2026年のメジャーリーグ(MLB)レギュラーシーズンが終了し、年間のホームラン数ランキングが確定した。今季のMLB全体トップは、シカゴ・カブスのピート・クロウ=アームストロングとフィラデルフィア・フィリーズのカイル・シュワーバー。ともに45本塁打を記録し、メジャー最多の座を分け合った。 アメリカンリーグではボルティモア・オリオールズのピート・アロンソが43本で本塁打王に輝いている。MLB公式の2026年最終成績は9月27日に確定した。
日本人メジャーリーガーでは、シカゴ・ホワイトソックスの村上宗隆が35本で最多。岡本和真が33本、大谷翔平が30本、鈴木誠也が26本と続いた。大谷は本塁打数では日本人トップではなかったものの、OPS.889という優れた数字を残している。2026年の本塁打ランキング、リーグ別の順位、日本人選手の打点・OPS比較、さらに歴代のシーズン最多記録や通算ホームラン数まで詳しく整理する。
【2026年最新】メジャーのホームラン数ランキング!45本で並んだ2人の主役
2026年のMLB本塁打ランキングで最も注目されたのは、45本で並んだクロウ=アームストロングとシュワーバーだ。
MLB公式が発表したレギュラーシーズンの最終成績によると、両選手がメジャー全体のトップ。3位には43本のアロンソが入り、42本のヨルダン・アルバレスとジュニア・カミネロが続いた。
2026年の上位ランキングは以下のとおり。
2026年MLB本塁打数ランキング(レギュラーシーズン最終成績)
出典:MLB公式2026年最終成績、Baseball-Reference、League Leaders。複数選手が同数の場合は同順位。
ピート・クロウ=アームストロング:45本塁打でブレークシカゴ・カブス/外野手
45本
打点107・162試合出場
クロウ=アームストロングは2026年に162試合へ出場し、45本塁打、107打点を記録した。
特筆すべきなのは、本塁打だけでなく走攻守のバランスにも優れている点だ。ナショナルリーグのOPSでも.942を記録し、リーグトップに立った。
MLB公式のシーズン総括でも、2026年のナショナルリーグを代表する選手として取り上げられている。
カイル・シュワーバー:安定した長打力で45本フィラデルフィア・フィリーズ/指名打者
45本
打点97・156試合出場
シュワーバーは2025年に56本塁打を放った強打者。2026年も45本を記録し、2年連続で圧倒的な長打力を示した。
156試合で45本という数字は、出場試合数を考えても非常に高い水準だ。
クロウ=アームストロングが走攻守を兼ね備えたタイプであるのに対し、シュワーバーは長打力を最大の武器とする打者。異なる特徴を持つ2人が同じ45本で並んだことが、2026年の本塁打争いを象徴している。
【リーグ別ランキング】アメリカンリーグとナショナルリーグの本塁打王は誰?
MLBの本塁打ランキングを理解するうえで押さえたいのが、アメリカンリーグ(AL)とナショナルリーグ(NL)の違いだ。
MLB全体の最多本塁打と、各リーグの本塁打王は必ずしも同じ意味ではない。2026年はナショナルリーグの2人が全体トップに並び、アメリカンリーグでは別の選手がトップに立った。
アメリカンリーグ本塁打ランキング2026年のアメリカンリーグでは、ピート・アロンソが43本で1位となった。
| 順位 | 選手 | 本塁打 |
|---|---|---|
| 1位 | ピート・アロンソ | 43本 |
| 2位 | ヨルダン・アルバレス | 42本 |
| 2位 | ジュニア・カミネロ | 42本 |
| 4位 | ベン・ライス | 41本 |
| 5位 | 村上宗隆 | 35本 |
| 6位 | 岡本和真 | 33本 |
アロンソは2026年にメッツからオリオールズへ移籍し、新天地で43本塁打、113打点を記録した。
MLB公式の最終成績によれば、アロンソがアメリカンリーグの本塁打と打点の両部門でトップに立った。ナショナルリーグでは2022年にメッツの選手として打点王になっており、異なるリーグで打点王を獲得した選手としても歴史的なシーズンとなった。
ナショナルリーグ本塁打ランキングナショナルリーグはクロウ=アームストロングとシュワーバーが45本で同率1位。
| 順位 | 選手 | 本塁打 |
|---|---|---|
| 1位 | ピート・クロウ=アームストロング | 45本 |
| 1位 | カイル・シュワーバー | 45本 |
| 3位 | ハンター・グッドマン | 41本 |
| 3位 | マット・オルソン | 41本 |
| 5位 | ラファエル・デバース | 37本 |
クロウ=アームストロングはカブスの選手として、サミー・ソーサ以来となるリーグ本塁打トップの快挙を達成した。
シュワーバーも近年のナショナルリーグを代表する長距離打者であり、2026年は5シーズン中3度目となるリーグ本塁打トップとなった。
【日本人メジャーリーガーのホームラン数】村上宗隆が35本でトップ!
