敗、144回1/3を投げて113奪三振。自責点は43、WHIPは1.06だった。

特筆すべきは与四球27という数字だ。9イニング換算の与四球率は1.68。上位投手の中でも制球力に強みを持つタイプで、無駄な走者を出さずに投球を組み立てる特徴が表れている。

奪三振数では平良や隅田に及ばないものの、四球を抑えながら長いイニングを投げた点は評価できる。

5位・エスピノーザ|防御率2.71、13勝を挙げた助っ人右腕


2.71


防御率ランキング5位

エスピノーザは23試合に登板して13勝6敗、149回1/3を投げた。奪三振136、与四球33、自責点45で、WHIPは1.01だった。

13勝は北山と並ぶリーグ最多勝の数字。防御率も2.71と3点を下回り、オリックスの先発陣を支えた。

特にWHIP1.01、奪三振率8.20、与四球率1.99という数値からは、安定した制球と三振を奪う能力を両立していたことが読み取れる。

【規定投球回とは?】パ・リーグの個人成績とチーム防御率の違い

防御率ランキングを調べる際、必ず理解しておきたいのが「規定投球回」だ。

NPBの2026年度公式記録では、規定投球回はチーム試合数×1.0と定められている。2026年は各球団143試合を戦ったため、規定投球回は143回となる。

つまり、143イニング以上を投げた投手が、規定投球回以上のランキングに掲載される対象となる。平良の146回、隅田の166回1/3、北山の147回2/3などは、この条件をクリアしている。

規定投球回が設けられている理由は、少ない登板数で一時的に低い防御率を記録した投手と、シーズンを通じて投げ続けた投手を同じ条件で比較しないためだ。

パ・リーグチーム防御率ランキングとの違い

個人防御率とチーム防御率は、同じ計算式を使うものの、集計する対象が違う。

個人防御率は特定の投手が登板した試合の自責点と投球回から算出する。一方、チーム防御率は所属球団の投手陣全体の自責点と投球回を集計したものだ。先発だけでなく、中継ぎや抑えの成績も反映される。

2026年のパ・リーグのチーム防御率は次のようになった。

- 西武:2.87
- ソフトバンク:2.88
- 日本ハム:3.38
- 楽天:3.63
- ロッテ:3.84
- オリックス:3.96

注目は西武の2.87とソフトバンクの2.88だ。両チームの差はわずか0.01。西武は個人防御率1位の平良と2位の隅田を擁し、チーム全体でもリーグ最少の防御率を記録した。

ただし、チーム防御率が低いからといって、必ずしも特定の先発投手だけの貢献で説明できるわけではない。救援投手の失点抑止や登板管理、守備陣の働きも含めた結果である。

【防御率の計算方法と仕組み】WHIP・奪三振との違いも解説

防御率は、投手が9イニングを投げた場合に何点の自責点を許すかを示す指標だ。NPBが公開している計算方法は次のとおり。


防御率の計算式

自責点 × 9 ÷ 投球回

平良海馬の2026年成績で計算

22 × 9 ÷ 146


約1.36


自責点22、投球回146回。小数点以下3桁目を四捨五入。

自責点と失点は同じではない

防御率の計算で重要なのは、失点ではなく自責点を使うことだ。

例えば、守備側のエラーによって本来ならアウトになっていた打者が出塁し、その後に得点した場合、記録員の判断によって自責点に含まれないケースがある。

そのため、投手の失点が多くても自責点が少なければ、防御率は大きく悪化しない場合がある。逆に、失策がなく投手自身の責任による失点が増えれば、防御率も上がる。

この仕組みを理解すると、単純な失点数だけで投手の成績を判断することが適切でない理由が分かる。

WHIPは走者を出さない能力を測る指標

WHIPは、1イニングあたりに許した被安打と与四球の合計を表す指標だ。

WHIP=(被安打+与四球)÷投球回

数値が低いほど、安打や四球によって走者を出す頻度が少ない。防御率が失点抑止の結果を示すのに対し、WHIPは走者を出す頻度に注目している。

2026年の上位投手を比較すると、平良0.96、隅田0.95、北山1.02、大津1.06、エスピノーザ1.01。全員が1.10を下回る安定した数値を記録した。

なお、一般的なWHIPの計算では死球は含めず、被安打と与四球を対象にする。

奪三振数と奪三振率もチェック

奪三振は、投手が打者を三振に仕留めた合計数。奪三振率(K/9)は9イニングあたりの奪三振数を表す。

2026年の上位5人では、隅田の148奪三振が最多で、平良141、北山139、エスピノーザ136、大津113と続いた。

奪三振数は投球回が多いほど増えやすいため、投手の三振を奪う能力を比べる場合は奪三振率も確認したい。平良は8.69、隅田は8.01、北山は8.47を記録している。

防御率、WHIP、奪三振率を組み合わせれば、失点を抑える能力、走者を出さない能力、打者を直接打ち取る能力をそれぞれ評価できる。

【プロ野球防御率ランキング歴代】平良の1.36はどれほどすごい?

