2026年11月時点の答えは、過去のような作品単独の「進撃の巨人展」の新規開催は公式に発表されておらず、現在開催されている関連イベントはMAPPA EXPO 15th Anniversaryという状況だ。
2026年に新しいWALL TOKYO・WALL OSAKAは開催される?2014年のWALL TOKYO、2015年のWALL OSAKA、2019年のFINALは、いずれも原作漫画『進撃の巨人』の世界を体感するために企画された原画展だった。
一方、2026年のMAPPA EXPOは、アニメーション制作会社MAPPAが設立15周年を記念して開催する総合展覧会である。
公式の展覧会情報では、『進撃の巨人』The Final Seasonの展示が確認できるものの、新しいWALL TOKYOやWALL OSAKA、作品単独のFINAL第2弾に関する開催日程は発表されていない。
つまり、2026年に進撃の巨人関連の展示を見たい人は、MAPPA EXPOを候補にするのが現実的だ。
2026年以降の関連イベント予定注目したいのは、MAPPA EXPOが東京だけで終了する予定ではないことだ。
MAPPA公式の発表によると、東京会場終了後には全国巡回が予定されている。加えて、2026年10月28日には福岡会場の日程も発表された。
- 東京会場:2026年9月16日~12月7日
- 福岡会場:2027年1月~3月
- 福岡会場の詳細:2026年10月28日に発表
ただし、福岡会場で東京と同じ『進撃の巨人』展示が実施されるか、展示内容がどのように引き継がれるかについては、会場別の正式な案内を確認する必要がある。
全国巡回という発表だけを根拠に、すべての会場で同一の展示が見られると考えるのは早計だ。
【歴代開催履歴】WALL TOKYO・WALL OSAKA・FINALを時系列で比較

進撃の巨人展の歴史を理解するうえで重要なのが、最初の原画展からFINALまでの流れだ。
『進撃の巨人』は2009年に連載を開始し、2013年にはテレビアニメ化された。作品の人気が広がるなか、2014年に初の大型原画展が実現した。
公式ポータルサイトによれば、初期の展覧会とその後の巡回展を合わせた来場者数は約45万人を超えている。単なる作品資料の展示にとどまらず、立体造形や映像、音響を組み合わせた体験型イベントとして展開されたことが特徴だ。
歴代の主要展覧会一覧出典:進撃の巨人公式ポータル、各展覧会の開催発表、MAPPA公式発表をもとに整理。
WALL TOKYO:すべての始まりとなった2014年の原画展会場:上野の森美術館
2014年11月28日から2015年1月25日まで開催されたWALL TOKYOは、作品初の本格的な原画展だった。
大きな話題を集めたのは、原画だけではない。
- 実物大スケールの超大型巨人展示
- 諫山創による特別描き下ろし原画
- 光と音を使ったオープニングシアター「上野、陥落の日」
- 360度体感シアター「哮」
- アニメ声優による録り下ろし音声ガイド
漫画のページを読む体験から、作品の世界に入り込む体験へと広げた点が画期的だった。
特に、360度体感シアターではヘッドマウントディスプレイを使った演出が採用され、当時の展覧会としても印象的な試みとなった。
WALL OSAKA:2015年に大阪へ進撃会場:グランフロント大阪 北館 ナレッジキャピタル イベントラボ
WALL OSAKAは、2015年9月11日から10月18日まで開催された。
東京で話題となった原画や立体造形を大阪でも体験できる展覧会として企画され、グランフロント大阪のイベントラボが会場となった。
特徴的だったのは、展示内容を固定せず、会期中に原画の一部を入れ替えたことだ。
2015年10月1日からは新しい原画が加わり、平日には全長3メートル級の巨人が会場に登場する企画も実施された。
開催から2週間で約3万人が来場したという当時の主催者発表からも、関西での注目度がうかがえる。
進撃の巨人展FINAL:2019年、東京・大阪で開催東京会場:森アーツセンターギャラリー
大阪会場:ひらかたパーク イベントホールI
2019年のFINALは、初回のWALL TOKYOから5年後に開催された大型原画展だ。
東京会場の開催期間は2019年7月5日から9月8日。続いて大阪会場が9月21日から12月1日まで開催された。
FINALの展示構成で注目したいのは、来場者が「壁の中」と「壁の外」という2つのルートから選択して進む仕組みだ。
主な展示は次のとおり。
- オープニングシアター
- 原画の世界Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
- 巨人大戦
- 最終話の音展示
- 諫山創のインタビュー映像
- ネームや制作関連資料の展示
特に、実物大ジオラマを再現した「巨人大戦」は大きな見どころだった。
加えて、最終話を視覚的に説明するのではなく、音を通して来場者に想像させる展示も採用された。作品の結末に向き合う体験を、漫画やアニメとは異なる方法で提示した点がFINALならではの特徴だった。
【展示内容を徹底比較】原画・立体造形・音声ガイドは何が違う?