2026年の日本人メジャーリーガーの本塁打数で、最も大きな注目を集めたのが村上宗隆だ。
村上はホワイトソックスで35本塁打を記録し、日本人選手の年間最多となった。岡本和真も33本を放ち、MLB初年度から30本の大台を突破している。
一方、大谷翔平は30本、鈴木誠也は26本。ホームラン数だけを比較すると村上がトップだが、打点やOPSまで確認すると、それぞれの選手の特徴が見えてくる。
2026年日本人選手の本塁打・打点・OPS比較シカゴ・ホワイトソックス
35本
77打点・OPS .825
日本人最多。127試合の出場で35本塁打を記録した。
トロント・ブルージェイズ
33本
92打点・OPS .762
MLB初年度から33本塁打、92打点をマーク。
ロサンゼルス・ドジャース
30本
81打点・OPS .889
日本人選手の中でOPSトップ。投手としても14試合に登板。
シカゴ・カブス
26本
86打点・OPS .841
打点は大谷を上回る86。安定した打撃成績を残した。
村上宗隆:35本塁打の一方で見えた課題
村上は2026年、127試合で35本塁打、77打点を記録した。
注目したいのは、ホームラン数と打率の差だ。打率は.207だった一方、出塁率は.347、長打率は.478。OPSは.825となっている。
さらに三振は196個。パワーを発揮する一方で、三振の多さやコンタクト面には改善の余地が残った。
それでも127試合で35本というペースは見逃せない。162試合に単純換算すると約45本に相当する。実際の年間成績と仮想的な換算値は区別する必要があるが、長打力の高さを示す数字だ。
岡本和真:33本塁打、92打点で存在感岡本はブルージェイズで156試合に出場し、33本塁打、92打点を記録した。
MLB初年度から30本塁打を超えたことは大きな成果だ。日本プロ野球で培った長打力をメジャーでも発揮し、アメリカンリーグの本塁打ランキングでも上位に入った。
村上との比較では、村上が本塁打数で2本上回り、岡本は打点で15上回っている。
ホームラン数だけでは見えない、得点への貢献度の違いが表れている。
大谷翔平:30本塁打でもOPSは日本人トップ大谷の2026年レギュラーシーズン成績は30本塁打、81打点、打率.275、OPS.889だった。
2025年の55本塁打と比較すると、本塁打数は25本減少している。しかし、2026年も投手として14試合に登板し、85回2/3を投げて防御率1.79を記録した。
打者としての成績だけでなく、投手としての貢献も含めて評価する必要があるのが大谷の特徴だ。
また、MLB通算では2026年レギュラーシーズン終了時点で310本塁打に到達している。年間30本という数字だけで、大谷の長期的な実績を判断することはできない。
鈴木誠也:26本塁打、86打点でチームに貢献鈴木は143試合で26本塁打、86打点、打率.270、OPS.841を記録した。
本塁打数では日本人選手4人の中で4番目だが、OPSは大谷に次ぐ2番目。打点も86と、岡本に続く数字となっている。
本塁打数だけを見ると村上や岡本に及ばないが、出塁と長打を組み合わせた総合的な打撃力では高い水準を維持した。
【ホームラン数・打点・OPSを比較】本当に優れた打者を見極めるポイント
ホームラン数は打者の長打力を評価するうえで分かりやすい指標だ。しかし、打者としての総合的な価値を判断するには、打点やOPSも確認する必要がある。
ホームラン数と打点は必ずしも比例しない2026年のMLB全体を見ると、その違いがはっきり分かる。
| 選手 | HR | 打点 |
|---|---|---|
| クロウ=アームストロング | 45 | 107 |
| シュワーバー | 45 | 97 |
| アロンソ | 43 | 113 |
| アルバレス | 42 | 106 |
本塁打数トップの2人を上回り、アロンソが113打点を記録している。
打点はホームランだけで決まる数字ではない。前の打者が出塁しているか、どの打順で打席に立つか、走者がいる場面でどれだけ結果を残せるかによって変わる。
そのため、ホームラン数と打点の順位が一致しないことは珍しくない。
OPSは打者の総合的な攻撃力を見る指標OPSとは、出塁率(OBP)と長打率(SLG)を足した指標だ。
\[
OPS=出塁率+長打率
\]