平良の1.36は、2026年のパ・リーグで1位というだけではない。NPB公式の歴代シーズン防御率記録でも、上位に入る数字だ。

NPB公式の歴代最高記録一覧では、平良の2026年の1.36は35位に掲載されている。直下の36位には、1957年の稲尾和久の1.37が並ぶ。

加えて、球団の公式発表によると、西武の投手が防御率1.50未満で最優秀防御率投手賞を獲得するのは、前身の西鉄ライオンズ時代に稲尾和久が記録した1956年の1.06、1957年の1.37、1958年の1.42以来となる。

長い歴史を持つプロ野球において、1.36という成績がいかに高い水準にあるかが分かる。

平良の記録が持つもう一つの価値

平良の2026年シーズンを評価するうえで、もう一つ重要なのが投手としての役割の変化だ。

これまで最優秀中継ぎ投手賞と最多セーブ投手賞を獲得してきた平良が、今季は先発投手として最優秀防御率投手賞を手にした。

パ・リーグ.comの2026年タイトル獲得者紹介によると、同一投手がキャリアを通じて最優秀中継ぎ投手賞、最多セーブ投手賞、最優秀防御率投手賞の3タイトルを獲得したのはNPB史上初とされる。

救援投手として培った経験を先発の舞台で生かし、146イニングを投げて防御率1.36を残した。この役割転換と結果の両立こそ、2026年の平良を象徴するポイントだ。

【防御率パ・リーグに関するよくある質問(FAQ)】

Q1:2026年のパ・リーグで防御率1位になった投手は誰?

A1:埼玉西武ライオンズの平良海馬だ。2026年の防御率は1.36で、初の最優秀防御率投手賞を獲得した。

Q2:2026年のパ・リーグ防御率2位は誰?

A2:西武の隅田知一郎だ。防御率2.27で、平良に続く2位となった。166回1/3を投げ、148奪三振を記録している。

Q3:パ・リーグの規定投球回は何回?

A3:2026年は各球団143試合だったため、規定投球回は143回。NPBではチーム試合数×1.0で算出する。

Q4:防御率はどのように計算する?

A4:自責点に9を掛け、投球回で割って算出する。失点ではなく自責点を使う点が重要だ。

Q5:防御率とWHIPはどちらを重視すべき?

A5:評価する目的によって異なる。防御率は自責点による失点抑止力、WHIPは被安打と与四球による走者の出しにくさを示す。両方を確認すると投手の特徴をより正確に把握できる。

Q6:2026年のパ・リーグでチーム防御率1位はどこ?

A6:埼玉西武ライオンズだ。チーム防御率は2.87で、2位の福岡ソフトバンクホークスの2.88を0.01上回った。

2026年のパ・リーグ防御率ランキングは、平良海馬の1.36が頂点に立ち、隅田知一郎の2.27、北山亘基の2.56、大津亮介の2.68、エスピノーザの2.71と続いた。

平良は先発再転向という大きな役割変更を経て、リーグ最高の防御率を記録。NPB歴代シーズン記録でも35位に入る数字を残し、投手として新たな実績を築いた。

一方、隅田はWHIP0.95、北山は13勝3敗で勝率.813、大津は与四球の少なさ、エスピノーザは13勝と、それぞれ異なる強みを発揮した。

投手成績を比較するときは、次の3つを押さえておきたい。

  • 防御率:自責点を基準に失点を抑える能力を評価する。
  • WHIP:被安打と与四球から走者を出す頻度を評価する。
  • 奪三振率:9イニングあたりの三振数から打者を打ち取る能力を評価する。

特に規定投球回をクリアした投手同士を比較することで、シーズンを通じた安定性も見えてくる。2026年のパ・リーグは、平良の歴史的な1.36を筆頭に、先発投手の質と各球団の投手運用を振り返るうえでも印象的なシーズンとなった。

今後の投手成績を見る際も、防御率という一つの数字だけで判断せず、WHIPや奪三振、投球回まで確認することが、投手の本当の実力を見極める近道となる。

同じカテゴリの記事

時任 沙也加

アイドルとライブ情報を担当。公式サイトの告知、リリース、本人の投稿を照合してから記事を書いています。

おすすめの関連記事