「進撃の巨人展」を調べる読者が知りたいのは、開催履歴だけではない。実際に会場へ行くと何を見られるのか、どの展覧会がどんな体験を提供していたのかも重要だ。
ここでは、過去の原画展と2026年のMAPPA EXPOを分けて整理する。
1.原画展示:漫画の原稿とアニメの制作資料は別物WALL TOKYOやFINALで中心となったのは、原作者・諫山創による漫画の原画だ。
漫画の原画では、キャラクターの表情、線の強弱、コマの構成、背景の描き込みなどを間近で確認できる。
一方、MAPPA EXPOの『進撃の巨人』エリアで展示されるのは、アニメーションの制作資料だ。
ここは見落としやすいポイントである。
- 漫画の原画:諫山創が描いた漫画の原稿
- アニメの原画:アニメーション制作工程で作られる動きの基礎となる作画
- 絵コンテ:映像の構図や動き、演出などを設計する資料
- 背景美術:アニメの舞台となる風景や空間を描いた美術資料
つまり、MAPPA EXPOで見られる原画は、過去の原作漫画展で展示されたものと同じ種類ではない。
漫画家の創作過程に関心がある人と、アニメーターや美術スタッフの仕事に関心がある人では、楽しみ方も変わってくる。
2.立体造形:巨人の存在感を再現過去の展覧会では、巨大な巨人の造形やジオラマが展示の中心的な存在だった。
WALL TOKYOでは実物大超大型巨人が登場し、FINALでは「巨人大戦」という展示エリアが設けられた。
2026年のMAPPA EXPOでも、地鳴らしを映像と立体美術で表現する特設展示がある。
ただし、両者の目的は異なる。
WALL TOKYOやFINALは漫画の世界観そのものを体験させる原画展。一方、MAPPA EXPOはアニメ制作会社の映像表現や制作実績を紹介する展示である。
3.音声ガイド:キャラクターと一緒に展示を巡る楽しみ過去の進撃の巨人展では、アニメ声優による録り下ろしの音声ガイドが用意されていた。
2014年のWALL TOKYOでは、音声ガイドの料金は800円。2019年のFINALでも800円の音声ガイドが案内されていた。
音声ガイドの魅力は、展示物の解説だけでなく、キャラクターの声を通して作品の世界に入り込めることにある。
特に、エレン、ミカサ、アルミン、リヴァイなどのキャラクターが好きなファンにとっては、展示をより深く楽しむ要素になっていた。
一方、2026年のMAPPA EXPOについては、公式のチケット料金一覧に過去の進撃の巨人展と同形式の専用音声ガイド券は掲載されていない。音声ガイドがあると決めつけず、最新の会場案内を確認したい。
【現在開催中】MAPPA EXPO 15th Anniversaryの進撃の巨人展示を解説
2026年の進撃の巨人ファンにとって、最も注目したいイベントが「MAPPA EXPO 15th Anniversary」だ。
MAPPAは2011年に設立されたアニメーション制作会社で、『進撃の巨人』The Final Seasonをはじめ、『呪術廻戦』や『チェンソーマン』などのアニメーション制作を手がけてきた。
15周年展では、これまでの制作作品を横断的に紹介する構成が採用されている。
会場・開催期間・営業時間MAPPA EXPO 15th Anniversary
会場
YURAKUCHO MUSEUM
所在地
東京都千代田区丸の内3-5-1
会期
2026年9月16日~12月7日
通常開催時間
10:00~18:00
通常最終入場
17:00
金曜・土曜・祝日・祝前日など一部日程は20:00まで延長。最終入場19:00。日時指定入場制。
YURAKUCHO MUSEUMは東京国際フォーラムの地下1階にある。JR有楽町駅の国際フォーラム口から徒歩約1分というアクセスのよさも特徴だ。
『進撃の巨人』The Final Seasonエリアの見どころ今回の展示で特に注目したいのが、次の3つだ。
① 地鳴らしの立体展示
エレンが引き起こした地鳴らしを、映像と立体美術を組み合わせて表現する特設展示。
終尾の巨人が壁の巨人を率いる場面を、アニメーションの映像表現と立体造形によって再構成している。
漫画のコマやアニメの画面で見てきた光景を、会場空間の中で感じられるのが魅力だ。
② あの丘の風景ができるまで
物語の結末で印象的な、ミカサがエレンの眠る丘を訪れる場面に関連する展示。
水彩画で描かれた背景美術の原画が初展示され、制作当時の作業机の再現や制作資料、完成した背景美術を見比べられる構成になっている。