出塁率はどれだけ塁に出られるか、長打率はどれだけ長打を生み出せるかを示している。
2026年はアメリカンリーグでアルバレスがOPS1.033、ナショナルリーグではクロウ=アームストロングが.942でトップだった。
アルバレスは42本塁打で全体トップの45本には届かなかったものの、OPSではメジャー全体のトップに立っている。
この違いから分かるのは、ホームラン王と最も総合的な打撃成績を残した選手は、必ずしも同じではないということだ。
【歴代ランキング】メジャーリーグのシーズン最多本塁打記録と通算記録
2026年の45本塁打は十分に優れた数字だが、MLBの歴史を振り返ると、さらに大きな記録が存在する。
ここでは、1シーズンの本塁打数と、選手生活を通じた通算本塁打数を分けて確認する。
MLBシーズン最多本塁打ランキングMLB公式が紹介する歴代シーズン最多本塁打記録では、バリー・ボンズの73本が頂点に立っている。
| 順位 | 選手 | 年 | 本塁打 |
|---|---|---|---|
| 1位 | バリー・ボンズ | 2001年 | 73本 |
| 2位 | マーク・マグワイア | 1998年 | 70本 |
| 3位 | サミー・ソーサ | 1998年 | 66本 |
| 4位 | マーク・マグワイア | 1999年 | 65本 |
| 5位 | サミー・ソーサ | 2001年 | 64本 |
| 6位 | サミー・ソーサ | 1999年 | 63本 |
| 7位 | アーロン・ジャッジ | 2022年 | 62本 |
| 8位 | ロジャー・マリス | 1961年 | 61本 |
| 9位タイ | ベーブ・ルース | 1927年 | 60本 |
| 9位タイ | カル・ローリー | 2025年 | 60本 |
特に注目したいのは、2001年のボンズだ。
73本という記録は、現在もMLBのシーズン最多本塁打記録として残っている。70本を記録したマグワイア、60本以上を複数回達成したソーサなど、1990年代後半から2000年代初頭にかけては歴史的なホームラン競争が繰り広げられた。
また、2022年にはアーロン・ジャッジが62本を記録。2025年にはシアトル・マリナーズのカル・ローリーが60本を放ち、捕手およびスイッチヒッターのシーズン最多記録も更新した。
それらと比較すると、2026年の45本は歴代の60本塁打以上の記録には届いていない。
MLB通算ホームラン数の歴代ランキングシーズン記録とは別に、選手が現役生活を通して何本のホームランを打ったかを示すのが通算本塁打数だ。
2026年時点のMLB通算本塁打数の歴代上位は以下のとおり。
| 順位 | 選手 | 通算本塁打 |
|---|---|---|
| 1位 | バリー・ボンズ | 762本 |
| 2位 | ハンク・アーロン | 755本 |
| 3位 | ベーブ・ルース | 714本 |
| 4位 | アルバート・プホルス | 703本 |
| 5位 | アレックス・ロドリゲス | 696本 |
| 6位 | ウィリー・メイズ | 660本 |
| 7位 | ケン・グリフィー・ジュニア | 630本 |
| 8位 | ジム・トーミ | 612本 |
| 9位 | サミー・ソーサ | 609本 |
| 10位 | フランク・ロビンソン | 586本 |
日本人選手に目を向けると、大谷翔平は2026年レギュラーシーズン終了時点で通算310本塁打を記録している。
これは日本人選手としてのMLBでの実績を考えるうえでも大きな数字だ。
なお、通算記録はレギュラーシーズンの合計であり、ポストシーズンの本塁打とは区別される。
【2026年の成績を正しく読む】ホームランランキングで間違えやすい3つのポイント
MLBの本塁打数を調べる際には、数字の比較方法にも注意したい。
特にシーズン成績、リーグ別ランキング、通算記録は、それぞれ異なる基準で集計されている。
① レギュラーシーズンとポストシーズンを混同しないMLBの年間本塁打ランキングで一般的に使用されるのは、レギュラーシーズンの成績だ。
ポストシーズンは別集計となるため、プレーオフで追加されたホームランを年間ランキングに足してはいけない。
2026年の村上の35本、大谷の30本もレギュラーシーズンの数字である。
② リーグ別の本塁打王とMLB全体の最多を区別する2026年はクロウ=アームストロングとシュワーバーがMLB全体のトップだった。