単に完成した映像を鑑賞するだけでなく、ひとつの風景がどのように生まれたのかを追える点が大きな特徴だ。
③ 後期展示のPart 2制作資料
2026年10月28日から始まった後期では、前期のThe Final Season Part 1の展示に代わり、Part 2の展示が追加された。
原画や絵コンテなどの制作資料に加え、物語の重要な場面に関連する写真を再現した展示も登場している。
なお、「地鳴らし」と「あの丘の風景ができるまで」は前期・後期を通じて展示される特設展示だ。
このように、11月に訪れる場合は後期の展示内容を楽しめる。前期に訪れた人が再び足を運ぶ理由にもなる展示変更だ。
MAPPA EXPOは進撃の巨人だけのイベントではないMAPPA EXPOのもうひとつの特徴は、複数の人気作品を同じ会場で楽しめることだ。
2026年の展示対象には、次の作品が含まれている。
- 劇場版『チェンソーマン レゼ篇』
- 『進撃の巨人』The Final Season
- アニメ『呪術廻戦』
そのため、進撃の巨人だけを目的に訪れる人と、MAPPA作品全体を楽しみたい人では、展示全体に対する期待も異なる。
作品単独の原画展を求める人には少し方向性が違うものの、アニメ制作会社がどのような映像や美術を作り上げてきたのかを知りたい人には、興味深い内容だ。
【チケット・料金】2026年のMAPPA EXPOと歴代展覧会を比較
実際に展覧会へ行く場合、チケット料金と入場方式は事前に確認しておきたい。
2026年MAPPA EXPOのチケット料金| 券種 | 前売料金 | 当日料金 |
|---|---|---|
| 一般 | 2,000円 | 2,200円 |
| 大学生・高校生 | 1,600円 | 1,800円 |
| 中学生・小学生 | 1,200円 | 1,400円 |
| 未就学児 | 無料 | 無料 |
| グッズセット券A | 4,000円 | 4,200円 |
| グッズセット券B・進撃の巨人 | 4,000円 | 4,200円 |
| グッズセット券C | 4,000円 | 4,200円 |
グッズセット券Bは『進撃の巨人』The Final Seasonを選べる券種で、入場券に加えて作品別のビジュアルアクリルパネルが付属する。
一般入場券との差額は2,000円。進撃の巨人の限定グッズも手に入れたい人には選択肢になる。
また、入場者特典として、カット袋風封筒入りの原画ポストカードが用意されている。
対象作品を入場時に選択し、それぞれ全5種類の中からランダムで1枚を受け取る形式だ。好きな絵柄を指定できるわけではないため注意したい。
チケット購入時の注意点MAPPA EXPOは日時指定入場制で、30分ごとの入場枠が設けられている。
通常の入場区分は10時から17時まで30分間隔。一部の日程では営業時間が延長される。
購入前に確認したい要点は次のとおり。
- 希望する日付と時間帯を選ぶ。
- チケットに記載された整理番号と集合時間を確認する。
- 購入後の券種変更や払い戻し、再発行は原則できない。
- 未就学児は18歳以上のチケット所持者の同伴が必要。
- 当日券は残数がある場合に限り販売される。
11月の後期日程については、ローソンチケットで販売状況を確認してから予定を立てたい。
歴代の進撃の巨人展と料金はどう違った?参考までに、過去の主な展覧会の一般向け料金を振り返る。
| 展覧会 | 前売り一般 | 当日一般 |
|---|---|---|
| WALL TOKYO(2014年) | 1,900円 | 2,000円 |
| WALL OSAKA(2015年) | 1,900円 | 2,000円 |
| FINAL東京(2019年) | 1,900円 | 2,000円 |
| MAPPA EXPO(2026年) | 2,000円 | 2,200円 |
過去の原画展では、音声ガイドが別料金で設定されていた。WALL TOKYOでは800円、WALL OSAKAでは音声ガイダンス付きの一般前売券が2,700円だった。
FINALでも音声ガイドは800円で案内されていた。
一方、2026年のMAPPA EXPOでは、グッズセット券という作品別の特典付きチケットが用意されている。料金の比較だけでなく、何が入場特典に含まれるのかを確認することが大切だ。
【プロの結論】進撃の巨人展とMAPPA EXPO、どちらを選ぶべき?
展覧会を選ぶ際に大切なのは、単に「進撃の巨人の展示があるか」だけではない。
何を見たいのかによって、満足度は変わる。
進撃の巨人展を求めている人におすすめの楽しみ方漫画の原画や諫山創の創作過程に興味がある人
WALL TOKYOやFINALのような原作中心の原画展が適している。漫画の原稿やネーム、作者の創作に関する資料をじっくり見たい人に向いている。
巨人の立体造形や迫力ある演出が好きな人
過去のWALL TOKYOやFINALで実施されたような、立体造形と映像を組み合わせる展示が理想的だ。
2026年のMAPPA EXPOにも地鳴らしの展示があるため、アニメ版の演出に興味があるなら現在のイベントも十分に検討する価値がある。
アニメの制作工程を知りたい人
MAPPA EXPOがおすすめだ。
原画や絵コンテ、背景美術など、普段の視聴では意識しにくい制作資料を通して、アニメーションが完成するまでの過程を知ることができる。
誤解しやすい3つのポイント- 「MAPPA EXPO=進撃の巨人展FINALの再開催」ではない。主催目的も展示構成も異なる。
- 「アニメの原画=漫画の生原稿」ではない。制作工程も資料の性質も違う。
- 「2026年に進撃の巨人関連展示がある=新しいWALL展が開催される」ではない。別イベントとして区別する必要がある。
この3点を押さえておけば、イベント名だけを見て期待と実際の展示内容が食い違うことを避けられる。
【進撃の巨人展に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:進撃の巨人展は2026年に開催されていますか?
A1:作品単独の新しい進撃の巨人展は、2026年11月時点で公式発表されていない。一方、YURAKUCHO MUSEUMではMAPPA EXPO 15th Anniversaryが12月7日まで開催されており、『進撃の巨人』The Final Seasonの展示を楽しめる。
Q2:WALL TOKYOとWALL OSAKAはいつ開催されましたか?
A2:WALL TOKYOは2014年11月28日から2015年1月25日まで、WALL OSAKAは2015年9月11日から10月18日まで開催された。東京では上野の森美術館、大阪ではグランフロント大阪が会場だった。
Q3:進撃の巨人展FINALはいつ開催されましたか?
A3:東京会場は2019年7月5日から9月8日まで、森アーツセンターギャラリーで開催。大阪会場は2019年9月21日から12月1日まで、ひらかたパークで開催された。
Q4:2026年のMAPPA EXPOでは何が見られますか?
A4:『進撃の巨人』The Final Seasonの原画や絵コンテなどの制作資料、地鳴らしの立体展示、「あの丘の風景ができるまで」などが見どころ。後期にはPart 2の展示が追加されている。
Q5:2026年のMAPPA EXPOの一般料金はいくらですか?
A5:一般料金は前売り2,000円、当日2,200円。大学生・高校生は前売り1,600円、中学生・小学生は1,200円で、未就学児は無料。別途、進撃の巨人のグッズセット券も用意されている。
Q6:2026年のMAPPA EXPOに音声ガイドはありますか?
A6:公式のチケット料金一覧には、過去の進撃の巨人展のような専用音声ガイド付き入場券は掲載されていない。音声ガイドを目的に訪れる場合は、最新の会場案内を確認したい。
Q7:2027年にも進撃の巨人展は開催されますか?
A7:2027年1月から3月にはMAPPA EXPOの福岡開催が予定されている。ただし、福岡会場で『進撃の巨人』の展示が東京と同じ構成で実施されるかは、会場別の公式情報を確認する必要がある。新しい作品単独の原画展については、開催日程の発表は確認できない。
2026年11月現在、「進撃の巨人展」単独の新規開催は公式発表されていない。しかし、過去のWALL TOKYO、WALL OSAKA、FINALに続く関連展示として、MAPPA EXPO 15th Anniversaryが東京・有楽町で開催されている。
今回のMAPPA EXPOでは、地鳴らしの立体展示や「あの丘の風景ができるまで」、The Final Season Part 2の制作資料など、アニメーションならではの魅力を楽しめる。会期は2026年12月7日までなので、東京会場を訪れたい人は早めにチケット情報を確認しておきたい。
一方、諫山創の漫画原画やネームを中心に鑑賞したい人は、過去のFINALやWALLシリーズとは展示の性質が違うことを理解しておこう。
今後の開催情報を追うなら、『進撃の巨人』公式ポータルサイト、講談社、MAPPAの公式発表が重要な情報源となる。特にMAPPA EXPOの全国巡回情報と、作品単独の原画展の告知は分けて確認したい。
約45万人以上を動員した歴代展覧会の実績を考えると、作品の世界を会場で体験したいファンにとって、次の大型原画展への期待は依然として大きい。