しかし、アメリカンリーグの本塁打王はアロンソの43本。
このように、リーグ別のタイトルとMLB全体のランキングでは見方が異なる。
③ 本塁打数だけで選手の優劣を決めない本塁打数は打者のパワーを比較するには便利だが、総合的な打撃能力を判断するには情報が足りない。
OPS、打率、出塁率、打点なども確認することで、選手の特徴がより明確になる。
2026年は村上が日本人最多の35本塁打を記録した一方、大谷はOPS.889で日本人トップだった。
こうした違いを把握することが、MLBの成績を正しく楽しむポイントとなる。
【プロの結論】2026年のメジャー本塁打数から分かること
2026年のMLBは、45本塁打で並んだクロウ=アームストロングとシュワーバーが主役となったシーズンだった。
アメリカンリーグではアロンソが43本でタイトルを獲得し、日本人選手では村上宗隆が35本でトップ。岡本和真も33本を記録し、日本人打者の長打力を示した。
今回の成績から読み取れる要点は3つある。
- 本塁打王と総合的な打撃力は別の評価軸: 45本塁打の選手がOPSでも必ずトップになるわけではない。
- 日本人打者の長打力が目立った: 村上35本、岡本33本という数字は、2026年の日本人選手を語るうえで重要な実績となった。
- 歴代記録との比較も欠かせない: 45本は立派なシーズン成績だが、ボンズの73本やローリーの60本とは別の記録水準にある。
今後のMLBでは、村上や岡本がこの本塁打数をさらに伸ばせるか、大谷が再び50本以上を狙えるか、そしてクロウ=アームストロングやシュワーバーが長打力を維持するかが注目される。
【メジャーのホームラン数】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年のメジャーリーグでホームラン数が最も多かった選手は誰ですか?
2026年はピート・クロウ=アームストロングとカイル・シュワーバーが、ともに45本塁打でメジャー全体の1位となりました。
Q2:2026年の日本人メジャーリーガーでホームラン数が最も多かったのは誰ですか?
村上宗隆です。シカゴ・ホワイトソックスで35本塁打を記録しました。2位は岡本和真の33本、3位は大谷翔平の30本です。
Q3:大谷翔平の2026年のホームラン数は何本ですか?
レギュラーシーズンでは30本です。打点81、打率.275、OPS.889を記録し、投手としても14試合に登板しました。
Q4:2026年のアメリカンリーグの本塁打王は誰ですか?
ピート・アロンソです。43本塁打でリーグトップとなり、113打点でもアメリカンリーグ1位を獲得しました。
Q5:MLBのシーズン最多ホームラン記録は何本ですか?
バリー・ボンズが2001年に記録した73本です。2026年終了時点でもMLB歴代1位の記録です。
Q6:MLB通算ホームラン数の歴代1位は誰ですか?
バリー・ボンズの762本です。2位はハンク・アーロンの755本、3位はベーブ・ルースの714本です。
Q7:ホームラン数とOPSはどちらを重視すべきですか?
長打力を比較するなら本塁打数、出塁能力と長打力を合わせた打撃成績を比較するならOPSが参考になります。選手を総合的に評価する場合は、打点や打率なども合わせて見るのがおすすめです。
2026年のメジャーリーグでは、ピート・クロウ=アームストロングとカイル・シュワーバーが45本で同率トップとなった。アメリカンリーグはピート・アロンソが43本で本塁打王に輝いている。
日本人選手では村上宗隆が35本で最多。岡本和真の33本、大谷翔平の30本、鈴木誠也の26本も、それぞれ異なる強みを示す成績だった。
また、歴代記録を見ると、バリー・ボンズの73本塁打や通算762本という数字が、MLBの長い歴史の中で特別な位置を占めている。
2026年の本塁打数を比較するときは、年間順位だけでなく、打点・OPS・出場試合数・通算成績まで確認することが大切だ。 そうすることで、単なるホームランの本数だけでは見えない選手の実力やシーズンの価値が見えてくる。
主な参照資料:MLB公式2026年レギュラーシーズン最終成績、MLB公式選手別成績、Baseball-Reference、League Leaders、MLB公式歴代本塁打記録。